「CUT UP MOMENT EVOLUTION DRIVE」 KULU/KULU(INITIAL NOTE)/2004
クルクルというバンドは、2年ほど前にすでに解散してしまっている。 ギター2本にベースとドラム、さらにノイズ発生装置としてのキーボードが加わった5人編成。いかにも今の人たちというか、ポスト・ロック的というか、ボーカルがいないインスト・バンドであることもふくめ、ロック・バンドとしては昨今ではさほど珍しい形態ではない。
ポスト・ロックといわれる音楽を楽しめない。その多くはピアニシモからフォルテシモへ、急激に移行する際に発生する圧倒的な摩擦熱を聴かせどころとしている。淡々とした8ビートで数分もしくは十数分に及ぶ時間を埋め尽くした後、唐突に轟音ギターがギャーンと暴れ出す瞬間のカタルシスは確かに魅力的ではある。私も初めは面白がっていろいろ聴いていたが、すぐに飽きてしまった。

