“有机会,一定去。”
“那个太贵了,我没买。”

“有机会,一定去。”を中国語を日本語に訳すときには前文に“要是”や“如果”などが省略されていると考えて「(もし)機会があれば、きっと行きます」、“那个太贵了,我没买。”は前文に“因为”、後文に“所以”を補って「あれは高すぎるので、買いませんでした」としなければならない。

中国語の口語では、仮定関係を表すマークである“要是”や“如果”、因果関係を表すマーク“因为~所以・・・”のような接続詞はよく省略さる。日本語に訳すときは、前文と後文がどういう関係にあるのかを推定し、上文のように「ば」や「ので」など適当な接続助詞を補う必要がある。

何だかとてもややこしいが、実はここからが本題である。逆を考えてみよう。つまり日本語を中国語にする場合だ

「ぼくは行くけれど、きみは行く?」を中国語に訳すときは「けれど」をどう訳すかなんて考えなくてもいいのだ。“我去,你去吗?”「ボク行ク、アナタ行クカ」でOK。中国語をしゃべるときには助詞など気にせず、とにかく短いフレーズを並べていけば案外正しい中国語になる。

ちゃんと日本語を習ってない中国人がしゃべる日本語を耳にしたことはおありだろうか。

「機会アル、キト行ク」
「アレ、トテモ高イ、ワタシ買ワナカタ」

彼らにとっては日本語の助詞はとてもやっかいなのである。なぜか?中国語に日本語のような助詞がないからだ。日本人にとってはありがたいことに、中国語をしゃべるときには助詞にかかわる負担がかなり軽減されるのである。