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2008年03月24日

琴平山[象頭山](ことひらやま[ぞうずさん] 524m)・大麻山(おおさやま 616m) [香川県]

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☆☆☆  週刊 私の出合った日本百名山 他の山々 第209号 2008/03/24 ☆☆☆

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 みなさん、こんにちは。

 3月も下旬に入りました。一昨日の22日、静岡も東京、熊本と共に桜の開花宣言
が出ました。
本当に暖かくなってきましたね。今日は10地区で開花宣言が出たようですね。
 夜半の雨でカンヒザクラや木々の葉が昨日掃いたばかりの歩道に落ち、ちょっとが
っかりしているところです。
 昨日は町内会対抗のスポーツ大会にかり出されました。やわらかいフリスビーを使
ったドッジボール形式のゲームです。名前を「ドッジビー」と言います。子どもの遊
び程度に考えていましたが、7分ハーフの4チームによるリーグ戦と順位決定戦で、
試合時間は正味56分。いつも使ってない筋肉を使い疲れました。その後のビールは
おいしかったですが・・・。

 今回紹介する山は、琴平山(ことひらやま524m)と大麻山(おおさやま616
m)です。こんぴらさんで有名な琴平山は、またの名を象頭山(ぞうずさん)といい
、香川県善通寺市にあります。その山塊のピークが大麻山です。高松に行ったついで
に登ってきました。
 またまたハプニングの山歩きでした。お楽しみください。
 

【今週紹介する山】

 琴平山[象頭山](ことひらやま[ぞうずさん] 524m)・

   大麻山(おおさやま 616m)  [香川県善通寺市]  


 私の印象は

    「 賑やかさと静けさ、そしてハプニングの 琴平山・大麻山 」


【歩いた日】     2007年12月23日(日)

【天候】        曇り

【コース及び時間】

琴電琴平駅9:00−9:33金比羅宮9:37−9:56奥社10:00−10:

23竜王社入口−10:38大麻山〈616m〉10:46−11:10林道切れる

−11:30山道もなくなり直下降−11:37白峰神社11:48−11:55金

比羅宮−12:23JR琴平駅


 【 登り(大麻山へ) 1時間30分  下り(象頭山へ) 2時間26分   

                           合計 3時間56分 】

*コースタイムは休憩や写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。
 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムにして
 ください。


【感想 等】

 12月下旬、四国の高松に行く機会があった。
高松と言えば、こんぴらさんだ。

 せっかくだから金比羅さんに行こう!と決めた。
その時思い出したのが、前に「琴平山」について書いてあった本を読んだことだ。
手にとって読むと、金比羅宮のある山が「琴平山(象頭山)」と出ていた。
せっかく行くなら観光のついでにそこに登ろうと琴電に乗り出かけた。

 私は車窓からの風景を眺めるのが好きであるが、沿線には溜池や小さな山がたくさ
ん見えた。
かつて小学校で香川県は雨が少なく干害用の溜池がある、と習ったことがあるような
ことが思い出された。

 9時に琴平駅に着いた。
駅舎は洒落た瓦屋根の大きな平屋の建物だった。前には大鳥居が、その横には二層の
塔のような「高灯籠」があった。

 駅から出ると隣を金倉川が流れている(写真)。
山はガスが出て少し霞んでいた。

 特に標識はなかったがこんぴらさんは山の方に歩いていけばよいのは直感で分かっ
た。
雨のためか12月下旬という時期のためか、それとも9時という時間が早いのか、人
通りは少なかった。

 朝からここまで来る途中でコンビニや商店を探したのだが、見つけることができな
いでいた。
金比羅宮表参道に入る手前のところで駐車場の誘導係をやっていた人がいたので聞く
と、反対側の商店街の方に歩いていかないと店屋はないと言うことであった。今回、
やや非常食が少ないがあきらめることにした。

 「こんぴらうどん」を過ぎると石段に入った。ガイドブックによるとここから本宮
までは785段、奥社までなら1368段だという。この石段の数が多いのか少ない
のか歩いてみないとわからない。

 観光地はどこもそうだが、両側には土産物屋がいっぱいだ。そしてその看板や幟が
道の方に覆い被さっている。
参道である石段は小雨に濡れていた。
滑るような石質ではないが転ばないように気を付けないといけない。

 登っていくと唯一、大門内で商売を許されたという「五人百姓」の店があり、試食
に飴をいただいた。甘くておいしかったが、昔お祭りで売っていたので自分で砂糖を
火で溶かして作ったべっこう飴とどこが違うのかはわからなかった。

 旭社を過ぎ、9時半過ぎに本宮に着いた。
駅から30分余だ。それほど混んではいなかったのでスムーズに歩けた。
約130年前に建てられた本宮は、どっしりとガスでけむる琴平山(象頭山)の山頂
の下にたたずんでいた。

 あと一週間もすれば正月である。
社殿には大きな賽銭箱を作り、そこにスロープを付けてあった(写真)。
また、縁起物を売る長いブースがつくられていた。
「こんぴら狗みくじ」があったが、残念ながら正月を前に「準備中」の張り紙が付い
ていた。

 楽しみにしていた本宮展望台からの讃岐平野の展望は、残念ながらガスに煙り全く
見えなかった。
仕方がないので、ちょっと古くなりかけている「展望図」を写真に収めた。ここから
は讃岐富士や丸亀城、瀬戸大橋などが見えるようだ。

 すぐに奥社に向かった。
奥社に向かう人は10人に1人だ。ほとんど行く人はいない。
雨はやんだが、ガスっていては物好き以外の観光客は行かないかもしれない。
白峰神社を過ぎ、ゆるやかな石段を登ること20分、奥社に着いた。
ふもとからの1368段はあっという間に終わってしまった。

 奥社には誰もいなかった。
晴れていれば、ここから小豆島も見えるという。残念!
これからの安全を祈願し、少し休んでから大麻山に向かった。

 今回は無謀なことに25000分の1の地形図を忘れてきてしまった。
大麻山への入口は、「大麻山登山口」と奥社の入口に付いていたので助かった(写真
)。

 中腹を巻くようにふかふかの落ち葉を踏みしめて歩く。
途中に「香川県・環境庁」の立てた道標があった。
20分ほど進むと「竜王社」への分岐があった。
まっすぐ進んでいくと数分で大麻山へ0.7kmの標識があった。

 標識に沿って登って行った。
しばらく行くと桜並木に出て舗装道路になった。
そして左手に無線中継所の鉄塔がありその先に白い杭と共に「大麻山」の二等三角点
があった(写真)。
左には舗装道路があり、樹木に囲まれ展望が全くない標高616mの山頂であった。
天候も悪かったのかもしれないが、奥社からは全く人に会わない全く静かな山歩きで
ある。

 大麻山の山頂で少し休んでから琴平山[象頭山]に向かった。
先ほど見た案内図だと道路をまっすぐ歩いていけば、象頭山山頂のはずである。
道はすぐに未舗装に変わった。
そして、その道は両側から木が覆い被さり、その道にも1mくらいの木や草が生えた
道になった。
木や草を両手でかき分けて進んでいった。

 20分ほど歩くと、その道は消えてしまった。
右側に踏み跡があったのでそちらに入っていった。
ピークらしい地点に着いたが山頂を示す標識はない。
前述の本にも山頂が分からなかったと出ていたのを思い出した。
ここを琴平山の山頂としよう、と自分で決めた。

 天気もよくないし引き返そうかと思ったら、下へ降りる踏み跡を見つけた。

 琴平山の下(中腹)には奥社があるはずである。
時間もあるし下ってみようか、と考えた。

 落ち葉の降り積もった結構急な踏み跡を滑りながらまっすぐ下に降りていく。
あまり手の入っていない高さ20〜30mくらいの木々の中であったのでそれらの木
につかまって降りていった。

 やがてその踏み跡も消えてしまった。
どこかで見失ったのかもしれない。
下に道のようなものが見える気がするのでまっすぐ滑りながら降りていった。

 あった。
神社らしき建物があった。
最後は高さ3mほどのコンクリートと石積みの壁である。
土砂を落とさないように慎重に降りた。

 ちょうど、神社の方達が来て、儀式を始めるところであった。
彼らに神社の裏山から下りてきたことをお詫びして神社の名前を見た。
それは、「白峰神社」であった。

 金比羅宮と奥社の間にある神社である。
時間的には尾根から7分で降りたことになる。
降りることができるか不安いっぱいであったが、幸運にも降りることができたし、変
なところに降りなくてよかった。

 休憩しながら、演奏に合わせて神様にお供え物をする儀式を見ていた(写真)。
私は金比羅宮の神様に助けられた気がしてならなかった。
ここ白峰神社には崇徳天皇と御母の待賢門院が祀られている、と書いてあった。

 10分ほど休んだ後、もと来た参道を降りていった。
小雨もほとんどやみ、金比羅宮は朝より賑やかになっていた。
石段でも多くの人に会った。
石段を下りると名物の「石段かご」も置いてあった。

 12時過ぎにJR琴平駅に着いた。
ちょうど電車が来たのでそれに乗って丸亀に向かった。
運良く電車があったので、昼食は丸亀で食べようと決めた。

 いつものようにハプニングはあったが、金比羅さんの賑わいとその上の山々の静け
さの両方を味わえたよい半日であった。
 

◆◆◆◆ この写真付きのページは次のURLからご覧になれます。

   http://masarus2.hp.infoseek.co.jp/hyaku-d/hyaku-dindex.htm

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◆◆masarusのコーナー◆◆  ・・・ 人気NO1の山小屋は燕山荘 ・・・

 前号に引き続き、「山と渓谷」2008年1月号からの話題です。
読者1000人に聞いた「泊まってよかった山小屋」は北アルプスの燕岳にある燕山
荘が93人で1位でした。
 しかも、初心者も登山歴40年以上のベテランも第1位に選んでいるとは驚きでし
た。その選んだ理由は、ご来光から日の入りまで堪能できることやアルプホルンの演
奏や山の話などのイベントを行っていることが大きいようです。他にはオーナーの人
柄や従業員の対応がよい、清潔、食事がおいしい、設備が整っている、などをあげる
人もいます。
 私の泊まったときも夕方と朝の両方ともに、槍ヶ岳などの北アルプスの山々が真っ
赤に染まって感動的な風景を堪能しました。そして、アルプホルンの演奏も聞かせて
いただきました。
燕岳 http://masarus2.hp.infoseek.co.jp/hyaku-b/yama101/yama101.htm

 燕岳は日本百名山には入っていませんが、そこにある山小屋・燕山荘が第1位とは
すごいです。
 私も百名山の紹介が終わり、最初に発行した第101号が燕岳でした。立地条件が
いいです。

 泊まってよかった山小屋20位までの内16軒が北アルプスの山小屋だそうです。
北アルプスの山小屋は山の上のホテルといった感じですね。それはよいことでしょう
が、庶民の私からすると、もっと簡素で安くてもいいかななんて思っています。
 
(読者の皆さんからのメールを募集します。このメールマガジンを読んでの感想でも
いいですし、ご自分の体験談でも、ご質問、ご意見でも何でもかまいません。このコ
ーナーではそれらを紹介していきます。)
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◆◆次号予告◆◆ 讃岐富士[飯野山](さぬきふじ[いいのやま] 422m)

                         [香川県丸亀市・坂出市]  

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2008年03月19日

三方分山 (さんぽうぶんざん 1422m) [山梨県上九一色村町・身延町] 山梨百名山 

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☆☆☆  週刊 私の出合った日本百名山 他の山々 第208号 2008/03/19 ☆☆☆

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 みなさん、こんにちは。

 一昨日、彼岸入りでしたね。明日は春分の日です。
暖かくなってきましたね。
庭のカンヒザクラは満開を過ぎ、ラッパ水仙、サンシュウ、コテマリ、ヒヤシンス、
スノーボール、ボケなど庭の花々が咲き出しました。
 今年はメジロだけでなく、ホトトギスもやってきています。家にいながら春のすば
らしさを感じているこの頃です。 
 
 今回紹介する山は、三方分山(さんぽうぶんざん)1422mです。
三方分山は富士五湖の1つ、精進湖のすぐ北側にある山です。
2月中旬の3連休を使ってたっぷり雪に接してきた山歩きの第4弾です。1弾から、
2、3、4とだんだん雪が深くなるとは考えもしませんでした。
 おかげで久しぶりの胸までのラッセルまで経験することができました。 
 
【今週紹介する山】


 三方分山 (さんぽうぶんざん 1422m)

             [山梨県上九一色村町・身延町] 山梨百名山 

 私の印象は

      「 だんだん雪が深くなり胸までのラッセルを経験した 三方分山 」


【歩いた日】     2008年2月11日(月)

【天候】        快晴

【コース及び時間】


精進湖7:15−8:47女坂峠8:52−10:24三方分山〈1422m〉10

:45−11:13女坂峠11:25−12:01精進湖P


 【 登り 3時間04分  下り 1時間04分   合計 4時間08分 】

*コースタイムは休憩や写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。
 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムにして
 ください。


【感想 等】

 富士山を見ながら白銀の世界に浸かりたいと出かけた2月中旬の3連休、2泊3日
の第4弾「三方分山山」である。
三方分山は富士五湖の1つ、精進湖の近くにある山である。

 1日目は箱根の丸岳(NO.205号)に登り、2日目は山中湖近くの石割山(N
O.206号)と河口湖・西湖近くの足和田山(NO.207号)に登った。1つ目
の丸岳が積雪が20cm、2つ目の石割山が積雪30cm、3つ目の足和田山が40cm
と雪が増えていくのが不思議だった。4つ目の三方分山はどうなるのか・・・。
丸岳
石割山
足和田山 

 私の頭の中では、丸岳は別にしても他の3山は富士山の北側に並んだ同じくらいの
高さの山である。積雪は多くても40cmくらい、膝下であろうと考えた。

 そして、雪が降ってから良い天気が丸々1日経った現在は、雪が少しは解けたり多
くの入山者があったりして歩きやすくなっているだろう。そんなことを考えながら精
進湖に向かった。

 精進湖には夕刻前に着いた。精進湖の北側にある富士山ビューポイントに行くとカ
メラマン達が数十人大型カメラを構えていた。私は家の近辺で開かれる写真展には時
間の許す限り見せてもらいに行くが、富士山の写真展が一番多い。彼らは毎週末、多
くの富士山ビューポイントに通いシャッターチャンスをねらっている。

 この日は写真としてはありふれた「赤富士(正式な赤富士は夏の富士山であるとい
う人もいる)」であったが、真っ白い富士の雪が夕日で赤く染まっていくのはきれい
でいい(HPの写真参照)。私も刻々と変化する富士に見とれてしまった。
 近くの喫茶店には暖をとるためカメラマンが休んでいた。そこにはカメラマン達が
撮った富士山の写真が展示されていたので拝見させていただいた。
富士山はそれぞれどれもいいなあ、とつくづく思った。

 「三方分山」。名前からすると3つに分かれた山。尾根が3方向に連なっているの
でそういう名前かと思ったが、3つの村の境界だったためだという。そのまんまの味
気ない名前だ。今回、「富士五湖と富士山展望の山」というテーマで地図を見たり調
べたりしなかったら三方分山を見つけなかったであろう。
 
 しかし、調べると入山者はそれほど多くはないが、葉の落ちた冬場の展望のすばら
しさが本には出ていた。富士山の展望が特にいいし、精進山、パノラマ台と周遊でき
るのがうれしい。
期待を込めて就寝した。

 翌朝は早くから車が出入りしていた。朝の富士山の写真を撮るためだ。私も気にな
って準備をしながらちらっちらっと眺めていたが残念ながらあまり美しくはならず太
陽が昇ってしまった。
 車の中に脱ぎっぱなしだった靴を履こうとすると、左の靴が変形したまま凍ってい
た。足を入れようとしたが上手く入らない。仕方がないので凍った靴ひもをやっとの
ことで緩め、何とか足を滑り込ませた。
ペットボトルの水もシャーベット状であった。前夜は晴れたので放射冷却でより冷え
たのだろう。

 7時15分、登山口の精進に向かって出発し、湖沿いの舗装道路を進んだ。数分で
精進に着いた。そこにはカラー写真付きの「山梨百名山」の立派な案内板があった。
山梨県が山に力を入れていることがわかった。
そこの地図で周辺の様子を見て出発した。

 集落に入っていくと、屋根の積雪はまだ30cmほどあった。古い民家もありびっく
りした。
集落の間を川沿いに進んでいくと神社があり、その先から山道になった。
この山道は駿河と甲府を結ぶ古道だという。
そこの雪の上に1つだけ足跡が付いていた。
よかった、昨日登った人がいるのだ、これなら気持ちよく歩けるぞと思い、登ってい
く。

 しかし、5分ほど歩いたところで、足跡は消えていた。
古道の山道といえども、雪の中に45cmくらい足がもぐる。
きっと、麓に近いここで45cmではこの先1人では登れない、またはラッセルが嫌
だとばかり引き返したのだろう。

 前日の午後から登った足和田山とは違い、今はまだ朝だ。
これからラッセルをしても十分登る時間はある。

 私はずぼっ、ずぼっと、新雪に膝までもぐる雪に足跡を付け壺足で登っていった(
HPの写真)。
道はたいして急ではないが、膝まであるとスピードはかなり落ちる。
時間に余裕があるので苦にはならず、壺穴を作るのを楽しみながら登っていった。

 しかし、ややハイペースであった。
途中からは疲れ、5分進み3分休むという感じになってしまった。

 8時47分、女坂峠に着いた(HP写真)。コースタイムでは1時間であるが、1
時間半かかっている。
やはり壺足では思った以上に時間がかかる。

 女坂峠には古道の峠らしく石碑と石仏が半分雪に埋まっていた。3体ほどの石仏は
胴体だけであった。
峠の雪が少ないところを選んで腰を下ろして休んだ。

 ここまでは南側から登ってくる古道で歩きやすかったが、ここからは西に進む尾根
道である。
最初から雪の吹き溜まりになっていて雪の壁が出来ている。ももまで雪に埋まり通過
する。
そのまま尾根を歩いて行ったら腰から胸までの雪であった。1歩進むのにも大変だ。
それで、何回も引き返したりコースを探したりして、沈みにくい藪の中を選んで歩く
(HPの写真)。

 私のスパッツはゴアテックスひもタイプの旧式のものである。かつてずれ落ちてき
たことがあったのでサッカー用のストッキング止めでとめてあった。45cmで膝ま
で雪に埋まらなければ大丈夫である。
しかし、雪が深く、しかも藪の中を歩いているので途中で片方を落としてしまった。
帰りに拾えばいい、とストッキング止めを落とした近くへ目印を付けて進む。

 場所によっては北斜面がやせているところもあったので慎重に進んだ。

 そのうちにすごい急坂になった。雪で滑って前に進めない。踏ん張っても雪だけ滑
って足は元の位置に戻ってしまう。
仕方ないので木を掴み腕力で上がる。高さは30mほどあっただろうか。
何とか乗り切ると少しはなだらかになり、しばらく進むと赤茶色にさびた鉄の看板が
見えてきた。やはりそれは、三方分山の山頂の標識だった。時刻は10時半少し前で
あった。

 山頂は南側の一部分だけ樹木が切られ精進湖と富士山が見える(HP写真)。
富士山の前には小さな大室山(1468m)がある。それでこの風景は「子抱き富士
」と言われている。なかなか素敵な風景だ。

 女坂峠から1時間半、精進からは3時間かかった。
かなりハイペースで体力を使って登ってきたのでかなり疲れた。
パノラマ台まで縦走しようと思っていたが、ちょっと疲れすぎた。
スノーシューを用意していればもっと簡単に歩けたかもしれない。しかし、軽めの雪
であるし勾配がきついところでは使えないかもしれない。

 私は富士山が見えるところの雪を踏み固め座れる場所を作り、ビニールシートを敷
き展望を楽しみながら休憩した。
保温水筒に入れた暖かい紅茶がおいしい。冬場は保温水筒が一番だ。

 20分ほど休み、同じコースを戻り始めた。
自分の足跡があり歩きやすいし下りは楽だ。すいすい進む。

 行きに私が苦労した急坂で、中高年6人組が登れず苦労していた。
「ずっとこんな登りですか。」彼らに聞かれた。
「いえいえ、ここだけで、あとはそれほどでもないですよ。」と答えた。
彼らにストッキング止めのことを聞くと、先頭の男性が拾って持っていた。お礼を言
い返してもらった。よかった!
彼らにこの山の情報を教えた。彼らもパノラマ台まで行きたかったようだが、山頂か
ら先はラッセルだというと引き返すという。

 その後の下りは彼ら6人の足跡で雪がかなり固まった中の下山である。
スムーズに進むことができた。

 1時間半かかった登りも、彼らと話したにもかかわらず30分もかからずに女坂峠
に着いた。
峠で10分ほど休み、雪山の余韻を楽しんだ。
そこから精進湖までは36分だった。こちらも登りの3分の1の時間だ。
快適に下ることができた。

 3日間で、4つの違った雪山を満喫することができ充実した気分で帰路に着いた。
軽アイゼンは今回出番がなかった。次回の冬山は本格的アイゼンをつけて歩こうかと
思っている。
 

◆◆◆◆ この写真付きのページは次のURLからご覧になれます。

   http://masarus2.hp.infoseek.co.jp/hyaku-d/hyaku-dindex.htm

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◆◆masarusのコーナー◆◆  ・・・ デジタルカメラはカメラではない? ・・・

 先週末は富士山の写真展を2つ見てきました。どちらも全倍(前史の2倍の大きさ
)や全紙で迫力がある富士山の写真でした。ちょうど、その1つの会場で白籏史朗氏
のお話を聞く機会がありました。彼は山岳写真家の第1人者であり、講演を聴いたり
著書を読んだりして私は山の写真の撮り方を学んできました。
 多くのプロカメラマンがデジタルカメラに変更するか併用していますが、彼はフィ
ルムカメラしか使っていないと言っていました。また、デジタルカメラはカメラでは
ない、とも言っていました。記号が並んでいるだけのものだ、というのです。
 確かにアンダーの画面を正常にしたり、不必要な物を削除したりと並んでいる記号
を操作することで自分の意図した写真に変えることができます。それがデジタルの良
さでもありますが、本物の自然の、見たままの、自分で写した風景か否かをわかりに
くくしていることも確かです。
 私もデジタルの画素数が多くなるまではフィルムカメラを使っていましたが、写真
にするコストの安さ、HPにアップしたりメールに添付したりする手軽さなどから今
ではフィルムカメラはほとんど使わなくなってしまいました。
 だた画像にあまり手を加えずにプリントしています。あくまでも「私が出合った山
々」を忠実に再現したいと思っているからです。
 
(読者の皆さんからのメールを募集します。このメールマガジンを読んでの感想でも
いいですし、ご自分の体験談でも、ご質問、ご意見でも何でもかまいません。このコ
ーナーではそれらを紹介していきます。)
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◆◆次号予告◆◆ 琴平山[象頭山](ことひらやま[ぞうずさん] 524m)
          ・大麻山(おおさやま 616m)  [香川県善通寺市]  

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2008年03月10日

足和田山(あしわだやま 1355m) [山梨県富士河口湖町]

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☆☆☆  週刊 私の出合った日本百名山 他の山々 第207号 2008/03/10 ☆☆☆

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 みなさん、こんにちは。

 庭のカンヒザクラも咲き始めました。5日には気象庁からソメイヨシノの開花予想
も発表されました。最も早く開花しそうな所に大分市、高知市と並んで静岡市も入り
ました。3月26日です。
 みなさんの地域の開花予想はいつですか。早く花を見ながらの山歩き、ウォーキン
グをしたいですね。
 
 
 今回紹介する山は、足和田山(あしわだやま)1355mです。この山は富士五湖
の河口湖と西湖の南側にある山です。
2月中旬の3連休を使ってたっぷり雪に接してきた山歩きの第3弾です。
 
 
【今週紹介する山】


 足和田山(あしわだやま 1355m) [山梨県富士河口湖町]


 私の印象は

      「 思ったより深かった雪に満足した 足和田山 」
    


【歩いた日】     2008年2月10日(日)

【天候】        晴れ

【コース及び時間】


大和田(一本木)13:20発−14:31大嵐分岐−14:36足和田山(五湖台

)〈1355m〉14:49−15:22大和田P


  【 登り 1時間16分  下り 33分   合計 1時間49分 】


*コースタイムは休憩や写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。
 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムにして
 ください。



 【感想 等】

 富士山を見ながら白銀の世界に浸かりたいと出かけた2月中旬の3連休、2泊3日
の第3弾「足和田山」である。
足和田山は富士五湖の河口湖と西湖の南側にある山である。またの名を「五湖台」と
言いかつては富士五湖が見渡せたようだ。また、東海自然歩道のモデルコースとして
最初につくられたということである。

 3連休の最初、箱根の丸岳(NO.205号)に登り、次に山中湖近くの石割山(
NO.206号)に登った。新雪の中のラッセルではあったが積雪は30cmほどで気
持ちよく歩くことができた。しかも、思ったより時間がかからなかったので午後から
もう1つ歩くことにした。それがこの河口湖・西湖近くの足和田山だ。
丸岳  http://masarus2.hp.infoseek.co.jp/hyaku-d/yama205/yama205.htm
石割山 http://masarus2.hp.infoseek.co.jp/hyaku-d/yama206/yama206.htm

 山中湖から国道139号線を足和田に向かう。
河口湖が近づくと右方向に足和田山の連なりが見えてくる(HPの写真)。
大和田に着き、昼食後、13時過ぎ登山を開始した。

 樹林の間の急な山道を登っていく。
前日降った雪は石割山より多く、膝下まである。40cmくらいだ。
そこに少しだけ歩いた足跡が50cmほどの間隔で穴になってある。
もっと入山者が多いかと思ったが、ラッセルよりは楽だ。ラッキーだった(写真)。

 午後になり晴れてきたので真っ白な雪に黒い木の影が映っている。
積雪が40cmもあるとやはり歩きにくい。
防寒服は脱いで歩き始めたが、汗が噴き出してくる。

 前方から中高年3人組が歩いてきた。
3時間かけ山頂までラッセルしたと言っていた。
彼らにお礼を言って先を急いだ。

 出発から1時間ほど歩くと、かなり平坦になる。もうすぐ尾根だ。
積雪は5cmほど多くなった。深いトレースになっていて歩きやすい。

 14時半、東方向からの大嵐ルートに合流した。
足和田山まではあと少しだ。

 最後の直登のところには標識がなかったので先行者のトレースがルートを少しはず
れていることはわかったが、尾根を歩けば山頂へは着くので気にしなかった。

 2分くらい歩くと実際の道の標識と共に踏み跡があった。
そしてすぐに足和田山の山頂に着いた。

 山頂には立派な展望台があり、そこの主な標識は足和田山ではなく「五湖台」であ
った。(もちろん、別に足和田山の標柱もあった。)
そして、カラーで描いた東海自然歩道と富士五湖の案内板があった。

 曇っていた富士山の回りの空も晴れすっきりと富士が見えた(写真)。
展望台からは五湖は見えなかったが、河口湖がとてもきれいに見えた(写真)。
他には本栖湖が見えた。
大きくなった木がじゃまして残りの3湖が見えないのだろう。

 当初の予定は三湖台、紅葉台と歩いて鳴沢氷穴下山しバスで戻る、であった。
そのためにバスの時刻表もプリントアウトし持ってきた。
しかし、ここから先は新雪の中、全く足跡がない。
ラッセルをしての縦走では日没までに下山することは出来ない。
このコースの縦走は次回の楽しみにとっておくことにした。

 帰路は同じコースを戻る。
といっても大嵐分岐は正規のルートで下っていった。
15時過ぎ、中年カップルが登ってきた。
自分も遅い出発であったが、もっと遅い人がいるとはびっくりした。

 下りは30分余で下りてしまった。
あまりの早さに自分でもびっくりした。
約40cmと思ったより深かった雪と遊べて、またすっきりした富士山も見えて満足し
た午後であった。

 下山後すぐ、第4の山の麓の精進湖に向かって出発した。
 

◆◆◆◆ この写真付きのページは次のURLからご覧になれます。

   http://masarus2.hp.infoseek.co.jp/hyaku-d/hyaku-dindex.htm

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◆◆masarusのコーナー◆◆  ・・・ 穂高・槍・富士山が1,2,3位 ・・・

 静岡県富士市役所から富士山が見えるかどうかを1日3回調べているそうです。昨
年は211日見えたそうです。富士市は製紙工業で有名です。そのためもあるのか7
月は0日だったそうです。富士山が見えたのが1番多かったのは1月で20日だった
そうです。(静岡新聞08.3.6)
 私は毎日通勤途中、職場から富士山が見えるか否かを楽しみにしています。きれい
に見えた日は大変気持ちよい1日になります。
3月に入りここ静岡からも見える日が少しずつ減ってきています。春は霞んで見える
日は少なくなるのが残念です。

 先日、『山と渓谷』2008年1月号には、読者1000人に聞いた日本国内の好
きな山と登ってみたい山がでていました(P.50)。
 4位以下は変わるのですが、1,2,3位はどちらも同じでした。それが題に書い
た「穂高・槍・富士山が1,2,3位」です。好きな山としてこの3座で625人が
選んでいます。登りたい山としても518人が選んでいます。すごい人気ですね。
これらの山に登るときは時期を考えないとラッシュ並の混雑ですね。例えば、槍の肩
から山頂まで人が少ないときは15分でしたが、混んでいるお盆には1時間かかりま
した。山頂がせまいので1人下りないと次の人が登れないのです。
穂高岳 http://masarus2.hp.infoseek.co.jp/hyaku/yama55/yama55.htm
槍ヶ岳 http://masarus2.hp.infoseek.co.jp/hyaku/yama54/yama54.htm
富士山 http://masarus2.hp.infoseek.co.jp/hyaku/yama72/yama72.htm

 確かにこの3座は何回か登っていますが、私も特別な思いがあります。どれもすば
らしい山です。
しかし、他の山もすばらしいところがあります。それが、山との出合いであると思い
ます。
近くの小さい山でもいろいろなすばらしい表情を見せます。
それが、このメルマガの題でもある「私の出合った・・・・」です。
是非、みなさんが出合ったすばらしい山々を教えてください。 

(読者の皆さんからのメールを募集します。このメールマガジンを読んでの感想でも
いいですし、ご自分の体験談でも、ご質問、ご意見でも何でもかまいません。このコ
ーナーではそれらを紹介していきます。)
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◆◆次号予告◆◆ 三方分山 (さんぽうぶんざん 1422m)
                       [山梨県上九一色村町・身延町]  

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2008年03月03日

石割山 (いしわりやま 1413m)  [山梨県山中湖村]

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☆☆☆  週刊 私の出合った日本百名山 他の山々 第206号 2008/03/03 ☆☆☆

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 みなさん、こんにちは。
3月ですね。少し暖かくなってきましたね。北海道や東北などではまだまだ寒い日が
続くでしょうが・・・。
家の玄関には桜の花やチューリップが咲いています。もちろん、これらは温室もので
しょうが・・・。
 野山にソメイヨシノが咲くのが待ち遠しいですね。
 
 今回紹介する山は、石割山(いしわりやま)1413mです。この山は富士五湖の
1つ山中湖のすぐ北にある山です。
先月の3連休を使ってたっぷり雪に接してきた山歩きの第2弾です。
 
 
【今週紹介する山】

 石割山 (いしわりやま 1413m)  [山梨県山中湖村]


 私の印象は

      「 軽いふわふわの新雪の中楽しく歩いた 石割山  」
    


【歩いた日】     2008年2月10日(日)

【天候】        薄曇り

【コース及び時間】


平野8:23発−8:47石割神社赤い鳥居−9:02石段終了9:07−9:30

石割神社奥社9:35−9:55石割山〈1413m〉10:17−10:43平尾

山分岐10:48−(東海自然歩道)−11:18林道−11:25平野P


 【 登り 1時間22分  下り 1時間3分   合計 2時間25分 】


*コースタイムは休憩や写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。
 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムにして
 ください。



 【感想 等】

 白銀の世界に浸かりたいと出かけた2月中旬の3連休、2泊3日の第2弾「石割山
」である。
石割山は富士五湖の1つ山中湖の近くにある山である。

 NO.205(丸岳)で書いたように、御殿場温泉会館で温泉に浸かったあと、簡
単に早めの夕食を取り山梨県の富士吉田市に向かった。天気予報の大雪注意報の通り
雪がどんどん降ってきた。
御殿場から富士吉田まで24km。わずかその距離を雪のため2時間半かかった。
丸岳 http://masarus2.hp.infoseek.co.jp/hyaku-d/yama205/yama205.htm

 17時半過ぎ、御殿場から国道138号線を走り始めてすぐチェーンを着けなくて
はならなくなった。
昨年まではスタッドレスタイヤでチェーン脱着の苦労はなかった。スタッドレスタイ
ヤが古くなってきたのでタイヤの交換はやめて、今年は昔のチェーンを着けることに
したのだ。しかし、着け始めて後悔した。ひさし振りのチェーン交換がうまくいかな
いのだ。タイヤの前に広げたチェーンを置き、車を移動させてタイヤを乗せる。それ
がうまくいかないのだ。20分かかったがうまく装着できなかった。仕方ないのでジ
ャッキアップしてチェーンを着けた。

 国道138号線はチェーンを着けてない車があるのかのろのろ運転だ。
山梨県との境、篭坂峠を越えてものろのろだ。少しスピードが出たと思うと、除雪車
に追いつきまたのろのろ運転だ。
そんなことで予定よりかなり遅れ、20時少し前に富士吉田に着いた。


 翌10日、登山口の平野に向かった。雪は20cmほど積もっていたが、除雪車が
朝早くから活躍し道路は走りやすくなっていた。夜半に雪はやみ、天気は回復しつつ
あった。

 私は平野に車を置き、石割神社の赤い鳥居から登り平尾山に登ってから下山する計
画を立てた。
商店でパンを買いながら道を尋ねると、すぐ先の神社から入っていくと石割神社だと
教えてくれた。

 道路脇に駐車スペースを探したが、除雪してない空き地は30cmほどの降雪のた
め車の置き場所は見つからなかった。また、逆に除雪車が雪を道路の両脇に避けてい
るため40cmほどの壁ができ車が進入できない。
予定を変更して石割神社の赤い鳥居前まで車で入ろうかとも思ったが、降ったばかり
の雪でタイヤが滑ったり側溝に脱輪したりするのが恐くてやめた(写真)。

 パンを買った商店の方に戻ると、店のおやじが周辺の雪をどかしていたので「どこ
か車を止めるところないか」と訪ねると店の駐車場に置いていいという。ご厚意に甘
え、置かせてもらうことにした。

 そんなわけで出発に時間がかかってしまい、8時半近くになって出発した。
国道413号線脇にある石割神社前社の脇から舗装された林道を登っていく。
林道の途中からこれから登る石割山が見えた。

 降ったばかりの今回の雪は少し滑りやすいので慎重に登っていく。
途中、2台の車が通過した。やはり新雪の中を車で入る人もいるのだ。

 平野を出てから20分余、赤い鳥居に着いた。
マイクロバスの団体と乗用車の2人組が出発の準備をしていた。
団体のあとをついて歩くのは嫌なので、そこで休まず彼らより先にそのまま石段を登
っていく。
80mくらい先には2人組の若者が登っていた。

 赤い鳥居の先の石段は20cmほど雪をかぶり真っ白で石段の石は見えなかった(
写真)。
やや急な石段を滑るのを心配しながら手すりにつかまったりしながら登っていく。
足跡は先発の2人組のものだけだ。
約400段あると言われる石段を15分で登りきった。
2人組がそこの東屋の中で休んでいた。
あいさつをして私も少し休んだ。

 ここからは巾の広いなだらかな道だ。
気持ちよく歩いていくと数分で先発の2人に追いついた。
「どうぞ」というので私が先頭になる。
人の足跡のない中を、自分の足跡を付けていく。
ルートもはっきりしているし積雪も20cmほどなので苦にならない(写真)。
樹木の間から新雪を頂いた富士山が顔を覗かせたりウサギの足跡が現れたりの快適な
山歩きだ。

 20分余で石割神社奥社に着いた。
奥社は登山道と違い、かなりの雪に覆われていた。
神社の社名である割れた大きな石の間を通ろうと思って途中まで行ったが雪が深くあ
と少しのところで断念した。反対からも同じく腰以上の雪の量であった(写真)。
お参りだけして出発した。

 奥社からはやや急坂になる。
足を滑らせたり木を掴んだりして20分で石割山山頂に着いた。
10時少し前だった。

 山頂はあまり木がなく、風の吹きさらしになっていて寒かった。
目の前には山中湖の向こうに富士山が大きく見えた(写真)。
その手前にはこれから向かう平尾山やそれから続く大平山・大出山が見えた。

 商店のおやじからは「新雪で一日がかりだぞ」、と言われていたが雪の量は思った
よりも少なく夏のコースタイムくらいで歩くことができた。
 風の来ないところにシートを敷き休んでいると、続々と登って来る。
マイクロバスの団体は中年女性がほとんどの28人グループであった。

 にぎやかくなってきたのでそろそろ出発しようと平尾山へのルートを探していると
10mほど先でお尻を出している。
そこは先日歩いた「御正体山(NO.193)」へのルート上だ。
そんなところでしないでほしい。しかも他に数人が同様にしようとしている。目のや
り場がなくすぐ向きを変えた。
雪の中でする場合、雪が解ける春先まで黄色やオレンジ色に白い雪を染めてしまう。
形跡を残さない工夫をしてほしいのもである。そんなこともリーダーや引率者の責任
であると思う。
できれば、携帯トイレを持参してほしいものだ(500円くらいからある)。
御正体山 http://masarus2.hp.infoseek.co.jp/hyaku-c/yama193/yama193.htm

 山頂で20分ほど休んで、平尾山に向けて出発した。
山頂までは冬用のウールのズボンにゴアテックスのスパッツという格好で新雪の中を
歩いてきた。
枝から落ちてきて時々付く雪は手で払えば何とかなった。

しかし、ここからは急な下り。
滑って転ぶことはわかっているので雪が付きにくい上下の服を着た。
そして厚手のウールの手袋の上にもゴアテックスのオーバーミトンを重ねた。
これでばっちりだ。

 40cmから50cmの雪の中を滑りながら降りていった。雪の中は転んでも滑っても
汚れないし雪がクッションになっていて痛くないのがいい。
10分ほど下るとほぼ平坦な尾根歩きだ。
時々吹き溜まりがあり膝まで埋まる。
しかし写真のように道のところはへこんでいて迷うことはない。

 山頂から30分ほどで平尾山への分岐に出た。
平尾山に行くことも考えたが、東海自然歩道を平野に下ることにした。

 新雪の中を自分の足跡を付けながらすいすい歩く。
所々に動物の足跡がある。
ウサギの足跡ならわかるが、残念ながら何の足跡であるかわからない。
犬のように木に黄色い小便をかけてマーキングをしている動物もいる。

 分岐から20分で石割神社前社の上の林道に出た。
朝通った道である。
ここからは車まで近い。
下り坂を慎重に7分で平野に置いてある車に着いた。
11時半少し前であった。

 これから登る数人のグループが2つ、石割神社に向かって歩いていった。
冬の山はいくら初心者コースでも、日が短いので早く出発した方が良いと思うのであ
るが、みんなの出方を見てゆっくり出発するグループが多いように思う。
 
新雪の中を軽いラッセルを楽しんだ余韻をかみしめながら次のポイントへ向かった。


◆◆◆◆ この写真付きのページは次のURLからご覧になれます。

   http://masarus2.hp.infoseek.co.jp/hyaku-d/hyaku-dindex.htm

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◆◆masarusのコーナー◆◆  ・・・ キャラバン製靴が危ない!! ・・・

 『山と渓谷』2007年10月・11月号に1ページを割いて「株式会社キャラバ
ン」から次のような広告が出たのをご存じですか。私は見落としていて何気なく再度
見ていたとき見つけました。

「トレッキングシューズご愛用の皆様へお願い」
文面には「弊社が1997年以降に発売した靴が経年劣化により使用中に突然ソール
の破壊が起こる可能性がある」といったものです。
商品名は、GK−20、GK21、GK−30、GK−31、GK−32、GK−4
6だという。
 もしキャラバン製の靴を使っているようでしたら商品名を確かめてみてください。
この6商品に該当していたらソールの剥がれに気を付けてください。
フリーダイアル 0120−937−565 へ電話してください。

 読者のみなさんは私の靴のソールの剥がれについて書いた記事の記憶があるここと
思います。メルマガのNO174から176です。忘れた人のためにHPに記載しま
した。
キャラバン製登山靴のソール剥がれる 
http://masarus2.hp.infoseek.co.jp/caravan.htm
雑誌の広告記事 http://masarus2.hp.infoseek.co.jp/caravan.JPG

 私がこのメルマガで靴の剥がれをみなさんにお知らせしたのが昨年の5月です。
キャラバンにもメールで連絡しました(返事はありませんでした。
そしてこの雑誌の広告は9月ですので、その後の対応です。

ただし、私の靴はGK−40です。
この広告記事を見て電話しました。私のはGK−40なので該当しないということで
した。私は関連は少しはあるのではないかと今でも考えていますが、仕方ないことで
す。

 広告記事の中には「ソールの交換を有償で実施する」とあります。材質が悪くソー
ルが剥がれるのに「有償」というのが気になります。登山中には壊れた靴の代わりの
靴がありません。大変困ることになるわけです。社会の常識から考えて「無償交換」
が一般的だと思います。

 また、記事の前面に「キャラバン製登山靴」と書くべきです。写真を見ていただく
とわかるように、連絡先のフリーダイアルの下に小さく会社名が出ています。これで
は多くの人が気づきません。

 いずれにしろ、以前書きましたように、最近の靴は4年過ぎたらソールの剥がれを
意識してチェックする必要があるということです。他の道具もしっかりチェックして
山へ出かけないといけませんね。
 

(読者の皆さんからのメールを募集します。このメールマガジンを読んでの感想でも
いいですし、ご自分の体験談でも、ご質問、ご意見でも何でもかまいません。このコ
ーナーではそれらを紹介していきます。)
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◆◆次号予告◆◆ 足和田山(あしわだやま 1355m)[山梨県富士河口湖町]  

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