【2/19 松井冬子展 ―世界中の子と友達になれる― 於:横浜美術館】昨日(19日)は休日ではありましたが、職場に顔を出す用事があり、それが終わってからですが、スーツ姿のまま横浜方面に向かうことにしました。なぜって、横浜美術館で行われている「松井冬子展」に行ってみようかな、と思ったからです。
先日行ったブリヂストン美術館もそうだったのですが、横浜美術館に足を踏み入れるのも今回が初めてでした。丹下健三・都市・建築設計研究所がかかわっているだけあって、立派なつくりでしたね。
さて、「松井冬子展」ですが、思ったより絵に実存感がなかった印象でした。彼女は幽霊も描いていますが、だからというわけではないように思います。この希薄さが逆に持ち味なのでしょうか?
ちょっと不思議に思ったのは、彼女の作品は図録で見ると、場合によっては実物よりも良く感じるものがあるということ。細部がかえってよく見えることもあるのでしょうが、多分にデザイン画っぽい要素もあるゆえのような。
でも、《くちなわ》や《自画像》には実存感があり、《世界中の子と友達になれる》(2002年)の労作やあの《陸前高田の一本松》の団扇も悪くはなかったけど、《この疾患を治癒させるために破壊する》は動的ですらある上下対称性を持つ構図ですが無彩色中心でありながらも極めて鮮やかで目を奪われました。
なお、「横浜美術館コレクション展」も同時開催されていましたが、これは意外と楽しめました。幕末明治の写真・洋画は大変興味深かったし、セザンヌ、ピカソ、ダリ、デルヴォー、エルンスト、マグリット、ミロなどなど、思わぬ場所で再会しちゃった! って感じでね。



