VS ボーイミーツプサン 星☆☆☆
at 渋谷シネ・ラ・セット
前日の「夜の上海」鑑賞に始まり、本日の「愛なんていらない」、そして今回の「ボーイミーツプサン」と、3本続けてのアジア映画。。どんだけアジア好きやねん!?という突っ込みも聞こえてきそうですが・・・とりあえずこれでフィニッシュ!
余り予備知識もなく、映画館に訪れると出演者・監督の舞台挨拶があるとのこと、ということでなぜか2日続けての舞台挨拶。。といっても、今回は低予算映画なので、出演者も超有名人はおりませんが、今注目の俳優・女優が各一名。
俳優は柄本佑。「69」や「チェケラッチョ!」、「檸檬の頃」など、映画を中心に活躍する、若手個性派俳優。女優は、舞台での活躍のほか、カルト的人気を誇る「時効警察」のレギュラーメンバーで、映画にドラマに幅広くバイプレーヤーとして活動する、江口のり子。
たぶん、名前聞いてもわかんないでしょ?まあ、よほどの邦画好き以外は、誰やねん!ですわね。舞台挨拶は映画上映前に行われたため、ただでさえ話下手な、監督と出演者2人の緊張もピークに。。なんか話そうとすると、ネタバレになっちゃうし、でも時間はたっぷりあるしみたいな。。。でも、3人とも基本、ボケ担当なので、ツッコミ不在の(ある意味、客がツッコミ)不思議な舞台挨拶が展開され、結構楽しめました(笑)

映画は、釜山映画祭の熱気を多くの人に知ってもらおうというところから始まったらしく、半分は釜山映画祭のドキュメンタリーで、半分はその取材に来た青年の旅行物語・・・といった感じ。ただ正直、釜山国際映画祭はあんまし、本編に絡んでなかったような気が・・・。むしろ、主人公の釜山旅行の方が、出来は良かったです。。
小さな旅行会社に勤める主人公は、社長命令で韓国旅行のPR映像を作製するため、ハンディカム1台と、簡単な日用品のみで、単身釜山へ行くことに。慣れない船旅(飛行機は金額が高いため却下)で船酔いに悩まされ、天然ボケな日本人通訳とはまるで会えず、下宿先の韓国人のオバちゃんの日本語は、なぜか全て命令形。(ここで寝ろ、お前帰れ・・・等)
でも、そこはさすが若者、珍しい釜山の風景や、街並みを次々とカメラに収めていく。撮影の最中、サングラスをかけた一人の日本人女性に見とれてしまう主人公。。思わず、ビデオで彼女の姿を追い、部屋でぼんやり眺めて・・・なぜだか彼女のことが気になる。翌日以降も、なぜか行く場所、行く場所で彼女を見かけ、ひょんなことから2人は釜山の街並みを、2人で撮影して回るようになる・・・。
これは恋なのか?そして彼女は何者なんだろう?釜山での彼女との出会いや、撮影を通じて少しだけ大人になる、主人公の釜山ロードムービー・・・ってトコかな?主人公2人の空気感はとても心地良く、飲み屋での会話のシーンや、CDショップでお互いのオススメCDを、代わる代わるヘッドフォンで聴くシーンは、なんてことないシーンなのに、とても温かい様子が伝わってきました。。
でも、やはり2つのものを、無理矢理一つにまとめようとした、そんな感じは最後まで残りました。。釜山国際映画祭の熱気を伝えたい映画なら、ドラマ部分は不要だし、主人公である青年の物語としては、映画祭の必要性はないんですよね。。せっかく、2つを融合させようと思ったなら、もっと2つの話を密接に関わらせて欲しかったですね。。そこは課題。
ただ、予算も、スタッフも、出演者も限られている中で、これだけのものを作ったのは、立派かもね。。かたや、同じようなことを、恵まれたお金で、スタッフで、出演者で、作った「上海の夜」よりも頑張ったとは。いえるかもしれません。しかし、昨日からやれ”ありがとう”、”シェイシェイ”、”カムサハムニダ”・・・と色んな言語聞いて、正直疲れた!そういえば、”ごやっけさー”ってのもあったなあ。。これも”ありがとう”って意味らしいよ。。詳しくは「包帯クラブ」で。。