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2007年07月26日

週刊 私の出合った日本百名山 他の山々 第182号

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☆☆☆  週刊 私の出合った日本百名山 他の山々 第182号 2007/07/26 ☆☆☆

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 みなさん、こんにちは。

 7月も終わりに近づき、暑い日が続いています。セミの鳴き声も、朝からものすご
いです。早く梅雨が明けてほしいものです。

 今回紹介するのは、伊豆・河津町にある登り尾山(1056m)です。聞いたこと
のない方が多いと思います。実は私も知りませんでした。
 天城山系で登ったことのない山に行ってみたいと地図を見ていて見つけました。
静岡の百山にも入っていて、HPの写真のように木々が素敵な山でした。
 お時間のある方は、登り尾バス停からの縦走も出来ますので、是非挑戦してみてく
ださい。

 
【今週紹介する山】

     登り尾山(1056m) [静岡の百山  伊豆・河津町] 

 
私の印象は

 「 素敵な木々に出合った天城山の 登り尾山  」



【歩いた日】     2007年4月22日(日)

【天候】        曇り時々小雨

【コース及び時間】

 天城・寒天橋6:20=(自転車+徒歩)=6:50登り尾登山口6:54−7:

06新山峠−7:41登り尾山〈1056m〉7:47−8:12新山峠−8:23

登り尾登山口=(自転車)=8:35寒天橋


   【 登り 1時間17分  下り 48分   計2時間5分 】

*コースタイムは休憩や写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。
 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムです。



【感想 等】

 天城山は、毎回すてきな木々との出合いがある。
天城高原から八丁池・天城トンネルまで縦走した秋にはふかふかのもみじの落ち葉の
絨毯に出合い、5月の天城山ではアカヤシオと天城シャクナゲ、ブナの巨木の新緑に
出合った。
今回の登り尾山ではHPの写真のような素敵な木々に出合った。
天城山 http://masarus2.hp.infoseek.co.jp/hyaku/yama73/yama73.htm
八丁池 http://masarus2.hp.infoseek.co.jp/hyaku-b/yama102/yama102.htm

 朝の6時20分、寒天橋から自転車で寒天道路を八丁池方面に向かった。
今回はタウンサイクル(自転車)を車に積んできていた。
それは内装3段変速でタイヤサイズは27インチの自転車だ。
寒天橋から登山口までの道路は舗装であることは、2月に八丁池に来たときに確かめ
てある。

 2万5千分の1の地形図で調べて、まあ自転車で走れるだろうと思い、こぎ出した
のだ。
天気は、早朝の雨もやみ、合羽を着ずにスタートできた。
始めはゆるかった傾斜も、だんだんきつくなりジグザグに登っていく。
最後はとても走れず、自転車を引きながら歩いてしまった。
そのため登り尾登山口まで30分かかった(これなら歩いてきた方がよかったとも思
ったが、帰りの快適さを思い、頑張って自転車を引いた)。
 地形図をよく見ると、登山口の標高は830mで、寒天橋と登山口の標高差は18
0mだった。
少々大変であったわけである。

 4月下旬だというのにまだ道路脇には桜の花が残っていた。
湿った生き生きとした朝が木々と共に私を迎えてくれているようだった。

 登山口に自転車を置き、山道に入っていった(HP写真)。
小川を細い木の橋で渡り、葉がまだ充分生えていない木々の間を新山峠に向かう。

 木々の間の山道を歩くこと約10分、新山峠に着いた。ここは四辻になっていて右
に曲がり緩やかな尾根を登っていく。
登るに連れてガスが出てきた。
そして、HP写真のように赤い落ち葉の上に見たこともない木々が現れた。
それは、上に上に伸びたり太くなったりする木々ではなく、横に幹を増やしていく木
々だった。
それらの木々が緩やかで広々とした稜線に点々と陣取っている。
今まで出合ったことのない風景であった。

しばらく行くと、花の咲いた木々が何種類かあった。
前に聞いたことのある名の花もあったが、忘れてしまった。
写真は桜の仲間だろうか、南アルプスの南部にある山、蕎麦粒山に登ったときにも見
たことがある。
 
 そんなことを考えながら歩いていたら、木々が茂り、木々の葉が登山道を狭めてい
る地点に来た。
服が濡れそうなので、ついに合羽を着た。

葉が覆い被さっていたのはほんの数10mほどだった。
雨が降りそうなので、そのまま合羽を着た格好で歩いた。

 新山峠から30分余でもう標高1056mの登り尾の山頂だった。
HPの写真のように、なだらかな山頂だ。
新山峠からの標高差は100mほどしかない。
展望はきかないが、木々の中を歩くのも楽しい。
特に今回のように見たこともない楽しい木達に会ったときの喜びや楽しみは大きい。
山頂付近にも、HPのような半分朽ち落ちた老木もあった。
またたくさんのヒメシャガの木もあった。
ヒメシャラは木の肌がうす茶色で光っているのですぐわかる。
天城山万三郎岳のしゃくなげコースにはもっと大きいヒメシャラの木々があったこと
を思い出した(HPに写真あり)。
天城山 http://masarus2.hp.infoseek.co.jp/hyaku/yama73/yama73.htm

 下りは同じコースを、写真を撮りながら歩く。
8時半前、登山口に着いた。山頂からわずか30分余だ。
自転車で下ろうとしたら小雨が降ってきた。

 自転車は全くペダルを踏まなくてもどんどん進んでいき、雨が顔に当たったが12
分で寒天橋に着いた。
途中、ガスのかかった登り尾の稜線が少し見えたのであわててシャッターを押した。

 ガスと小雨はあったものの、素敵な木々に出合えた早朝の散歩になった。



◆◆◆◆ この写真付きのページは次のURLからご覧になれます。

       http://masarus2.hp.infoseek.co.jp/hyaku-c/hyaku-cindex.htm


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◆◆masarusのコーナー◆◆ ・・・ 先日の台風4合の影響 ・・・

  前号NO181の「始めに」のコーナーで少し台風4合のことを書きましたが、
山にも大きな被害を及ぼしています。
 山の登山道などの詳しい情報はわかりませんが、静岡側からの南アルプスへのアプ
ローチは、路肩が崩落し、畑薙臨時駐車場〜畑薙第一ダムは通行が出来なくなってい
ます。復旧のめどは立っていません。8月上旬のうちには歩いて通れるようにするよ
うですが、徒歩だけでは大変な面があります。
 山梨側、長野側でも通れないところがあるかもしれません。関係機関へ連絡してか
ら出かけられることをお勧めします。
 
(参考)南アルプス南部登山・観光情報−最新情報
 http://sawarajima.cocolog-tnc.com/blog/


(読者の皆さんからのメールを募集します。このメールマガジンを読んでの感想でも
いいですし、ご自分の体験談でも、ご質問、ご意見でも何でもかまいません。このコ
ーナーではそれらを紹介していきます。)
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◆◆次号予告◆◆ 大鐘山(418m)[静岡県 西伊豆町]  

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2007年07月16日

週刊 私の出合った日本百名山 他の山々 第181号

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☆☆☆  週刊 私の出合った日本百名山 他の山々 第181号 2007/07/16 ☆☆☆

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 みなさん、こんにちは。

 台風4号はすごかったですね。しかも、海の日を入れた3連休に当たってしまった
ので山登りなどの予定が狂ってしまった人も多いでしょうね。
 私の地区でも、大変な大雨が降り、14日朝には隣組の組長である私の所に電話が
あり、「避難勧告が出たらすぐに避難するように」とのことでした。
 なんとか、避難はしなくて済みましたが、被害に遭われた地域のみなさまにおくや
み申し上げます。
 
 今回は、富士登山の足慣らしに登った愛鷹山[越前岳](1504m)です。
日本200名山にも選ばれている山です。梅雨時期でしたが、幸運にも合羽を着ずに
歩くことが出来ました。

PS:前号でお知らせした富士山富士宮口は14日現在も九合五勺で通行止めです。
  富士山に登られる方は、情報を入手して山歩きを楽しんでください。


 
【今週紹介する山】

愛鷹山[越前岳](1504m) [日本二百名山 静岡県裾野市・富士市]

 
私の印象は

「 富士登山の前に足慣らしを楽しんだ 愛鷹山[越前岳] 」



歩いた日】     2007年6月30日(土)

【天候】        曇り時々小雨

【コース及び時間】

 十里木高原10:39−11:02馬ノ背−11:50勢子辻への分岐−11:5

5愛鷹山[越前岳]〈1504m〉12:15−12:29富士見台−12:47鋸岳

展望台12:52−13:08富士見峠13:12−13:27黒岳〈1087m〉

13:33−13:44富士見峠−14:06山神社−14:20愛鷹山登山口14

:25−15:18十里木高原P


   【 登り 1時間16分  下り(黒岳往復を含む) 2時間49分 

                             計4時間5分 】

*コースタイムは休憩や写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。
 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムです。


【温泉】  富士山「天母の湯」  1時間 400円  (3時間 700円)



【感想 等】

 私は富士登山を特別視し、登るための自分なりの約束事をしている。
それは、どこかで山歩きをして、足慣らしをしてから日本最高所の富士登山に備える
、というものである。

 今回は忙しくて時間がなかったので富士登山の前日に足慣らしをすることにした。
富士山の方向で、静岡から簡単に行けて手頃の山を地図帳で探したら「愛鷹山(あし
たかやま)」を見つけた。

 愛鷹山はかつては富士山より高かったと言われている。
静岡からは富士山と愛鷹山が並んで見えるが、私は愛鷹山の9つの峰の上にかつてあ
ったであろう4500mほどの山容を想像してしまう。そして、1年生の国語の教科
書にある「けんかした山」の物語を思い出すのだ。
 2つの山が高さを競い、森の動物や月・太陽が止めるのも聞かずにけんかをし噴火
した話である。

 愛鷹山はかつて1度登ったことがある。また、南北に縦走したいと思い現在計画中
でもある(南北縦走のネックは交通の便の悪さだ)。
 今回は久しぶりに十里木側から越前岳を歩いた。

 愛鷹山は愛鷹連峰の総称をいう。富士市・沼津市・長泉町・裾野市の4つの市にま
たがっている。最高峰は 越前岳(1504m)で、黒岳(1087m)、呼子岳(1310m)、鋸
岳(1296m)、位牌岳(1458m)、前岳(1336m)、袴腰岳(1248m)、大岳(1262m)、
愛鷹山(1188m)の9つの峰からなっている。
 愛鷹山とは、狭義では南側にある愛鷹山(1188m)を指すが、最高峰の越前岳の登
頂をもって登ったという場合が多い(今回は単なる足慣らし山歩きなのでたいした意
味はないが、日本200名山を意識して読まれている人のために)。

 家を出たのも遅く、十里木高原に着いたのは10時半近かった。
無料の駐車場はほとんど満車であった。きれいなトイレもあり、ありがたかった。

 私は、すぐに用意をし、時々霧のような小雨が降る中、合羽も着ずに出発した。
木のあまり生えていない草地の階段を数分登ると眼下にはゴルフ場が見えてくる。
そしてすぐに十里木高原展望台がある(HPの写真)。
 ここからは晴れていれば、富士山が正面に見える絶好の展望台だ。
HP写真のように重い雲が低くたれ込め、今日は富士山などの展望を期待するのは無
理だ。

 電波の中継塔の横を登って行く。
少しなだらかになり、越前岳が見えてくる。馬ノ背だ。ベンチもあり家族連れと若い
カップルが休んでいた。
私は出発してからまだ30分も経っていないので、もう少し歩くことにした。

 道は樹林帯の中にはいるが、気温と湿度が高く汗が噴き出してくる。
半袖シャツの肘から下の出ている部分も玉の汗が付いている。
(この日は佐久間・天竜で県内初の猛暑日35.1度を記録したと、翌日の新聞が報
じていた。)
名前はわからないが、花の咲いている木もいくつかあった。
道は急になり、雨で濡れていて滑りやすい。

 歩き始めてから1時間余、山頂も近くなった。
そして、登りも緩やかになってきた。
梅雨時の草木は生き生きとしている(HP写真)。
そんな自然を見ながら歩く。
そこには、勢子辻へ下る分岐があった。

 そこから5分で愛鷹山塊の最高峰、越前岳に着いた。
地元の年輩3人組が休んでいた。
相変わらず、ガスがかかり展望は良くない。
かすかに愛鷹山の連山が見えるが、晴れていれば南アルプスも見える。

 昼食を取りながら休憩した。
3人組はピストンで鋸岳に向かっていった。
私は次回の縦走の楽しみに取っておくことにした。

 山頂で20分ほど休んだのち、富士見峠・黒岳方向に出発した。
十里木高原からピストンの往復2時間では物足りないので周遊コースを選んだ。
セミの鳴き声も聞こえてきた。
鳴き声も聞いたことのないものであったが、登山道の手の届くところにいたのでセミ
を捕まえてみた。
体長はミンミンゼミとツクツクホウシの間の大きさだ。
ハルゼミだろうか。あまり見たことがないセミだ。
セミは幼少時代毎日のように捕まえていたので多少は知っているのだが・・・。
(みなさんの中に詳しい人がいれば、写真を見てもらいたいと思っている)

 10分余で富士見台に着いた。
ここは、あの山岳写真家「岡田紅陽」が富士山の写真を撮った所として有名な場所で
、その看板もあった。
そこには10数人の団体が休んでいた。私と反対方向から登ってきたようだ。

 そこから20分ほどで鋸岳展望台だった(HP写真)。
鋸岳は相変わらず、上部がガスで見えなかった。
そこで5分ほど休んで、下っていった。

そこは、V字にえぐれて雨に濡れた滑りやすい道が待っていた。
うんざりしながらも滑らないように注意して下っていった。
1時過ぎ、富士見峠に着いた。
ベンチもあり、新しい標識に標高960mとでていた。黒岳は1087mなので標高
差は約100mである。

 少し休んでから歩き、薄いガスが出てきた中を15分で黒岳の山頂だった。
山頂は広々としていたが、灌木に囲まれていた。
手作りのベンチで少し休んで戻り始めた。

 富士見峠に戻り、3分ほど下ると「愛鷹山荘」だった。
山荘から数メートルの柵に予約制定員6名と書いてあった。
かつて、ここに宿泊し縦走する、というルートを紹介してあった本を思い出した。
道は歩き込まれていて下りやすい。
20分ほどで山神社であった。
鳥居は木でできていて大きかったが、社は小さかった。

 そこから林道を歩くこと約15分、国道469号線に出た。
バス停「愛鷹山登山口」があり、バスの時刻を見るとやはり1時間以上の待ち時間で
あった。
地図で見ると歩いても5km、1時間だ。
5分ほど休んでから国道を歩いて十里木高原にある車に戻った。

 愛鷹山への登りとほぼ同じ、1時間。
車道歩きは大変長く感じた(こんな事なら、自転車を積んでくればよかったと後悔し
た)。
なんとか、もっていた雨も車まであと少しになった時、急に降り出した。
木々の下を歩き合羽はなしで済んだ。梅雨時期にラッキーであった。

 下山後は、近くの「富士山天母の湯」に行った。何回も入ったことがあるので安心
して入浴できるところがいい。
 富士登山への、手頃な足慣らしが出来た。 


◆◆◆◆ この写真付きのページは次のURLからご覧になれます。

       http://masarus2.hp.infoseek.co.jp/hyaku-c/hyaku-cindex.htm


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◆◆masarusのコーナー◆◆ ・・・ 楽しいから山に登る(10) ・・・

  『9,未知との遭遇(動物や自然現象との出合い)』

 「楽しいから山に登る」の9つ目は、『9,未知との遭遇(動物や自然現象との出
合い)』です。
 山というのは多くの人にとって非日常ですよね。そこでは何があるかわからない。
人間の力が及ばない大自然の中にいさせていただく、そんな空間であると思っていま
す。
 昨日の台風一過では二重の大きな虹を見ましたが、山で初めて丸い虹を見たときに
は本当にびっくりしました。しかも、その中に人のような影が映っている。しかも、
その影は自分だったのです。あとで調べると、それは日輪現象(ブロッケン現象)と
いって気象条件がそろえばよく見られる現象だとわかりました。今まで数回見ました
が、かつて山で修行している僧侶が見れば神様に見えてもおかしくはありません。
仏像の体にある輪はそれを表しているということを聞いたことがある。
 今回紹介した「愛鷹山」でもハルゼミ(?)に出会ったのも偶然です。8月下旬に
歩いた丹沢山(日本百名山)では人間よりシカの方が多く会いました。毎回のように
多くの動植物に会っています。八ヶ岳本沢温泉のニホンカモシカや屋久島宮之浦岳の
のシカようにほぼ会えるだろうというものもいますが、多くは偶然の出合いです。
 また、昨年夏の大峯奥崖道での雷の巣も驚きでした。また、10月の宝永山の風も
これまで経験したことのない大自然のパワーを見せつけられました。
 そのような体験を通して、人間が大自然の一部であること、地球環境によって生か
していただいていること、日頃の悩みはちっぽけであることなどを知ることが出来ま
した。自分の知らない現実の大自然との遭遇はわくわくする楽しさがあります。
 それは、SF映画を現実に体験しているような気にさせてくれることもあります。

本沢温泉   http://masarus2.hp.infoseek.co.jp/hyaku-b/honzawa/honzawa.htm
屋久島宮之浦岳 http://masarus2.hp.infoseek.co.jp/hyaku/yama100/yama100.htm
大峯奥崖道6 http://masarus2.hp.infoseek.co.jp/hyaku-c/yama158/yama158.htm
宝永山    http://masarus2.hp.infoseek.co.jp/hyaku-c/yama152/yama152.htm

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2007年07月12日

週刊 私の出合った日本百名山 他の山々 第180号

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☆☆☆  週刊 私の出合った日本百名山 他の山々 第180号 2007/07/12 ☆☆☆

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 みなさん、こんにちは。

 7月も10日を過ぎ、梅雨の後期に入ったのでしょうか。九州を中心に激しい雨が
降っています。また、台風も近づいています。土砂災害や洪水などには気を付けたい
ものです。
 
 今回は、日本一の高さを誇る富士山(3776m)です。山頂の剣ヶ峯の紹介は3
度目です。今回は通行禁止の中、アイゼンとピッケルを持っての山開きの日の山歩き
です。富士山富士宮口の山の様子をお楽しみください。・


 
【今週紹介する山】


   富士山(3776m)3  [日本百名山 静岡・山梨県]


 
私の印象は

「 登山禁止の中、多くのズック靴に呆れながら 雲上散歩を楽しんだ 富士山 」



【歩いた日】     2007年7月1日(日)

【天候】        快晴

【コース及び時間】

 富士山新五合目富士宮登山口5:45−5:58新六合目−7:11七合目−7:

44八合目−8:14九合目8:19−8:40九号五勺−8:47アイゼン着8:

55−9:01アイゼン脱9:05−9:12頂上浅間大社奥宮9:20−9:33

剣ヶ峯〈3776m〉9:46−(お鉢巡り)−10:15富士吉田口10:20−

10:43富士宮下山口10:57−11:19九号五勺−11:33九合目11:

37−11:55八合目−12:08七合目12:25−12:42新七合目−13

:06新六合目−13:17五合目富士宮登山口P


   【 登り 3時間23分  下り(お鉢巡りを含む) 3時間1分

                            計6時間24分 】

*コースタイムは休憩や写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。
 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムです。


【温泉等】   アクアスやいづ(海洋深層水タラソテラピー施設)

                           1000円(2時間)


【感想 等】

 私は富士山を眺めるのも登るのも好きだ。富士山は9度目の登頂である。
今までmasarusのコーナーを含め何回か紹介している。
HPとしては、9月の富士山、昨年の10月の富士山、宝永山、村山古道1、村山古
道2で紹介した。
9月の富士山 http://masarus2.hp.infoseek.co.jp/hyaku/yama72/yama72.htm     
10月の富士山 http://masarus2.hp.infoseek.co.jp/hyaku-c/yama151/yama151.htm
宝永山    http://masarus2.hp.infoseek.co.jp/hyaku-c/yama152/yama152.htm
村山古道1  http://masarus2.hp.infoseek.co.jp/hyaku-b/yama144/yama144.htm
村山古道2  http://masarus2.hp.infoseek.co.jp/hyaku-b/yama145/yama145.htm

 初めの数回は友人達と7・8月の安定した時期に登ってきていた。それも楽しかっ
たが、最近は違う時期の富士山も知りたくて出かけている。
 また、一度は富士山の山開きの日に登りたいとかねがね思っていた。
退職していない一般の勤労者が「山開き」に登るには数年一度のチャンスしかない。
7月1日が仕事の休みに合わなければ登れないのだ。

 昨年は7月1日が土曜日だったので登る準備をしたが、雨だったので行くのを中止
した。
山開きのこの時期は梅雨真っ最中で雨の確率が高いのである。

 今年の7月1日は日曜日。天気は昨年より少し良く、富士宮地方の降雨確率が20
%ということだった。
よし、富士山に行こう!!と思ったものの、残雪が多く6月22日の新聞では10年
ぶりに山開きが危ぶまれるという記事が載っていた。

 26日、富士宮市役所へ電話し、富士山の雪の状態等をお聞きした。返事は「よく
わからないが、ちょうど、本日、土木事務所がブルドーザーで調べに行っているから
そちらに聞いてくれれば詳しいことがわかる」ということで、TEL番号を教えてい
ただいた。
 翌日電話すると受付の女性が出て、ちょっと待ってください、とかなり待たされた
後、「雪の深いところで4m、登れない」の一点張り。冬山の経験もあり、アイゼン
を付けて登りたいが本格的アイゼンが必要か軽アイゼンでいいのか聞くと、それはわ
からない、という。警察に聞いてくれ、登るなら警察に登山届けを出すように、と言
われた。

 28日、富士宮警察署に電話で聞いた。山の状態を見ていないのでアイゼンはどち
らがいいとかはわからない、との事。当然である。
結局、たらい回しにされたことになる。
 ブルドーザーでの下調べに行った担当者が、詳しい情報を文書にし職場内で、また
関係機関で共有してほしいものだと切に思った。できれば、HPにアップし情報公開
をしてほしいものだ。
 翌29日の新聞には、静岡県側の3つの登山道とも10年ぶり山頂までは解除でき
ないことが出ていた。富士吉田口は雪かきにより何とか山開きに間に合った、とも出
ていた。

 山梨県側の富士吉田口に行くことも考えたが、やはり近い静岡県側から登頂したい
、と富士宮口に前夜夕方に到着した。
 表口五合目駐車場はガスがかかっていた。天気が良ければ、夜間出発してご来光を
拝みたい(ただし、山頂付近はかなりの雪がありアイゼンを付け慎重に登らなくては
ならない)。
 しかし、夜間ずっと断続的に雨が降り、7月1日の朝を迎えた。5時頃出発したグ
ループもあった。

 五合目は前日以上にガスはかかっているが雨は降っていない。私は5時45分、1
2本爪のアイゼンとピッケルを持ち出発した(HPの写真)。とうぜん、登山靴はア
イゼンが付けられる冬季用の物である。
出発時、3人組のグループが一緒だったが他には登山客の姿はなかった。

 6時少し前に新六合目小屋に着いた。HPの写真のように柵が作られて『通行止め
』の看板が立てられている。普段は9月1日から6月30日までこのようになってい
る。
 しかし今年は、HPの写真でもわかるように残雪が多いので7月に入っても通行止
めなのだ。
 
 ここまで来ると、ガスが薄くなってきた。そして、ガス越しに真っ青な青空が顔を
出してきた。
山頂までずっとガスの中を登るかもしれないと覚悟していただけにうれしかった。

 七合目小屋の雪渓は斜面もなだらかで、かつ、斜めに横切るのでアイゼンは必要な
い。昨夜は雨であり、今は七月であるので雪は柔らかであった。
 順調に歩を進めた。そして、うれしいことに太陽も顔を出してきた。
 火山灰の山肌や雲海などを眺めながら1歩1歩進んでいく。

 7時44分、八合目小屋に着いた。通行止めなので山小屋はどこも閉まっている。
その小屋先でズック靴で1人休んでいる若者もいた。軽い高山病の感じのようだ。

 8時14分、九合目小屋萬年雪山荘に着いた。標高は3460mだ。
ここまで来ると、名前のように小屋の裏まで雪がある。
あと、300mで山頂だが山頂付近にはびっしり雪が見える。
私の休憩のリズムと小屋のある位置が合ったので小屋の前で休憩した。

 九合五勺まで20分だった。その少し上で座り込んでアイゼンを付けている2人組
がいた。
雪は柔らかく普通の山ならアイゼンがなくても登れるくらいだ。
しかし、傾斜が大変急で滑ればそのまま滑落してしまう。

 私はリュックからアイゼンを取り出して靴に付け、ピッケルのひもを手首に付け、
気を引き締めて出発した。
写真のように前を歩く人が3人見えた。3人ともアイゼンを付けていたがピッケルは
持っていなかった。
滑落したとき、体を止めるためには必要だと私は思うのだが・・・。

 私がアイゼンを付けて歩いたのはわずか6分だった。休まないで一気に登った。久
しぶりに雪を味わい楽しかった。

 びっくりしたのは、雪渓の中をブルドーザー道が横切り、そこは雪がないことだ。
そのブル道を通ればアイゼンなしでも山頂に立つことが出来るのだ。
出発前、私に山頂の様子を聞いてきた年輩の人は、ブル道なら通れるだろうというこ
とを知っていて、そこを登ってきた。
 他のブル道はロープが張られ、迷い込まないようにしてあり「通行禁止」の札もぶ
ら下がっていたが、ここにはそれがない。

 9時過ぎ、富士宮口の山頂である「頂上浅間大社奥宮」に着いた。昨年10月に見
た雪が付いた鳥居とは全く違い、快晴の空の元、余り雪のない中に、でんと構えてい
た。
 それは夏の顔であった。しかしいつもの夏の顔と違うのは神社も山小屋も閉まり、
あたりは静まりかえっていることだ。

 剣ヶ峯方向には私の身長を超える雪があるところもあった。かつて雪の多い8月に
登ったときにもここの便所に行くのに3mほどの雪山を越えて行ったことがあった。
 10月に、強風で写真を撮っていた人が滑ってきた氷は溶けて水たまりになってい
た。

 剣ヶ峯までの最初の道は日当たりも良くかなり雪が解けていてぬかるんでいた。
10月に苦戦した最後の登りも全く雪はなくスムーズに歩けた。
 9時半過ぎ、日本で一番の高所「剣ヶ峯」に立った。そこから見えるのは富士山頂
のお鉢と富士山五合目の下に一面広がる雲海だった。
 剣ヶ峯の狭い山頂には数人が休んでいた。

 山頂から見た富士宮口方面の写真がHPの下にある。
山道に雪がないと言っても静岡県側3登山道は通行止めであるのでこれくらいは雪が
ある。
結構白くて、その向こうには雲海が広がりそれも白い。山頂から見た風景は思った以
上に白い。
もちろん、火山灰の山肌は黒く、白と黒のモノトーン的な風景になる。

 雪が残る中、剣ヶ峯から北進し、お鉢巡りに向かう。
お鉢の淵を3分ほど歩くと、アイゼンを付けたくなるくらいの急な下りだ。
雪はやわからく、滑り落ちても雪のスロープで止まりそうだ。
先を行く3人組は足の裏で滑りながら走って下った。
私は慎重に登山靴の踵で雪にステップを付けながら降りていった。
そこ以外はたいした雪ではなかったが、回り込んで写した剣ヶ峯はHP下の写真のよ
うだった。

 雲海と火口の様子を楽しみながら約1時間かけて火口(お鉢)を一周回る。
さすが、山頂まで開通した「富士吉田口」からは数珠繋ぎで登山者が登ってくる。
お鉢巡りで人が多いのは吉田口山頂だけだ。あとは通行止めなのでごくわずかの人が
いるだけだ。

 富士宮口山頂で11時近くまで展望を楽しんだのち、来た道を下り始めた。
 九合五勺手前の雪渓ではアイゼンを付けて下った。
ズック靴でアイゼンも付けずに登ってくる命知らずもいてびっくりした。
滑り落ちたらどうなるだろうか・・・・

 下山中に、何人もズック靴で登ってくる人があった。富士宮口から登る人の70%
はズック靴等の雪対策なしであった。
私は彼らに声をかけ、冬山装備のない一般登山者は通行止めであること、ズック靴で
は急坂の雪渓は危ないこと、裏道としてブル道なら山頂へ行けることを伝えた。

 下りは周りの景色や高山植物を見ながら降りていった。
登るときは気が付かなかったタカネツメクサやイワツメクサなども咲いていた。

 1時過ぎ、新六合目に着いた。
さすが小屋の前には多くの観光客がいて、山頂方向の写真を撮ったり休んだりしてい
た。
そこを過ぎるとガスの中であった。
そして、駐車場も上の部分は満車であった。

 登山のあとの楽しみは温泉だ。
 前日は、富士山スカイラインを下ったところにある「富士山天母の湯」に入ったの
で、今回は地元まで戻り「アクアスやいづ」に行くことにした。
 アクアスやいづは1年前にオープンした海洋深層水の体験施設である。今はやりの
タラソテラピー 【thalassotherapy】施設である。いろいろな施設があるが、私が使
うのはもっぱらプールである。駿河湾の深さ300m以上のミネラル一杯の深層水を
36度に温めたプールとジャグジーがお気に入りだ。(当然ながら、水着で入るので
あるが、水着がちょっと体に付いてしまうこともあるが・・・)
富士山天母の湯http://masarus2.hp.infoseek.co.jp/hyaku-b/yama145/yama145.htm
アクアスやいづ http://masarus2.hp.infoseek.co.jp/akuasu/akuasu-main.htm


 写真のようにジェットバスは屋外にもある。焼津港が見えるだけでなく、天気が良
ければ富士山や伊豆半島も見える。
 残念ながら富士山は厚い雲の中であった。この日の焼津アルプスは標高400m以
上はガスがかかっていた。
 あと気に入っているのは水圧が強いジェットバスで足の裏や腰、ふくらはぎなどを
ケアーすることだ。あとはプールをゆっくり歩き全身の筋肉をほぐした。
 この日も2時間、富士登山の疲れを癒した。

 翌朝の新聞に、「富士山開き ご来光を見た!」が出ていた。あの雨の中を登り、
ご来光に巡り会えた人達がいたのだ。私にもあと少しガッツがあれば・・・。
 今回の私の出合った富士山に満足すると共に、100人いれば100通りの富士山
との出合い方があることを感じた。

 家に帰って首や顔を見ると日に焼けて少し赤くなったな、と思った。
4日ほどすると、顔の皮がむけてきた。紫外線の強さにも驚いた富士登山だった。  
  


◆◆◆◆ この写真付きのページは次のURLからご覧になれます。

       http://masarus2.hp.infoseek.co.jp/hyaku-c/hyaku-cindex.htm


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◆◆masarusのコーナー◆◆ ・・・ 富士山登山道「通行止め」の表示 ・・・

 上の本文にも少し書きましたが、7月1日は富士山の山開きでしたが残雪が多いた
め、富士宮口は新六合目より上は「通行止め」です。
 富士土木事務所がブルドーザーで様子を見に行って決めているということも書きま
した。
 しかし、実際には野放しで多くの人が登っていました。その内、70%の人は軽装
で登っていました。雪の少ない10月にも自然の厳しさを味わった私は、登るか否か
ということも含め迷いました。
 それは、雪が多く、少し間違えば滑落し命がなくなることも考えられるからです。
怪我をしただけでも、多くの人に迷惑もかかります。
 実際、私が行く少し前には須走り口で滑落して重体になっています。

 富士宮口を登っている人には延べ100人近く会いました。彼らはどれだけの情報
を持って登ってくるのでしょうか。アンケートでも取って聞いてみたいところです。
きっと、十分な情報がないと思います。
それで、前述のように、「ブルドーザーでの下調べに行った担当者が、詳しい情報を
文書にし職場内で、また関係機関で共有してほしいものだと切に思った。できれば、
HPにアップし情報公開をしてほしいものだ。」と書きました。
 新六合目の「通行止め」の横には次のように書かれた看板があります。
「富士宮登山道の新6合目から上は、残雪が多いため通行止めになっています。富士
土木事務所 富士宮警察署」
外国人にもわかるように、下に英語でも表示されています。
 世界遺産に登録をめざす富士山ですので、このような表示があるのは大変ありがた
いのですが、無視されたのでは意味がありません。

 表示をもっと親切に具体的にしたら、無謀登山が少しは減るかもしれません。
例えば、「残雪が大変多いため、アイゼン・ピッケル等冬山装備がなければ登ること
はできません」というのを付け加えてはどうでしょうか。
 雪の多さを、写真をHPや登山口に付けるのも1つの方法かもしれません。
 いずれにしても、山岳事故を少しでも減らせたらいいですね。
 
(読者の皆さんからのメールを募集します。このメールマガジンを読んでの感想でも
いいですし、ご自分の体験談でも、ご質問、ご意見でも何でもかまいません。このコ
ーナーではそれらを紹介していきます。)
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◆◆次号予告◆◆ 愛鷹山(1504m)[日本二百名山 静岡県裾野市・富士市]  

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2007年07月04日

週刊 私の出合った日本百名山 他の山々 第179号

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☆☆☆  週刊 私の出合った日本百名山 他の山々 第179号 2007/07/03 ☆☆☆

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 みなさん、こんにちは。

 7月に入りました。いかがお過ごしですか。
わが家の庭では木々も茂り、芝の中の草が伸びだし、手に負えない状態になってきて
います。自然はこの梅雨時に大いに成長するんですね。改めて、そう感じます。
 また、ずっと前にあった七夕豪雨を思い出します。7月7日前後に3日3晩大量の
雨が降り土砂崩れ、川の決壊、道路が陥没があり、大変な災害でした。
 梅雨後期の土砂降りにはみなさんも気を付けてくださいね。
 
 今回は、山梨県山梨市の乾徳山(けんとくさん)[日本二百名山]です。この山は
湧き水、森林、草原、岩場、展望といろいろ楽しめるすばらしい山です。まだ登って
ない方は是非、行くことをお勧めします。


 
【今週紹介する山】


   乾徳山 ( けんとくさん 2031m ) 

              [日本二百名山、山梨百名山 山梨県山梨市]


 
私の印象は

「 湧き水、森林、草原、岩場、展望といろいろ楽しめた 乾徳山 」



【歩いた日】     2007年5月27日(日)

【天候】        快晴

【コース及び時間】

 乾徳山登山口バス停(山梨市三富徳和)9:14−9:34登山口−9:57銀晶

水10:02−10:13駒止−10:35錦晶水10:40−10:47国師ヶ原

四辻−11:07月見岩11:22−12:00乾徳山〈2031m〉12:18−

12:23黒金山への分岐−13:12高原ヒュッテ−13:15国師ヶ原四辻−1

3:53道満山〈1314m〉−14:19徳和峠−14:31乾徳山登山口バス停



   【 登り 2時間21分  下り 2時間13分  計4時間34分】

*コースタイムは休憩や写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。
 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムです。


【温泉】   ほったらかしの湯(山梨市矢坪) 600円




【感想 等】

 先日、ちょうど付けたテレビで人気の温泉をやっていた。前号のmasarusのコーナー
でも書いたが、日本人は大好きだ。だから、TVで温泉番組はよくやっている。
 そこで紹介された温泉はいくつかあったが、静岡から近くて私が行ったことがなかっ
たのが、山梨県山梨市にある『ほったらかしの湯』であった。
 地図で見てみると近くに日本百名山の甲武信岳、二百名山の乾徳山があった。
甲武信岳は登ったことがあるので今回は乾徳山はどうかな、と登山ガイドを見るとなか
なか面白そうだった。
というのは、湧き水、森林、草原、岩場、展望といろいろ楽しめるというのだ。このう
ちの3つくらい楽しめる山はよくあるがすべて楽しめたらもうけもの。
 しかも、登山後はほったらかしの湯へ入れるとしたら最高だ。
甲武信岳 http://masarus2.hp.infoseek.co.jp/hyaku/yama67/yama67.htm

 甲府から国道140号を東進し、山梨市徳和にある乾徳山登山口バス停に着いたのは
9時過ぎだった。ここには30台ほど止めることのできる無料の駐車場があり、ありが
たい。しかし到着が遅かったので空きスペースがなかった(この山の人気がわかる)。
そこで大きなお地蔵さんの前に車を止めさせていただく(お地蔵さんには止めていただ
くことと、登山の安全をお願いした)。

 この乾徳山のもう1つの良さは周遊コースが取れることだ。いろいろなコースの取り
方があるが、樹林帯の中の2つの湧き水を経由し国師ヶ原に出て、月見岩、岩場を通り
山頂に着き、帰路は黒金山分岐まで北上し中腹を国師ヶ原に戻る。そこから往路を横切
り道満尾根を下るといった八の字コースを取った。一番楽しめると思ったからだ。

 午前9時14分、初めは徳和川に沿って舗装された道を登っていく。晴れているので
舗装道歩きは暑い。登山口まで20分だったが、それだけで汗がかなり出てきた。
 登山口で上着の長袖を脱ぎ、一服してから山道に入る。林道から山道に入ると、樹林
帯の日陰になりうれしかった。

 快適に20分余歩くと「銀晶水」という湧き水に着いた。おいしい水をたっぷり飲ん
で出発した。
 また10分余行くと、「錦晶水」に着いた。ここでも充分水を飲みちょっと休んでか
ら出発した。
 道中に水場があるというのは、本当にうれしい。山の冷たい水はおいしい。

 そこから数分で国師ヶ原四辻だ。HPの写真のように樹林帯を抜けて灌木と草の混じ
った植生になる。車を駐車した徳和から道満尾根を来る道、月見岩や岩場を経由して乾
徳山に登る道、左から山腹を巻いて乾徳山に登る道が交差する四辻がある。
 私は真ん中の月見岩や岩場を経由して乾徳山に登る道を通る。写真のようにこれから
行く月見岩のあるススキの原っぱや乾徳山が目の前に見える。
 少し休んでいると20kg以上の大きなザックを背負った若い男女の3人組が左から山
腹を巻いて乾徳山に登る道から下ってきた。きっとテント泊で黒金山や西沢渓谷から来
たのだろう。この山にはそんな楽しみ方もあるのだ。

 四辻からしばらく行くとすぐにススキの原になる。今年3月に登った大阪の岩湧山(
いわきさん 897m)とは違ってススキは焼き払われていないのがよかった(写真)。
岩湧山 http://masarus2.hp.infoseek.co.jp/hyaku-c/yama170/yama170.htm

 11時過ぎ、月見岩に着いた。大きな岩がでんと構えるその場所は、展望もいいので
30人ほどが休んでいた。この山の人気のほどがわかる。
景色を眺めながら昼食にした。道満尾根から四辻を通らず登ってくる道もあり、数人が
その道から登ってきたのが見えた。残念ながら富士山は霞んでいて見えないが、天気が
いいので気持ちがいい。

 年輩の方々の団体が出発したので私もあわてて用意をした。彼らの後では岩場でかな
り待たされそうだと考えたからだ。木々の中を登っていくと岩場が次々にある。なかに
は写真のようなかなり垂直に近い岩場もあり楽しい。岩場が不安な人のために巻き道も
あり、そこを通る人もいた。
 岩場にはミツバツツジやサクラソウなども咲いていて目を楽しませてくれた。

 岩場を抜けるともう山頂だった。岩場で少し待たされたところもあったが、月見岩か
ら山頂までは40分もかからなかった。涼しい森林、湧き水、ススキの草原、展望、そ
して一枚岩の岩場。いろいろ楽しませてくれる思った通りのすばらしい山だ。

 せまい山頂は30人ほどが休んでいた。
地平線に近い方には雲が出ていたが、展望はあった。
富士山や南アルプスこそ見えなかったが、黒金山、奥秩父の山々、大菩薩の山々が見え
た。

 下りは黒金山方向に5分ほど下って山腹を巻いて国師ヶ原四辻に戻る。
下り始めは少し岩場だった。月見岩からの登りの岩場に比べれば大したことはない。
国師ヶ原四辻方面には標識に従って樹林帯の中を下りていく。
最初は結構急坂だ。やがて緩やかになり、高原ヒュッテに着く。なかなか良さそうな山
小屋だ。
老夫婦が1組、休憩していた。登りや乾徳山の山頂では多くの人に会ったがこの下りの
コースではこの1組しか会わなかった。このコースが余りポピュラーではないのかもし
れない。
ヒュッテから3分で、朝通過した国師ヶ原四辻だ。

 四辻を直進し、道満尾根に向かう。
かつては作業用の車も通ったであろう牧場跡のなだらかな広い道を進む。
大平牧場への分岐を過ぎた頃から細い尾根道になるが傾斜はたいしたことなく快適に下
っていく。
松林の中で展望はあまりないが暑くなくてよい。
草の新緑に混じってシダ類も新芽を出していて楽しませてくれる。
四辻から40分弱で1314mの道満山に着いていた。
馬の背のような感じの樹林帯の中なので、標識と三角点がなければ勢いで通り過ぎてい
ただろう。

 道満山から30分弱で徳和峠だった。
そこから徳和に下れば車を駐車した乾徳山登山口バス停だ。
14時半頃下山できた。

 さあ、下山後はもう1つの楽しみである温泉だ。
車でR140を甲府方面に戻ったところのフルーツ公園上にある。
天気もいいのでフルーツ公園も大変にぎやかであった。
いくらTVでやったからと言って山の上で交通の便もよくない、しかも名前の通り「ほ
ったらかしの湯」だ。
それほど混んでいないだろうと思ったが、初めに出来た温泉では狭くなり2つ目の「あ
っちの湯」を造るという人気ぶりだ(先に出来たのは「こっちの湯」という)。駐車場
も広々としているが満車に近い。
 温泉は、室内もあるが中心は写真のような草ぼうぼうの露天だ。
甲府盆地や周りの山々、富士山が見える。
 ウリは日の出1時間前から22時まで営業。日の出も星も見ることが出来るというも
の。
混みようには閉口したが、次回は日の出前か夜来たいと思った。

 この時間になると、乾徳山では見えなかった富士山もうっすらと見えてきた。
山の疲れを癒し気分爽快で、静岡への帰路に着いた。
  
  


◆◆◆◆ この写真付きのページは次のURLからご覧になれます。

       http://masarus2.hp.infoseek.co.jp/hyaku-c/hyaku-cindex.htm


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◆◆masarusのコーナー◆◆ ・・・ NO177の鞍掛山 ・・・

 山梨の井川さんからのメールです。

「はじめまして、『私の出合った日本百名山』をいつも楽しく読ませていただいてい
ます、山梨県在住の井川と申します。

第176号の鞍掛山を読ませていただき、少々物足りなく思い、メールさせていただきま
した。

メール本文に
『まもなく、鞍掛山(2037m)の山頂だった。残念ながら山頂は樹林帯の中で展
望はなかった(写真)。
残りの昼食を取り、休んでから同じコースを戻るため出発した。』とあります。

確かに、山頂は展望がないのですが、ここより歩いて7,8分の所に甲斐駒ヶ岳を真正
面に見据える展望台があるのです。それは大展望と言ってよい凄い眺めです。これは
甲斐駒を北東から見る形になり、魔利支天の“ぼっこん”がないなだらかで、穏やか
な表情の甲斐駒が、両手で抱えきれないほど大きく見えます。
メールでは鞍掛山登山を急遽お決めになられたようで、十分情報がなかったかもしれ
ませんが、この大展望に触れられていないことが非常に残念でした。
私としては、「あそこまで行かれながら…」という気持ちです。鞍掛山までは、途中
ルートが消えるようなわかりにくい箇所があり、気軽に行けるわけではないと思いま
すが、機会がありましたならばまた挑戦してみてください。」

井川さん、貴重な情報ありがとうございます。私も急遽決めたので、25000分の
1の縮小版地図しかありませんでした。情報も全くない中での山歩きだったので苦労
したので帰宅後、インターネットで調べたら鞍掛山山頂に展望台という矢印がある、
と書かれたHPもありましたが、山頂でそれを見つけることが出来ませんでした。
 次回行くときは、是非立ち寄りたいと思います。
 みなさんも、この鞍掛山に行くときには是非、展望台に寄ってください。
 
(読者の皆さんからのメールを募集します。このメールマガジンを読んでの感想でも
いいですし、ご自分の体験談でも、ご質問、ご意見でも何でもかまいません。このコ
ーナーではそれらを紹介していきます。)
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◆◆次号予告◆◆  富士山(3776m) [日本百名山 静岡・山梨県]  

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