漢字一文字の単語は通じにくい
中国語を勉強している日本人と中国人留学生との交歓パーティーで――
ある日本人が“我喜欢dàn的。”と言っているだが、どうも留学生には通じていないらしく、困った日本人は“dàn的”、“dàn的”と連呼したがやはりダメで、結局日本語で「うす味」と明かして“dàn”が“淡”と分かり、やっと会話が成立していた。
“你”や“我”、“来”、“去”、“吃”、“说”、また“好”や“不”・・・・・・などの超常用語以外は、漢字一文字の単語は孤立するような使われ方とすると非常に通じにくい。
“淡”は常用語ではあるが、何の脈絡のないところにポンと言われて通じるかどうかは微妙なところ。もし話し相手の察しがよければ通じるかもしれないが、少なくとも今回の相手にはまったく通じていないのだから、同じことを何回言っても無駄。言い換えを考えなければならない。方法は以下の二つ。
◆“淡”を“清淡”のように一文字から二文字の単語に変える。
◆言葉を足して話の内容をはっきりさせる。例えば――
“我喜欢吃淡的菜。”:“吃”と“菜”を出して話が料理についてだと認識させる。
“我喜欢淡的,不喜欢咸xián的。”:“淡”の反意語“咸”を出して話が味付けについてだと認識させる。
実践ではパラフレーズ(難解な表現を平易に言いなおす)のテクニックはとても有用だ。
しかし言うのは易しいが、実際には気持ちに余裕がないのでなかなか難しい。余裕を持つためには、やはり日頃のトレーニングや同様の場数を踏むことが大切なのだろう。
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