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2005年12月19日

来年はバブル時代の到来

来年のベンチャーキャピタル業界は、バブル との戦いのように思っています。最近、Valuationのつりあがり方はバブル期と良く似てきています。 残念ながら、歴史が繰り返すといったところでしょうか。

ファンドの組成も相次ぎ、投資は加速する傾向になります。投資金額を増やすため、Valuationを高くする傾向があります。

投資戦略としては、とにかく厳選することです。 前回のバブル期やバブル崩壊後の投資も やはり、 いい会社は生き残るということです。 いい会社というのは良い経営チームをもつ会社がほとんどだったと思います。 事業や技術ではなく、人を重視し、株式市場に左右されないように経営をしっかり行っていく というのが重要であると思っています。

株式市場の浮き沈みは必ずありますが、投資判断の基準は変わらないと考えています。

私は投資を始めたのが、バブル崩壊の時期だったので、バブル期を知りません。
回りに左右されず、しっかりとした投資を行っていきたいです。

2005年12月18日

株主総会

いま渋谷セルリアンタワー東急ホテルにて、

年に一度の定時株主総会を終えてきました。


毎年、株主総会をやると年の瀬を感じる。風物詩。

soukai





今回は約400名もの株主の方のご来場いただき、

本当に嬉しかったです。



当社が東証に上場したのは、もう6年前。


初めての株主総会は、訳がわからなかった。



何度もリハーサルし、想定問答集をたくさん用意し、

渋谷警察も来て、前列には社員株主がずらりと

並ばされていた。


それはもう、物騒な雰囲気すらあった。



株主総会は、株主との対決姿勢になりやすいものだと

教えてられていたからだ。





でも何度か経験して、わかった。

全然違う。



いつも、株主、株式市場を意識して仕事をしている

我々にとって、実際に株主に会える貴重なチャンス。


そして、この上ないIR(インベスター・リレーションズ)の

場でもある。



実際に株を買ってくれている投資家だから、一般の

投資家説明会で説明するより、ずっと効果的だと思う。


実際に私の話を聞いて、長く保有してくれる人もいれば、

買い増してくれる人もいるし、売却を思いとどまってくれる人も

いるだろう。




2部構成で、


1部で、株主総会の議案を決議し、


2部で、事業内容についてプレゼンテーションを行った。



特に2部で、会社への想いを熱く語らせていただきました。


1部では議長としての司会をするのですが、舌を噛みそうになるんです。




質問もたくさん出て、活気ある株主総会だったと

思います。


このブログを観てくれている方もいて、お酒の飲みすぎを

心配されていて、それはちょっと恥ずかしかった。




ご来場いただいた株主のみなさま、ありがとうございました!






2005年12月17日

3月の海外出張

3月は2つの海外のカンファレンスに参加しようと思っています。 Emerging Technology Conf.
PCフォーラム です。 同じような時期にサンディエゴ周辺で開催しているので、両方とも参加してこようと思っています。  Etechは、過去2回ほど参加しています。

自分の仕事のサイクルを考えると、海外カンファレンスは年2回くらい。国内はNILSで年2回がよいかなと考えています。 普段の生活だと深く業界の動向を考えるという時間は案外取れないもので、こういったカンファレンスは貴重な機会です。

ベンチャーキャピタリストの仕事で重要なのは、”業界に対する深いインサイト” です。経営コンサルティング会社も分析などを提供しますが、VCの場合は 最先端かつ 即実行みないなところが価値の源泉となります。  

来年は活動の幅をさらに広げたいと思っているのと、 サイクルをしっかり作ろうと思っています。 

2005年12月16日

クリスマスパーティ

8時45分、天神で朝会に参加(今月のアポ件数:21)

短い時間で、各人の予定を確認。一日いいスタートが切れそうだ。

10時、住吉で戦略会議(22)

RSSリーダーを広めるためのサービスも具体的に考えてあり、いい

企画になっている。今後は、スピードとプレゼン能力が重要か。

12時、ランチ(23)

会議メンバーと一緒に蕎麦屋で。皿そばなど、面白いメニューあり。

13時、VCに立ち寄り(24)

アポなしだったが、じっくりお話ができ、感謝の極み。中国で流行って

いるラーメン店の話もいい展開ができそうである。本音ベースで話が

できるVCが少ないので、とても有難い。

14時30分、天神

前日、羽田空港の搭乗口で、久しぶりに会った知人を訪問したが、

既に帰宅していた。昔と変わらないところも良し悪しである。

18時30分、天神でパーティ(25)

天神の会社の派遣エンジニア向けの毎年恒例のクリスマスパーティ。

エンジニアに対する心遣いが感じられるいい会である。今回は、200名

近く集まり、始めた頃に比べると隔世の感がある。会社の成長を一番

感じることができる貴重なイベントである。いきなり、プリンシパルの方も

参加してもらったが、所在なげで少々申し訳なかった。

2005年12月15日

福岡出張

9時30分、湯島でVC懇談会(今月のアポ件数:18)

予算に対するコミットメントが弱い分、成長が加速しない。危機は

脱しているので、謙虚さもなくなっているようだ。中小企業に止まり

がちなパターンである。

13時30分発のJALで福岡へ。

退院後、初めての出張。飛行機も問題なく、予定が少ない分、出張

の方が楽である。

16時、天神で取締役会(19)

公開準備に入る意思決定をした。1年後が楽しみである。会社が

強くなるには、それぞれの事業部が強くなり、社員個人が強くなる

ことが必要である。取締役の意識を高めることも重要。

19時、会食(20)

取締役会の第二部の感じで、容赦ない意見が飛び交った。みなさん

会社の成長を願っていることでは共通なので、悪い雰囲気にはなら

ない。体調が万全ではないので、22時前に失礼した。

<BOOKS>

御社だけのビジネスモデルを創りなさい
中小企業の再生の手法に、コストカットはない。
起業教室―アメリカ生活のエピソードとキーワードで学ぶ
エッセイと教科書の巧妙なコンビネーション

2005年12月14日

ルームランナー

当社の新卒採用サイトの社員のコメントを見ていたら、


「あなたにとってのCyberAgentは何ですか?」


という問いに対し、


「もの凄くはやいルームランナー」



と答えてる人がいた。



(大変なのかな・・・・・)




なんて、心配になりました。




が、



よく考えたら、社長である私もそんな感じ。



インターネット業界はもの凄く変化が激しく、

次々競合が現れる。



じっとしてたら、あっという間に取り残されるような

危機感をいつも感じている。



トップがこうだから、社内がみんなそういう雰囲気になるのか。


みんなごめん。でも頑張ろう。




ところで、当社の新卒採用のサイト。


今年はかなり人事が気合を入れて作りました。


就職活動中でない方にもぜひご覧頂きたいです。




このページ。↓


http://recruit.cyberagent.co.jp/fresh/100words.php



2005年12月12日

低いバーンレートも考えもの に感じること 

低いバーンレートも考えもの というDaveさんのエントリーは面白いです。

バーンレートというのは現金の燃焼率。つまり、現預金残高の減り方のことです。月にどれだけ現金が減るか?といったことをさします。 現在の現預金残高が5000万円だとすると毎月のバーンレートが1500万円ならば、4ヶ月目が危ない・・というような言葉の使い方になります。

オープンソースの活用や多額の広告費を使わない時代になって、以前より低いバーンレートで事業運営が可能になりました。  低いバーンレートは、起業家にとって優位の
時代の象徴ともいえます。   今まで、お金で使いすぎていたので、ベンチャーキャピタルから資金調達をせざる追えない・・・という会社が多かったのですが、良い会社ほど、それほどお金も必要なく、必要な場合でも有利な条件で資金調達が可能になったということを意味します。

現在はいかにローコストで押さえ、ユーザーニーズをつかむサービスを展開できるか?というテストをし、 うまく軌道に乗った、乗りそうなときに資金調達をするという傾向があると思います。 逆にサービスを開発し、テストをするためにお金を投下するというモデルはWeb2.0系ではなくなったと思う感じがします。

勝ちパターンはいろいろとあるため、低いバーンレートが必ずしもよいか?という点はわからないのですが、増えてきたなーと感じます。


2005年12月11日

タイミング

ベンチャー企業が成功・成長するのに最も重要なことは、タイミングだ

と思う。昔から時を司ることが権力者の証しであったし、暦や時計を作

ることで、人心を掌握することが可能であった。世界標準時がイギリス

にあるのは、大英帝国の名残りである。

「時を得る人は万物を得る」(ディズレーリ)


自分の発想は早すぎた、という敗者の弁は虚しく響く。ビジネスの成否

は、ビジネスモデルの良否で決まるのではなく、タイミングを捉えられる

かどうかで決まる。いくら筋のいいビジネスモデルでも時機尚早というこ

とは、よくある話である。タイミングを捉えるには、機が熟するのを待つ方

法もあるし、自ら機会を創り出し人事を尽くす方法もある。


リスク(危機)は、その場で対処しないと蓄積していくが、

チャンス(好機)は、その場で活かさないと保存はできない。

旬を逃さないことが成功の秘訣であり、迅速な行動力が成否を分かつ。

時機を得たり、時流に乗ることが、能力差が殆どない個人間で、成果に

おいて大きな差をもたらすポイントとなる。


また、ベンチャー企業のマネジメントで最も重要なことは、キャッシュ

の管理である。「時は金なり」の言葉を借りるまでもなく、キャッシュの

管理は、時間管理を通して行なわれる。売上・利益目標の未達、プロ

ジェクト進捗の遅延、達成期限の先延ばし、等々は、キャッシュが予想

以上に減っていく主な要因である。


時を得た現場は、いい雰囲気に満ちている。投資前の調査で最も重視

しているのは、オフィスの雰囲気である。社員の動き、打ち合わせの様

子、電話の声や笑い声、弾む雰囲気と澱んだ雰囲気がある。よく言わ

れる方向性の揃った会社は、すべてがリズム良く軽快に運んでおり、

社員はすべて納得づくであり、迷いがない。


環境変化に強いスピード経営は、結局社員一人一人のフットワークに

由来する。みんなが元気で、いい雰囲気の会社は、タイミングを捉えて

勝機を商機に変え、成長を続けていくのだろう。投資先の多くが、そうい

う会社になっていくように力を尽くしていきたいものである。

2005.12.11

2005年12月11日

目標設定と活動のシナジー

ここ数年、目標をいろいろと設定するのが楽しい。 迷いはない。来年 これをしようとか いろいろ思いつく。

投資 以外にもNILSという活動やゴルフなど幅が広がったことが大きい。逆に幅を広げていけないといけないのだ と思う。 重要なのは、活動ごとの重なり(シナジー)を追求することだと思う。

ベンチャー投資の仕事 と NILS は密接に関係している。
NILSとゴルフも密接に関係している(NILSのゴルフコンペもありますが、友人が増えた)
海外カンファレンスの参加 と NILSとの関係している。海外に行ったついでゴルフもしている 等、  あれこれ つなげて考えることが重要だと思っている。

英語の勉強といっても単に英語を勉強するではなく、業界の動向を英語で読むほうがよいと思うし、ゴルフの番組を英語で見るといったことでもよいだろう。

いろいろなことにシナジーがあると、成果も出るように思う。 

2005年12月10日

投資判断の視点

投資を判断する際のポイントはいくつかあるのですが、重要な点だけまとめて
みました。

1 経営者及び経営チームの重要性

このポイントは重要だ ということは誰でも理解できるのですが、実際に理解することはいろいろと経験をつまないといけません。 一般的には起業するような方は魅力的な方が多く、経歴も良い方が多いです。 しかし、成功する会社は多くはありません。

フレームワークとしては、経歴・経験、IQ(頭の良さ)、EQ(人間性のようなもの)といったような項目に分かれてきます。経営者だけではなく、経営チーム が重要になってきます。

いろいろと経験を積む という点  や NILSのように多くの経営者と会う機会を増やすということが一番の見る目を養うポイントです。

2 ビジネスモデルの筋の良さ

市場や競争優位性、収益モデルなど、全て含めて ”ビジネスモデル”と呼ぶとすると、その筋の良さがポイントです。 筋の良さ って? と何?と思うと思いますが、 私はいろいろ会社を見ると、”筋が良い”とか悪いとか コメントするようにしています。

何をもって、筋が良いか?といった点はこれまた経験で養うものだったりします。 簡単に書くと、シナリオが見え、かつ 成功するイメージがわく といったようなことです。 感覚的なものですが、非常に重要な能力です。

3 Valuationなどの投資条件

ビジネスの筋、 経営チームの筋が良い会社に投資するのが基本ですが、Valuation(株価)が非常に高い とか、 投資する側とすると投資する魅力がない といった状況があります。

残念ながら、誰でも”良い会社”だとわかる、例えば。売上10億円で利益4億円出ています! 今後の売上も2倍づつ成長する といったような会社は誰でも投資したいのです。

基本的に、今の株価が割高だ と思った場合でも、今より高くなるか?という点がポイントで、そして、そのリターンがリスクを合うのか? といったことを自分なりに分析・判断することがポイントです。 

私の方針は、 筋が良い会社には高いValuationでも投資する という判断をします。
ただし、投資条件に関しては我々の方針(社外取締役といった条件)や 私との相性・信頼関係などを重視します。  

具体的な例を出すをわかりやすいのですが、守秘義務の関係がありますので・・・。