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2006年07月26日

観光経済新聞でカタコト中国語連載開始

このブログの管理人が書いているメルマガ「カタコトで通じる簡単中国語」をもとにしたコラム「簡単便利 おもてなしの中国語」が『観光経済新聞』に7月22日号から連載されています。記事はここをクリック筆者は以前台湾観光協会の日本語版月刊誌のライターをしていました。単なる会話練習ではなく、日本人と中国人の習慣の違いも交えながら言葉が通じなくなくても、簡単にコミュニケーションがとれる方法を紹介しています。中国語圏からの観光客は台湾 100万人 中国本土 60万人 香港40万人(平成16...

2006年07月26日

叔父さん、どうして再婚しないのですか?

中級以上のクラスともなると、生徒の皆さんはそれぞれに中国語に関わる世界を持っており、その中からいろいろな情報を仕入れてきては、クラスに提供してくれる。私にとってもいい刺激であり、とても勉強になっている。

台湾華僑のYさん(生まれも育ちも日本なので、中国語を習いに来てもべつに不思議はない)から聞いたお話。

台湾、中国、日本などを往来してビジネスをしている、今年68歳になる叔父さんは、奥さんを亡くしてからずっと独り身なので、なぜ再婚しないのか尋ねると、こんな答えが返ってきたそうだ。

想喝牛奶,不要养牛,去超市买。Xiǎng hē niúnǎi,búyào yǎng niú,qù chāoshì mǎi.
ミルクが飲みたくなっても、牛など飼育せず、スーパーに行って買います。

ちょっとエッチだけれども下品にならずになかなかうまいこと言っている。あえて解説はしないので、分かる人だけ分かって下さい。

2006年07月25日

大きいことはいいことだ

中国語学習において見落とされがちなのが、声の高さ大きさである。日本語は英語や中国語と比較すると低音でぼそぼそと小声でしゃべる。日本語と同じ調子で中国語をしゃべっても、それははやり日本語的中国語なのである。日頃の中国語学習ときから声のトーンをあげて大きな声を出す訓練が必要だ。

ある本で読んだことがあるが、日本語を習うアメリカ人は日本語をしゃべるときは声の音量を下げるように指導されることもあるらしい。もし来日して英語的日本語をしゃべっていると日本の社会では浮いた存在になってしまうのだそうだ。

そう言えば、日本で生活する中国人が日本語でしゃべっているとき声が大きすぎてちょっと浮いてないだろうか?これは私たちにとって反面教師なのだ。中国へ行ったときぼそぼそ小声でしゃべっても、彼らの大声にかき消され、いくら正しい発音で内容が間違ってなくても誰も聞いてくれないというようなことが起こりうる。

2006年07月24日

問われて名乗るもおこがましいが……

先日電話の話を書いた。今日は電話のかけ方の日中間の違いを書きたい。
以下はあるテキストからの抜粋だが、これを見て違いにすぐ気づかれるだろうか。割合よく知られていることなのですぐにお分かりだと思う。

山 本:喂,是李国华先生家吗?もしもし、李国華さんのお宅ですか。
李夫人:是啊,你找谁?はい、そうです。だれにご用ですか。
山 本:我找李先生。李さんをお願いします。
李夫人:好,请等一等。我去叫他。はい、少々お待ちください。呼びに行きますので。
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李国华:喂,我是李国华。你是哪位?もしもし、李国華です。どちら様ですか。
山 本:我是山本一郎。やまもと一郎です。
李国华:噢,山本先生!你好!ああ、山本さん。こんにちは。
『基礎中国語会話 改訂版』康玉華・王徳珮著 輿水優監修 東方書店

日本では電話のかけ手はまず自分の名を名乗るのが礼儀だが、中国では相手に聞かれてはじめて名を名乗る。聞かれもしないうちから自分の名前を押売するのは無礼であると考えられているためだろうか。

山本さんは“我找李先生。”と言う前に名乗るチャンスはあたったが、中国式に“你是哪位?”と聞かれた後で名乗っている。

李夫人の“你找谁?”「だれにご用ですか」という言い方も日本にはないが、夫人が自分にかかって来た電話でないと分かると相手の名前を聞きもしないでそのまま夫に取り次いでいるのが何よりおもしろい

このテキストは1998年に改訂版の出版ということで少し古いが、これが中国の電話のかけ方のスタンダードだと私は思う。

但し最近出版されている日中ビジネス関係のテキストでは、電話のかけ手はまず自分の名を名乗っているものが多いことを一言断っておく。

2006年07月22日

「独立事典」で掲載されました

7月20日発売のリクルート「独立事典」で、私が運営する中国語教室が紹介されました。私が運営している中国語学校は東京駅八重洲北口から徒歩3分地下鉄 日本橋駅から徒歩3分という、日本全国どこから来ても便利な場所にあります。中には大阪から飛行機で授業を受けに来てくれた方もいます。こんな便利な場所で、初期費用4.5万円で教室を開校したのです。掲載記事は、ここをクリックみなさんのおかげで、私の中国語教室も、少しずつですが有名になってきました。これからもよろしくお願いいたします。他の中国...

2006年07月21日

留学生中国語からの脱却

留学はいいことだ。ヒヤリングもスピーキングも向上する。

ときどき私のクラスに留学経験者が訪れる。少し中国語を話してもらうと、ほとんどの人が友達にしゃべっているようで、目上の人に対する口調ではない。

私もかつて留学を経験したのである程度は理解できる。留学生が接するのは自分と同等かそれ以下の人たちが多いのだ。例えば現地の学生や友人、留学生仲間、店員など、もちろん授業はあるが先生と直接話す時間は圧倒的に少ないのではないかと思う。

中国語には日本語のような敬語はない。“请”や“您”などもあるが、日本語と比べると敬語はないに等しい。だから余計に難しいのだ。目上の人に話すときは口調、態度、ことばの選択に気を配らなければならない。とりあえず間違いのないのはゆっくりと話すことだ。ぺらぺらと早口にしゃべるよりよほど丁寧に聞こえる。教室内で中国語を話す緊張感と上手く聞かせたいという気持ちもあいまって早口になってしまう人も中にはいようが、私は単純に学生口調が抜けきっていないだけだと思っている。

留学という貴重な経験を活かすためにも、留学生中国語からはやく脱却して次のステップに進んでもらいたい。

2006年07月20日

只今席を外しております

初対面のあいさつ“初次见面,请多关照。”「初めまして、よろしくお願いします」は中国人同士では言わないことはよく知られている。

これは中国の言語習慣を無視した日本語の単なる中国語訳だからである。意味は通じるが不自然なのだ。初対面では普通に“你好!”でいい。しかし最近“初次见面,请多关照。”は日本人がよく言う日本式中国語として中国の都市部では認知され始めており、相手に好印象をもって受け入れられているので、これはこれで使ってもいいという意見もある。

他の例も見てみよう。
電話での一次対応でよく出てくる「只今席を外しております」というのも、中国人の習慣に合わないようだ。彼らは実際には当該人がいなければ先ず“不在!”とだけしか言わない。もし詳しく聞かれて、社内にいるが席を外していることを知っていれば“他现在不在座位。”や“他现在走开了。”などと答える可能性はあるが、日本人のような対応の仕方ではない。

「○○さんはいらっしゃいますか」
「申し訳ございません、只今席を外しております」
「戻られましたらお電話いただけるようご伝言下さい」
「かしこまりました」

のような会話にはならない。

最も多い電話対応は以下のような感じである。

“××在吗?”「○○さんはいらっしゃいますか」
“不在。”「いません」
“什么时候回来?”「いつ戻られますか」
“不知道。”「知りません」

中国の会社は基本的に縦割りの人間関係で、しかも横の関係はライバル関係にある。だから同等ポストにいる他社員の仕事にはタッチしないし、足を引っぱることはあっても協力などしない。当然電話で聞かれても当人がどこにいるか知らないし、たとえ知っていても教えないことさえありうる。伝言なども伝わらないのがほとんどだ。

だから最初から「申し訳ございません、只今席を外しております」などというセリフが出てくるはずないのだ。

但しこれには個人差もあるし、社内研修で改革している会社もあるので、全てではないことは一言付け加えておかねればならない。私が言っているのはあくまでスタンダードである。

2006年07月19日

第1章完結

さてこの語学でやってきた留学生活も今日で終わりとなりました 最後となった今日は、開発区の中心に行って、物を買ったり、マッサージをしたりとのんびりと過ごせました 夜は、友達と羊肉串とビールで晩餐 ほんで荷物の整理だ 明日はいよいよ日本に一時帰国 

2006年07月19日

四字成語は諸刃の剣

中級以上になると、いわゆる四字成語の四、五百は覚えなければならない。たった四文字で物事の本質を突く鮮やかさは魅力的だし、読解、聞き取り、会話などのスキルアップにはどうしても避けては通れない道なのである。

しかし、四字成語は諸刃の剣であることを肝に銘じておかなければならない。

決して会話で多用してはいけない。
四字成語は基本的にはインテリのものなので、あまり言い過ぎると知識をひけらかしているようで嫌味になる。

ここぞと思ったときだけ使い、また的確に使える自信があるときにだけにしておこう。
例えば、日本人が謙遜したつもりで“我的汉语是南腔北调nán qiāng běi diào的。”と言ったとする。“南腔北调”は南方と北方のイントネーションが混じっていて言葉になまりがあるという意味だが、本来ネイティブの中国語の形容に使うべき成語なので、日本人が自分の中国語について使うと、謙遜どころか逆に高慢に聞こえる。
四字成語の誤用ほど格好の悪いものはない。慎重に使うべし。

2006年07月18日

ネイティブ講師に対する要望

ネイティブ講師に対する要望は二つである。

①日本人学習者の気持ちを理解してほしい。

入門レベルでは、日本人の苦手な発音の仕方を口頭で説明できるよう勉強してほしい。また、あまり本格的な発音をして生徒に混乱を与えないでほしい。例えば“e”の発音は後半部分で喉を“a”の音に近づくように広げるが、この発音の仕方は非常に難しく最初から生徒にさせると「ゥア」のように唇を開けてしまう癖がついてしまう。しかも講師が無自覚に教えると生徒は二つの音節があると誤解する危険性もある。最初は後半部分で喉を広げず、慣れた時期を見計らって段階的に教えるのも一つの方法である。

初級から中級以上では、日中の比較文化を勉強し、日本人が中国や中国語のどんなところに興味を持つかを分かっていてほしい。そうすることでポイントを押さえた、めりはりのあるレッスンが出来るようになる。

②自己の中国語を過信せず辞書を引いてほしい。

北方出身の講師といえども発音や声調が間違っていることは多々ある。入門レベルでは、ネイティブ講師は発音や声調に十分注意を払い、謙虚に辞書で調べてほしい。

初級から中級以上では、地域性の強い表現を教えるとき、その自覚とともに標準的な表現も教えられるような、客観的、マクロ的な教え方をしてほしい。

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