会期終了まであと数日、やって来たのは六本木ヒルズ森タワー。
向かう途中、やはりここで足が止まる。
ここからだと見下ろす感じで東京タワーが低く見える。
つづいて森アーツセンターギャラリーで開催中の「没後150年 歌川国芳展」へ。
予想はしてたけどすごい人…
若い人が多い。大胆な画風がアニメや劇画に通ずるところがあるからかもしれない。
先日の錺職人、三浦さんは元グラフィックデザイナーだがこちらはさしずめ江戸のグラフィックデザイナー、絵師という職人だ。
自由なイマジネーション、奇抜なアイデア、武者絵、役者絵、美人画、風景画、一つ枠の中には決して納まらない。
最初のコーナー、「通俗水滸伝豪傑百八人之一個」シリーズに描かれた人物はなんともダイナミック!
当時の人々が今か今かと出版を待ちわびて列をなす光景が目に浮かぶ。
暮らしの中のふとした様子をとらえた美人画がよい。
やはり着物が気なる。
色合わせ、帯合わせは今でもそのまま通用するなあ。
会場で一番人気は戯画のコーナーだ。
有名な猫をはじめ狐に御猪口に将棋の駒、擬人化された動物や器物たちのとぼけて人をおちょくった絵に顔がゆるむ。
ん?さっきのカードと同じ?
これは国芳の絵をもとに染めてもらった弟の羽裏。
表より裏地の方がよほど高かった。
いつの時代にも酔狂な人種はいるものだ。
唐突にミュゲさん登場
江戸の猫といえば三毛猫!だったそうな、とこれは余談。
この戯画にしても天保の改革で役者絵が禁じられたのをきっかけに描かれたものというから、よくよく転んでもただ起きない性質(たち)だったのだろう。
自由闊達、奇想天外、反骨精神旺盛、幕末の浮世絵師は生粋の江戸っ子でもあったようだ。
ああ痛快かな!
ポチ袋とヒルズ・オリジナルのカフェオレクッキーをお土産に。








