
カッコ深イ!!
予告編だけを見ると坊主の兄ちゃんたちがいっぱい出てきてケンカして、ちょっと怖くてとっつきにくそうに見えるかもしれないが、実際は純粋に己の拳だけでのし上がることを信念に持った男たちのストイックでひたすらなまでにまっすぐな青春ムービーだ
不朽の名作「ビー・バップ・ハイスクール」のような勧善懲悪ではなく、敵にもドラマがあるので物語に深みがあるのが特徴だが、今作はよりそれが強調されている
今作は一人一人のキャラクターにもドラマを持たせ単なる脇役に終わらせない幅のある作品に仕上がっている
群れているようで実はそれぞれ譲れないものをしょって生きている点がしっかり描かれているからより骨太にそして深いクローズZEROワールドを構築したといえる
上映時間(140分)を伸ばしてでもあえて編集しなかったであろうその英断に拍手!!セメダインのくだりなんか爆笑だったよ!あと、ロベロベスキンもネ!
源治今回も人間発展途上を踏襲。力だけでは鈴蘭を束ねられずもがく中、組長である父親から帝王学を教えられながら自分なりの答えを出していく姿がただカッコイイだけじゃない、人間の弱さを浮き彫りにしつつ、でも己の運命や障害から逃げずに立ち向かっていく「生き様」というやつに観ている側も惹きこまれる
そしてそれはこの映画のもう一つの物語である片桐パートでも描かれる
社会から外れかけた人間の落ち行く様、もろさを描く。そんな男を利用しようとする奴、生き急ぐなと教える矢崎組の組長の人徳さにはまじでしびれる。「Ⅰ」といい、ホントこの人粋だわぁ。余談だけど、遠藤憲一大好き。渋い役はもちろんのこと、特筆すべきは自虐の詩や大帝の剣、あずみなどコミカルな演技も実に巧い。天才肌とはこういうのを言うんですね。ただいま「湯けむりスナイパー」で主演大活躍中!!
そしてやべきょうすけ。純粋すぎて極道にもなれない片桐が全力で落ち行く後輩を助けようとするとき奇跡が起こるラストは必見
芹沢は今回も最高にカッコイイです!(^^)!
もうねぇ、一々かっこいんだよね、特に「うちの大将に、、、」てあのセリフね、お前も粋だねぇ、こっちまでジーンと来ちゃったよ
それから鳳仙のトリをつとめる鳴海 大我(金子ノブアキ、RIZEのドラマーでサントラにも参加)も男気では全く負けていない
何と言ってもニギリめしを頬張りながら相手を待つ余裕のかましっぷりがワイルドで堪らない。人間の器のデカさが垣間見えるシーンだ
そして今回は鷲尾 郷太が拳以外のブキに頼るチキン野郎として再登場。映画の重要なメッセージともいえる「喧嘩道」とはを伝えるために汚れ役を見事に大演した
「喧嘩道」ともいえる物語の核心部分、それは武士道に共通しているように思えた
正々堂々正面から殴りあう。決して倒れたところを襲ったりはせず、もし立ち上がったらまた殴りあう
どこか相手に敬意をはらっているようにも感じられるところも侍らしい
こういうところに漢らしさが凝縮されている
こういったキャラを引き立たせる才を持つ三池監督とそれに応えるアクターたちの役者魂に140分、惚れっ放し。突っ走る彼らを見ているとなんか気分がいいとダチも言っていた
そんなわけであさってまた観て来るぜ!また惚れてきます!

追伸
哀川翔のワンカットが。ほんと一瞬。クレジットを見ても特別出演でもなければ友情出演でもない。てことはしっかりギャラ発生?あるいは兄貴の立ち回りシーンはカットされちゃったのかな?見たかったな~
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