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2008年04月30日

皇踏山(おうとざん 394m) [香川県小豆島土庄町]

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☆☆☆  週刊 私の出合った日本百名山 他の山々 第213号 2008/04/29 ☆☆☆

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 みなさん、こんにちは。

 多くの地方で春真っ盛りのGWですね。みなさんは何をして過ごしていますか。
私は今日は庭の草取りに汗を流しました。隣の空き地がタンポポ系の雑草がいっぱい
で綿毛が飛んできて苦労しています。明日からは3日間仕事が待っています。
長い休みを利用して、みなさん、近くでもいいので大自然の中に出かけましょう。

 今回紹介する山は、皇踏山(おうとざん)394mです。この山は香川県の小豆島
の西端、土庄町にあります。
 地形図には点線の徒歩道が出ていないので面白そうだと、高松に行ったついでに寄
ってみました。レンタカーを借りれば楽だったのですが、公共バスを利用して登山口
まで行きました。「私の印象」のところにもありますが、いつものように私のハプニ
ングを楽しんでください。

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【今週紹介する山】

 皇踏山(おうとざん 394m) [香川県小豆島土庄町]


 私の印象は

  「 巨大な金網に遮られたが偶然出合った女性に助けられた 皇踏山 」



【歩いた日】     2007年12月24日(月)

【天候】        晴れ

【コース及び時間】


高松港8:02=(フェリー)=9:02小豆島土庄港9:11=(バス)=9:17渕崎−

9:23行者堂9:28−やぶこぎ−10:26分岐10:30−見晴台−10:5

5皇踏山〈394m〉11:02−北回り−11:11北山分岐−11:20野外活

動センター広場11:31車道

【 登り(渕崎から) 1時間29分  下り(野外活動センター下の車道まで)

                     29分   合計 1時間58分 】


*コースタイムは休憩や写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。
 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムにして
 ください。



【感想 等】

12月に四国の高松に行った時の第2弾である。第1弾では前日に、琴平山[象頭山]
・大麻山と飯野山[讃岐富士]に登ったことをすでに書いた。
琴平山[象頭山]・大麻山
 http://masarus2.hp.infoseek.co.jp/hyaku-d/yama209/yama209.htm
飯野山[讃岐富士] 
 http://masarus2.hp.infoseek.co.jp/hyaku-d/yama210/yama210.htm

あと天皇誕生日の代休1日があり、どこに行こうかいろいろ調べた。
JR等公共機関を利用すると交通の便がよくなく四国にある二百名山等は無理であっ
た。
石鎚山(日本百名山)に登ったときには細い道を走りパンクして大変苦労したことが
昨日のことのように脳裏に焼き付いている。そのためレンタカーを借りる気にならな
かった。
 そこで、どこに行こうか地図や旅行ガイドを見ていたら小豆島までフェリーで1時
間と書いてあった。ようし小豆島に行こうと決めた。
石鎚山 http://masarus2.hp.infoseek.co.jp/hyaku/yama94/yama94.htm

 また同じ頃、山歩きのいろいろな楽しみ方を考えていた。
すなわり、メルマガ211号のmasarus のコーナーで紹介した「山歩きのレベル別歩
き方」等である。

 山歩きをレベル別にわける方法はたくさんあるだろう。
例えば、難易度で分けるとか、日帰り・小屋泊まり・テント泊とか、・・・。雪があ
るとか、岩が多いとかでも違ってくるだろう。先日読んだ本には、「体力」「技術」
「危険」の3つの要素について書いてありわかりやすいと思った。
いろいろな分け方があるだろうが、私はこんな分け方を考えてみた。
レベル1 友人やツアーに連れられて山を歩く(受け身)
レベル2 ガイドブックの通りのコースで山を歩く(主体的に、以下同様)
レベル3 いくつかのコースを組み合わせて山を歩く
レベル4 地形図に出ている山道をガイドブック等は使わずに山を歩く
レベル5 地形図にも出ていない山道を地図とコンパスをたよりに歩く

小豆島の地形図を見ると山名の書いてある山に登るための山道(徒歩道)を表す点線
はほとんど書いてない。
それで、これはしめた!とばかり、上の「レベル5」に挑戦することにした。
いくら地図に出ていない山道でも知っている山や土地ではつまらない。
やはり全く知らない土地でなければ・・・。

 と言っても、崖や木が生い茂り素人では手に負えない山では私には無理だ。
それで、バスの便がよいところにあった「皇踏山」をインターネットで検索してみた
ら簡単な登山記録が出てきた。
いくつかの登山ルートがあることがわかり、この山に挑戦することに決めた(今回の
渕崎の具体的なコースは載っていなかった)。

 朝早起きをして、高松港に向かった。7時半に着いた。
驚いたことに、それほど大きくない小豆島にはフェリーが発着する港が7つもある。
高松からはその5つの港に到着する。
一番多いのが西にある土庄港で、私が港に着いた時刻も土庄港行きのフェリーにちょ
うど乗ることができた。

 60分で土庄港に着き、バスの時刻を見ると皇踏山のすぐ近くを通るバスがちょう
ど見つかった。
バスの運転手に聞くと登ったことはないが渕崎から登ることができると思うと言う。
よかった、とばかりバスから降りた9時17分、すぐに山の方向に向かって歩き始め
た。天気も良く、山はすぐそこに見えた。

 山の裾野に向かって歩いていくと、行者堂があった。
お堂を見たり周りを見たりしながら休憩をし、踏み跡を伝わってもっと山すそに入っ
ていった。
そこには「1−48」と石に赤ペンキで書かれていた。
何の記号か考えながらも、山道に関係ある記号ならいいなと進んでいった。

 しかし、なんとその上には高さ2.5mくらいの立派な鉄網のフェンスが2重にど
こまでも続いていた(写真)。
麓からも見えたはずだが、早く登りたいというはやる気持ちが強すぎたのか気づかな
かった。
もちろん、地形図にも書かれていない、新しいフェンスである。

 丈夫だしフェンスを越えることは簡単だが、その上に登れる保証はない。
地形図を見ると右(西方向)に回り込んだ方が傾斜がなだらかになりフェンスが切れ
ているような気がした。

 それで、フェンス沿いにススキをかき分け数百m伝っていった。
すると、幸運にもフェンスの中に山から下りてくる60歳くらいの女性が見えた。

 彼女にあいさつをし、山のことを聞くと、このフェンスの工事の時上の方に上がっ
ていったのが見えた、との事であった。彼女はおばあさんの代から家に生ける草木を
この裏山から取ってきているそうだ。彼女の乗ってきた軽トラックが近くに止めてあ
った。

 ここまで回り込んでから登ってくれば、舗装された林道が通っていたのだ(道は地
形図には出てはいない)。
民家で道を訪ねてから上がってくるのも1つの方法ではあった。

 フェンスを回り込んで重なりの間から中に入ることができた。
工事の時に使ったという辺りの踏み跡を使って直登する事に決めた。

 少し登って後ろを振り返ると眼下に集落と瀬戸内海が見えてきた(写真)。
これが海岸に近い山の良さであり、小豆島のすばらしい景色だろう。
冬の太陽で海が銀色に輝いて見える。

 草をかき分けながら登っていった。
その上はガレていて登れないが横に繋がるかなりはっきりした踏み跡にたどり着いた。
西方向に山も見えてきた。
最近はあまり歩かれていないようで、至る所にトビツカミ(コセンダングサ)の種があ
り、ちくちくズボン刺さるしいっぱい付いてしまった。
歩いていくと境界標なのか赤い杭を見つけた。そしてその先には比較的新しいお地蔵さ
んもあった。
これはいいかも、道に通じているかも、と巻き道をどんどん回り込んでいった。

 10時半頃、ようやく道標のある尾根の登山道に出た(写真)。よかった。
行者堂から1時間道なき道を歩いたことになる。これで山頂までの道が開けた。
歩いてきた方向には「北山地区」と出ていた。

 「北山地区」とは渕崎の隣の集落だ。
途中、そちらへの道は気づかなかったが・・・。

 そこから少し歩くとここの史跡の土塁等の案内板があった。
高松にはあの「源平屋島の戦い」の屋島があるし、ここも平安・鎌倉時代から見張りを
したり戦をしたりしたということはすぐ想像がついた。

 10分も歩くと「展望所」に着いた。
瀬戸内海、街並み、山々が手に取るように見える。
養殖のいかだや四国もはっきり見える。
登ってきてよかった。

 かつて戦に使った石積みもたくさん残されていた。
環境庁・香川県の設置した立派な標識も付けられている。
ここへ来る前に見た観光ガイドブックにも書かれていなかったが、私が知らなかっただ
けでここは立派な史跡であった。
他の案内板には「瀬戸内海国立公園」「中世山城跡」等も書いてあった(写真)。
国立公園の一部であることもすっかり忘れていた。 

 10時55分、標高394mの皇踏山の山頂に着いた。
ヤブ漕ぎのような道から尾根道に出てからはなだらかで表示がなければどこが山頂かが
わからなかった。
なだらかな台地状の山頂の北東隅に最高点があった。

 12月下旬の月曜日ということもあるのか、誰にも会わなかった。
山頂には赤白の測量用のポールが立っていた(写真)。
展望を楽しみ休憩した。

 そこからは北回りにたくさんの落ち葉を踏みながら、もと来たところに戻った。
遊歩道をそのまま北東の方向に進むと野外活動センターの広場に出た。
そのままどんどん下っていくと車道に出ることができた。

 東側の道を通れば、下りでわずか29分であった。
交差点には「国立公園皇踏山2.8km」との案内板が付けてあった。
 

◆◆◆◆ この写真付きのページは次のURLからご覧になれます。

   http://masarus2.hp.infoseek.co.jp/hyaku-d/hyaku-dindex.htm

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◆◆masarusのコーナー◆◆  ・・・ 山歩き レベル1  ・・・

 レベル1 友人やツアーに連れられて山を歩く(受け身)

 山歩きを始めたきっかけで多いのは、友人や家族と山を歩いて好きになったから、
というものが多いようです。
 以前にも書きましたが、私はサイクリングから入り、もっと自然をということで山
に向かっていきました。登山クラブや山岳会にも入らず20代にはアルプスの縦走を
中心にやってきました。仕事が忙しくなると長期登山はなかなか出来なくなり、短期
登山が増えてきました。ですので、山歩きの9割が単独登山を占めます。登りたい山
が違ったり休みが合わなかったりで、なかなか友人との山歩きができないのが現状で
す。
 しかし、きちっとした山歩きを早く簡単に覚えるには教えてくれる友人や山の会の
人と歩くのが一番です。スキーの上達を例に考えればわかりやすいと思います。スク
ールに入って教えてもらえば短期間に滑れるようになりますが、私のように自己流で
は何年滑ってもきれいに滑ることは出来ません。
 初心者の方は、友人と歩いたりツアー等に参加することが多いと思いますが、その
時すべてお任せの登山になっていませんか。初めはそれでいいですが、少しずつ経験
値を積むことをお勧めします。それが、危険を回避したり楽しさをより増やすことに
繋がるからです。リーダーの人は是非、少しずつアドバイスをしてあげ、経験値を上
げていってほしいと思います。
 メルマガ211号で紹介した藤原山で出合った48人のツアーの団体を例にお話し
します。
このツアーでは、リーダーは「基本的には登り優先、待ってもらったら心からお礼を
言う。人数が多いから下山者が急いでいるようだったらみんなにも声をかけて先に行
ってもらう。なるべく登山ルートからはずれない。」等のことを周知し、指導監督す
ると共に自分も率先して実行することが必要です。参加者は初心者が中心ですから特
に大変です。
 参加者はただ単に参加するのではなく、自分で地形図や登山ガイド等を購入したり
するといいでしょう。受け身の山歩きから少しずつ脱却する準備です。休憩の時、見
れば現在の自分の位置がわかったり周りの山々の名前等がわかったりします。ガイド
ブックには歴史や植生などについても書いてあることが多いです。
 また、服装・靴等いろいろな装備や歩き方等も話を聞いたり見たりすると参考にな
ることが多いです。
 先日、偶然つけたTVで、山登りのクイズをやっていました。山に登る歩き方は3
つの中のどれがいいか、というものでした。Aがに股で歩く。B内股で歩く。C大股
で歩く。山歩きの時、たた後をついて歩くだけでなく前の人の歩き方を見ると楽しい
ですね。そしてどれがいいか、試してみてください。
  
(読者の皆さんからのメールを募集します。このメールマガジンを読んでの感想でも
いいですし、ご自分の体験談でも、ご質問、ご意見でも何でもかまいません。このコ
ーナーではそれらを紹介していきます。)
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◆◆次号予告◆◆  バラ谷山(ばらたにやま 2010m) [南アルプス深南部]  

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「私の出合った日本百名山」
 ホームページ http://masarus2.hp.infoseek.co.jp/hyakumei-index.htm
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2008年04月27日

乾徳山

乾徳山 2007.4.30(Mon)


2008年04月21日

週刊 私の出合った日本百名山 他の山々 第212号 御在所岳(日本二百名山 花の百名山)

週刊 私の出合った日本百名山 他の山々 第212号 御在所岳(日本二百名山 花の百名山)▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲

☆☆☆  週刊 私の出合った日本百名山 他の山々 第212号 2008/04/21 ☆☆☆

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 みなさん、こんにちは。

 昨日は全国的に行楽日和でしたね。そして今日はそれ以上に暖かな夏のようなよい
日でした。
また昨日は24節気の1つ「穀雨」でしたね。穀物に恵みの雨が降る頃ということで
しょうか。
 家から見える焼津アルプスも若葉が萌えてきました。お茶つみも始まる頃です。山
歩きにも最適な季節になってきました。
さあ、みなさん、大自然の中に出かけましょう。

 今回紹介する山は、御在所岳(ございしょだけ)1212mです。
三重県と滋賀県の境にある御在所岳は、日本二百名山、花の百名山に選定されていま
す。また、この山は山頂までロープウェイとリフトで上がることが出来ます。歩くこ
とが出来ないけど山に行きたい、という方にはよい山です。展望も優れています。



【今週紹介する山】

 御在所岳(ございしょだけ 1212m) 

       日本二百名山 花の百名山 [三重県菰野町・滋賀県東近江市]


 私の印象は

  「 ロープウェイで山頂に立てるが道程が楽しい 御在所岳 」



【歩いた日】     2008年3月30日(日)

【天候】        曇り

【コース及び時間】


近鉄湯の山温泉駅6:20発−6:56湯の山温泉−(中道)−7:21御在所山ノ

家7:26−7:55あばれ石8:00−9:00朝陽台9:12−9:21御在所

岳〈1212m〉9:44−9:55朝陽台−(裏道)−10:05国見峠(八合目

)10:10−10:32藤内壁出合10:40−10:55藤内小屋−11:10

日向小屋11:15−11:30蒼滝11:35−11:50湯の山温泉ロッジ[入

浴]12:50−12:53蒼滝口バス停13:05=(バス)=13:11近鉄湯

の山温泉駅


 【登り(中道コース)2時間39分 下り(裏道コースバス停まで)1時間51分

                           合計 4時間30分 】

【温泉】       湯の山温泉ロッジ(450円)



*コースタイムは休憩や写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。
 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムにして
 ください。



【感想 等】

 藤原岳に登った翌日に御在所岳にも行った。
御在所岳は日本二百名山であると共に、花の百名山(アカヤシオ、シロヤシオ、タテ
ヤマリンドウなど)に選定された山である。
もっとも、この時期、3月下旬はアカヤシオなどの開花にはまだ早い。

 この御在所岳はロープウェイとリフトで簡単に山頂に立つことができる。
体力のない方や観光客には大変よいことだろう。

 ただし、富士山もそうだが、登山の中腹を省く、ショートカットは山歩きの良さも
半減させる。
例えば、富士山の一般的登山口は五合目の森林限界である。
ということは、富士山の植物のすばらしさは十分体験できないことになるのだ。

 この御在所岳もコースによって全く違った感じを受ける楽しい山である。
今回の登りに使った「中道」コースは、山岳ムードいっぱいで岩あり鎖ありのコース
だ。また、下りに使った「裏道」コースはよく整備されていて歩きやすく滝や沢があ
るコースである。

 前号で書いたように公共機関を使って登山口まで出かけた。前日はアルコールが体
内に残る中、12時という遅い時間のスタートであった。また、藤原岳は大変混んで
いたので、この日はできる限り早くスタートして山頂が賑やかくなる前に下山したい
と思った。

 近鉄湯の山温泉駅から湯の山温泉までのバスはなんと9時58分が始発であった(
2日後の4月1日からは早い時間もありかなりの本数があるのだが・・・)。事前に
インターネットで調べてはあったが、4月までは利用者が少ないからであろう。
また駅前は静かでこの時期のこの時間にはタクシーなどの乗り物は待っていない。

 6時20分、曇り空の中を出発した。
車のほとんど通らない県道577号を歩いていく。
歩き始めてすぐに「ヘルシーパル・湯の山」があり、帰りに寄って温泉に入るのもい
いなあ、なんて考えたりもした。
ほぼ平坦な車道をどんどん歩き、30分余で湯の山温泉に着いた。

御在所岳に登るコースはいくつかあるが、私の選んだ「中道」コースは左にある「表
登山道」と右の「裏登山道」の間にある。

 その「中道」コースはまだ車道を歩いていく。三岳寺、大石公園などの標識を見な
がら車道を登っていく。
一ノ谷茶屋跡を過ぎると国道477号にぶつかる。そこに着いたのは7時21分だっ
た。その近くには御在所山ノ家がある。5分ほど休み、いよいよ山道に入る。

 大きな木の看板で「御在所岳 中登山道口」と書いてある。ガイドブックにはここ
に「鉄バシゴ」と書いてあるが、鉄バシゴを渡ると山の家の方に行ってしまう。きっ
と間違う人があるからだろう、鉄バシゴに付いた小さな矢印が「中道」と右方向を示
していた。

 最初から結構な山塊の登りで楽しませてくれる。
そして少し歩くとショウジョウバカマの淡い紅紫色の花に出合った。久しぶりにショ
ウジョウバカマに出合えてうれしかった。やがてロープウェイの鉄柱と山頂方向が見
えてきた。御在所岳の山塊はでんと構えそびえている。わずか1200m余とは思え
ない大きさに見えた。

 ウグイスやピーチクピーチクという名も知らない鳥の鳴き声、沢の音、聞こえるの
はそれだけだ。
気持ちよく歩く。

 8時少し前、「あばれ石」に着いた。
中腹にこんなに花崗岩の大きな石がごろごろしているとはびっくりした。
山岳ムードいっぱいで楽しい。

 岩が多いということは木が少ないということである。
山頂が先ほどより少し近づいて見える(HPの写真)。
眼下の展望も開けてくる(写真)。

 岩が続く中を少し登ると「地蔵岩」に着いた。
誰かが岩を組んだような不思議な大きな岩が下を見下ろすようにある。
その様子が地蔵に見えたのだろうか・・・。

 その上まで登ると山慣れした感じの老夫婦が休んでいた。
近くから車で麓まで来たという2人と話をする。
このコースは健脚向きだという。確かに高さに比べ変化に富んでいて楽しいと感じて
いたので頷きながら聞いていた。

 しばらく行ってはしごを登ると4cmほどの霜柱があった。まだまだ夜は寒いことわ
かる。
そのうちに窪地に雪が残っているところに出た。
鎖を登り上がっていくと山頂の一部「朝陽台」に着いた。ちょうど9時だった。
ロープウェイが動き出したようで赤いゴンドラが見える。

ここまで御在所山ノ家から1時間半、湯の山温泉から2時間、駅から2時間40分く
らいかかったことになる。
気持ちのよい登りであった。

 朝陽台には閉まってはいる売店やトイレ・休息場があった。
近くの「山上公園案内図」を見ると1212mのピークはまだ先だ。
地形図を見て道を探したが見つからず近くにいた2人組の登山者に聞いた。
山頂に行くには「雨量レーダー」を巻くアスファルトの道を通っていくとのことだ。

 休んだり辺りを散策したりしてから山頂に向かった。
ロープウェイを付け、通年営業をするだけのことはあり展望もよい。
また、山頂はスキー場になっていて、現在、雪はあまり残っていないがレストランは
やっているようだ。
その横を通り舗装道を歩いていくと階段があり登って行くと一等三角点に着いた。

 第一陣の観光客が三角点で写真を撮っていた。
少し散策してから本当のピークの「夕陽台」に向かった。
まだ、1m以上の雪が残っていて4月1日の山開きに備えて関係者が雪をどかしてい
た(写真)。
三角点の表示からは大した登りではなく3分ほどで着いた。

 朝陽台から三角点までは観光地といった感じであったが、ここ夕陽台はまだまだ山
の良さが残っている。
岩の上に立って鈴鹿の山々を眺める。
それほどの高さはないが、幾重にも山々が重なっている。
今回、藤原岳からの縦走も考えたが2日では少し長すぎて無理だとあきらめた。
いつか機会があれば挑戦してみたい。

 20分ほど休み、元来た道を朝陽台まで戻った。
幼稚園くらいの子を連れたグループが歩いていた。小さい子や障害者などでも来るこ
とができるのはロープウェイのある良さだ。

 9時55分、国見峠に向かって下山を開始した。
夕陽台からそのまま尾根を国見峠に向かう道を探したが見つからなかったので、雪か
きの作業をしている方に聞いたがない、との事であった。それで朝陽台からの下山に
なった。登ってきた「中道」もそうだが、この下山に利用する「裏道」も標識が出て
いるのでありがたい。朝陽台が九合目という表示になっている。

 下り始めるとまず雪がある。柔らかいが藤原岳のようにどろんこでないだけうれし
い。
雪は大したことはないが、やはり北斜面だからだろう。
10分ほど下った国見峠(八合目)にも雪が残っていた。

 そこからぐいぐい下っていく。
20分ほど下ると、「藤内壁出合」と書かれた看板のあるところに出た。ロッククラ
イミング用の壁だそうだ。

 水場を通り過ぎ、藤内壁出合から15分で「藤内小屋」に着いた。
小屋からの道は急に歩きやすくなった。
浮き石を処理し歩きやすいようにならしてある。

 藤内小屋から日向小屋までは15分だった。
日向小屋辺りからは沢沿いの道だ。

 小屋を過ぎると山道を補修している小屋の人に会った。
ありがたいことだ。このような人のおかげで私たちは快適に山歩きができる。

 真っ赤なヤブツバキの花もまだ咲いていて楽しませてくれる。

 やがて国道477号の鉄橋の下をくぐる。
道はロープウェイ乗り場と蒼滝に分かれる。
せっかくなので滝に寄って行く。

 滝までは分岐から3分だった。
蒼滝は思っていたより大きくてよい滝だった(写真)。
夏なら清涼感いっぱいでもっとすばらしいだろう。

 蒼滝から15分で湯の山温泉ロッジだった。
ここも日帰り入浴ができると行きがけに見た看板に書いてあった。
寄って温泉に浸かる。

 シーズンオフのお昼時に温泉に入る物好きは私ぐらいか。
貸し切り独占状態の温泉を沢の流れを見ながら入る。

 前日の藤原岳とは近くにあり高さも似ているが全く違った印象を受けた。
これが山の楽しみだろう。

 駅まではロッジでバスの時刻を見ておき、バスで戻った。
小雨が降りだしていたがバス停まで3分という近さだったので傘もいらないくらいだ
った。


◆◆◆◆ この写真付きのページは次のURLからご覧になれます。

   http://masarus2.hp.infoseek.co.jp/hyaku-d/hyaku-dindex.htm

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◆◆masarusのコーナー◆◆  ・・・ 「藤原岳」の花はこれから ・・・

 いつも写真付きのお便りをいただいている渡辺ざんからのメールです。彼は三河で
ご活躍され百高山を達成したりし精力的に山歩きをしている方です。今回の御在所岳
へ登る前に最新の情報もいただきました。
「雪解け時期のグジョグジョの藤原岳ご苦労様。すばらしい福寿草の写真をありがと
うございました。ツアーの方も気軽に行ける山と言う事でしょうか。山の醍醐味を味
わっていただき、山好きな方が増えていただければよいと思います。初心者の方は、
マナーどころではなく、登るのが精一杯と言う事でしょうか?でも、ツアー企画者の
教育と、参加者への説明が不足している気が致します。
花の藤原岳として有名ですが、まだ時期的に早く、福寿草と、節分草と他にスミレと
数種類位かなと思います。今から7月に掛け花が豊富になります。藤原岳の福寿草は
有名ですが、私はまだ花にはめぐり合えていません。
 三河ハイキングクラブで二度登っています。私は平成2年12月16日 登った記録が有
ります。娘二人と妻も同行しました。当時は家族でハイキングを楽しんでいました。
当時秋の終わりの初雪で頂上付近は白くなっており、紅葉も残って白と黄色の鮮やか
なコントラストでした。やはり、雪が溶け出して、グショグショでした。
平成6年5月19日に息子と同伴で登りました。この時もグショグショでした。ただ、貴
殿の体験よりは良かった記憶です。意外と平で、山道が水道になっているため、止む
をえないことでしょう。福寿草は葉っぱのみで、30cm程の草に成っていました。
こうして思い起こすと親子全員で登った山である事が思い出されます。それと、山
小屋は、1棟のみで、小屋からは笹のトンネルを潜らないと山頂へ行けませんでした。
 今回はどうでしたでしょうか。だいぶ年月がたっています。 小屋も2棟に成ってい
るようですし、状況も変化していると思います。
 機会があれば、鈴鹿の縦走もやって見たいと思います。」

渡辺さん、ありがとうございました。小屋は2棟あり、立派な小屋でした。団体客が
いたのでじっくり見るのはやめて先を急いでしまいました。クマササは高さが大きい
ですね。滑り止めに持つのに重宝しました。歩くところは刈ってありましたのでぬか
るみさえなければ普通に歩けます。
 現在、格安の登山ツアーがあちこちで企画されています。私の地域にもあり、安い
から参加しようかな、なんて思うこともあります。初心者の方は、装備が不十分だっ
たり歩くのに精一杯だったりして周りへの配慮が十分出来ないと思いますが、リーダ
ーやベテランが教えてあげて少しずつ学んでほしいと思います。
 
(読者の皆さんからのメールを募集します。このメールマガジンを読んでの感想でも
いいですし、ご自分の体験談でも、ご質問、ご意見でも何でもかまいません。このコ
ーナーではそれらを紹介していきます。)
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2008年04月14日

藤原岳(ふじわらだけ 1140m) 花の百名山

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☆☆☆  週刊 私の出合った日本百名山 他の山々 第211号 2008/04/14 ☆☆☆

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 みなさん、こんにちは。

 4月中旬になりました。草木の芽吹きがすばらしい季節になりましたね。
庭のナルコユリやモクレンも咲き始めました。そして、スズランも急に茎を伸ばして
います。あと少しで咲きそうです。

 今回紹介する山は、藤原岳1140mです。高山植物が好きな人は「花の百名山」
の1つですのでご存じだと思います。
 「私の印象」の所に書きましたが、自分としてはまれに体験する混みようでした。
後でわかったのですが、それが2つの団体だったのです。団体ツアーが出るくらいに
花がピークを迎えていたということかもしれません。
 私も遅い時間からの登山でしたが、彼らも遅い時間でした。しかも団体ですので早
く歩けないばかりか休息もきちんと長く取らなくてはなりません。そんなところに危
険が潜んでいるなあ、と思いました。
 ということで、masarus のコーナーでは「レベル別山の歩き方」を連載することに
しました。(これは雑誌から取ったものではありません。私が考えたものです。笑)



【今週紹介する山】

 藤原岳(ふじわらだけ 1140m) 花の百名山

                  [三重県いなべ市・滋賀県東近江市]

 私の印象は

「 たくさんのフクジュソウ、雪解けジュルンコ、人・人・人に出合った 藤原岳 」



【歩いた日】     2008年3月29日(土)

【天候】        曇り

【コース及び時間】


近鉄西藤原駅12:00発−12:08登山口−(聖宝寺コース)−12:15聖宝

寺−12:22長命水12:27−13:01六合目13:06−13:25八合目

分岐−13:35九合目13:40−13:59藤原小屋−14:20藤原岳〈11

40m〉14:38−14:53藤原小屋−15:19八合目分岐−(大貝戸道)−

15:47三合目15:52−16:03登山口16:09−16:15近鉄西藤原




 【 登り(聖宝寺コース) 2時間5分  下り(大貝戸道) 1時間26分 

                          合計 3時間31分 】


*コースタイムは休憩や写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。
 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムにして
 ください。



【感想 等】

 「藤原岳」はフクジュソウで有名な花の百名山だ。
花の百名山は、花の時期はどっとみんな押し寄せるので大変な混みようだ。
かと言って花のない時期に行っても楽しさは半分以下かもしれない。

 例えば、私が行った時の鉢伏山、入笠山、三ツ峠山などだ。
これらはまたいつか、花の時期に登りたいと思っている。
鉢伏山  http://masarus2.hp.infoseek.co.jp/hyaku-c/yama171/yama171.htm
入笠山  http://masarus2.hp.infoseek.co.jp/hyaku-c/yama167/yama167.htm
三ツ峠山 http://masarus2.hp.infoseek.co.jp/hyaku-c/yama184/yama184.htm

 反対に花の時期ですばらしい花々に出合えた山は、櫛形山、北岳、天城山などだ。
これらは、早い時間に出発して花を楽しみ混む前に下山できた。
大変楽しい思いができた。
櫛形山 http://masarus2.hp.infoseek.co.jp/hyaku-b/yama108/yama108.htm
北岳  http://masarus2.hp.infoseek.co.jp/hyaku/yama80/yama80.htm
天城山 http://masarus2.hp.infoseek.co.jp/hyaku/yama73/yama73.htm

藤原岳も、以前から行きたいと思って機会をうかがっていた。
他の山と違って都会から近い、行きやすい山だ。
だからかえって後回しになっていた。

 車で行くか、JRを使うかも迷った。
あいにく、前日は送別会でアルコールを大量に飲んだ。
アルコールが残っていると車の運転は困るので、JRで出かけた。
名古屋から関西本線に乗り、富田で三岐鉄道三岐線に乗り換えた。

 終点の西藤原駅に着いたのは12時近くだった。
時間が遅かったためか下りたのは2人だけだった。登山者は私だけだった。
駅にはかつて活躍したSLなどが置いてあり、駅舎も写真のようにSLを模して造ら
れていた(HPの写真参照)。
駅前には『鈴鹿国定公園 藤原岳周辺案内図』が設置されていた。

 それを見て確かめてから、12時に出発した。
天気は晴れ、風もなく、まずまずの登山日和だ。
車道を聖宝寺コース(裏道)の登山口の鳴谷神社に向かって歩く。
左手にはこれから登る藤原岳が山頂付近に雪を残しているのが見える。

 親切にも、向かい側に観光駐車場のある小学校のフェンスには「大貝戸登山道」「
聖宝寺登山道」の案内の矢印の看板が大きく付けられていた。

 12時8分、鳴谷神社の聖宝寺登山道入り口に着いた。
そこには「花の百名山 藤原岳」と書いた大きな看板もあった。
聖宝寺を過ぎ、少し登っていくと「長命水」という水場があった。
山のおいしい湧き水で喉を潤し、少し登ると「藤原岳裏登山道 二合目」という標識
が出てきた。
丁寧に案内板が付けられている。
植林された針葉樹の樹林帯の中をどんどん登っていく。

 13時、六合目に着いた。
その近くまで行くと自然林の広葉樹帯になっていた。
そして樹木の間から展望も開けているところもあった。

 六合目を過ぎると、窪地に雪が残っていた。
また白いカタバミのような花が可憐に咲いていた。
なだらかな登りで弱い風を受けながら快適に歩いていくと八合目に着いた。
ここは大貝戸道(表道)と合流するところだ。
さすが登山者が増えてきた。
下山している人も多くいるが、私と同じようにまだ登っていく人もいる。

 ここまで来ると、待望の『フクジュソウ』が至る所に咲いている。
濃い黄色なので遠くからでもよく目立つ。
満開の花もあれば、つぼみもある(写真)。
いろいろな株を撮影する。
久しぶりに見た自然のお花畑。
うきうきしてくる。

 以前も書いたが、南アルプス南部や山伏岳(静岡市北部の三百名山)のお花畑はシ
カの食害で全滅状態で保護により復活をめざしている。
4年前に行った甘利山は虫の大量発生でレンゲツツジが全滅状態だった。
甘利山 http://masarus2.hp.infoseek.co.jp/amariyama/amariyama.htm

 元気に大自然の中で花開いている姿を見るとうれしくなる。
セツブンソウも咲いていた。

 九合目に着くと登っている人が急に増えた。
後でわかったが、25人の団体の後ろについてしまったのだった。
しかも暖かさから雪が解け山道はじゅるんこ状態になっている(写真)。

 登るにつれ、白い雪は見えなくなりどろんこ道になった。
道を譲ってくれるわけでもなく、細い1本道では追い抜くことも出来ない。
あきらめて後をついていく。

 14時少し前、立派な避難小屋の「藤原小屋」に着いた。
この団体はここで休憩するので、休まずに登ることにした。

 やっと渋滞を抜けたと思って快適に歩くこと5分、またもや渋滞につかまった。
後でわかったが、クラブツーリズムの48人の団体だった。
ズック靴の人、普通の服装の人、滑るのでなかなか前に進まない人・・・。

 ぬかるみは深いところで10cmほどあった。それが山頂までのかなり長い間ずっと
続いた。
今回はスパッツも軽アイゼンも持参していたが、ザックにしまい込んでいた。
アイゼンは必要ないが、スパッツは付けておけば良かったと後悔した。
前の人が泥をはねてくるからである。
自分のはねと合わせて、私のズボンの膝から下は泥だらけになってしまった。

 小屋から20分で藤原岳の山頂に着いた。
「展望台」と言われるだけあって360度、山々がよく見える(写真)。
あいにく展望はよくなかったが、景色を見て楽しんだ。

登ってくる途中、下山者にもあった。
彼らの中には「待っていてあげても、ありがとうの言葉もない」とやや不満そうな人
もいた。
それはそうだろう。50人を待つのはさぞ大変だっただろう。
団体のガイドらしい人がメモを取っていたので、そのことを伝えた。
メンバーに基本的な常識を教えるのは引率者の役目だ。
また引率者が率先してあいさつやお礼を言うのは当たり前だ。

 先ほど登ってくるときには最後尾は引率者ではなかったのか・・・。
旅行社が募集するツアーは統率が取れず、大変である。
この団体は48人に対して2人の引率だという。
48人で2人は大変である。十分把握できるのだろうか。私が引率者ならとっても無
理である。
体力差で10人から15人のグループにして何人かで引率したいところだ。

 決まりでは30人に対して1人の引率だという。
(下山中、八合目分岐でこの団体の3人が集団と離れ心配そうに登ってくるのを見か
けた。引率者は十分把握できているのだろうか・・・。このような人達が道迷いで遭
難するケースが多いように思う。)
引率者の人数は何の決まりか私にはわからないが、改善した方がよいように思う。

 彼らは10分ほどで下っていった。
残ったのは私1人だった。
山頂のみんながこの団体だったのだ。

 静かになった山頂を楽しみ、10分ほどしてから下っていった。
やはり5分ほどで彼らに追いついた。
彼らは小屋で休むからその時追い抜かせばいいと思い、最後尾の引率者と話をしなが
ら下った。

2つの団体は藤原小屋にいる。その間に下山を始めれば会うことはない。
私は小屋の中を覗いてから、休まずに下り始めた。

 15時19分、八合目の分岐に着いた。
ここからは右の大貝戸道を下る。
歩きやすい樹林帯の中で気持ちよく下れた。
人にもあまり会わず、あっというまに三合目だった。

 16時過ぎ、神武神社を過ぎ、登山口に着いた。
そこには立派な休息所があり多くの登山者が休んでいた。
外の水道にはたわしが置いてありみんな靴やスパッツを洗っていた。

 私も靴を洗い西藤原駅に向かった。
待合室には何人か待っていたが、みんなの服や靴のきれいさに驚いた。
隣の人からは「登山口で洗ってこなかったのですか」とも言われてしまった。
靴はざっと洗ったが、泥はねの付いたズボンはいかにも汚かった。

 帰路、富田駅前の店で「近くに温泉か銭湯はないか」、と訪ねると50mくらいの
所に『たから湯』という銭湯があるという。
ラッキーとばかり、そこに行き1日を振り返りながら汗を流した。


◆◆◆◆ この写真付きのページは次のURLからご覧になれます。

   http://masarus2.hp.infoseek.co.jp/hyaku-d/hyaku-dindex.htm

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◆◆masarusのコーナー◆◆  ・・・ レベル別山の歩き方 ・・・

 山歩きをレベル別にわける方法はたくさんあるだろう。
例えば、難易度で分けるとか、日帰り・小屋泊まり・テント泊とか、・・・。
私はこんな分け方を考えてみた。

レベル1 友人やツアーに連れられて山を歩く(受け身)
レベル2 ガイドブックの通りのコースで山を歩く
レベル3 いくつかのコースを組み合わせて山を歩く
レベル4 地形図に出ている山道をガイドブック等は使わずに山を歩く
レベル5 地形図にも出ていない山道を地図とコンパスをたよりに歩く

 是非、レベル1の時に地図を読み自分の歩くコースを確かめたりかかった時間を記
録したりして受け身ではない歩き方をしていただきたいと思う。それが遭難を予防す
ることに繋がると思うからです。 
 レベル2以上では、ほとんど標識のないコースから至れり尽くせりのコースまであ
る。やはり有名なところはよく整備されていて、ガイドブックも地図もいらないとこ
ろもある。
 次回からもう少し詳しく書いてみたいと思う。
 
(読者の皆さんからのメールを募集します。このメールマガジンを読んでの感想でも
いいですし、ご自分の体験談でも、ご質問、ご意見でも何でもかまいません。このコ
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2008年04月07日

讃岐富士[飯野山] (さぬきふじ[いいのやま] 422m)

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☆☆☆  週刊 私の出合った日本百名山 他の山々 第210号 2008/04/07 ☆☆☆

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 みなさん、こんにちは。

 4月に入ってから一週間が経ちました。退職されたり、勤めが代わったりで新しい
生活がスタートした人もあると思います。早く環境に慣れてくださいね。

 今夜は大雨です。満開の桜も今夜の雨ですっかり散ってしまいそうです。
庭の木々は梅や柿の新緑の葉が出てきました。また、チューリップやカラー、ツツジ
がきれいな花をつけています。まさに春爛漫です。

 今回紹介する山は、讃岐富士[飯野山]です。香川県丸亀市・坂出市にあり、新日本
百名山に選ばれています。標高は500mもありませんので体力のない方でも登れま
す。四国に行ったらどうぞ寄ってみてください。



【今週紹介する山】

 讃岐富士[飯野山] (さぬきふじ[いいのやま] 422m)

                 [香川県丸亀市・坂出市] 新日本百名山

 私の印象は

    「 讃岐平野に土を盛ったような感じの 飯野山(讃岐富士) 」


【歩いた日】     2007年12月23日(日)

【天候】        曇り

【コース及び時間】


飯野山登山口バス停14:35発−14:45野外活動センター−14:56三合目

[西又分岐]15:00−(直登コース)−15:24飯野山〈422m〉15:42

−15:49飯山登山道分岐−16:09一王子神社−16:15飯山登山口駐車場


   【 登り(西からの直登経由) 45分  下り(飯山登山道) 33分

                           合計 1時間18分 】

*コースタイムは休憩や写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。
 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムにして
 ください。



【感想 等】

 12月下旬、四国の高松に行く機会があった。
高松から「琴平山」に行ってから時間があったので讃岐富士で有名な「飯野山」に行
った。
天気は小雨から曇りになってきた。そして少し晴れ間も見えてきた。よかった。

 前号(NO.209)で、JRで丸亀に向かった、と書いた。
丸亀には13時前に着いた。まず、飯野山登山口に行くバスの時刻をチェックした。
そして昼食をどうするか回りを探した。
NO.209 http://masarus2.hp.infoseek.co.jp/hyaku-d/yama209/yama209.htm

 駅のそばには讃岐名物のうどん屋とスーパーマーケットがあった。
迷ったが、弁当を買い丸亀城で食べることにした。
丸亀城は立派な石垣の上にそびえていた。

 14時過ぎ、予定通りに駅前から路線バスに乗った。
町なかを過ぎ、郊外に出ると車窓からも「讃岐富士(飯野山)」が見えてきた(写真
)。
形が富士山に似ていて、しかも子どもが土を盛ってつくったような形なのですぐにわ
かった。
前号でも少し書いたが、讃岐平野には似たような形の小さい山が点在している。金比
羅さんに行くとき、琴電の車窓から実際にも見ている。そんな中で一番富士山に似て
いるから「讃岐富士」と言われているのだろう。

 14時35分、飯野山登山口で下車し歩き始めた。
バス停は飯野山の西側にある。
まず、高松自動車道の下をくぐり丸亀市野外活動センターをめざした。
ガード下にはコンクリートの壁に観光協会の設置した案内板があった。
しばらく登っていくと、丸亀市教育委員会が付けた「ようこそ讃岐富士へ」の看板が
あった。
そこには、『体力に自信がない方でも気軽に登れるゆるやか登山道』、と共に『22
00m、40分』と書かれていた。
このような富士山型の独立峰なら上に上に登っていけばいい、しかも整備されている
ならもっと安心だ。

 10分で野外活動センター入り口に着いた。
どれでも山頂に繋がっていそうだが、いくつか道があり案内の標識がない。
中年4人組のおばさんに道を聞かれたが「多分この道だと思う」と太めの道を示し自
分が先立って歩く。
適当に選んで登っていったがあっていたようで、道は少しずつ登っていく(写真)。

 樹林に囲まれた山道であるが、時々景色が広がり家並みや海が見える。
15時少し前、三合目に着いた。
ここは「西又分岐」でもある。
ここまでのようななだらかなコースと直登コースに分かれる分岐だ。

 私はなだらかなのは時間がかかり変化が少ないので好きではない。
体に負荷のかかる直登コースを選んだ。

 直登と言ってもそれほど急ではなく、しかもこの飯野山は全体の標高が422mで
あるからそれほど急登も長く続かないだろう。

 20分余で山頂だった。バス停からは45分だ。
山頂手前で西又分岐からのゆるやかコースと合流して山頂だ。

 山頂には石碑や薬師堂などがあった(写真)。
山頂には年輩の男性が2人休んでいた。

 南側に30mほど下がったところに立派な展望台があり、そこからは女性4人が景
色を眺めていた(写真)。
ガスっていて展望は十分ではなかったが、溜池や山、瀬戸内海などが何とか見渡すこ
とができた。

 展望台の入り口に巨石群の看板があった(写真)。
「おじょも伝説」についても書かれていた。
以前紹介した静岡市の「だいらぼう(NO.186)」との似ているところがある。
全国にこのような巨人伝説があるが、こちらの方が小さな山がたくさんあるところが
本当のような気にさせられる。
展望を楽しんだり、巨石群を見たりして過ごした。
少し傾いてきた陽がため池に映り光っている。
NO.186 http://masarus2.hp.infoseek.co.jp/hyaku-c/yama186/yama186.htm

 地元の人の中には毎日のように登ってくる人もあるようだ。
近くに住んでいれば、手頃な山歩きになるだろう。

 20分ほど休み、下ることにした。
下りは東側の一王子神社に下る。
数分で「飯山登山道分岐」だった。
ここから急坂になるがコンクリートの丸太を埋めた階段だ。
落ち葉が積もった階段から滑り落ちないように気を付けながらも、すいすい下ってい
く。
やがて下の街並みが見えてきた(写真)。
あとはまっすぐ下りていけばいい。

 左手に一王子神社があり、車道に出た。
歩いていくと、前を歩いている若い下山者にあった。
彼は9日後の元旦に初日の出をここで見るための下見に来ていた。
しかし、私が下山に使った飯山登山道を登り、あまりの急坂で途中で引き返してきた
という。
私は反対側の活動センターの方から登れば誰でも簡単に登れることを話した。

 帰りのバスは30分以上待たなければならなかった。
思い切って、駅まで車に乗せてくれないかとお願いした。
彼は高松から来ていて、なんと高松まで乗せて行ってくれるという。
お言葉に甘え、17時半には高松に着くことが出来た。ラッキーな1日だった。


◆◆◆◆ この写真付きのページは次のURLからご覧になれます。

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◆◆masarusのコーナー◆◆  ・・・ 究極に求めているものは、それは ・・・

 私たちの毎日のいろいろな活動で求めているものは、突き詰めるとそれは「幸せ」
ですよね。
私が山歩きをするのも楽しいからです。どんな楽しさかは、これまでこのコーナーで
書いたストレス解消や健康増進など多くのものです。
それは山歩きでなくてもパチンコでもゴルフでもいいわけですが、山歩きが一番、一
石○鳥の○の数が多いのではないかと思っています。
わかっているけど・・・、という方は是非、この春に第1歩を踏み出してみてはいか
がですか。
 
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◆◆次号予告◆◆ 藤原岳(ふじわらだけ 1140m) 花の百名山

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