TOP>2006年12月
さきほど、定時株主総会を無事に終えることができました。
ご出席いただきました、たくさんの株主のみなさま、
本当にありがとうございました。
上場してから早7年。
経営陣にとっては、株主総会は季節の風物詩になりました。
去年も書きました
が、当社の株を買った経験ある株主が集う
総会は、見かたを変えれば絶好のIRの場でもあります。
今日の総会は、全般的に応援していただいている株主様からの
暖かい言葉を頂くことが多かった。
でも、かなり厳しいお言葉やお叱りも頂いた。
もっと大きな期待に対するプレッシャーもヒシヒシと感じた。
上場時、たった売上4億5千万円で赤字だった会社が、
売上601億円、43億円利益が出ている会社に成長している。
これまで5期連続増収増益も果たしている。
大変だったし、経営陣も従業員もよく頑張った。
でも、株主から叱られるのです。
もっと大きな期待とプレッシャーを受けるのです。
それが上場会社の宿命。
これからどんなに業績が拡大し、株価が上昇したとしても、
同じこと。これが続いてゆくのです。
上場しているというのはそういうこと。
それが解っていても、それでもメリットのほうが
格段に大きいから上場しているのです。
上場を目指す経営者は、上場の利点ばかりを見がちですが、
そんな厳しい現実も同時に覚悟するべきだと思います。
主観的な愛情と教育の客観性は、別の話である。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20061211/115372/
熱心なVCと投資先の成長も、関係のない話である。
10時、二番町で取締役会(今月のアポ件数:34)
今期売上は伸びたものの、利益率が低下しているので、構造的な課
題がないか、数値に基づいて確認を求めた。新規案件が原因であれ
ば、一時的なものであり、来期以降きちんと回収できるだろう。
監査役も久しぶりに参加され、予算達成に対する意識の重要性、設
備投資に関する卓見を聞かせて頂いた。経営の原則は不変である。
11時30分、ランチ(35)
取締役3名の方々と。J-CASTニュースが話題になると、一気に盛り
上がる。今が旬なので、ポジションを確立し、収益チャンスを探りた
いものである。
13時30分、会社で作業
年賀状の宛名チェックなどなど。
<BOOKS>
日本版SOX法の施行(2008年4月以降)で、内部統制など上場会社
の負担は増すばかりである。また、四半期決算の開示で、短期的な
成果を求められる窮屈さから、非上場化の選択をする企業も出てき
ている。新興市場においても公開審査は厳しくなっており、引受証券
会社や監査法人の報酬は青天井になりつつある。
VCに持ち込まれる案件の殆どは、IPOによるExitプランである。
新興市場においてIPO時の時価総額が高騰していることを根拠に、
実力以上の株価を吹聴する経営者が多い。何でもいいけどIPO、
(株価は高い方がいいので)何が何でもIPO、という感じである。
しかし、今後は、IPOが幸せな選択とは言えなくなるだろう。
企業価値についていえば、上場してこそ、それなりの株価がつくの
であって、上場環境が厳しければ、上場時の株価を睨んで、現状の
株価を適正と見ることは難しい。非上場の段階で、PERやPBRを持
ち出すことはナンセンスなことだと以前から思っている。
買い手が少ない場合、価格は下がるのが当然であり、流通性が
なければ損切りも容易でなく、更なるディスカウントが必要である。
「あなただけの限定情報」と聞いて煽られるのは、一般人であって、
投資を職業とする者には、警戒信号としか映らない。市場性のない
もので実際に割安なものは少ない。
IPOの門が広くなったり狭くなったりすることは、歴史の繰り返しで
はあるが、ここ数年は狭くなるタイミングである。ライブドアや村上
ファンドが裁かれ、「品格」がキーワードになったりするご時勢では、
行儀の良さが重視される。お墨付きに一定の価値がつくことから
考えると致し方ない面があるのも確かなことである。
こういった環境の下、ファンド運用者として意識すべきことは、IPO
以外のExitを常に念頭においておくことである。M&Aを出口とする
のであれば、稀少性と黒字化が重要になる。売上拡大を求めて拙
速な多角化をはかるのではなく、規模は小さくても得意なビジネス
に特化し、その中での収益化を模索することになる。
出口が異なると、企業の目指す方向も変わるものの、早期の黒字
化はいづれにしても重要である。黒字会社であればこそ、報酬や
経費の妥当性が裏づけられる。(ベンチャー企業には不似合いな)
のれん代の負担がなければ、M&Aも活発化するだろうし、そういう
意味でのPBRやPERの指標性は納得できるものである。
2006.12.17
日本版SOX法の施行(2008年4月以降)で、内部統制など上場会社
の負担は増すばかりである。また、四半期決算の開示で、短期的な
成果を求められる窮屈さから、非上場化の選択をする企業も出てき
ている。新興市場においても公開審査は厳しくなっており、引受証券
会社や監査法人の報酬は青天井になりつつある。
VCに持ち込まれる案件の殆どは、IPOによるExitプランである。
新興市場においてIPO時の時価総額が高騰していることを根拠に、
実力以上の株価を吹聴する経営者が多い。何でもいいけどIPO、
(株価は高い方がいいので)何が何でもIPO、という感じである。
しかし、今後は、IPOが幸せな選択とは言えなくなるだろう。
企業価値についていえば、上場してこそ、それなりの株価がつくの
であって、上場環境が厳しければ、上場時の株価を睨んで、現状の
株価を適正と見ることは難しい。非上場の段階で、PERやPBRを持
ち出すことはナンセンスなことだと以前から思っている。
買い手が少ない場合、価格は下がるのが当然であり、流通性が
なければ損切りも容易でなく、更なるディスカウントが必要である。
「あなただけの限定情報」と聞いて煽られるのは、一般人であって、
投資を職業とする者には、警戒信号としか映らない。市場性のない
もので実際に割安なものは少ない。
IPOの門が広くなったり狭くなったりすることは、歴史の繰り返しで
はあるが、ここ数年は狭くなるタイミングである。ライブドアや村上
ファンドが裁かれ、「品格」がキーワードになったりするご時勢では、
行儀の良さが重視される。お墨付きに一定の価値がつくことから
考えると致し方ない面があるのも確かなことである。
こういった環境の下、ファンド運用者として意識すべきことは、IPO
以外のExitを常に念頭においておくことである。M&Aを出口とする
のであれば、稀少性と黒字化が重要になる。売上拡大を求めて拙
速な多角化をはかるのではなく、規模は小さくても得意なビジネス
に特化し、その中での収益化を模索することになる。
出口が異なると、企業の目指す方向も変わるものの、早期の黒字
化はいづれにしても重要である。黒字会社であればこそ、報酬や
経費の妥当性が裏づけられる。(ベンチャー企業には不似合いな)
のれん代の負担がなければ、M&Aも活発化するだろうし、そういう
意味でのPBRやPERの指標性は納得できるものである。
2006.12.17
今日は、福岡の投資先の上場記念パーティーが行われた。
天井が高く広い会場に、200名以上が集まった。
10時30分羽田発のJALで福岡へ。
13時、ランチ(今月のアポ件数:27)
久しぶりなので、お互いに近況などを話す。中小企業は、営業が欠か
せない。利益を挙げる前に、食い扶持を稼ぐ必要がある。
19時、シーホークで上場記念パーティ(28)
来賓として扱っていただき、感謝状なるものも頂いた。5年以上の付き
合いになると、社内側にいる意識が強い。以前の取締役やエンジニア
の方とも再会できて、自分としてはいい機会になった。
エンジニアのための会社がビジョンなので、パーティの主役もエンジ
ニアでも良かった気はした。立ったままで、食事にあまり手をつけて
いなかったのは、かなり気になった。
「骨は折れても、心は折れていない」という締めの言葉は印象に残った。
22時、軽く二次会
近くのハードロックカフェで、昔からのエンジニアの方々と。エンジニア
もそれぞれ考えがあり、画一的なルールの強要は、離散を招くのみ。
<BOOKS>
投資先の社長が本を出した。来週月曜日から書店には並ぶ予定。
10時、会社で作業
申請書作成など。
11時30分、西新宿で取締役会(今月のアポ件数:21)
経営陣の視線はより遠くを見つめられるようになっており、建設的な
話が多く、期待が持てる。強みを生かした新規分野への取り組みも
近々行われそうな感じである。管理部門の踏ん張りも必要な時期。
15時、虎ノ門でMTG(22)
採用は思うに任せず、ビジネスとしての進展も感じられない。来月
からは、取締役会とMTG1回で済ますことに決めた。
<BOOKS>