※1日目・前半は
コチラ※
12:50に
小蓮華山(これんげやま:2,769m)に到着

山頂部分は崩落しかけているので立ち入り禁止になっていました。
先に進んで裏手から見た小蓮華山の山頂。確かに岩がもろく、登ったらどんどん崩れそうです・・・
三国境(さんごくざかい)・白馬岳へと続く道。巻き道になっていてとても歩きやすかったです。
途中で
雷鳥の親子に遭遇

親鳥の周りで雛が一生懸命餌を探して食べています。雛が孵るこの時期は、かなりの高確率で雷鳥の親子に出会えるようです。
13:35に
三国境に到着

三国境とは、長野県・新潟県・富山県の三県の境のことです。因みに入山地点の
栂池高原と下山地点の
八方は、両方とも長野県になっています。
三国境から白馬岳へは、またキツイ傾斜の登り斜面が続きます。ガスっていて展望は効きませんが、日差しが弱まる分歩きやすくなりました。
途中の斜面に広がっていた
コマクサと
ウルップソウの群落。ウルップソウはもう花の盛りを過ぎて、真っ黒に枯れていました。。。
ガスの中、先へ進む気力を奮い立たせてくれた一面のお花畑。「花の山」として有名なとおり、至るところで花が咲いていたので、展望が効かなくても十分山旅を楽しむことができました

白=ハクサンイチゲ、黄色=ミヤマキンポウゲ、青=ウルップソウ
ガスの切れ間に顔を出したピーク。やっと白馬岳の山頂に着いた

と思って登りきると、目の前にさらに高いピークが待ち構えていたこと数回・・・
ガスが晴れた瞬間に、後ろを振り返ります。結構な距離と高度を稼いでいるので、白馬岳のピークはもうすぐのはず
ガスの中、何度目かのピークをゆっくりと登っていきます。
そして今度こそ本当に
白馬岳(2,932m)の頂上に到着

ガスって何も見えませんが

頂上は多くの登山客でにぎわっていました。やはり栂池からよりも
猿倉の大雪渓から登ってくる人の方が圧倒的に多かったです。
岩場に腰を下ろして軽食を取り、水分補給をしてからボチボチ山荘に向かって下山を開始しました。途中の斜面で人が集まっていたので何事かと思ったら、ここでも雷鳥の親子連れが食事中だったようです。私達が到着した頃には残念ながら親子は遠ざかってしまいました。山荘に続く道の途中で左にそれるルートがあったので、そちらに進んでみました。
そこにあったのは、白馬岳開拓の功労者・
松沢貞逸(まつざわていいつ)のレリーフでした。
日本一大きな山荘(収容:1500人

)
白馬山荘が眼下のガスの中から姿を現しました。
山荘の裏手に建っていた石碑によると、この辺の高山植物帯は、国の天然記念物に指定されているそうです。
石碑の左手に立っていたコマクサ保護を呼びかける看板。今回の縦走路で他の場所でも何回か目にしました。
15:00に白馬山荘に到着

この日はかなりの混雑で、一般客室はなんと
布団1枚に3人で寝る状態だとか

恐ろしすぎて想像できません。。。 そんな状態になるのがいやで、予め個室を予約しておきました。ちょっとタイミングが遅く、残っているのは個室料
2万円のツインルームだけでした。個室料のみ先払いとなっていて、振込用紙が送られて事前に支払うシステムになっていました。台風等で入山できなかった場合にのみ返金可能ですが、雨で自発的に登山を取りやめた場合には当然お金は返ってきません。 宿泊費は個室料と別で、1泊2食で9,000円です。本当は夕食をレストラン・スカイプラザで食べようと思ったのですが、この日は混雑のためにレストランの夕食営業がなかったので食堂で食事を取りました。朝食は、翌朝の出発が早かったのでお弁当にしてもらいましたが、一般的な山小屋のお弁当とは違ってなんとパンでした。詳しいメニュー:あんぱん(デニッシュタイプ)、くるみパン、ジャム、りんごゼリー(ゼリー飲料)、紙パック入り牛乳、チーズ2種類。
食堂のある3号館の2階が個室ゾーンになっています。食堂右手の3号館客室入口のドアを開けると、階段があってその先に客室が並んでいます。手前の2号館の相部屋の喧騒と比べるとシーンとしてとても快適な空間が広がっていました。
奥から2番目の特別室2号室が私達のお部屋です。特別室だけドアが洋風で立派な造りになっていました
部屋の中に入ると立派なシングルベッドが2台置いてありました。ベッドはとてもふかふかで、シーツもちゃんと洗濯してあってキレイです

手前にはテーブルセットがありました。登山でくたくたに疲れた足を椅子に座って休めることができるのは嬉しかったです

開き戸の中はクローゼットになっていて、ハンガーがついています。これも着替えを干して乾かすことができて便利でした。2万円でこの設備とこの静けさが得られるなら安いものだと思います
夕飯は、通常は時間指定制ですが、この日は宿泊客が多すぎたために回転しきれないらしく、
16:30から先着順とのこと。幸い部屋が食堂の近くなのでスキを見計らって、一巡目に食事にありつけるように列に並びました。16:00には長い行列ができて、一巡目に間に合うかどうか微妙な感じでした。16:20に夕飯の準備が整ったということで、先頭の客から順番に食堂に通されました。入口でトレイを受け取り、奥のカウンターまで進んでお料理を順番に受け取っていくセルフ式で、時間の効率化が図られていました。
今宵の夕飯はこちら。魚の煮付け、肉団子、なすの煮浸し、きんぴらごぼう、茹でたブロッコリー、ポテトサラダ、デザートのブルーベリー&ハスカップタルトの他、御飯・お味噌汁・お茶はお替り自由でした。味は、お味噌汁は美味しかったですが、他は可もなく不可もなくという感じ。。。レストランでしょうが焼きとかカレーライスとか、好きなメニューを頼んだ方が絶対に満足度が高いと思います。
山荘到着直後は酒盛り客で満席だった
レストラン・スカイプラザ。食事時なら皆食堂に出払って空いているだろうと思い、やってきたら案の定空席ができていました。
夕飯がちょっと不完全燃焼だったのでデザートにケーキを注文しました。こちらは
洋梨のケーキ。お味は普通でした

そして私が注文した
チョコレートケーキ。これは下界で食べるのと同じくらい美味しくて満足しました

レストラン内にある日本一高い(標高が)
モンベル・ショップ。登山グッズの他にも、食料や飲み物、記念品など色々販売していました。あることを思いついて、絵葉書セット(800円)を購入。
あることとは、山頂からはがきを送ることです

切手もちゃんと売店で販売されていて、受付にあるポストに投函するとちゃんと配達されるというシステム。集配はいちいち山を登ってこなきゃいけないので、自分が下山する前に届くというのは難しそうですが、山頂から送るというのは良い思い出になります
消印もちゃんと山頂仕様。今回出張のために同行できなかった妹と、最近引っ越したばかりの祖父にはがきを送ってみました。投函4日後に無事届いたようです。
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自室に戻って窓の外を眺めます。目の前の小高いピークは
丸山で、明日はこれを越えて左手に進み、唐松岳まで縦走します。まだ日が高く、いくら快適とはいえ部屋に引きこもっているのは勿体無いので山荘の外に出て景色を楽しむことにしました。
山荘脇から見上げる白馬岳山頂。夕方になるとだいぶガスが晴れて、山頂がその姿を現しました。母が積んだ善行のおかげでしょうか
自室を外から見上げてみました。
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ガスの向こうに頭を現したのは
剱岳です。こんなに近くに来て見れなかったらどうしようかと心配でしたが無事に見ることができました


やはり母が積んだ善行の効果があったのでしょうか
ギュウギュウの相部屋ではくつろげないようで、沢山の登山客が山荘の外に出て景色を楽しんでいました。
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右手の山(朝日岳?)に沈む夕日。
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夕日に照らされた
杓子岳(左手の大きなピーク)と、小さいながらもぽっかりとその姿を現した
剱岳(右手奥)。
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立山〜剱岳と、毛勝山が奥の方に姿を現しています。
そろそろ冷え込んできたので部屋に戻り、日没を待ちました。この日の日没は19:15過ぎでした。因みに消灯は20:00でしたが、廊下・トイレと個室だけは消灯後も電気がつきました。明日に備えて消灯前の19:30に就寝

明日はこれまでの登山歴の中で一番の難所・
不帰ノ嶮(かえらずのけん)を通る縦走が待っているので、どうか雨だけは降りませんように・・・と祈りながらふかふかのベッドでぐっすりと眠りました
<2日目・前半に続く

>
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