TOP>2007年10月
先日、会社の同僚の方が、アフリカを旅行された際、飛行機の座席が
指定されていないことについて話をされていた。発展途上なイメージを
持つ方も多いかと思うが、アメリカで好調なサウスウエスト航空は、指
定席ではない。座席指定がない分、発着便を増やすことが出来るとと
もにシステムなどのコスト削減が実現し、高収益を収めている。新幹線
にも自由席はあるし、直前に飛び乗れるし、ある意味では便利である。
効率性追求の結果、かなり便利にはなったが、不便さに対する耐性は
弱くなったような気がする。想定外は問題外みたいな感じで、いわゆる
逞しさが薄れ、いつも指定席で安住する心地良さを求めて、豊かな成
熟社会が営まれている。時には、思うに任せない自然の中に出かけた
り、大人の理屈が通用しない子どもと向き合って見ると心が強くなる。
ベンチャー企業の日常は、想定外のことばかりである。本来あるべき
ものがなく、足りないことだらけであり、理不尽なことが蔓延している。
そういう中で、心の安定を求めて、指定席を探してはいけない。席が
あったとしても、必ず自由席である。ただ、自由席は自由席なりの楽
しみがある。常に未知との遭遇があり、ワクワク感に溢れている。
そういう意味で、席替えが頻繁に行われる会社は、いい会社だと思っ
ている。特に社員が50人を超すと、会社の中には3日もすれば、安定
を求めて派閥が出来る。もともと、部門別に分かれているので、部門
間の壁はすぐに出来てしまう。社長が席替えを言い出すと、事務方は
常に不満を漏らすが、それを無視するだけの価値は必ずある。
個人の机を廃止して、フリーアドレス制を導入した企業では、社員の
精神的安定が損われているらしい。確かにそういう面はあるだろうが、
ベンチャー企業にとって、安易な安定は死につながる。成長は変化を
起こすところから始まり、変化を楽しむ逞しさが必ず必要になる。そう
いう意味では、潜在力の大きい若い人の活躍の場であるはずだが、
豊かな社会に育った若者は、安定志向に陥っている。
同じ様に、会議での席が固定化すると、会社の成長は止まりやすい。
調子の悪い会社の会議では、参加者の席が固定しないように、工夫
をしている。同じ人でも、隣に座る場合と対面して座る場合とでは、関
係性が変化する。席の移動で、会議室を覆う空気を入れ替え、不振
打開の糸口がつかめることも多い。
時には、自然の中で不自由さを感じたり、我儘な子どもの行動に付き
合うことで、想定外を楽しむ心構えが育まれる。世の中の実際は、全
て自由席である。指定席で得られる安定よりも、自由席での変化の方
が楽しく感じられる逞しさは、生き続けるための術だと思っている。
2007.10.27
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9時、六本木で株主総会(今月のアポ件数:46)
前回と異なり、粛々と議事が進んだ。無用なトラブルは、何ものも
生み出さないので、無いにこしたことはない。
9時20分、同所で取締役会(47)
経営数値も整備されてきて、クリアな経営判断が出来るようになり
つつある。それだけに、より精度を高め、正しい現状認識を行いた
いものである。
15時、二番町でMTG(48)
2月の出版に向けて、後書きの原稿も到着し、装丁の準備も整い
つつある。売れるかどうかは時の運だが、いい本になりそうである。
16時30分、渋谷でMTG(49)
二番町の会社とMTG。コマースの実際の経験は、貴重なノウハウ
になっているはず。メディアがある分、集客には困らないので、新
しいビジネスモデルを構築していって欲しいものである。
18時、同所で月次MTG(50)
オープンソースやP2Pは、新しい時代を支える根本思想である。
旧来の考え方をリセットして、コンテンツの公共性を意識して、
権利ビジネスに陥らないことが重要である。
<BOOKS>
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