VS 落語娘 星なし
at 池袋シネリーブル

ミムラという女優は軽やかに人生を、歩んできた女優だと思う。前代未聞の、月9主演大抜擢から始まり、映画・ドラマで主演を何本もこなし、着実に女優としてのキャリアを積み上げてきた最中に、いきなりの結婚。。そして1年以上の女優休業。。(その間も女優業以外の仕事は継続)
普通はキャリア絶好調時での結婚&休養は、復帰後の仕事に大きく影響するし、人気の低下も避けられないところだが、女優復帰作となった今年1月期の連ドラ「斉藤さん」で、ミムラは見事にドラマの視聴率にしっかりと貢献して、カムバックを果たした。
そして、満を持しての映画主演カムバック、第1作目となったのが、今作だったのですが・・・。落語をテーマにした映画と言えば、昨年の「しゃべれどもしゃべれども」が単館作品ながら、ヒットしたのが、記憶に新しいところ。また、クドカンの脚本でヒットしたやはり、落語がテーマになっていた連ドラ「タイガー&ドラゴン」のヒットもあり、ちょっとした落語ブーム到来の予感。。
で、今作ですが、これって主演は津川雅彦さんですよね?ミムラさん全く活躍してませんよ?ミムラさんの落語が見所って、あんまり落語のシーンありませんでしたよ?最後は津川さん演じる師匠の怪談話独演会?ん?これは落語の映画なのか・・・?
もうね・・・ずっーと頭の中、???だらけ。。話の内容がわからないわけじゃないのよ。むしろ話自体は、ものスゴクわかり易い。でも、この映画の趣旨はさっぱりわからない。。
小さい頃、病気の叔父を元気付けようと、彼の大好きな落語の演目を必死になって覚え、披露した香須実(ミムラ)。叔父は結局亡くなったが、彼から褒められたことがきっかけで、落語の世界に目覚め、この道を極めようと決意する。学生時代に落語の数々のタイトルを総なめにし、念願の落語の世界に飛び込むも、”女”だというだけで、弟子入りを断られてしまう。。
しかし、捨てる神あらば、拾う神ありってなわけで、型破りな落語家・平佐(津川)が香須美の

師匠を買って出る。やっとの思いで、念願の落語家デビューを果たした香須美だったが、落語界は何だかんだ言っても伝統芸能。やはり、男尊女卑の精神は今なお残り、縦社会の規則も厳しく、先輩からのイジメや師匠連中からのセクハラまがいのスキンシップにも悩まされる。。
こういった苦労話はリアルで興味深かったが、途中から話は師匠の放蕩生活のため、こしらえた借金を返済するため、テレビ局と契約し、その演目を話す落語家は必ず死ぬという、いわくつきの落語に師匠が挑む・・・話に急に変わる。。そして、師匠が見事に生き残り・・・終わり。主人公の活躍もないまま。。終わり。エンドロールが流れ、もう一ひねり・・・なし。本当に終わり。主人公は成長せず・・・これが本当の”落伍娘”ですか?お後がよろしくないようで・・・。