
NORIKO様
蝉の声があちこちから聞こえてくるようになりました。今年の梅雨もどうやら明けたようです。
お変わりございませんか。
過日は丁寧なお手紙とともに池田重子さんのご本をお送りいただき有難うございました。
ちょうど梅雨に入った頃でしたからかれこれ1ヶ月以上、なんとものんびりで申し訳ございません。
最初はひと通り、次は少しずつ、じっくりと読み進んでゆきました。
当代きっての着物コレクター、素晴らしい時代布や和装品の数々は当然ですが日々の暮らしの中の家具やちょっとした置物、食器…あらゆるものが池田さんの美意識によって選りすぐられ、集められ、まさに「美の世界」を凝縮した1冊となっていました。
古今東西の布たち、美しいと思えば用途を転用し、時代や環境、常に周囲との調和を図る…根底に一貫してあるのは「美しい」ということ。
「銘や箱書きによらず、胸がどきどきする、自分の気に入ったものだけを集めます」、そんな一文に池田さんのスタイルが象徴されているような気がします。
池田さんの組み合わせの最大の特徴はぎりぎりの線で遊ぶことと言われます。
上品が過ぎれば野暮になる、粋が過ぎれば下品になる
境界線の手前にいれば無難で安心、でも年代を超えた多くの人をそれこそわくわくとさせ、惹きつけることはないでしょう。
そんな潔さも池田さんの大きな魅力のひとつだと思います。
今はちょっとした着物ブームです。外で着物姿を見かけることがほんとに多くなりました。
日常生活を着物で通す…現代ではなかなか難しいことですが、そんな憧れを抱く人は実は案外多いのでは。
池田さんは数十年来、NORIKO様も40代から10年間ずっとお着物で過ごされたそうですね!
いつか…いったいいつになったら実現できるやらですが、とりあえず夢として持っておくことにします。
梅雨も明けていよいよ本格的な夏が始まります。
蝉の羽のような夏の着物の美しいこと!
昨今の熱帯地方のような暑さには参りますが、夏ならではの装いが楽しめるならまあよしということに。
それではしばらくの暑さ、どうぞお元気にお過ごし下さい。(by M)
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美の世界 (婦人画報BOOKS) 著者:池田 重子 |






の予定だったのですが最後のほうでお一人が






がありますので、自宅での練習も益々欠かせなくなってきます。











