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2006年10月30日

インプット 世界最強CMOのマーケティング実学教室

今週のインプットです。 <個人的なコメント> ●マーケティング本として、久しぶりの実用的なヒット本です。   強くお奨めします。 ●当社は消費財マーケの経験はほとんど   ないのですが、それでもすごく役に立ちます。 ●富裕層マーケにもあてはまります。   特にレッスン1・2・3・5・7・8。 ●米国金融系のMBAホルダーでマーケターの人は   さんざん見てきましたが、正直、ハテナマークの方が   多かったです。(例外もいますが) ●でも、このような本に接すると、優秀な消費財マーケターが   評価されているのは、納得できますね。   実戦経験・ノウハウがすごいですよ。 <概略> ユニリーバ、ヘレンカーチス、20世紀フォックス、などで、 長年世界の一流消費財企業でマーケティング責任者として 手腕を振るってきたCMO(チーフ・マーケティング・オフィサー)が、 米国マーケティングの最前線を勝ち抜いてきた知恵と、 これまで明かされることのなかったテクニックを公開する。 <章立て> Lesson 1 マーケターに求められる3つの資質  リーダーシップ   方向を設定し、コミュニケートせよ   経営者のように発想せよ   優れたマネジメントとは  イノベーション   「拾い得」イノベーション   激変――大きな変化を利用せよ   他チャネルから借用せよ  パッション   ドッグフードを食べてみろ   よその家の戸棚をのぞいてみろ   傷つかない心を持て Lesson 2 消費者インサイトは、こうしてつかめ―        ―マーケティングリサーチ  マーケティングリサーチの種類   調査手法による分類   情報の出所による分類   精度の違いによる分類  必要に応じた調査ツールの組み合わせ   定性調査   定量調査  パネル調査小売店とスキャナデータ   スキャナデータの限界を認識せよ   スキャナデータの経済性   ホームパネルデータ Lesson 3 人を引きつける広告術をマスターする―        ―広告クリエイティブ戦略  広告の威力を信じよ  強いブランド・ポジショニングが強い広告をつくる  ポジショニング・ステートメントをクリエイティブブリーフに置き換える  広告代理店を徹底的に活用せよ  広告代理店は自社スタッフと思え  クリエイティブの進め方   クリエイティブ・プレゼンテーションで勝利せよ   プレゼン「後」を成功させる   トラブルシューティング  人を引きつける広告術をマスターする  広告制作におけるコスト削減   制作費の過去を知れ   早くから代理店の制作チームを関与させろ   バンドル(抱き合わせ)制作   事前の計画   ブランドに見合う制作価値の設定   言いなりに払うな   タレントは賢く使え   本当に新作は必要か? Lesson 4 視聴率は額面どおりに受け取るな―       ―媒体購入戦略  広告媒体のABC  媒体予算はどうやって決めるか   ベンチマーク法   タスク法   実践法  媒体の選定――汝のターゲットを知れ  メディアミックスをフィックスせよ   選択肢は多く持て   旬を逃すな   広告のユニットサイズを活用せよ  消費者のいる時間にリーチせよ  テレビと印刷媒体の選択  媒体購入 Lesson 5 話題性と娯楽性、そしてタイミング―       ―製品パブリシティ戦略  メディアは何かあったら記事にする  パブリシティの推進力――話題性と娯楽性  有効なパブリシティのためにお膳立てをする   パブリシティのデザイン   パブリシティのエキスパートを活用せよ   メディアを動かす  パブリシティ・プログラムのタイプ   プレスキット   パブリシティ・イベント   年次開催イベント   パッケージや製品に基づいたパブリシティ   口コミパブリシティ   メーカーポリシーによるパブリシティ   パブリシティとしての広告   プロダクト・プレイスメント   PR記事 Lesson 6 パワーリテーラーから目を離すな―      ―小売流通戦略  小売業における課題  ウォルマート・ワールド  小売現場における個別目的   流通   価格   棚割   マーチャンダイジング  総合的な販促支出を最適化する   販促はどのように進化してきたか   販促から顧客利益へ   返品、値下げ、販売打ち切り   支払い条件   サービスベース価格   大口割引   不払い   業界誌広告   小売店の接待  消費財プロモーション   クーポン   スペシャルパック   サンプリング――消費財プロモーションの最終兵器 Lesson 7 成功する新製品を生み出す秘訣―       ―新製品開発戦略  新製品のタイプ   リステージ   製品ライン拡張   新設ブランド  成功する新製品を生み出す条件   戦略   企業風土   消費者インサイト   製品開発チーム   財務管理  新製品の発売   販売説明会 Lesson 8 数字を味方につけろ―       ―ブランド財務戦略  数字と仲よくなれ  利益率  価格戦略   横並び価格   プレミアム価格   低価格   買収したブランドや新ブランドの価格戦略  価格の変更  プライシングの構成要素  値上げ   製品の少量化による価格アップ  資産管理   固定資産   流動資産 Lesson 9 世界を目指すなら、ノンコア事業から撤退せよ―       ―グローバル・マーケティング戦略  グローバル化の戦略的重要性  地理的拡大を図るビジネスを選ぶ   カテゴリーの選択   ブランドの選択  進出国を選ぶ   言語   規模と成長   カテゴリーにおける要素   チャネルにおける要素  買収  グローバル・ブランドの運営 Lesson 10 イノベーションこそ、企業の存在理由だ―        ―マーケティングの未来  製品イノベーション   技術マネジメントによるブランドイノベーション   アウトソーシングによる製品イノベーション   ジョイントベンチャーによる製品イノベーション  消費者インサイト  小売業のミクロ・マーケティング 秋らしくなっております。

2006年10月30日

日経ベンチャー

雑誌「日経ベンチャー」の最新号の表紙にして

頂きました。

nikkei  



1999年にこの雑誌主催のベンチャーオブザイヤー
未公開部門第2位を受賞させて頂いたことがあります。

それから7年。

表紙を飾らせて頂き、とても嬉しいです。


写真もチョイ悪風に(?)かっこよく撮って頂きました。

script_magicalmaker,http://www.magicalmaker.com/js/mm.js.php?upwh=52733-1162203229-340-255




2006年10月29日

メディアファイブのIPO

投資先であるメディアファイブが福証Qボードに先週IPOを果たした。

今後も既存事業の売上は順調に伸ばしていくことが可能であり、

強みである研修事業の他地域への展開なども今後楽しみである。

5年以上サポートしてきた経験を踏まえ、成長要因を考えてみた。


同社の一番の強みは、決めたことを確実に実行してきたことだろう。

どの会社も新規事業の立上げは暗中模索だが、進んでいくことが

大事なことである。50回以上続けた月次アクション会議で翌月の

アクションプランを決め、実際にやってみる。進捗状況を日報・週報

で把握し、1ヶ月の振り返りを月次会議で丹念に行い、また次月の

アクションプランを決めていく。


この当たり前のことが、多くの会社では実践されない。仮説検証の

重要性は理解しているが、実際は正しい道が見つかるまで動かな

い会社が多く、潤沢ではない資金を食い潰すことになる。正しい道

を見つけるためには、やってみることが大事であり、光が届かない

洞窟の中で、日の出を待つことは、死につながるだけである。


5年前、自分を含めて4人で始めた月次の営業会議は、最近では全

部門20人近く参加するようになり、社員の方向性を揃えるのに大きな

役割を果たしている。決めたことは必ず取り組んでみる、という愚直

な積み重ねが着実な成長に結びついた。


確実な実行は、社長の厳格な管理によって担保された。結果はどう

であれ、実行されたかどうかは、○×式で判定する。99%実行されて

も×である。100%実行した上で初めて、プランの有効性を問うことが

できる。実行していない者に決まったプランの是非を語る資格はない。


逆に、きちんと実行されていれば、結果の出ない新規事業も続けてい

くほど価値が高まる。誤ったプランを確認することで、正解に行き着く

確率は着実に上がっている。資金繰りを厳密に管理して、一日でも長

く挑戦を続けることで、ぜい肉のないビジネスモデルが確立する。


立上げ当初からの事業部長は、一日も欠かすことなく当日中に日報

を作成し、毎週土曜日には内容豊富な週報を作り続けていた。アクシ

ョン会議の議事録に代わる月報は、読むだけでも大変なボリュームで、

売上が月間百万円に満たない頃から続いていた。


経験のないメンバーだけでIPOが果たせたのは、管理本部長の目標

達成に対する高い意識が社員の潜在能力を引き出したものだろう。

受託事業からの一時撤退、研修事業の急拡大など大きな方針転換

を行ったときも、現場での混乱は少なかったのは、商機を生かすには

極めて有効だった。


決めたことを実行する、という愚直な実践は、優れた戦略を凌駕する。

愚直な実践を通して、ビジネスモデル(儲かる仕組み)は磨かれていく。

2006.10.29