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2006年12月31日

週刊 私の出合った日本百名山 他の山々 第159号

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☆☆☆  週刊 私の出合った日本百名山 他の山々 第159号 2006/12/31 ☆☆☆

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みなさん、こんにちは。

 今日は12月31日、大晦日です。
2006年最後の日です。
みなさん、2006年はどうでしたか。
私にとっては、まあまあの1年でした。
月1回の山歩きを続け、健康も何とか維持することができました。
2007年もみなさんにとって世界中の人々にとってすばらしいとしになることを祈
って今年の最終号を発行します。

 今回は、大峯奧駆道(おおみねおくがけみち)7です。4日目の前半、深仙ノ宿〜
石楠花岳〜天狗山〜地蔵岳〜涅槃岳〜証誠無漏岳まで歩いたの様子をお話しします。
南奥崖に入り小さい山を快適に歩きました。お楽しみください。

 
【今週紹介する山】

  大峯奧駆道(おおみねおくがけみち) 7 (世界遺産)


[ 深仙ノ宿〜石楠花岳(1472m)〜天狗山(1537m)〜        

 地蔵岳(1464m)〜涅槃岳(1376m)〜証誠無漏岳(1301m) ]

 
 
私の印象は

「南奥崖に入り1日全く人に逢わなかった 天狗岳 などの山々」



【歩いた日】     2006年8月23日(水)  [ 4日目前半 ]


【天候】       晴れ


【コース及び時間】

 6:00深仙ノ宿出発−6:19太古ノ辻6:25−6:55石楠花岳<1472m>7:

00−7:15天狗山<1537m>7:20−7:36奥守岳7:40−7:53嫁越峠8

:00−8:18地蔵岳<1464m>8:25−8:44般若岳<1376m> −9:00滝川辻

9:05−9:51涅槃岳<1376m>10:00−10:21証誠無漏岳<1301m>(昼食)

   【  八経ガ岳〜深仙ノ宿  3時間33分   】


*コースタイムは休憩や写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。
 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムです。

 
 
【感想 等】
 
 深仙ノ宿で日没と共に寝たことをNO.158で書いた。
NO.158 http://masarus2.hp.infoseek.co.jp/hyaku-c/yama158/yama158.htm

一眠りすると、ネズミが1匹歩き回っていた。
ネズミの学習能力の高さは十分知っているので、すぐに食料関係は二重に袋にしまいザ
ックに片づけた。そのザックを自分の近くに置いた。

 台湾の山「南湖大山」の山小屋で仲間がネズミに顔の上を走られたりザックに穴を開
けられたりしたしたことがあるから、余計に慎重に対処した。
 あまり近くに置きすぎて顔の上を歩かれるのもいやだが、食べられたのではこれから
の食料がなくなってしまう。
朝用に炊いて置いたご飯はコッフェルに入れたまま太い柱のような木の上にふたをして
置いた。もし、ふたが開けば、下に落ち音が鳴り目が覚めると考えたのだ。

 1時間おきくらいにネズミの走り回る音で目があいた。リュックの近くにやってきた
り、コッフェルの近くも走っていた。

 午前3時頃、コッフェルの近くで小さな音がするので見ると、ネズミがコッフェルの
中に入ってご飯を食べていた。
まだまだネズミ対策が甘い。
ネズミの勝ちだ。ふたを木から落とさずに開け、食べていたのだ。これで1食分減って
しまった。
それより、ばい菌があるかもしれないので、残ったご飯を取り出しゴミ袋に入れ、コッ
フェルの中を洗ってから熱湯消毒しなくてはならない。

 5時前、起きて出発の準備をする。
外へ出てみると、快晴だ。
そして低いところにある雲の上に太陽が上がるところだった。
太陽は神々の存在を感じさせるように神秘的ですらあった(HPの写真)。

 200m離れた水場に水を汲みに行くと、昨日流れていた小滝のようなところはチョ
ロチョロの水量だった。
これは「香精水」と呼ばれている水場である。
いつもはこのように少ない水量なのだろう。

すぐ近くを見るとふたをした水ためがあった。
よかったと思い、そこに置いてあった汲むための容器を洗い、水ためのふたを開けると
きれいな水ではあるがボウフラが泳いでいた。
最悪の場合は汲むだろうが、それはやめてチョロチョロの水を時間をかけて容器に入れ
た。
少しゴミも入ったが仕方ない。

 小屋の方を見ると2頭のシカが小屋近くまで来ていた。
大雨がやみ、朝ご飯を求めて来たのだろうか。
私が歩いていくと山の方に帰っていった。

 6時、快晴の中、気持ちよく出発した。
昨日の大雨で空気中の塵がすっかり取り払われ透明感がある。
悪天候の後には必ず、すばらしい天気がある。
変化に富んでいるのが縦走の楽しみでもある。

 大日岳の肩を通過し、6時半少し前、「太古の辻」に着いた。
これより南奥崖だ。看板も付いていた。
小屋を出発したばかりであったが、木々の美しさを見ながらしばし休憩する。
後ろを振り返ると、木々の向こうに今通過してきた大日岳が青空のもとに見えた(写真
)。

 そこから5分ほど登るとシャクナゲの木の群落だ。最後はシャクナゲの木々をかき分
けるようにして登る。
その山頂は名前の通り、石楠花岳(シャクナゲだけ)1472mだ。
春の花の時期はさぞきれいだろう。
コースタイムの所を見てもわかるように今日は小さな山をいくつも越えていく。
木々の上から出ている山を眺め5分ほどで出発した。

 15分ほど歩くと天狗岳だ(HPの写真)。
山頂には三角点があり、写真のように少し下がったところに標識が付いている。
ここでも展望を楽しみながら5分ほど休んだ。
次々に山頂になり休憩の間隔が近くなる。
でも、せっかくの良い天気だ。これから先は長いが、展望などを楽しみたい。

 ここでは歩きながらも高原状の歩きやすい地形で山々の展望を楽しんだ。(写真)

 次の奥守岳へも15分余だ。
登りも緩やかだったし、標識がなければ見落としような小さなピークだ。
そして次の嫁越地峠もすぐで、登れば地蔵岳だ。
地蔵岳では地蔵を見つけることができなかった。(山の形も地蔵には見えないし・・)

 小さなピークの続く山道は歩きやすく気持ちがいい。
天気もいいし、快適に進むことができた。
昨夜の雨のせいか、シマヘビと黒ヘビに出会う。
名前はわからないが、黒ヘビに会うのは珍しい。

 般若岳へは下からピストンだ。
山頂には標識はなく三角点が傾いているだけだった。
9時に滝川辻に着いた。
これらのコースは下草が刈られ整備されていて歩きやすい。
また、30分前後歩くと目印があり助かる。ありがたいことだ。

 南奥崖もここまで来ると山は低くなり木々に展望を遮られることが多い。
しかしそれは逆に考えると、暑い夏でも日陰になって暑さを遮ってくれる。

縦走も4日目に入り、荷物は軽くなりまた重さにも慣れてきた。
そのため、快適に歩くことができる。

 あたりは静かだ。
聞こえるのは沢の音、シカの鳴き声、鳥のさえずりだけだ。
10時少し前、涅槃岳に着く。

 ササが至るところで枯れている。
南アルプス前衛の山「櫛形山」でもそんな風景を見たが、数年から20年に1度花を咲
かせた後枯れると言うがそのためだろうか。

 ササの仲間も本日の歩き始めにあった「ヒメササ」は見て良し、歩いて良しだ。
しかし、ここ涅槃岳の近くは背丈が2mを越えるササだ。クマザサかな?

 屋久島の永田岳ではそれが生い茂り登るのに苦労した。
ここでは、HPの写真のように幅2mくらいしっかり刈ってくれてあり歩きやすい。

 10時半前、証誠無漏岳に着いた。
この山頂も展望がきかない。
少し早いが昼食にする。
  

◆◆◆◆ この写真付きのページは次のURLからご覧になれます。

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◆◆ masarusのコーナー ◆◆ ・・ メルマガ8億円、HP10億円 ・・

 12月20日の朝日新聞に出ていました。
何の金額かわかりますか?
そうです。
小泉政権が5年間に官邸HPとメルマガ運営にかかった経費です。
私も最初の6ヶ月は購読させていただきましたが、どうも宣伝が多い感じがしてやめ
てしまいました。
タウンミーティングでも1回当たり2000万円を超える経費が支出されていてびっ
くりしましたが、国がやることはお金がかかるんですね。
 私の発行しているメルマガも3年7ヶ月になりました。ご購読本当にありがとうご
ざいます。こちらは手弁当ですので、経費はメルマガ0円、HPも0円です。
これからもよろしくお願いします。
 
(読者の皆さんからのメールを募集します。このメールマガジンを読んでの感想でも
いいですし、ご自分の体験談でも、ご質問、ご意見でも何でもかまいません。このコ
ーナーではそれらを紹介していきます。)
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◆◆次号予告◆◆   大峯奧駆道(おおみねおくがけみち) 8 (世界遺産)

阿須加利岳(1251m)転法輪岳81281m)、倶利伽羅岳(1252m)、
行仙岳(1227m)  

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2006年12月19日

週刊 私の出合った日本百名山 他の山々 第158号

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☆☆☆  週刊 私の出合った日本百名山 他の山々 第158号 2006/12/19 ☆☆☆

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みなさん、こんにちは。

 師走も残すところあと12日ですね。。
せわしくなってきましたね。
正月休みの計画はできましたか。
私は雪がほとんど降らない静岡にいますので冬になると雪に会いたくなります。
それで、近くの八ヶ岳や山梨・長野県の山に出かけます。
正月はその年によって雪があまりなくがっかりすることもあります。
正月に登った日本百名山で両神山、雲取山は雪が少なかったです。
今年はどうでしょうか?
両神山 http://masarus2.hp.infoseek.co.jp/hyaku/yama65/yama65.htm
雲取山 http://masarus2.hp.infoseek.co.jp/hyaku/yama66/yama66.htm

 今回は、大峯奧駆道(おおみねおくがけみち)6です。3日目の後半、八経ガ岳〜
釈迦ガ岳、深仙ノ宿まで歩いたの様子をお話しします。
 雷の巣にはまってしまい困ったことが書いてあります。お楽しみください。(今だ
から笑って言えますが・・・)。


 
【今週紹介する山】

  大峯奧駆道(おおみねおくがけみち) 6 (世界遺産)


     [ 八経ガ岳(1915m)〜釈迦ガ岳(1800m)〜深仙ノ宿 ]

 
 
私の印象は

「雷の巣にはまり死ぬかと思った 釈迦ガ岳」



歩いた日】     2006年8月22日(火)  [ 3日目後半 ]

【天候】       曇り

【コース及び時間】

 八経ガ岳9:43−明星ガ岳−10:51禅師ノ森11:13(昼)−11:30

舟ノ垰11:40−12:11楊子ガ宿跡12:15−仏生ガ岳〈1805m〉−1

3:19鳥ノ水13:28−椽ノ鼻付近(大雨・落雷のため30分停止)−14:1

2釈迦ガ岳〈1800m〉14:14−15:45深仙ノ宿(泊)


       【  八経ガ岳〜深仙ノ宿  4時間45分   】

*コースタイムは休憩や写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。
 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムです。
 
 
【感想 等】
 
 3日目は6時前に行者還岳下の行者還小屋から始まった。4時間近くかかってここ
日本百名山大峰山(八経ガ岳)まで来た。
前号で書いたように天気も少し回復し、この最高峰から展望を楽しんでいた。

すると急にたばこのにおいがただよってきた。
遅れて着いた九州からの3人組の1人が山頂での一服を楽しんでいた。
私はむっとして黙って出発した。本当に、がっかりした。
山で、そしていろいろなところで無神経にたばこを吸う人が多いからだ。
是非、みんなから10m以上離れた風下で吸ってもらいたいものだ。
私は焼津アルプスなどで清掃登山をしているが、かつてよりは減っているものの山頂
や休憩ベンチなどにたばこの吸い殻の多いこと。本当に残念である。

 私が山頂にいた時間は13分だった。
ただ、山のすばらしいところは山頂だけでないということも知っている。
中腹でも次のビューポイントでも休憩すればいいと思った。
せっかく人に会えたというのに・・・。

 1890mの明星ガ岳へはほとんど平らですぐ着いた。左にピークを見ながら下っ
ていく。
トリカブトやアキノキリンソウなどが咲いている。
HPの写真のような倒木もあり目を楽しませてくれた。
11時前、禅師ノ森に着いた。朝食も早かったのでここで昼食にした。

 尾根道を高度を下げながら歩いていく。
11時半、舟ノ垰と呼ばれている、舟型の窪地に着いた。
またガスがかかり始め、草の緑がとてもきれいだった。
昼食で休んだ後だったが、休憩して緑を眺めた。

 12時過ぎ、楊子ガ宿跡に着いた。
そこには新しい楊子ガ宿小屋がある。
水場まで4分と書いてあった。

 ここからはまた登りだ。
ザックが肩に食い込み始めたが、大した登りではない。
仏生ガ岳の西側を通過する。
前方の山に低い雲がかかってきた。
そして近くの木々にもガスがかかり始めた。

 13時過ぎ、「鳥ノ水」に着いた。
孔雀岳に降った雨がしみこみ出てきたものだ。
おいしい。
それほど天気も良くなく、水筒の水は減っていなかったが、鳥ノ水をたらふくいただ
いた。

 雲いきが怪しくなってきたな、と思っていると雨が降ってきた。
一時晴れて何とか天候はもつかと思ったが無理だった。
雨がきつくなり、ついに合羽を出して着た。

 13時45分、「孔雀覗」。
だんだん、雨が強くなってきた。
そして、遠くで落雷も聞こえだした。

 「両部分け」の岩場近くに差しかかった時だ。
雷が孔雀岳に落ちた。
続いて、前の山にも後ろの山にも続けて落ちた。
 
 私は稜線の尾根道を歩いている。
落雷に対して全く逃げ場がない。
幸運なことに標高約1800mとそれほど高度がないの岩場であるので木も生えてい
るし岩陰もある。

 私は稜線から3mほど下がったところにある登山道の小さな岩と木の陰に荷物を背
負ったまましゃがんだ。
雨は激しくなり、まさにバケツをひっくり返したようなすごい量を頭から浴びせられ
る。
合羽は着ているといえども滝に打たれる修行僧のようである。
家の窓から大雨を見たことはあるが、大雨に打たれるのは初めてだ。

 ここ紀伊山地には標高1200mを超える山が約50座あるという。
そこがまさに雷の巣になっているのだ。
ある時は1分間に3回、またある時は3分あけてというようにあちらこちらで轟きわ
たっている。
私は以前から雷が鳴ると窓から外を見て雷光との関係から雷の位置を予測するのが好
きだった。
する事もないので雷の様子を見ていた。
あるものは遠くに、またあるものは比較的近くに落ちた。
「ランダム」という言葉がぴったりだった。

 と、近くで稲光がしたと同時に雷の落ちる音がした。
それと同時に岩に手を付いている右手の指先から弱い電流がビリ−と流れてきた。
それはすぐに左手に抜けていった。
何ボルトかはわからないが、雷に感電したのは確かだ。

 今いる場所は尾根から3mほどしかない。
しかも近くにやや高いピークがある。
次はそこに落ちるかもしれない。落ちれば間違いなく死ぬであろう。
それで、雷の間隔が5分あいたらもう少し安全な場所に移動することを決めた。

 30年間山歩きをしていて1度、雷に遭遇したことがある。
それは南アルプス全山縦走中だった。(かつて、メルマガ67号のmasarus のコーナ
ーで少し書いたことがある。)
静岡から山梨方向に3000mの稜線を歩いていると、真っ黒い雲と共に、雷が近づ
いてくるのがわかった。
ほぼ平らな、木の生えていない稜線なので、一番高いところは自分だ。
それで、急いで、眼鏡、時計、ザックなど金属が付いている物をその場に置き、少し
下がったところにあるハイマツの中に身を潜め、雷が通り過ぎるのを待った。
雷雲がすごい速さで動いてたので、運良く、20分ほどで通り過ぎていった。

 あの時は、少しは安全な逃げ場があったし、雷が来るのも行ってしまうのもわかり
やすくて良かった。
しかし、今回は辺り一面に雷が落ちている。
またいつ雷がおさまるかもわからない。
もしかすると日没までに山小屋に着けないかもしれない。
そんなことを考えながら待つこと20分、ようやく雷の間隔が5分ほどあき、私がい
る近くには落ちなくなった。
駆け足で、もう少し安全な場所を探した。

 3分ほどで尾根から10mほど下がった少しくぼんだところを見つけた。
その間、もし雷が落ちたら死ぬかも・・・、と思いながら恐怖におののいていた。
相変わらず雨は激しく降っている。
しかし、徐々に雷雲が移動していく気配を感じていた。

 2つ目の避難場所も時間が長く感じたが、10分ほどだったろうか。
雨はやまないが雷がおさまり、山々のガスが少しずつ晴れ始めた。

 私は釈迦ガ岳めざして歩き始めた。
少しばかりの凹凸も荷物の肩への食い込みも全く気にならなかった。
雷に比べれば大したことはない。

 14時過ぎ、釈迦ガ岳山頂に着いた。
山の名前にあるようにお釈迦様が山頂に立っていた(HPの写真)。
このお釈迦様が私を守ってくれたのかもしれない。
そこからは雲のかかった山々が見渡せた。

 釈迦ガ岳山頂から下ったところが本日の宿、深仙ノ宿だ。
山道や周りの木々は湿っているので慎重に下る。
3時半過ぎ、ようやく深仙ノ宿に着いた。
やっと雨が弱くなり、ほっとした。

 水場は小屋から水平に200mほど行ったところだ。
小雨の内に水を汲んでくる。水場が近くて本当に助かる。

 小屋では今夜も1人だ。
合羽や濡れた衣服をひもに干して食事の用意をする。

 小屋でほっとしたのもつかの間。
また大雨が降り出す。
そして雷も近くで鳴っている。
明るい内に宿へ着けて良かった。
いつまで降り続くのやら・・・・。

 日没とともに寝る。

  

◆◆◆◆ この写真付きのページは次のURLからご覧になれます。

       http://masarus2.hp.infoseek.co.jp/hyaku-c/hyaku-cindex.htm

     
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◆◆ masarusのコーナー ◆◆ ・・ 山登りという治療薬 ・・

 先日の朝日新聞の「高校生新聞感想文コン最優秀賞」塩原裕理さんが書いた題が上
記ものでした。これは朝日新聞10月22日付け東京板の「がんを患う女性山へ」と
いう記事の感想文です。
 記事のあらすじは医大の橋本先生ががんを患う女性たちに山に登って生きる力を取
り戻してもらいたいとその費用をチャリティーコンサートで募るという。また、ガン
患者の精神に登山の及ぼす影響を調べると末期がん患者のほとんどにうつ症状の改善
が見られたという。
 山歩きの人体や精神に与える良い影響はたくさんあります。
きっと、このメルマガの読者の中にも山歩きをあきらめている方もあるのではないで
しょうか。日本百名山でも歩かないで山頂に立てる山もあるし、少し歩くだけですば
らしい自然に会える山ならたくさんあります。是非、無理をしないように出かけてみ
てください。きっと充実感を得られると思います。
 
(読者の皆さんからのメールを募集します。このメールマガジンを読んでの感想でも
いいですし、ご自分の体験談でも、ご質問、ご意見でも何でもかまいません。このコ
ーナーではそれらを紹介していきます。)
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◆◆次号予告◆◆   大峯奧駆道(おおみねおくがけみち) 7 (世界遺産)

   石楠花岳(1472m)、天狗山(1537m)、地蔵岳(1464m)
涅槃岳(1376m)、証誠無漏岳(1301m)、阿須加利岳(1251m)
転法輪岳81281m)、倶利伽羅岳(1252m)、行仙岳(1227m)  

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2006年12月10日

週刊 私の出合った日本百名山 他の山々 第157号

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☆☆☆  週刊 私の出合った日本百名山 他の山々 第157号 2006/12/10 ☆☆☆

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みなさん、こんにちは。

 12月(師走)も中旬に入りました。
せわしくなってきましたね。
室内の片付けや大掃除の計画や暮れ・正月の計画を立てているところかもしれません
ね。また、年賀状の準備をされている方もいるでしょうね。
 私は先週末、冬に向けての車のメンテナンスをしたところです。具体的にはバッテ
リーを交換し、クーラント液の入れ替え、タイヤチェーンの積み込み等です。
私は雪道を走るのはシーズン2回ほどですが、山道での故障や事故が心配です。

 今回は、大峯奧駆道(おおみねおくがけみち)5です。3日目の行者還小屋から弥
山・八経ガ岳まで歩いたの様子をお話しします。
 ここで2グループと会いましたが、それ以降は全く会わずじまいでした。
そんなことからも百名山の人気と他の山々の違いを感じました。


 
【今週紹介する山】

  大峯奧駆道(おおみねおくがけみち) 5 (世界遺産)


     [ 行者還小屋〜弥山(1895m)〜八経ガ岳(1915m) ]

 
 
私の印象は

「やはり日本百名山 2グループ5人と会った 弥山・八経ガ岳」



【歩いた日】     2006年8月22日(火)  [3日目前半]

【天候】       曇り

【コース及び時間】

 行者還小屋5:53発−6:48一ノ垰−7:15トンネル西口への分岐7:20

−8:00聖宝ノ宿跡8:05−8:58弥山9:08−9:31八経ガ岳



       【  行者還小屋〜八経ガ岳  3時間18分   】

*コースタイムは休憩や写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。
 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムです。


 
 
【感想 等】
 
 3日目が始まった。
朝起きると、霧雨だった。HPの写真のようにガスも出ていて霞んでいる。
前日の夕方のように雷雨でなくて良かった、と天候が回復することを祈って合羽も着
ずに6時少し前に出発した。

 あまり展望もきかないので、なだらかな尾根道をどんどん進んでいく。
 20分ほど歩くと霧雨がやみ、ガスも晴れてきた。
木々の間から弥山・八経ガ岳方向の山が見えてきた。

 出発してから1時間くらいで一ノ垰だ。
近くには歴史を感じる大木が生い茂っていた。
そして、HPの写真のように壊れかけた一ノ垰避難小屋がひっそりとあった。昔はこ
の奥崖道にいくつの小屋があったのだろうか。

 尾根の方向が西に変わり30分ほど行くと、見覚えのある風景に出た。
そこには登山者3人が休憩していた(HPの写真)。
ここは7年前に日本百名山大峰山に登ったときに歩いた道なのだ。
大峰山 http://masarus2.hp.infoseek.co.jp/hyaku/yama91/yama91.htm
私もそうだったように、ピークハンターは行者還トンネル西口から大峰山(八経ガ岳
)をピストンで登る。
ここはその行者還トンネル西口から登り、尾根道に出た合流点だ。

 あの時は何を考えていたのか、写真がほとんどなく記録も多くない。
私にとってその前に歩いた大台ヶ原山の方がはるかに印象が深かったのだ。
大台ヶ原 http://masarus2.hp.infoseek.co.jp/hyaku/yama90/yama90.htm
深夜に到着し、たくさんのシカにあったり森を歩き山頂から見た展望に感激したり・
・・。

 しかし、改めてこのなだらかで歩きやすく太古からの木々が生い茂る尾根を歩いて
思った。
山深いここはもっとすばらしいところだと。
私は歩きながら、木々の写真を何枚も写した。

 疲れていないので軽くのどを潤して出発した。
彼らとは「天気が良くて良かった。何とか1日持ちそうだ。」なんていう話をした。
彼らは九州から来たと言っていた。
朝、霧雨だった天気もかなり回復し、晴れ間ものぞき始めた。

 20分ほど行った山々の展望が開けたところで老夫婦が休んでいた。
今日、2グループ目の出会いだ。はやり日本百名山の山だ。
他のところでは全く人に会わないのに、こうして登山者が歩いている。
少し話をしてすぐに出発した。
彼らは私の家の近く、藤枝市在住で、退職して百名山を始め2年間で56座という。
かなり熱を入れて登っていることがわかる。(ちなみに私の百名山は30年かかった)

 8時、聖宝ノ宿跡に着いた。
緑に囲まれた中に、1m余の理源大師の座った銅像が新しい標識と共にあった。
さあ、ここからが登りだ。「聖宝八丁」と名前が付いているようだ。

 ブナなどの木々が生い茂る道を登っていく。
夏といえども山道は木々の日陰なので暑くはなく、大変ではない。
9時少し前、弥山小屋に着いた。前はなかったような高床式のような2階の位置に家
があった(7年前の記憶にない)。

 そこから3分で弥山だった。
HPの写真のように立ち枯れの間を進んで行くと、鳥居があり山頂には白木造りの神
社がある。
山頂では10分ほど休んだり景色を眺めたりして近畿地方の最高峰でもあり、日本百
名山の八経ガ岳に向かった。

 八経ガ岳は弥山より標高が20mほど高いだけなので、ここから見ると目の前につ
ぶれた三角形があるように見える。
中間辺りに来ると「オオヤマレンゲ保全対策事業」とかかれたフェンスがある(HP
の写真)。
これは前回見たのをはっきり覚えている。シカ等の食害から草や木々を守るものだ。
そのフェンスも前回より増えていた。

 年々、シカやサル、イノシシ等が増え農家や林業家達は困っている。
今夏、静岡市の奥にある山伏岳にヤナギランを見に登ろうと思ったが、食害で3株し
か咲いていないと言うのを聞いてやめた。
動物たちと共存するにはどうしたらよいのだろう。

 9時半過ぎ、標高1915mの八経ガ岳に着いた。
見覚えのある鉄の杖と山頂の標識があった(HPの写真)。
近畿の最高峰といえ、独立峰ではないので抜群の展望とはいえない。
下には渓谷、東側には大台ヶ原、南にはこれから向かう釈迦ガ岳につながる稜線が見
える。

 紀伊山地の山深さがここでも実感された。

  

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 7月31日の朝日新聞に『高原を歩いて若返りを実感』という見出しの記事があり
ました。読んでみると、1時間ほど歩いた後に脳年齢を測定したら50歳が37歳に
なった(実年齢43歳)。「ちょっときつめの運動が脳にいい。自然の中でのんびり
するだけでなく、軽い刺激を与える方が脳は活性化する」そうです。「脳トレーニン
グツアー」もあるそうです。
 読者のみなさんの中には時間がとれない方もあると思いますが、ちょっと近くの里
山を歩くだけでも良いことがいっぱいですよ。歩いてみませんか。
 
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