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2005年01月18日

1月14日付・読売社説(1)[納税者番号制]「導入は年金改革に欠かせない」

国民の関心が高い年金論議を、財界が求める納番制導入に結びつける意図が露骨である。「米国、欧州の複数国、韓国などで実施され」ているからといって「税制の世界標準」とするのはやや強引な印象を受ける。「民主党や日本経団連なども、以前から納番制の導入を求めている」との指摘は、逆に国民一般から求められた制度ではないことを露呈している。...

2005年01月18日

1月13日付・読売社説[『戦後』を超えて]「財政再建と再生の二兎を追え…日本経済の復活元年へ」

続々繰り出される「『戦後』を越えて」シリーズ。今回は平和問題とは関連がやや薄いが、消費税増税を軸に、「庶民を犠牲にした」財政再建と「財界・大企業の」再生を「二兎」として押し進める内容である。【プラザ合意が転換点】 外圧による「内需拡大」策がバブルを招き、失敗に終わったことは読売でも指摘せざるをえないと見える。しかし追求の内容は曖昧に過ぎる。...

2005年01月11日

1月11日付・読売社説[『戦後』を超えて]「中国はどこへ向かうのか…岐路に立つ“超大国”」

 読売といえども(読売だからこそか)中国の動向には目が離せないようだ。確かに中国の台頭ぶりには目を見張るものがある。平均してしまえば日本の十分の一としても、日本の十倍に上る人口を持つ国全体で合計すればGDPが日本を上回るのは、もはや時間の問題と言われている。...

2005年01月10日

1月10日付・読売社説(2)[サッカーくじ]「営業努力の欠如が招いた低迷」

サッカーくじの不振原因を「営業努力の欠如」に狭めているが、果たして問題はそれだけか。宝くじはともかく、競馬を引き合いに出すのはサッカーくじを「公営ギャンブル」と認めている証でもある。スポーツは勝ち負けだけが問題ではなく、内容にも意味があり、例えば昨年マリナーズのイチロー選手が述べたように、プロならばプレーで観客を魅了するのが当然である。スポーツをギャンブルの対象にすることは、スポーツの醍醐味を勝...

2005年01月10日

1月10日付・読売社説(1)[成人の日]「『働く』ことの意味を考えたい」

′見、新成人への励ましと解釈できる。しかし「『働く』ことの意味を考えたい」と銘打つ割に、「労働の意味」についての適切な提言は見あたらない。ではこの社説の狙いはいったい何であるのか。「気がかりなのは、働こうとしない若者が増えていることだ」として、正規雇用につくことができない若者を、本人の自覚の問題に貶めている。状況は人それぞれであり、確かに自覚や意欲に問題がある若者もないとは言えなかろう。...

2005年01月09日

1月9日付・読売社説[『戦後』を超えて]「国際協調を再構築できるか…米国の重い課題」

社説ではテロと並んで「大量破壊兵器の拡散」を「冷戦終結後の脅威」として挙げている。確かに北朝鮮やイランなどの核開発は世界的な懸念事項である。しかし、米国の大量破壊兵器は問題にしなくてよいのか。NPT(核拡散防止)条約では、防止すべき拡散として、新たな核保有国の発生と同時に、核保有国において核軍拡が進むことも「拡散」と定義している。NPT再検討会議で自らも賛成して決議された核廃絶目標の無効化を企み、...

2005年01月08日

1月8日付・読売社説(1)[情報提供拒否]「未納減らしに自治体も協力を」

国会議員らの未納が発覚し、議論を呼んだ年金問題。しかし、未納の大半は、「とても払える状況でない」国民の経済事情によるものである。そこに対する視点を欠いては、生活に必要な生産物まで領主が没収した「年貢の取り立て」と同様になってしまう。確かに未納者の中に悪質な者がいることは確かである。それが年金制度に対する不信から出発していることに目を向け、制度の信頼を回復する努力を惜しんではいけないとしても、悪質な...

2005年01月06日

1月6日付・読売社説[『戦後』を超えて]「活力ある長寿社会にしたい…人口構造の転換点」

1日から連続するシリーズ。今回のものは「戦前への回帰」とはやや趣旨が違うようだ。【65歳は高齢者ではない】 なぜ今更「昭和」を持ち出す必要があるのか不可解だ。大きな問題ではないようにも見えるが、歴史を見るとき「戦前」「戦後」という社会的に大きく分断された部分がある。それをスルーさせる狙いがあるとすれば問題である。「戦前」から未だ抜け出せない読売の思考を表しているとも見える。...

2005年01月05日

1月5日付・読売社説[『戦後』を超えて]「『ゆとり教育』の“呪縛”断ち切れ…基本法に新たな針路」

【「学力低下」が明確になった】 OECDの調査結果に表れたように、日本の子どもたちの学力が低下していることを懸念するのは当然だろう。しかし、その解決方法が適切なのかどうか。一部の「独創的」な発想ができる支配者と、「上の言うことは疑わず付き従う」盲目な労働者を育てたい読売が、本気で学力問題に踏み込むことができるだろうか。...

2005年01月04日

1月4日付・読売社説[『戦後』を超えて]「新憲法へ大きく踏み出す時だ…国家目標を定めよ」

3日に続く第2弾である。いよいよお得意の改憲議論に突入だ。目新しいところはなかろうが、斬るべきところは斬っておかねばなるまい。【政治が果たすべき責任】市民・一般庶民の要求と、財界や権力の狙い。それらの矛盾に基づく対立を「イデオロギー」などという狭い視野でしか見ないから「歴史の一コマになった」などと切り捨ててしまえるのだろう。「時代の変化に」「乗り越えられつつある」のは読売的思考であることにそろそろ...