TOP>2009年12年

2009年12月27日

南郷山・幕山   関東百名山

▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲

☆☆☆  週刊 私の出合った日本百名山 他の山々 第290号 2009/12/27 ☆☆☆

▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲


 みなさん、こんにちは。
 今日は12月27日。今年もあと4日で終わりですね。1年は早いものですね。
今年最後の週末は、餅をつきながらメールマガジンを作成しています。数年前から機
械づきにし、7回つきます。1日ががりですが、兄弟や子どもが喜ぶのを楽しみに続
けています。
 今年も振り返りますと、毎月一度の山行きをし、なるべく毎週メルマガを発行して
きました。今年は合計47号のメルマガを発行することができました。あと20号で
待望の300号になります。これも、読者の皆様方のおかげです。ご愛読、本当にあ
りがとうございました。

 今回紹介する山は、南郷山(611m)と幕山(625m)です。神奈川県の湯河
原町にある関東百名山の1つ(幕山)です。JRで静岡から簡単に日帰りできる山と
いうことで探しました。HPの写真と共にお楽しみください。


【今週紹介する山】

  南郷山(なんごうさん611m)・幕山(まくやま625m)

神奈川県 湯河原町 関東百名山

 サブタイトル
    
         「 駅から歩ける山を探して 南郷山・幕山+ 」



【歩いた日】     2009年9月5日(土)

【天候】        晴れ

【コース及び時間】


JR湯河原駅9:01発−9:28新崎川(宮ノ入橋)9:33−9:52登山道9

:57−10:25幕山分岐(林道)10:30−10:44南郷山〈611m〉1

0:50−10:59林道−(道迷い30分)−11:45幕山入口11:53−1

2:03幕山〈625m〉12:05−12:23東屋−12:39幕山公園−[城

山に続く]


 【登り(JR湯河原から南郷山)1時間28分 縦走(南郷山から幕山)35分  

下り(幕山公園へ) 34分   計 2時間37分 】


*コースタイムは休憩や写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。
 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムにして
 ください。


【感想 等】

 12月中旬から、急に寒くなってきた。
9月初めに行ったこの南郷山、幕山(神奈川県湯河原町)に行った頃の暑さが懐かし
い。

 9月初め、静岡からJRを使い、日帰りで簡単に行けて、かつ、温泉に入ることが
できる場所を探した。
できればバスを使わず、駅から直接山まで歩くことができる所ということで探すと、
この「南郷山・幕山」と「城山」があることを見つけた。
時間があれば、両方歩こうと決め、地形図と「神奈川県の山(山と渓谷社)」のコピ
ーを持ち出かけた。
今回はその第1弾、「南郷山・幕山」だ。

 静岡から普通電車に乗り、JR湯河原に着いたのは午前9時少し前であった。
湯河原と言えば、2年前の9月に熱海から「玄岳(NO.188)」「日金山(NO.189)」に登
り、下山したのがこの湯河原である。
そして、下山後に入った「ままねの湯」は地元の共同浴場で、浴場の外でおばあさん
達と話してよかった、という記憶がある所である。
玄岳 http://masarus2.hp.infoseek.co.jp/hyaku-c/yama188/yama188.htm
日金山 http://masarus2.hp.infoseek.co.jp/hyaku-c/yama189/yama189.htm

 駅から南側の道を東へ向かい、JRのガード下を越え、線路の北側に出た。
私の考えていた道は別のルートであったが、道の角に標識があったのであまり考えも
せずそれに沿って右折し進んでしまった。
道は少し高台にあって、海の方や街並みがきれいに見えた。

 15分ほど歩いて、地形図を見ると、当初私が計画していた山の方の道でないこと
がわかった。
少し遠回りにはなったが、その道は「新崎川」に突き当たり、そこの道を上流に向か
っていけば「南郷山」の登山口に行けそうなことがわかった。9時半近く、「宮ノ入
橋」に着いた。
そこには「→幕山4.7km →南郷山3.9km」などの立派な標識があった。
道が合っていて良かった、と少し安心した。

 標識に従って、300m先にある村社「五郎神社」を過ぎ、北に向かって細い車道
を進んでいくと山道に着いた。
そこには「南郷山2700m」と標示があった。。

 巾2mくらいの道を進んでいくと、道のすぐ右側に「湯河原カントリークラブ」が
見えてきた。
そのゴルフ場脇をしばらく進む。
大水が出た時だろうが、1カ所ゴルフ場からの大水で山道がえぐられているところが
あった。
松の倒木が道を塞いでいるところもあった。

 名残惜しむようにガクアジサイが咲いていたり、名前は忘れたがトラノオに似た黄
色の花もあった。
10時半近く、南郷山中腹の林道に出た。
その林道は舗装されていて、なかなか立派である(写真2)。
「白銀林道」と地図に出ている。
今の時期だけなのか、手が回らないのか、写真のように立派な林道は両側から草が覆
い被さり落ち葉や枯れ枝が一杯であった。

 そこで少し休んでから林道を東に300mほど行くと林道からの登山口があった。
登山道は林道同様に草に覆われていた。
草をかき分け10分余、南郷山の山頂(標高611m)に着いた(写真3)。

 写真のようにススキなどで草ぼうぼうの山頂だ。
草の向こうに、相模湾に突きだした真鶴岬が見えた。

次の幕山で昼食にしようと、少し休んで出発した。
自鑑水のある北西方向への下りはもっと草が生えていて体を覆うほどであった。
半袖を着ていたので露出部分を切らないように慎重に下った。

8月下旬から低山では、草が生い茂って歩きにくい所も多い。
道幅が0.5mでは草で埋まってしまう。
道幅はやはり1mはほしいところである。

 約10分で林道に出た。
そこから、源頼朝が石橋山の戦いで負け、池の水を飲もうとしたら水面にみじめな姿
が映り自害しようとしたが、従者にとめられたという伝説が残る「自鑑水」に行こう
と思ったが、草がかなり生い茂っているのでやめた。

 そして林道を行くことにした。
ほぼ平で歩きやすい。
地形図で見ると幕山への分岐までは300mほどである。

 しかし、左方向に行く道らきしものは見つけたが、その標識を見つけられずにどん
どん歩いてしまい、25分が過ぎた。
林道はかなり北に向かい、自分が行きすぎたことはわかった。
しかし、引き返しても道が見つけられる確証はない。

 もし道を見つけることができなければ、元来た道を五郎神社の方に下ればいい、と
決め歩き始める。
すると、ラッキーなことにオートバイがやってきた。
オートバイを止めて、道を聞くと運良く地元の方だった。
彼の話によると、やはり、先ほどの標識のない左方向の道が幕山への道であった。
彼は「乗せてあげるよ」と言って幕山への分岐まで連れてきてくれた。
ほんとにありがたいことである。

 幕山への分岐でどうしてそれに気づかなかったか、あたりを調べた。
幕山への標識は幕山への道の所ではなく、自鑑水の出口の草の所にあった。
それを私が見落としてしまったのである。
「幕山へは左折」とばかり、左側ばかりに意識が行ってしまった。

 林道を歩いてくる人もいる、という標識設置者の意識がなかったのであろう。
立派な道がありながら、そこには標識はない。
時刻は12時近くなっていた。
30分ほどのロスタイムであった。

 ゆるやかな木の段が付けられた灌木の道を少し登ってから昼食にした(写真4)。
南郷山とは違って、もっと整備されているように感じた。
灌木の下なので、草が生えず、私がそう感じただけかもしれないが・・・。

 幕山分岐の林道からゆるやかな道を10分ほどで幕山(標高625m)であった。
こちらの方が雑草の草丈が低く、広々としていて普段は登山者が多いだろうと思われ
た。
ただ、ススキは多く、私の背丈より高く茂っているところもあった。
そのススキ越しに真鶴半島が見えたが、他はあまり見えなかった。

 すぐに下山することにした。
標識に沿って南側の幕山公園に向かう。

 下りは急なジグザグの山道である。
しばらくすると、木々の間から眼下に幕山公園が見えてきた。
標高差450mほどを下るのだ。

 少し下ると、子ども2人を連れた夫婦に出会った。本日始めて登山者に出会った。
夏という時期が悪いのか、草はぼうぼうでハイカーには会わなかった。

 また湯河原の市内もよく見え、山頂から20分近く下った所には東屋もあった。
正面には城山方向も見える。
東屋から数分下ると切り立った岩も見えてきた。
そして、下から仲間を呼ぶ声が聞こえてきた。

 この岩場はロッククライミングの練習場である。
幕山公園近くまで下るとヘルメットをかぶった多くのクライマーが岩登りの練習して
いた(写真6)。

 12時半過ぎ、幕山公園に着いた。
クライマーがいた岩場下や幕山公園には梅やツバキの木が多かった。
冬の花のシーズンには臨時のバスも出るという。
家族連れが数組いたが、静かであった。
花のシーズンは、この山も人が一杯だろう。

 (NO.291、城山に続く)



◆◆◆◆ この写真付きのページは次のURLからご覧になれます。

   http://masarus2.hp.infoseek.co.jp/hyaku-xindex.html

======================================

◆◆ masarusのコーナー ◆◆ ・・・ 今年はいい年だった? ・・・

 皆さんにとって、「今年はいい年だった」ですか?
 一概には言えないと思いますが、どちらかを選ぶとしたらどっちですか。
私は、「はい」を選びます。家族も仕事も山歩きなどの趣味もそれなりに良かったと
思うからです。しかし、社会に目をやりますと、私を含め多くの方の給料は下がり、
ひどい方は失職したかもしれません。民主党に政権が交代しましたが、世の中は思っ
たようには良くなっていません。このコーナーで何回か取り上げた自殺者も、やはり
1年に3万人を越えています。
 昨日(2009.12.26朝刊)の朝日新聞に6000人の読者がこの問いに答
えていました。結果は54%が「はい」でした。よかったです。いいえが2/3くら
いではないかと思っていました。46%ということで、私の予想より30%よかった
です。
 よかった理由を「趣味、交友、娯楽など生活面」を40%の人達があげています。
他には「子供の誕生など家族関係」「病気回復、メタボ解消などの健康面」などなど
です。
 また、「来年は今年よりよくなる?」には、全体の62%が「なる」と回答してい
ます。
 プラス思考できる人が増えているような印象を受けました。人生を前向きに考え、
楽しくやっていきたいものです。

 皆さんの今年1年はどんな年でしたか?よろしかったら教えてください。。 
 
    
(読者の皆さんからのメールを募集します。このメールマガジンを読んでの感想でも
いいですし、ご自分の体験談でも、ご質問、ご意見でも何でもかまいません。このコ
ーナーではそれらを紹介していきます。)
======================================

◆◆次号予告◆◆ 城山(しろやま 563m) 神奈川県湯河原町
                              
======================================
……………………………………………………………………………………………………
 ↓ 講演で使った写真や文を加えかなり加筆しました。本日完成!    
┏━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━┓
  私の出合った日本百名山 他の山々 HP&メルマガを編集し収録
  メルマガ250号達成記念!CD−ROM 250座を紹介しています 
  詳しくは http://www.geocities.jp/masarus21/250CDR/250go-cdrom.html   
 __________________________________
┗─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─┛
……………………………………………………………………………………………………

私の出合った日本百名山
 ホームページ http://masarus2.hp.infoseek.co.jp/hyakumei-index.htm
▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△

2009年12月23日

百名山後記<6> 温泉三昧

2009年12月15日

蓬莱山 (1174m) 滋賀県大津市 日本三百名山・関西百名山

▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲

☆☆☆  週刊 私の出合った日本百名山 他の山々 第289号 2009/12/15 ☆☆☆

▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲


 みなさん、こんにちは。
あと2週間で今年、2009年も終わりですね。皆さんにとって2009年はどんな
年でしたか。私にとっては、病気で仕事を休むこともなく、健康で楽しく山歩きもで
き、すばらしい1年でした。これも山歩きとこのメルマガのおかげであったと思って
います。ご愛読、ありがとうございました。

 今回は、関西に行ったついでに登った蓬莱山、1174mです。琵琶湖の西、滋賀
県大津市にある日本三百名山、関西百名山の1つです。サブタイトルにもありますが
真夏に登ったのですが、大変寒かったです。そして、強風にザックカバーを飛ばされ
て、下山後には・・・・。参りました。HPの写真と共にお楽しみください。


【今週紹介する山】


  蓬莱山 (ほうらいさん 1174m) 滋賀県大津市

                      日本三百名山・関西百名山


サブタイトル
    
         「 静岡の冬より寒かった真夏の雨の 蓬莱山 」


【歩いた日】     2009年8月10日(月)

【天候】        雨

【コース及び時間】


JR蓬莱駅7:30−8:18林道終点−8:26薬師の滝−9:47小女郎峠−1

0:19蓬莱山〈1174m〉10:25−10:34リフト下−10:43下山口

発見−11:00金ピラ峠11:08−11:31林道−11:51金比羅神社の名

水−12:31JR蓬莱駅

【登り(小女郎峠経由) 2時間49分  下り(金ピラ峠経由) 1時間57分

                            計 4時間46分 】

*コースタイムは休憩や写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。
 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムにして
 ください。


【感想 等】

 8月に大阪に行ったついでに日本三百名山の「蓬莱山」に登る計画を立てた。
「蓬莱(ほうらい)」とは、中国の神仙思想で説かれる想像上の仙境である。
それは、東方の海上にあって、仙人が住む、不老不死の地と信じられていた。
徐福が秦の始皇帝に命令されて日本に来た・・・という伝説を聞いたことがある。
それとこの山がどんな関係があるのか私にはわからないが、「蓬莱山」とは、いい名
前である。

 そう、蓬莱と言えば、家の近くの島田市には大井川に架かる「蓬莱橋」があった。
これはギネスブックにも認定されている世界一長い木造歩道橋である。

 今日は天気予報では「雨」。
今年の週末は天気が崩れることが多く、GWからの月一度の山歩きは晴れたためしが
ない。
今回も天気が悪かったが、まあ仕方ない、と考え宿泊していた京都からJR蓬莱駅に
向かった。

7時半前に着いたが、まだ雨は降っていないで、空はどんより曇っていた。
ただ山はガスが低く垂れ込め、ガスに覆われ霧雨が降っている感じであった(写真1
)。
私はすぐに出発した。

 山頂へのコースは、標識や地図があり、わかりやすかった。
10分ほど歩くとお地蔵さんがあった。見守ってくれているようでありがたい。
どんどん山の方へ進んでいく。

 やがて、山に囲まれた細い舗装道路になった。
8時20分近くに林道は終わり、山道に入った。
杉林の中を10分近く進むと「薬師の滝」があった。
思ったより素敵な滝である(写真2)。
しかも、不動明王があり、道中安全祈願をしてくれるというのである。
うれしいことだ。

 そこから10分余登ったところに、「レスキューポイント1」の看板があった(写
真3)。
この比良山系では、以前も「武奈ヶ岳(NO.169)」でこのレスキューポイントを見かけ
た。
遭難したときには、救助する方もされる方も便利である。
レスキューポイントがあるということは、それだけ遭難が多いのだろうか。
武奈ヶ岳 http://masarus2.hp.infoseek.co.jp/hyaku-c/yama169/yama169.htm

 やがて、雑木やシダ類が増え、自然の山らしくなってきた。
突然、25cmくらいのヒキガエルも現れた。
一瞬びっくりしたが、ヒキガエルは何度も山で見ているので驚きはすぐに収まった。
メルマガ・HPではかつて、高塚山(NO.217)で写真も紹介した。
高塚山 http://masarus2.hp.infoseek.co.jp/hyaku-d/yama217/yama217.htm

 9時半過ぎ、真ん中が窪んだ尾根道に出た。
そのため展望はなく、またうっすらガスがかかっている。
尾根に出れば起伏はあまりなく快適に歩き、すぐに「小女郎峠」に着いた。
標識の横木が2枚下に落ちてはいる。早く直した方がよいと思った。

 疲れてもいないし、暑くもない。
休まず山頂をめざす。
稜線は雨交じりの風があり、薄い半袖では寒くなってきたので雨合羽を着た。

 両側クマササの道をどんどん歩く(写真4)。
10時、地蔵が安置されているところに着いた(写真5)。
全く人に会わないこの山の稜線で修行僧が1人で行をやっているように思われた。
風が強く、ザックカバーが飛んでしまった。
付け方が悪かったのかもしれないが、風が強すぎる。

 そこから20分で、蓬莱山の山頂であった(写真6)。
山頂には下から2つのリフトが設置されている。
もちろん、平日の雨降りでは人っ子1人いず、聞こえるのは風雨が柵やリフト関係の
建物をたたく音だけである。
リフトの軒下で休憩した。

 軒下は雨は吹き込まないが、少し風が来る。
雨合羽を着ていても汗で濡れた綿シャツが冷えてきた。
気温は10度くらいか、手もかじかんできた。

 真夏というのに、静岡で味わう冬より寒い感じだ。
1ヶ月前の北海道トムラウシで10人亡くなった遭難事故を思い出した。
標高1000mの近畿地方でこんなに寒いのである。
緯度が低く、標高も高い北海道ではこんなものではないだろう。
乾いた服に着替えることも考えたが、また汗で濡れてしまう。
それで、着替えるのはやめ、下山まで我慢することにした。

 寒くなったのですぐ切り上げ、下山をすることにした。
残念ながら、ガスがかかり、また標識が十分ではなく、ルートがわからない。
仕方ないので、「琵琶湖アルプスゴンドラ駅」に下るリフト沿いに下りながら下山路
を探すことにした。
途中までフェンス沿いに右隅を下ったが、うっすらとその右にもフェンスが見えてき
た。
とにかく下ってみようと下りると、プレハブの横に「←ゴンドラ山頂駅 比良縦走路
、→蓬莱山・小女郎ヶ池 金ピラ峠を経てゴンドラ山頂駅」という標識があった。
しかし、その矢印「→蓬莱山・小女郎ヶ池 金ピラ峠を経てゴンドラ山頂駅」の方向
に行ったが、フェンスばかりで山道を見つけることができなかった。

それで、フェンス沿いに山頂方向に歩いてみることにした。
高さ20cmくらいの草の中をどんどん歩く。

 約10分、山頂方向に登ると「ゴンドラ山頂駅 蓬莱駅」という標識を見つけるこ
とができた。
ラッキーであった。

 山道がわかれば、あとはその道を下るだけだ。
15分ほど下ると、「金ピラ峠」に着いた。
そこには、「JR蓬莱 守山」の標識もあった。

 当初の予定では、JR蓬莱から登り、JR志賀へ下ろうと考えていた。
しかし、この雨と寒さである。なるべく早く下ろうと思った。

 金ピラ峠で地図を見たり行動食を食べたりして少し休んでから下った。
歩き始めて約20分余で林道に出た。
あとは林道を下ればいい。

 林道を20分下ると、「金比羅神社の名水」に着いた。
そして、そこから40分でJR蓬莱駅に着いた。

 夏に寒さを体験できたが、強風でザックカバーを飛ばされてしまった。
そのため、携帯電話を濡らし新品に交換するハメになってしまった。
携帯はビニル袋に入れてあったが、隙間から水分が入ってしまい、濡れてしまったよ
うである。


◆◆◆◆ この写真付きのページは次のURLからご覧になれます。

   http://masarus2.hp.infoseek.co.jp/hyaku-xindex.html

======================================

◆◆ masarusのコーナー ◆◆ ・・・ ネットの活用はいかに? ・・・

 2週間ほど前の新聞に「遭難死のおじ ネットの縁が見つけてくれた(朝日新聞0
9.11.30)」という記事がありました。
 伊豆の矢筈山で遭難し行方不明になり、警察などの捜査も打ち切りになったが、親
族が何とか見つけたいと思い、見ず知らずのハイカーのブログにそれを書き、見つけ
てくれたというものです。(記事の内容は、ネット犯罪が多い中、ネットの縁で救わ
れることもある、といったものです)

 「矢筈山」と言えば、2月に登り、メルマガNO.256で書いた山です。
矢筈山 http://masarus2.hp.infoseek.co.jp/hyaku-e/yama256/yama256.htm

 正式な標識のない山です。この方は結果的には足を滑らせて50mほど滑落したよ
うですが、初心者や高齢者(この方は79歳)にはやや大変な山のように思います。
ガイドブックにも十分な情報が出ていません。私は2月に登るとき、ネットで検索し
て調べた資料と地形図を持っていきました。それでも、本文で書きましたように苦労
しました。

 単にネットで検索して調べるだけでなく、双方向で聞いたり教えたりできるように
なると、もっと有益な情報が集まるし楽しくなると思います。

 山と渓谷先月号 (2009.11)によりますと、遭難は道迷いが最も多いです。特に多い
年代は20歳代だそうです。20歳代は経験が十分でないことと思い込みが大きいの
かもしれません。(もっとも遭難は中高年が大変多いのはご存じの通りです)

 間違いやすい所は整備していただくと共に、私たちのスキルアップをしていく必要
があります。
 実際に体験してのスキルアップが最も良いのですが、知識をネットで共有すること
も有効だと思います。

 スキルアップによいメルマガやHPをご存じの方はご連絡ください。寄せられた情
報をみなさんにお知らせします。 
 
    
(読者の皆さんからのメールを募集します。このメールマガジンを読んでの感想でも
いいですし、ご自分の体験談でも、ご質問、ご意見でも何でもかまいません。このコ
ーナーではそれらを紹介していきます。)
======================================

◆◆次号予告◆◆ 南郷山(なんごうさん611m)・幕山 (まくやま625m)
                        神奈川県 関東百名山
                              
======================================
……………………………………………………………………………………………………
 ↓ 講演で使った写真や文を加えかなり加筆しました。本日完成!    
┏━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━┓
  私の出合った日本百名山 他の山々 HP&メルマガを編集し収録
  メルマガ250号達成記念!CD−ROM 250座を紹介しています 
  詳しくは http://www.geocities.jp/masarus21/250CDR/250go-cdrom.html   
 __________________________________
┗─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─┛

「私の出合った日本百名山」
 ホームページ http://masarus2.hp.infoseek.co.jp/hyakumei-index.htm
▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△

2009年12月11日

焼津アルプス[11月]  静岡の百山

▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲

☆☆☆  週刊 私の出合った日本百名山 他の山々 第288号 2009/12/11 ☆☆☆

▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲


 みなさん、こんにちは。
「大雪」を過ぎ、12月も中旬に突入ですが、地球温暖化の影響か、暖かですね。ス
キーをあまりやらない私でも、スキー場に雪が全くないというニュースを見ると、と
ても気になります。インフルエンザは気になりますが、早く本来の冬になってほしい
ものです。
 前回、ここに簡単に書いた同級生達と歩いた「焼津アルプス」の様子をお知らせし
ます。気心が知れた仲間と歩くのは、楽しいですね。ただ、1人が運動不足で少し大
変でしたが、なんとか歩き通すことができました。
HPの写真と共にお楽しみください。


【今週紹介する山】


  焼津アルプス[11月]  (高草山501m・満観峰470m)  

       静岡県焼津市・藤枝市・静岡市     静岡の百山



サブタイトル
    
  「 紅葉と同級生の笑顔を楽しめた 焼津アルプスハイライトコース  」


【歩いた日】     2009年11月28日(土)

【天候】        晴れ

【コース及び時間】

花沢の里駐車場9:11−9:38石脇登山口−10:52高草山〈501m〉11

:04−11:47鞍掛峠−12:26満観峰〈470m〉〔昼食〕13:19−1

4:05日本坂峠14:08−14:29林道14:39−14:44法華寺−15

:03花沢の里駐車場


 【登り(高草山まで)1時間41分  縦走(高草山〜満観峰) 1時間22分

        下り(満観峰から) 1時間31分    計 4時間36分 】


【温泉】 焼津黒潮温泉「焼津駅前健康センター」

                  (1000円、入浴のみは700円)


*コースタイムは休憩や写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。
 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムにして
 ください。


【感想 等】

 『紅葉の焼津アルプスハイライトコース』に行ってきた。
焼津アルプスは何回か紹介しているが、このコースが一番のお勧めコースである。
コースは上のコース及び日程にあるように「花沢の里駐車場ー高草山石脇登山口ー高
草山ー鞍掛峠ー満観峰ー日本坂ー花沢の里駐車場」である。
今の時期、紅葉もきれいだし、高草山、満観峰から富士山がよく見える。
満観峰は富士山のよく見える日本で一番西にある登りやすい山だと思う。
だから、秋から冬にかけては関東、名古屋方面からもハイカーが来て賑わっている。
特に最近はETC1000円で高速道路が利用できるので便利である。

今年の8月に小学校、中学校の一緒だった人達の同窓会が行われた。
私が月に一回山歩きをしているというのを言ったところ、先日メールが来て「山へ連
れてってほしい、仲間は自分が集めるから」と。
どこへいつ行こうかと、迷ったが、紅葉時に故郷の山を歩くのが一番いいと思い、1
1月下旬にこの『紅葉の焼津アルプスハイライトコース』を計画した。

登る少し前にメールが来て、今回の参加者は8人から10人くらいになると言うこと
だった。
当日歩いたのは、ほとんど初心者が中心で私も入れて7人であった。

9時に集合と言うことであったが、準備に慣れないのか、地元の山と言うことで油断
があるのか遅れてくる人がいたので携帯電話で連絡をし、当初の予定より少し遅れて
出発した。こんな時、携帯電話のありがたさを感じる。

9時10分過ぎ、花沢の里入口にあるトイレに寄り、出発した。今回のコースはここ
にしかトイレがないのだ。
石脇にある高草山登山口までは、中腹にある昔からの道を歩く。そこには花沢城趾や
成沢不動尊があるが、標識は十分ではない。
「道がわからなかった」というメールもよくいただく。
そこで今回は標識の不備をチェックしながら歩くことにした。

その結果、花沢城趾近くの標識が30度ほど西にずれていて、標識通りに歩くと高崎
の集落方向に行ってしまうことがわかった。
太さ15cmほどのコンクリートでできた立派な標識なので、私の力では動かすことは
できなかった。
週明けに焼津市の観光課に電話を入れたら、「見てみます」という返事であった。いつ修

正されるかはわからない。歩かれる方は気を付けた方がよい。

あとは、細いコンクリート道がいくつもあり、通り馴れた人か地形図を持った人でな
いと分岐で迷ってしまったり、道が合っているか不安になってしまうのではないかと
思われる。近々にいくつか小さい補助標識を付けたいと考えている。

 紅葉した木や食べ頃に黄色く色づいたみかんの木を見ながら歩いた(写真1)。
そして、出発から30分ほどで石脇登山口に着いた。
今回は50代の同級生が中心だが、小学校2年生の孫を連れてきた人や60歳代の毎
週山を歩いている方が参加している。
だからゆっくりペースの山歩きである。ただ、ここまでは細いながらも車道である。
傾斜はゆるい。

石脇からは山道に入る。
10分ほど歩くと、1人女性の息が上がり遅れ出す。
山道が林道にぶつかると待ち、少し休んでから登るようにした。
3回ほど林道と出合い、麓から高さ300m近く登ると、眼下に焼津の街並みや志太
平野などが見えてきた。
今日は11月下旬にしては暑すぎ、9月中旬の感じである。
上着を脱いでも汗が出てくる。半袖でもいいくらいだ。
そのためか、冬にしては街並みがやや霞んで見える。

焼津市はほとんどが平野でこの市の北部にある焼津アルプスのみが山である。
そのため、焼津市の多くを見渡すことができ、小学校3年生が市内を俯瞰する学習に
みんなでよく登ってくる。

参加者の多くが焼津市の俯瞰を久しぶりに見て、「いいねえ」「きれいだねぇ」と歓
声の声が上がった。

 東側の「かんぽの宿」付近の尾根も紅葉しているのが見える。また、その向こうの
駿河湾に伊豆半島も見える。
老人がちゃまきに30kgくらいの収穫したてのみかんを背負って歩いていた。
今、みかんやお茶を作っているのは老人ばかりである。そして、放置されている畑も
年々増えている。

 石脇登山口から1時間、一番の難所「心臓破りの坂」だ。
遅れ気味だったKさんも目を白黒させながらも何とかこの坂をクリアーした。
かつて、JR焼津駅集合で「百名山写真展」記念の清掃ハイクをしたとき、もうダメ
だといった4年生の女の子もここを登ったらこの後の縦走コースは全く弱音を吐かず
歩くことができた(HPに詳しいが、この時はJR焼津駅から歩き、日本坂から花沢
山、かんぽ下、JR焼津駅と歩いた)。
清掃ハイク http://masarus2.hp.infoseek.co.jp/yaizu2/yaizu2.htm
百名山写真展 http://www.geocities.jp/masarus21/syasinten/orei-2.htm

 11時少し前、高草山(501m)の山頂に着いた(写真2)。
山頂にある高草権現の鈴とそれを鳴らす紐が新しいものに取り替えてあった。
みんなでお参りしてから休憩をした。

 一番疲れていたKさんは荷物が重かった。
みんなにあげるようにみかんを10個くらいとお菓子、飲み物とリュックにはいろい
ろな物が入っていた。
それに2年生の孫の荷物の多くも持っていた。
そのみかんをみんなでおいしくいただいて、鞍掛峠へ、向かった。

 台風などの強風で倒れた木を見るのが始めての人が多かったので、驚いていた。
植林された木が、根の張り方が弱いこと、間伐をしてないために余計に倒れやすくな
っていることなどを話した。
高草山山頂で休んだこともあり、下りはみんな元気に歩くことができた。

 高草山を振り返ると、近くで見るより木々が紅葉してきれいだった(写真3)。
高草山から30分余で鞍掛峠に着いた。
Kさんも順調で、ここから満観峰は歩いたことがある、ということで元気にコースを
解説してくれた。

 最初はなだらかな道が続き、最後が少しだけ急坂の上りである。
登り切った茶畑の所から荒れた茶畑の間を山頂へ直登する道ができていた。
この上りでは多くの下山者に出会った。

 満観峰の山頂に着いたのは12時半少し前であった。
11時から12時くらいの時間がこの山頂にいる人が多い。
そのためか今回山頂にいた人は50人くらいだった(写真4)。

 満観峰から見る富士山は霞んでかすかに見えるだけであった。
春のように暖かな日は、残念ながら富士山は霞んでしまう。

 みんなでベンチに座り昼食にした。
歩いている途中もそうであるが、同級生との、子どもの頃の話やみんなの近況などの
話で盛り上がって楽しかった。
Kさんは、全員に1本ずつあげるようにキュウリを用意していた。
(重い荷物を苦労して持ち上げてもらって、それをいただくのが申し訳ないくらいで
あった。しかし、これからが軽くなる。)

 私は、今回も市からいただいた「530(ゴミゼロ)」の袋を持ってごみを拾いな
がら歩いてきた。
満観峰のベンチの下には残念ながらたばこの吸い殻が数本落ちていた。
ビールの缶も落ちていて拾った。

 満観峰の山頂では1時間くらい休んで日本坂峠に向かって出発した。
昼食を取って休憩したので、Kさんは最初は順調であった。しかし30分くらい歩く
とペースが落ちてきた。
そして、日本坂への最後の急な階段の下りを何とか通り過ぎた。

 14時過ぎに日本坂峠に着いた。
そこからは仲間がリックを持ち、私がKさんの孫の手を引いて下った。
20分で林道に着いた。
傾斜が緩やかな林道を歩いて行くこともできたが、このあと孫の習い事があるという
ことで彼女と孫は携帯で車を呼んで戻った。

 そこから法華寺への山道は3人で下った。
法華寺のイチョウが黄葉し、それが陽に輝き黄金色に光っていた(写真5)。
モミジはまだ先端だけが赤く染まっているだけであった。

 花沢の里に着いたのは15時過ぎであった。
そのあと、温泉に行こうかと言うことになり、有志4人で焼津黒潮温泉「焼津駅前健
康センター」へ行って入浴後、一杯やった。

1人でマイペースで体力作りのために負荷をかけて歩いたり、いろいろ考えながら歩
いたりするのもいいが、気心が知れた友人達と歩くのもまた楽しい。

 今回集めたゴミは写真の通りである(写真6)。



◆◆◆◆ この写真付きのページは次のURLからご覧になれます。

   http://masarus2.hp.infoseek.co.jp/hyaku-xindex.html

======================================

◆◆ masarusのコーナー ◆◆ ・・・ 近々眼鏡はなかなかいい! ・・・

 近視の私も老眼になってきました。
ピントがあった眼鏡をかけると近くの文字が見えないのです。また、眼鏡を外すと近
くの物しか見えないのです。全く不便です。
 車で登山口まで移動するとき、眼鏡をかけたままでは、手元に置いた地図が見えな
いので、車を止めて時間をかけて地図を見なくてはならないのです。
 それで、家の近くのビジョンメガネで遠近眼鏡を購入しました。遠近眼鏡は近くか
ら遠くまで見えるので大変便利です。
 ただ、ピントが線で変化するので大変疲れます。どういうことかと言いますと、眼
鏡の上の方は遠くを見るようにできていて、徐々にピントが近くに合うように度が変
わっていくのです。そのため、距離の違う物を見るには、眼球を動かすのではなく首
を動かしてピントがあったレンズの位置に眼球を移動させる必要があります。
 眼鏡を作ってから必要なときだけ、1週間使いましたが、諦めました。疲れてとて
も使えません。

 それで、ビジョン眼鏡に持っていきました。3カ月保証と言われたからです。
私が今、最も使いたい方法は、新聞を隅々まで読むこと、パソコンをする時手前の資
料と画面が眼鏡を換えることなく見えることでした。それで、40cmから1mまでを
カバーする眼鏡、近々眼鏡を作りました。保証期間ということで無料でOKでした。
意外と使い勝手がよく、よく見えにくい時に使っています(今日のパソコン打ちは、
今までの眼鏡で見えています)。

 皆さんの中にも、老眼で困っている人はいませんか。どうしているか、よかったら
教えていただけませんか?
    
(読者の皆さんからのメールを募集します。このメールマガジンを読んでの感想でも
いいですし、ご自分の体験談でも、ご質問、ご意見でも何でもかまいません。このコ
ーナーではそれらを紹介していきます。)
======================================

◆◆次号予告◆◆ 蓬莱山 (ほうらいさん 1174m) 滋賀県 日本三百名山
                              
======================================
……………………………………………………………………………………………………
 ↓ 講演で使った写真や文を加えかなり加筆しました。本日完成!    
┏━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━┓
  私の出合った日本百名山 他の山々 HP&メルマガを編集し収録
  メルマガ250号達成記念!CD−ROM 250座を紹介しています 
  詳しくは http://www.geocities.jp/masarus21/250CDR/250go-cdrom.html   
 __________________________________
┗─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─┛
「私の出合った日本百名山」
 ホームページ http://masarus2.hp.infoseek.co.jp/hyakumei-index.htm
▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△

2009年12月05日

百名山後記<5> 美しき登山ルート 

登った山の印象の深さや思い入れは、山の景観と変化に富んだ登山ルートにあるような気がします。

深々とした冷涼な樹林帯、渓流の先に突如と現れる瀑布、高山植物が咲乱れる草原、点在する池塘、そそり立つ岩壁など、印象に残る景観は、そこに登山道が通っているから見られるわけで、どんなに素晴らしい景観を持つ山でもそこにルートがなければ、その景観に出会うことはできません。

そういう意味で登山ルートというのは、登山者にその山の印象を決定付ける重要なファクターと言えるでしょう。

池塘が点在する湿原と木道、沢を遡り滝を巻く路、雪渓登りとその周辺のお花畑を巡る路、森林限界のハイマツ帯や岩稜帯、万年雪を湛えた小池、荒涼とした火山帯を通る路など、これらの要素がひとつの山に出きるだけ多く共存している山が変化に富んでいて面白いものです。

同じ山でも登山ルートによって全く違った表情を見せたりしますので、地図から実際の地形や風景を想像したり、事前情報を収集しながら、登山ルートを選択することになるのです。


これまで百名山を登り、100の登山ルートを選択してきたわけですが、その中で印象に残る変化に富んだお勧めのルートを挙げてみます。

斜里岳の清岳荘から沢を逆行し馬ノ背に至るルート。
沢沿いの登山ルートというのは結構ありますが、沢の中を歩くルートでありながら、ほとんど靴を濡らすこともなく登れてしまうところがよく出来たルートだと感心させられます。いくつもの滝を巻きながら、ロープを伝わり登るアドベンチャー感覚満載のルートです。百名山の中で最も楽しめるルートのひとつだと思います。
P7140041.jpg

トムラウシ トムラウシ温泉からのルート。
前半は樹林帯の悪道が続きますが、コマドリ沢の雪渓登りやその後の森林限界や前トム平あたりの岩稜帯を経て辿りつくトムラウシ公園周辺のお花畑など、変化に富んだ道程は秘境の名の相応しい歩きがいのあるルートです。前半のぬかるんだ路が木道になれば最高のコースだと思います。
P7190436.jpg

鳥海山 滝ノ小屋から河原宿小屋を経て、外輪山をぐるりと廻って、山頂に至り、鳥海湖に下りるルート。
このルートには滝あり、お花畑あり、雪渓あり、岩稜帯ありの実に変化に富む登山道です。鳥海山の切り立った外輪山の様子や七五三掛からの絶景や鳥海湖周辺の長閑な感じなどバリエーション豊富です。
P8140049.jpg

御沢キャンプ場から三国岳を経て本山に至るルート。
同じ東北ではやはり飯豊山です。
前半はやや退屈な路が続きますが、剣ヶ峰の岩稜帯や切合小屋を過ぎてからの稜線と沢沿いの路、草履塚からの眺めや御秘所に至るお花畑など見所満載のルートです。長い道程なのでよけいに遥々感が味わえるという意味ではトムラウシに共通するところがあります。
P7200025.jpg

安達太良山 奥岳から勢至平、くろがね小屋を経て牛ノ背から山頂に至るルート。
安達太良山はロープウェイで五葉松平に上がり山頂を目指すのが最も手っ取り早いルートですが、勢至平の美しい緑と硫黄臭漂うくろがね小屋からのガレ場、峰ノ辻から牛ノ背に至る小川沿いの路、そして沼ノ平の荒涼とした景観など次々に変化するルートは飽きることがありません。
P6230051.jpg

巻機山 桜坂から割引沢を遡る沢コース。
吹上ノ滝、アイガメの滝、行者ノ滝などを次々に巻き進む沢登りの醍醐味を味わえるルートです。
Pa070057.jpg

谷川岳 マチガ沢に沿って作られた巌剛新道。
ロープや鎖場などがある急登が連続するルート。次第に姿を現す渓谷と絶壁、やがてこんなところによくぞ登山道を作ったものだと感心させられるような岩場の急登は登り甲斐満点のコースです。
P9020074.jpg

浅間山 浅間山荘から火山館、湯ノ平を経て前掛山に登るルート。
山麓の美しい緑、カモシカ平のお花畑、火山館を過ぎてからの草原地帯、森林限界に出てからの湯ノ平付近のロックガーデンのような路とそれとは対照的な荒涼とした火山礫の登山道とのギャップに感動。黒斑山などの外輪山の美しい絶壁なども見物です。
P6220187.jpg

御嶽 中ノ湯からの黒沢コース、剣ヶ峰に至り、ニノ池から三ノ池を経由して黒沢コースの八合目に戻るルート。
山頂を往復するだけでは味わえない、池巡りや賽ノ河原、三ノ池から八合目への山腹道など、御嶽のもうひとつの魅力に出会えます。
P9230082.jpg

白山 別当出合から砂防新道、黒ボコ岩を経て室道平へ、御前峰に登り反対側に下り、池巡り後室道平に戻り、黒ボコ岩から観光新道で下山するルート。
白山の登山道は見事に整備されており、沢あり、滝あり、お花畑あり、草原を通る木道ありの、ガレ場ありの小池盛沢山の山岳風景の全てが揃った登山ルートと言っても過言ではありません。
P8050081.jpg

九重山 長者原から自然観察路を経由して法華院温泉を通り、北千里ヶ浜から御池を経て中岳に至るコース。
ここも湿原や温泉、火山、砂漠のような北千里ヶ浜や池など見所いっぱいで、次々に変化する光景は登山者を飽きさせない登山ルートです。
P5020031.jpg

宮ノ浦岳 淀川登山口から花之江河、投石平を経て山頂に至るコース。
世界自然遺産の山だけあって登山道はしっかりと整備され、屋久島ならではの屋久杉、ヤクシマシャクナゲ、ヤクジカ、ヤクザルなどと出会える探検ムード溢れる登山道。滝や湿原もあり、山並みも変化に富んだネイチャーアイランド感覚満載。
P6070132.jpg


総じて、活火山の登山ルートは景観も美しく、登山口付近の緑の美しい裾野やお花畑に対して、森林限界で一気に殺伐とした光景に変化するルートが多く、そのギャップに面白さがあります。

ここに挙げた印象深いルートには、日本アルプスの登山道がありません。部分的には面白いルートはありますが、全体として3〜5時間程の樹林帯の登りを経て、森林限界のハイマツ帯と岩稜帯、ガレ場と言ったパターンが固定化されており、突出して印象に残っているルートがないというだけす。

決して印象に残っていない山というわけではありませんし、好きな山というのとはまた別の話なのです。


banner_03.gif にほんブログ村 アウトドアブログ 登山・ハイキングへ

2009年12月02日

百名山後記<4> 極上のお花畑

山をはじめた頃には、高山植物にはまったく興味がありませんでしたし、興味を持つとも思っていませんでした。

しかし百名山をやっていくうちにその魅力に徐々に引きずり込まれていきました。

初めて出会う高山植物の花を見つけたときの喜びと驚きは、まるで宝物を見つけたようなワクワク感に満ち、何にも代え難い心踊る瞬間です。高山植物をカメラのレンズを通して見る喜び、カメラを片手にお花畑を渡り歩いていると時の経つのを忘れさせてくれます。

百名山を始めて3年目くらいからは、その山でしか見れない高山植物があると、開花時期に合わせて登るようになていきました。

お陰でその山の特産種にもいくつも出会うことができました。

北岳のキタダケソウ、早池峰のハヤチネウスユキソウ、利尻岳のリシリヒナゲシ、岩木山のミチノクコザクラ、磐梯山のバンダイクワガタなどなど・・・。

P7130261.jpg  P7120198.jpg

2009年12月01日

百名山後記<3> もう一度行きたい百名山

百名山の山行はどれも思い出深い山旅でしたが、日程が厳しかったり、早く百名山登覇を目指すあまりに、出きるだけ所要時間の短い登山ルートを選んだり、日帰りやピストンが多かったように思います。

どうしてもピークハント的な山行になってしまいがちで、その山の魅力すべてを味わっていない気もするのです。

これから機会を見付けて、もう一度縦走や別のルートで登ってみたい百名山は沢山あります。

もう一度登りたいというのは、勿論その山が好きだということもありますが、天候が悪かったのでもう一度天気のいいときに行ってみたいという山もありますし、違う季節や違うルートでその山をもう一度じっくり味わってみたいという山もあります。

季節や天候が悪くて見られなかった高山植物を探しに行ってみたい山もあります。

もう一度行きたい山で一番にあげたいのは、飯豊山と八ヶ岳です。

どちらもピストンでの登頂でしたが、八ヶ岳連峰、飯豊連峰と言われるだけあって、どちらも大きな山塊で、やはり縦走してみたい山なのです。

高山植物も豊富で、いい季節にゆっくりと歩いてみたいものです。

【広告】

サイト内検索

メンバー紹介

このサイトに自分のブログを載せたい!
(ブログの登録は無料です。)


ショッピング

山好き大集合!のショッピング

.



powered by Yahoo!ブログ検索