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2007年11月04日

電車とバスで行く首都圏からの名山日帰りプランニング

山に行くといつも感じることの一つに、マイカー利用の登山者が非常に多いということがあります。ブログやHPで登山記録を見ても、電車やバス利用の登山者はかなり少数派だと感じます。

登山におけるマイカーの有用性を否定はしませんが、環境への悪影響や下山後に長距離運転する危険性は大きいと思います。反対に駅弁を食べたり、お酒を飲むこともできること、のんびり景色を眺めたり、寝ていても移動できることなど公共交通機関を利用するメリットはかなり大きいものがあります。

マイカー利用の大きなメリットは夜中に登山口まで移動し、早い時刻から登り始めることができる点です。そのため電車利用では日帰りが難しい山でも、十分日帰り可能になることも多いです。

しかし特急や新幹線、高速バスをうまく利用すると、近郊の山や低山だけでなく、遠くの山や標高の高い山でも結構日帰りできるものです。ここでは私が実際に登った山の他、時刻表とガイドブックを見て日帰りできそうだと思った山を紹介してみます。


以下に挙げる条件を満たしたものとします。
 当然日帰りできそうな奥多摩、丹沢、箱根、奥武蔵など関東南部の山は除く。
 名山は一般的なという意味で日本300名山もしくはそれに準じた山とする。
 出発は東京のターミナル駅からとして、夜行は利用しない。(私は埼玉在住なので大宮駅の時刻を入れてあります。)
 普通のコースタイムで歩き、いくらか休憩を取った上で十分日帰りできること。


八幡平(百名山)
 距離としては首都圏から相当遠くなりますが、新幹線を使うと十分日帰りできます。ただしあまりにもったいないので、さすがに日帰りするのはおすすめできません。私は下山後に盛岡のホテルに泊まって、翌日は姫神山に登りました。
 八幡平頂上バス停から山頂までは散歩程度の道のりで、百名山の山頂をただ踏みたいという人はともかく、普通の人にはお金と時間の無駄だと思います。ぜひ茶臼口から黒谷地湿原、源太森、八幡沼と歩いて欲しいものです。CTは3時間から3時間半くらいなのであまり余裕はありません。自信がなければ黒谷地バス停から歩きだすのがいいと思います。

 はやて1号 東京発6時56分(大宮発7時22分)→盛岡着9時22分
 バス 盛岡駅発9時47分→茶臼口着11時27分→八幡平頂上11時37分着
 帰りのバスは八幡平頂上発が14時30分と15時15分です。

泉ヶ岳(三百名山)
 関東や西日本の方にはあまり知られていない山だと思います。仙台市内にある山で、舟形山のずっと手前にあります。山頂へのコースが5本もあり、よく整備されていて気軽に楽しめる山です。
 CTはコースによって違いますがおおむね4時間から4時間半くらいです。平日は遅いバスしか利用できません。土日だと8時30分のバスが利用できそうですが、うまく地下鉄に乗れないとバスに間に合わないかもしれません。


 はやて5号 東京7時56分(大宮発8時22分)→仙台着9時37分→(地下鉄約15分)泉中央
 バス 泉中央駅発10時20分→泉ヶ岳野外活動センター前着11時10分頃 
 帰りのバスは15時15分と17時5分の2本ですが、15時15分の便だとかなり駆け足登山となってしまうでしょう。(平日の場合)

やまびこ41号 東京6時4分(大宮発6時30分)→仙台着8時1分→(地下鉄約15分)泉中央
 バス 泉中央駅発8時30分→泉ヶ岳野外活動センター前着9時20分頃 乗り遅れたら平日と同じく泉中央駅10時20分発を利用。
 帰りのバスは12時55分、15時55分、17時5分と3便が利用可能です。(土日の場合)


西吾妻山(百名山)
 ゴンドラとリフトを使うとかなり楽な行程なので、新幹線利用なら十分に日帰り可能です。せっかくなので米沢で米沢牛を味わうといいでしょう。米沢駅の駅弁も凄くおいしいのでお勧めです。
 西吾妻山は吾妻連峰の最高峰ですが、樹林に囲まれて展望がありません。そのため私は西大巓まで足を伸ばしました。ちょっときつい道ですが、夏であれば途中のお花畑が素晴らしいです。それでもCT程度で歩ける方なら問題なく最終リフトに間に合うでしょう。

 つばさ101号 東京発6時28分(大宮発6時54分)→米沢着8時37分
 バス 米沢発9時0分→湯本駅前9時41分 ゴンドラとリフト3本乗り継ぐと登山口の北望台に10時30分くらいに着くでしょう。
 リフトの最終は16時丁度、湯本駅前からの最終バスは18時10分です。

男体山(百名山)
 日光は有名な観光地なので、非常に交通の便がいいところです。東武で行くのが便利で格安ですが、新宿から東武直通の特急が新設されたので東京西部の方も行きやすくなりました。
 浅草や北千住あたりから乗車するなら始発の快速に乗るのが最適です。ただし帰りの快速は途中まで各駅停車となって凄く時間が掛かります。帰りだけでも特急を使った方がいいでしょう。
 男体山はマイカー利用の場合、裏側の志津乗越から登る人が多いようです。バス利用だと二荒山神社からの表参道の往復となりますが、こちらの方が信仰の山である男体山らしい登山道だと思います。CTは5時間半から6時間で、標高差が大きいのでややきついです。

 浅草発6時20分→東武日光着8時24分
 バス 東武日光発8時37分→二荒山神社前9時29分着 バス便は数多くあります。中禅寺湖止まりなら、そこから歩いてもたいした距離ではありません。帰りのバスも本数が多いので、時間をあまり気にすることはないでしょう。

至仏山(百名山)
 鳩待峠から往復だとCT4時間程度と比較的楽です。まず山ノ鼻へ出てから至仏山に登るとCT6時間とややきつくなります。いずれにしても鳩待峠が起点となりますが、ここまでは上越線の沼田駅からバスとなります。
 沼田駅に停まる特急を使うとかなり遅くなるので、新幹線で高崎まで行き、普通列車で沼田に向かうのが一番早くなります。上毛高原駅からのバスもありますが、時間が掛かります。その場合は鳩待峠着が11時過ぎになるようです。

 Maxとき481号 東京発6時8分(大宮発6時34分)→高崎着6時58分、普通列車 高崎発7時8分→沼田着7時54分(新幹線を使わずに上野発5時13分の普通列車に乗っても上越線の普通列車に間に合います。)
 バス 沼田発8時→鳩待峠連絡所着9時34分(シャトルバス乗り換え)9時40分発→鳩待峠着10時15分
 帰りのシャトルバスは14時25分か15時25分(時期によっては16時25分もあり)ですが、何人かいたら随時出してくれるようです。戸倉からは沼田や上毛高原行きのバスの他、新宿直行のバスもあります。

草津白根山(百名山)
 白根火山バス停を起点に周回できます。どちらからでも標高差が少ないのでかなり楽なコースです。一般的には探勝歩道最高地点までで、三角点峰には原則立ち入り禁止、最高地点には登山道がありません。(冬季にスキーやスノーシューを使うと登れるようです。)
 白根火山バス停には長野原草津口駅からのバスが一般的ですが、軽井沢駅からのバス便もあります。このバス路線だと万座鹿沢口駅を経由しています。

 特急草津1号 上野発7時20分(大宮発7時45分)→長野原草津口着9時49分着
 バス 長野原草津口発9時58分→白根火山着10時53分
 帰りのバスは白根火山発の長野原草津口行が14時30分と16時1分。軽井沢行は15時0分と15時45分着で万座鹿沢口駅を経由します。
 行きに軽井沢からバスに乗る場合は、軽井沢駅発9時20分→白根火山着11時26分。

仙ノ倉山(二百名山)
 近くに苗場スキー場があるせいかバス便も多く、電車とバス利用でも十分日帰り可能です。CTは平標山までの周回コースが約5時間半、平標山から仙ノ倉山まで往復するとプラス1時間半くらいとかなり時間が掛かります。場合によっては仙ノ倉山はあきらめた方がいいかもしれません。
 周回コースは松手山コースを登るとややきつく、平元新道から登った方が幾分楽だと思います。ただし景色が開けるのは松手山コースの方が早いので、できたらこちらを登りにした方が気持ちいいでしょう。

 たにがわ401号 東京発6時32分(大宮発6時58分)→越後湯沢着8時4分
 バス 越後湯沢駅8時20分発→平標登山口着8時50分頃
 帰りのバスは15時40分台、17時10分台の他19時台に2本あります。

飯縄山(二百名山)
 長野駅からは多くの山に向かうことができますが、なかでも楽に日帰りできるのが飯縄山でしょう。登山ルートはいくつもあります。なかでも南登山道を登り、怪無山コースか西登山道で中社へ下ると交通の便がいいです。
 CTは4時間から4時間半くらいなので早い時間に下山できます。そのため奥社や中社あたりで観光することも可能です。西登山道を下った場合は途中に温泉施設もあります。

 あさま501号 東京発6時24分(大宮発6時50分)→長野着8時4分
バス 長野駅8時33分発→飯縄登山口着9時15分
帰りのバスは中社宮前から1時間にほぼ1本、17時台のみ2本あり。最終は18時40分。

立山(百名山)
 本当に立山を東京から日帰り登山したとすると実にもったいない話です。一応、理論上は日帰り登山可能だということで書いておきます。
 アルペンルートは乗換えが多いので時間が掛かりますが、順調なら室堂にお昼頃到着できると思います。雄山まで往復するとCT約4時間です。さすがにあまり余裕はありませんが、CTより速く歩ければ大汝山まで行くことも可能です。 

 あさま501号 東京発6時24分(大宮発6時50分)→長野着8時4分
バス 長野駅8時30分発→扇沢着10時15分
扇沢からアルペンルートで室堂まで1時間半から2時間くらいでしょう。
帰りは室堂発16時30分で信濃大町駅に18時30分着。信濃大町発18時56分の列車に乗ると松本に19時55分着で最終の特急あずさ(20時2分発)に間に合います。
帰りに富山側のルートを取った場合、室堂発17時0分で電鉄富山着が19時10分前後(平日と休日で若干異なるようです)。富山で19時35分発の特急北越9号に乗ると、長岡で東京行き最終の上越新幹線(長岡発21時54分)に乗り換えられます。

藤原岳(三百名山)
 福寿草をはじめとして花の名山として知られている山です。駅から歩くことができるのでバスの時刻を気にする必要がありません。
 始発ののぞみに乗って、名古屋で近鉄に乗り換えます。さらに近鉄富田で三岐鉄道に乗り換えて終点の西藤原駅には9時半くらいに到着します。8合目までは2つコースがあって周遊でき、一般に山頂とされる展望丘まで往復してCT4時間半くらいです。

 のぞみ1号 東京発6時0分→名古屋着7時36分 近鉄名古屋発8時1分→近鉄富田着8時29分(三岐鉄道乗り換え)8時39分発→西藤原着9時29分
 始発ののぞみに間に合わない場合、のぞみ103号(東京発7時3分)利用だと西藤原には10時30分に到着します。
 帰りは西藤原発が20時頃の列車でも、名古屋で最終ののぞみ(21時48分発)に間に合うのでかなり余裕があるでしょう。

*11月3日現在で調べていますが、季節運行の交通機関も多いので、実際に計画する際には最新情報をチェックしてください。
*2007年の西吾妻山の夏山リフト運行は11月4日までです。例年6月から11月初めの運行となっています。
*2007年の尾瀬鳩待峠シャトルバスは11月4日までの運行です。
*アルペンルートは公式サイトの時刻表記載のものを使っていますが、乗換えが多く、徒歩の部分もあるのでこの時間通りに通過するのが難しいこともあります。


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2007年10月30日

奥多摩の危険と素晴らしさを感じる本〜金副隊長の山岳救助日誌

首都圏の人にとって奥多摩は気軽に行けるフィールドです。ただし近かったり、標高が低いことから安易に入山する人も多く、遭難件数もかなりの件数に上っているようです。

そんな奥多摩地区で山岳救助隊の副隊長を務めている金邦夫氏が、実際の遭難事故とその救助活動を描いたのがこの「金副隊長の山岳救助日誌(角川学芸ブックス)」です。

金氏が怒っていることに、「あまりにも登山者のモラルが低い」ということがあります。秋になって日が短くなると、決まって「夜になっても家族が帰ってこないので捜索して欲しい」とか「暗くなって行動できなくなったので救助して欲しい」という連絡が多くなるのだそうです。

ポイントは2つあって、1つは登山の必須装備であるライトの類を持っていない人が多いということです。最低限の装備すらないのでは、あまりにリスク管理ができていません。おそらくこういう人は奥多摩という山域を甘く見ているのでしょう。

もう1つのポイントはあまりに簡単に救助要請していることです。金氏は「(山ヤの)プライドがなさすぎる」と書いていますが、私は登山者としてのみならず、人間としてプライドが無さ過ぎると感じます。子供ならともかくいい年した大人が、暗くなったからとか足を痛めたから(こういう救助依頼も多いらしい)という程度で助けを求めるとは信じられません。

暗くて危険だという理屈なら、装備や登山技術はあっても救助隊の方が助けに向かうのだって大変だし、危険に決まっています。本当に命の危険がある状況ならともかく、そうでなければ自分で招いた災難なのだから、恐くても寒くても空腹でも、一晩くらいそこらで過ごしてくれと言いたいです。

金氏は登山はスポーツだが、審判やレフェリーがいないので、登山者自身がルールや決まりを守っているか判断しないといけないと言います。一部の不可抗力な遭難事故を除き、多くの遭難者はこういう発想がないのでしょう。

登山は危険を伴うこともある行為なので、自身の体力や技術を過信せず、装備や計画に気を使っていれば山岳救助隊の出番はずっと減ると思うのです。

この本は遭難救助の話が中心となっていますが、奥多摩で働く方の話だけあって、奥多摩の素晴らしさを伺える話があちこちに出てきます。例えば5月にはフジの花で一杯になるとか、日原の紅葉の素晴らしさとか、梅雨時期のしっとりと雨に濡れて咲いているシャガの花などです。

この本を読んだら、また奥多摩に行きたくなってしまいました。金氏はじめ、山岳救助隊の方々にはお会いしないよう十分注意して、奥多摩の山々を今後も楽しみたいと思います。


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2007年10月05日

初登山から丸5年〜登山歴5年間を振り返る

登山靴を購入して、初めて山に登ったのは2002年10月3日のことです。あれからちょうど5年の歳月が流れました。区切りの意味で自らの登山歴5年間を振り返ってみたいと思います。

登山を始めるきっかけ

元々自然が好きで、高原ドライブついでに自然遊歩道を歩いたりすることは多かったのですが、本格的に山に登るきっかけとなったのは、2002年7月に中アの千畳敷を訪れたこと、そして翌8月に上高地を訪れ、明神まで歩いたことが大きなきっかけとなっています。

雄大な山岳風景に魅せられ、あんなところへ行ってみたいという気持ちと、30歳を過ぎてから健康に不安が出てきたこともあって、本格的に登山というものを始めてみようと思ったのです。

周りに山に登るような人がいなかったので、今ほどの情報はありませんでしたがネットで情報を調べたり、登山の本を買ったりして知識を得、とりあえず最低限必要だと思った登山靴を9月に購入しました。

1年目(2002年10月〜2003年9月)

初めての登山は大菩薩嶺でした。なぜここだったのかと言うと、当時は川崎市多摩区在住だったので中央高速方面が行きやすかったこと、人気のある山で比較的難易度が低かったことなどが理由でした。早朝から登ったので富士山や南アルプスの大展望に感激しました。登山靴が重く感じましたが、山を歩く気持ちよさを味わえたと思います。

次に何度か登ったことのある高尾山から、陣馬山への縦走をしてみました。思いのほか時間が掛かり和田峠で日没、陣馬高原下バス停までは暗い中を下りました。ヘッドランプなどは持っておらず、デジカメの液晶をオンにして、その明かりで下ったのは今となっては笑い話です。

12月は仕事が忙しくて登山には行けませんでした。これではいけない。健康のためにもせめて月に一回は絶対に山に行こうと1月に決め、それ以降はずっと月1(以上の)登山が続いています。

3月には茅ヶ岳へ行きました。当時はマイカーで行くことが多かったのですが、大きな理由として、登山靴を重く感じていて、登山靴で電車やバスを乗り継いでいくのが嫌だったことが挙げられます。かなりの積雪があり、茅ヶ岳から金ヶ岳へ向かう際に初めて軽アイゼンを使いました。茅ヶ岳から下るのが恐かったことはよく覚えています。

5月には初めての2500m越えとなる八ヶ岳の編笠山に行きました。山頂への登りは非常にきつかったのですが、山頂からの展望や高山の雰囲気に満足しました。青年小屋からの下りはかなりの残雪があり、踏み跡を見失って途方に暮れました。方向の見当をつけて雪の斜面を強引に登ると登山道に合流しましたが、雪道は恐いなと思いました。

5月末には初めての山小屋泊まりを経験しました。横尾山荘に泊まりましたが、あまり山小屋という感じではなかったです。翌日は涸沢まで往復しましたが、慣れないアイゼンでの登りはしんどかったです。それでも頑張った甲斐はあって、日本離れした風景を堪能できました。

6月には初の海外旅行でアメリカに行きました。ヨセミテロッジで2泊することができ、素晴らしい天候にも恵まれて、美しい滝や雄大な岩峰の眺めを堪能しました。さすがにハーフドームなどには登れませんでしたが、top of yosemite fallsには頑張って登ってきました。

8月には本格的な山小屋泊まりを経験しました。美濃戸口から行者小屋を経て赤岳展望荘に辿り着いた時にはバテバテでした。高山病に悩まされたり、慣れない小屋泊まりにとまどいもありましたが、山で迎える夜明けの光景は素晴らしく、一層登山にのめり込んでいきました。

今から考えると無謀な感じもしますが、実はこの時までジーンズで山に登っていました。高尾山なら沢山見かけますが、八ヶ岳では当然ジーンズの人は皆無で、山小屋で一人だけ浮いているような感じもしました。そこでこの後、登山用のズボンを購入しました。

9月の終わりにはまた山小屋泊まりがしたくて、北アルプスの蝶ヶ岳に登りました。夕方に初雪が降り、翌朝は白い雪と紅葉とハイマツの緑の光景となっていました。そしてモルゲンロートで赤くなった穂高の姿は生涯忘れられないほどの素晴らしさでした。

2年目(2003年10月〜2004年9月)

11月に転職し、それに伴って川崎から埼玉県へと引越しました。奥多摩や丹沢、中央線方面には行きにくくなりましたが、日光や那須、そして東北方面にはずっと行きやすくなりました。

11月初めにはくろがね小屋に泊まって、安達太良山へと登ってきました。素朴な小屋でしたが、温泉が非常に素晴らしかったです。のぼせてしまうのであまり湯船につかるのは好きでなかったのですが、これ以降は登山の後に温泉に立ち寄ることが多くなりました。

始めての登山靴はライケルのヌバックレザーのものでしたが、ソールが剥がれかけてきたので、4月にシリオの布製の軽登山靴を購入しました。この靴で始めて登ったのは扇山ですが、下山時かなり痛みを感じ、靴を脱いでみたらかなり出血していました。駅までの長い道のりを傷みに耐えて歩きました。

7月には登山を始める一つのきっかけとなった千畳敷を再訪しました。2年前には恐いくらいだった宝剣岳に登頂し、木曽駒ケ岳では最高の展望を堪能しました。下りは上松へのコースを取りましたが、標高差2000m近い下りは今まででも一番きつい下りのひとつでした。

3年目(2004年10月〜2005年9月)
10月に岳沢から前穂、奥穂へと縦走し、涸沢からパノラマコースを下山しました。上高地で穂高の山並みを見て、あそこまで行ってみたいという願いが遂に実現しました。冷たい雨の中、重太郎新道、吊尾根を登るのはきつかったのですが、初めて出逢った雷鳥に感激しました。

3月に異動があり、同じ埼玉県内で引越ししました。それまでよりもっと北へ移ったので、ますます山梨や丹沢方面には行きにくくなってしまいました。その反面で東北方面はずっと行きやすくなりました。

6月に東北新幹線で岩手県まで行きました。八幡平はかなりの積雪があり、途中でコースを見失ったり、天候が急変し、土砂降りの雨と凄まじい雷に命の危険さえ感じたほどです。源太森でデジカメを取り出した時にビリっとしたこと、八幡平から駐車場まで凄まじい雷鳴のたびに地面に伏せていたことは忘れられません。

穂高と並んでいつかは登りたかった槍ヶ岳へ遂に登ることができました。9月に燕岳から西鎌尾根を経て、長い道のりの末、念願の槍の穂先に立ちました。表銀座の縦走は自分の中で大きな自信となり、また登山歴での大きな区切りとなりました。

この頃からマイカー登山の回数が激減し、電車とバス利用が圧倒的に多くなります。環境への配慮や下山後に運転することへの不安の他、行けるところまで車で行くスタイルへの疑問が大きくなってきたためです。往復登山よりもできたら別ルートを下りたいし、アプローチ部分ももっと楽しみたいという思いが強くなってきたように思います。

4年目(2005年10月〜2006年9月)
インターネットが一般的でなかったころから自身のHPを持っていましたが、ブログを始めたのはそんなに早くありませんでした。12月に楽天で登山専門でブログを書き始めました。最近でこそ沢山ある登山ブログですが、この当時はまだまだ少なかったように思います。

登山の幅を広げたいという思いがずっとあったのですが、そのひとつとして1月にスノーシューを購入しました。初のスノーシューハイクは1月に小田代ヶ原、その後2月と3月にも奥日光に行きました。

私は仕事柄まとまった休日が取れることはほとんどありません。ですが珍しく2月に5連休が取れたので鹿児島へ4泊5日の山旅をしてきました。霧島縦走を雪と強風で断念し、翌日の韓国岳登山も物凄い吹雪の中でした。

鹿児島市内で宿泊して、翌日登った開聞岳は山容が素晴らしくて、特に好きな山のひとつとなりました。下山後に麓の国民宿舎に泊まりましたが、露天風呂から望む開聞岳は最高でした。

2月に3足目の登山靴としてハンワグの靴を購入しました。かなり高価でしたが、4シーズン用なのに非常に軽く、足にとてもしっくりきた優れものでした。この靴で始めて登ったのは宇都宮郊外の古賀志山でした。

修学旅行や家族旅行、ドライブで何度も訪れていた日光ですが、そのシンボルである男体山には5月に登りました。9合目手前で両足がつってしまい、しばらく行動不能となりました。這って降りようかとまじめに思ったくらいですが、なんとかだましだまし歩いて無事登頂。しばらく休んでから下山しました。

奥穂、槍の次の憧れは北岳でしたが、7月のまだ梅雨真っ只中に登ってきました。稜線ではずっと悪天候でしたが、最後に肩ノ小屋から下っていると晴れてきて、富士山が見えてきたのがいい締め括りとなりました。キタダケソウの清楚な姿やハクサンイチゲの大群落など高山植物の多さにも感激しました。

8月には上高地から西穂へと登りました。快晴の西穂山頂は大展望で最高でした。この後でカメラへの不満が大きくなり、遂にペンタックスの一眼レフを購入しました。これ以降はコンデジの出番は次第に減っていきます。一眼レフの山デビューは奥日光の高山と戦場ヶ原となりました。

9月にも北アルプスへ出掛けました。剣御前小屋を出発した時には快晴でしたが、剱岳山頂で雨が降り出し、前剱からの下りでは土砂降りの雨となりました。肉体の疲労と緊張による精神的な疲労で、それまでにないくらいバテてしまいました。なんとか剣山荘まで降りてきた時にはふらふらでしたが、そんな時にオコジョが姿を見せてくれたのはいい想い出です。

ずっと楽天にてブログを書いてきましたが、やたらとメンテナンスでサービス休止することと、画像容量が少ないことが不満でウェブリブログへと移行しました。ウェブリでの最初のレポは剱岳となりました。

5年目(2006年10月〜2007年9月)
10月に3連休が取れたのですが、関東甲信越も東北も天気が悪かったので、初めて近畿地方の山に出掛けました。交通の便が悪いので長距離ドライブで大峰山と大台ヶ原に行きましたが、運転はかなりきつかったです。あまり期待していなかった大台ヶ原でしたが、ガスで展望ゼロの日出ヶ岳から下ってくると、段々ガスが晴れていって海が見えてきたのは非常に嬉しかったです。

このシーズンは雪が少ないということでやきもきしていましたが、1月にようやく大雪が降り、1年前と同じく小田代ヶ原から戦場ヶ原を歩いてきました。物凄い積雪でラッセルに苦しめられましたが、男体山や太郎山の展望は最高でした。

スノーシューハイクがすっかり気に入ってしまい、この後、谷川の一ノ倉沢、高峰高原、奥日光、乗鞍高原とこの頃はスノーシュー中心で登山計画を立てていました。特に高峰温泉に泊まって、翌朝登った東籠ノ登山は今までで一番かと思う展望も楽しめて最高でした。

5月には初の避難小屋泊を経験してきました。鷹ノ巣山避難小屋はきれいでしっかりした建物で、これが無料とはありがたいものだと思いました。石尾根からの展望は素晴らしく、奥多摩のよさを再認識した山行となりました。

8月にはアライテントのエアライズを購入しました。初めてのテント泊は鳥海山麓のキャンプ場でしたが、これでまた一層登山の幅が広がったように思いました。

5月末からは天城山、鳳凰山、火打山、那須岳(これは2度目)、西吾妻山、富士山、会津駒ケ岳、五竜岳、月山、鳥海山、至仏山とやたらに百名山に登っています。私は深田百名山の完登を目指しているわけではありませんし、意図して百名山ばかり選んでいるわけではないのですが、せっかく貴重な休日と高い交通費を使うなら、ぜひとも名山に登りたいという気持ちが強かったせいかなと思います。

これまで色々な経験をし、たくさんのいい想い出もできました。それを振り返ってみて、これからも安全に楽しく、登山歴を重ねていきたいと改めて思いました。



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2007年10月04日

初のテン泊山行は雲取山へ

10月3日の10時半頃、奥多摩駅を降りると雨がやや強く降っていました。テントを担いでここまでやってきたのに、非常にがっかりしてしまいました。

8月から何度も天候不順で延期していたテン泊ですが、今回も天気予報が直前になって悪化し、アルプスや八ヶ岳に出掛けるのは取り止めました。そこで交通費のあまり掛からない奥多摩へ予定を変更したのです。

東京や秩父の天気予報は3日朝の時点で3日、4日とも曇りでした。4日午後からは雨が降るかもしれないとのことだったので早めに下山するつもりでいました。だからあまり展望は期待していませんでしたが、歩き始めから雨とはあんまりです。

駅前のトイレに入り、もうこのまま家に戻ろうかとも思いました。それでも外に出ると小降りになっていたのと、せっかくここまで来たのだから行ける所までいくことにしてバスに乗ります。

鴨沢から雲取山までは2年前にも歩いています。道はおおむね記憶にあるし、雲取山への最も楽な登路と言われていますが、今回は約14kgと私としては重たい荷物があるのであまりペースがあがりません。

幸い雨はポツポツと降るくらいで、しかも樹林帯の部分がほとんどなのでさほど影響はありませんでした。なんとか奥多摩小屋へ辿り着き、テントを設営します。ロケーションの素晴らしいテン場なのですが、ガスっていて展望は全くありませんでした。

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夜中に目を覚まして、ふと外を見ると月が出ており、星が輝いていました。テントから出てみると、雲はほとんどなくて、きれいな星空が見えていました。晴れるなどという期待は全くなかったので、ただただ驚くばかりでした。

朝は5時頃に目を覚ましましたが、ほぼ快晴で、昨日の状況からすると奇跡が起きたかのようです。テントからちょうど富士山や飛竜山が見えているし、ヘリポート方面に歩いていくと、雲海に浮かぶ丹沢の山並みも見えていました。

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晴れじゃないと山に行かないとか、降水確率が高かったら山行を取り止めるという人も多いようですが、そんな人は天気予報に裏切られてがっかりすることはあっても、こんな奇跡のような経験をすることはないのでしょうね。

天気が悪かったら雲取に登らずにさっさと下山しようと思っていたのですが、この天気なら行かないわけにはいきません。気持ちのいい石尾根縦走路を歩いて、素晴らしい展望の雲取山を独り占めしました。

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下山はどのルートにするか迷いましたが、日原側に下ってみたかったので富田新道を下りました。唐松谷林道通行止めの表示を見たので心配はあったのですが、かなり荒れていたものの何とか下ってこれました。(ただし1箇所、倒木等でとても通れないと思ったところがあり、やや強引に手前の急斜面を下りました。)

今回初めてテントを背負って山に登りましたが、シュラフやマット、食料を含めるとかなりの重さとなり、登りはかなりきつく感じました。下りでは思った程の負担は感じませんでしたが、もっと鍛えないといけないなと思いました。

それでもそれなりに標高差と距離があるコースを歩き終えて、自信もいくらかついたし、また色々とノウハウが得られたように思います。


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2007年08月20日

山渓9月号は山小屋特集と百低山スペシャル

山渓9月号のメイン特集は「秋風山小屋物語」でした。

採り上げられている小屋で泊まったことのある小屋はいくつかあります。なかでも食事のおいしい小屋ということで載っている「剱沢小屋」はよかったですが、三代目が割烹料理店で修行していたというのを読んで納得しました。

以前から泊まってみたいと思っているのが、八ヶ岳のしらびそ小屋です。写真を見ると想像通りアットホームで、のんびりできそうな小屋のようです。宿泊者が少ない時のみだそうですが、天然酵母パンを薪ストーブで焼いたトーストが凄くおいしそうです。

オーレン小屋もヒノキ風呂があったり、桜鍋の夕食がでたりと魅力一杯です。ここは小屋前で休憩したことがありますが、展望こそありませんが落ち着く雰囲気のところでした。こちらにも泊まってみたいです。

あと行ってみたいと思っているのが、南アルプスの仙水小屋です。ここは食事のおいしい小屋というと必ず名前が挙がる山小屋です。甲斐駒ヶ岳には登山を始めた頃からずっと登りたいと思っているので、この秋にはぜひ訪れたいと思います。

「小林泰彦の百低山巡礼」は今回が最終回でした。栃木県のかまど倉が採り上げられていましたが、この山は私もずっと気になっている山で、とても興味深く読みました。機会があればぜひ登ってみたいと思います。

最終回ということで小林氏のインタビューも載っていました。その中で魅力ある低山の例として、私の大好きな大小山のことを出していたのが嬉しかったです。小林氏はこの山を「300mくらいの標高なのに森林限界があって、岩場の稜線歩きが楽しめて、山頂は360度のパノラマ!低いけれどこの山はアルプスです。」という表現をしています。素晴らしい表現だなと思いました。

あと小林氏の日本の低山ベスト5も載っていました。それによると函館山、日本国、高尾山、三輪山、開聞岳とのことです。日本国と三輪山にはまだ登っていませんが、いつか登ってみたいものだと思います。

これを見て自分ならどうだろうと考えてみました。私が選ぶ日本の低山ベスト5は、大小山(安蘇)、烏場山(千葉)、男体山(奥久慈)、鷲頭山(沼津アルプス)、開聞岳(鹿児島)です。(次点が鳴神山、高館山、倉岳山、伊予ヶ岳、岩茸石山、浅間山(箱根)あたりです。)

私はアルプスや百名山もいいけれど、低山歩きの方がむしろ好きなくらいです。そのためこの連載はいつも楽しみにしていました。またタイトルを変えて復活してもらいたいものです。


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2007年08月16日

山小屋ミシュラン〜おすすめの山小屋

登山を始めた頃、山小屋に泊まるというのは凄く特別のことのように思っていました。山のベテランが行くところで、初心者が利用したら恥ずかしいようにも思っていました。

山がどんどん好きになって、もっと山の雰囲気に浸っていたい、より高い山にも登りたいという想いから少しずつ山小屋を利用するようになりました。

今でこそかなり慣れてきましたが、最初の頃は非常に不安なことが多かったです。書籍やインターネットで調べても、小屋の情報はあまり得られないし、それは登山ブログが多くなった最近でもさほど変わっていません。

私のさほどアクセスの多くもないブログでも、山小屋のことを書いたときは結構アクセスがあるようですし、サーチエンジンで山小屋名で検索していることも多いようです。今の時期、小屋泊まりで山に行きたいという方も多いでしょうが、そんな方に情報提供することと、自身の登山歴を振り返ってみるということで山小屋の格付けをしてみました。


総合評価(設備、備品、食事、ロケーション,サービス、料金などを含めたものです。)
★★★ 最高。絶対にまた泊まりたい小屋。
★★ 強くおすすめできる小屋。
★ おすすめできる小屋。
無印 あまりおすすめできる小屋ではありません
ちょっと厳しいかもしれませんが、★がついている小屋は非常に高い評価をしています。

個別評価(設備は建物、寝室、トイレなどをあわせた評価)
 A最高、Bかなりいい、C普通、Dあまりよくない、E悪い

横尾山荘(北ア)(2003.5)
 設備C、食事D、ロケーションD
 サービスはいいのですが、食事はあまりよくなかった。横尾は通過点というイメージで、ここでわざわざ泊まるのはどうかと思います。

赤岳展望荘(八ヶ岳)(2003.8)
 設備C、食事C、ロケーションB
 あまりきれいではなかったのですが、ごく典型的な山小屋といった感じ。展望はなかなかです。

徳沢ロッジ(北ア)(2003.9)★
 設備C、食事B、ロケーションC
 徳沢は気持ちのいいところです。食事は品数も多く、かなりおいしかったです。

蝶ヶ岳ヒュッテ(北ア)(2003.9)★★
 設備D、食事C、ロケーションA
 小屋自体はあまりいいと思いませんでしたが、とにかく小屋周辺からの展望は最高です。これだけのロケーションは他にありません。

唐松岳頂上小屋(北ア)(2003.10)
 設備C、食事D、ロケーションB
 混雑していたのと、食事があまりおいしくなかったのでいい印象はありません。小屋前からの剱岳、立山の展望は素晴らしいです。トイレはとてもきれいでした。

くろがね小屋(安達太良)(2003.11)★★
 設備C、食事C、ロケーションD,温泉A
 小さいけれど温かみのある小屋。ここの温泉は数多い温泉の中でも最高レベルでしょう。食事は質素ですが、味はよかったです。

駒ケ岳頂上山荘(中ア)(2004.7)
 設備D、食事E、ロケーションC
 便利な場所に建っています。小屋前からも南アや富士山が望めました。食事はかなりひどかったように思います。

焼岳小屋(北ア)(2004.7)
 設備D、食事D、ロケーションD
 小さくて地味な小屋で、とても北アの小屋とは思えません。一度くらいこういう小屋に泊まってもいいかもしれません。

岳沢ヒュッテ(北ア)(2004.10)
 設備C、食事D、ロケーションC
 現在崩壊のため営業していません。ご飯がおいしいとよく言われていましたが、私はあまりいいと思いませんでした。

穂高岳山荘(北ア)(2004.10)★★★
 設備A、食事B、ロケーションB
 小屋前の石畳や小屋内の明るい休憩スペースがよかったです。食事もボリュームがあって、とてもおいしかったです。

雲取山荘(奥多摩)(2005.5)★
 設備C、食事C、ロケーションC
 評価の高い小屋ですが、特筆して優れた点はなくて、どれも平均点といったところです。

燕山荘(北ア)(2005.9)★★
 設備B、食事C、ロケーションB
 サービスはいいし、喫茶室など小屋内の施設はきれいでした。まわりのお花畑や展望も素晴らしいところです。食事は予想ほどではなく、まあまあのレベル。

西岳ヒュッテ(北ア)(2005.9)★
 設備C、食事C、ロケーションB
 常念と槍に挟まれたところで展望は最高。表銀座縦走だと通過する人が多いようですが、それはとてももったいないことです。

槍沢ヒュッテ(北ア)(2005.9)
 設備C、食事D、ロケーションD
 便利な位置にはありますが、それ以外にここに泊まる理由があまりみつかりません。談話室が大きくてきれいなのはいいです。

馬ノ背ヒュッテ(南ア)(2005.9)★
 設備C、ロケーションC
 食事は評判がよくないので自炊しました。小屋の人が親切だったのと、空いていてよく眠れた記憶があります。小屋から少し登ると素晴らしい展望が拡がっています。

赤岳鉱泉(八ヶ岳)(2005.10)★★★
 設備B、食事A、ロケーションC,温泉C
 とてもきれいで山小屋のイメージではありません。お風呂も気持ちよかったです。食事は夜がまつたけと霜降り牛の陶板焼き、具たっぷりのキノコ汁、朝はカマスの塩焼きと山小屋レベルではこれ以上望めないものでした。

白根御池小屋(南ア)(2006.7)★
 設備B、食事C、ロケーションC
 立て直されて間もないこともあって非常にきれいな小屋です。トイレが物凄くきれいなのが印象的でした。食事もシンプルながらなかなかの味でした。稜線の小屋と比べて空いているようで、穴場の小屋と言えるでしょう。

北岳山荘(南ア)(2006.7)
 設備C、食事D、ロケーションB
 黒川紀章氏設計の建物として知られていて、なかなかかっこいい外見です。お花が非常に多いところなのと、富士山を望むこともできました。食事があまりおいしくなかったのが残念。

西穂山荘(北ア)(2006.8)
 設備B、食事E、ロケーションC
 近代的な設備で、サービスもよく、非常に人気のある小屋のようです。乗鞍、霞沢、笠の展望が素晴らしいです。食事がかなりひどかったので評価は大幅にマイナス。

剣御前小屋(北ア)(2006.9)
 設備C、ロケーションC
 自炊したので食事の評価はありません。あまり印象に残ることはありませんでした。ごく普通の山小屋といったところ。

剣沢小屋(北ア)(2006.9)★★
 設備C、食事B、ロケーションB
 短時間ですがシャワーが浴びられるのがうれしかった。テラスからの剱岳の展望は最高です。食事は揚げたてのフライがたっぷりで、とてもおいしかったです。

大台荘(台高)(2006.10)
 設備C、食事C、ロケーションD
 車ですぐ前まで行けるところで、山小屋というより旅館といったところです。私は大部屋でしたが、個室料金が安いのはいいです。食事はなかなかよかったです。

高見石小屋(八ヶ岳)(2006.12)★★
 設備C、食事B、ロケーションB
 原生林の中に建っていて、すぐ前の高見石に登ると大展望が得られます。薪ストーブやランプの灯り等の雰囲気がいい小屋でした。食事は洋風でおいしかったです。

鷹ノ巣避難小屋(奥多摩)(2007.5)★
 設備C、ロケーションC
 無料なのが申し訳ないくらいきれいな小屋。外観もウッディでかっこいいです。小屋前のベンチでのんびりできるし、少し登ると富士山や南アの展望も素晴らしいです。

薬師岳小屋(南ア)(2007.6)
 設備D、食事C、ロケーションB
 かなり古い感じですが、清潔で不快感などはありませんでした。目の前の砂払岳に登ると素晴らしい展望です。

高谷池ヒュッテ(頚城)(2007.6)★★
 設備B、食事C、ロケーションB
 小屋内から高谷池とその向こうに火打山が望めます。自炊用品が揃っているのが大きな特徴です。のんびりできる雰囲気の小屋でした。

元祖七合目山口山荘(富士山)(2007.7)
 設備C、ロケーションD
 富士山の小屋なので仕方ないのでしょうが、サービスはよくありません。私は利用しませんでしたが、食事もあまりよくありません。トイレはきれいでした。

駒ノ小屋(南会津)(2007.8)★★
 設備C、ロケーションA
 素泊まりのみで、基本的に予約制の小屋です。ハイシーズンでも詰め込まれることはまずないようです。寝具はあまりよくありませんでした。小屋周辺には池塘がいくつもあり、駒ケ岳山頂部分が望めるなどロケーションは最高です。水場がないのがちょっと不便。

五竜山荘(北ア)(2007.8)
 設備C、食事C、ロケーションC
 小屋周辺にはお花が多く、黒部側と信州側が開けています。目の前の五竜岳の眺めも素晴らしいです。小屋自体はあまり可もなく不可もない感じです。隠し部屋風の自炊小屋や明るい食堂はよかったです。

番外編〜山の温泉宿

からくに荘(霧島)(2006.2)★★
  設備A、食事B、ロケーションC、温泉C
 韓国岳登山口のあるえびの高原にあります。吹雪だったのでほとんど景色は見えませんでしたが、本来は素敵な光景が見られるはず。きれいな部屋とおいしい食事のわりに料金は安かったです。

八甲田温泉(八甲田)(2006.6)★
 設備D、食事C、ロケーションC、温泉B
 建物が非常に古く、あまり清潔でないのが残念。すぐ近くに湿原があり、八甲田の山並みが美しいところです。温泉は変ったものもあり、なかなかよかったです。

酸ヶ湯温泉(八甲田)(2006.6)★★
 設備B、食事C、ロケーションD、温泉B
 八甲田大岳の登山口にあります。展望はほとんどありません。建物は古いのですが、歴史を感じさせるものでいい印象でした。温泉は有名な千人風呂だけでなく、宿泊者専用の小さな内湯もよかったです。

高峰温泉(浅間)(2007.2)★★★
 設備A、食事A、ロケーションB、温泉A
 黒斑山、水ノ登山、籠ノ登山、高峯山の登山口でもあり、非常に便利なところにあります。
料金はやや高めですが、設備、サービス、温泉、ロケーションなどほぼ満点。特にいいのは展望の素晴らしい温泉です。

 
評価についてはあくまで私の個人的な見解です。一部経営者が変っているところもありますし、設備等も変っていることがあると思います。(そういう意味で宿泊した年月を入れてあります。)


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2007年07月26日

岳人&山渓8月号

今月は珍しく岳人と山渓谷の両方を購入しました。岳人を購入したのはおそらく4年振りくらいではないかと思います。

岳人の特集は「憧れのひとり歩き」というもので、単独行の好きな私はこれが楽しみで購入したようなものです。しかしその内容は期待を大きく裏切るものでした。

それは登山雑誌だというのに、「バイクで北海道を2週間旅する話」と「孤島で一人暮らしする老人の話」そして「ホッキョクグマとニホンザルが単独行動する話」が載っているのです。これらはそれなりに興味深い話ではあるのですが、この特集には内容的に全くそぐわないと思いました。

また「自分流の一人歩き」として4人が採り上げられているのですが、そのうち2人はあまり単独では山に行かない人の話だったりします。なぜ同じ東京新聞出版から最近出た「一人がいい。マイカー花の山旅」の著者である石井昭子氏あたりに文章を依頼しないのでしょうか。

とにかくこの特集はとてもひどいと思います。単に「人間が単独で行動すること」というテーマで編集するのなら、「憧れの」などという形容詞を「ひとり歩き」につけないでもらいたいです。

他の記事やコラムなどもおもしろいものはなく、今後よほど誌面が変らなければ2度と購入することはないかなと思います。(唯一よかった記事は山道具ファイルでした。今回はヘッドランプでしたが、選ぶポイントや機種ごとの特徴が分かりやすかったと思います。)

一方の山と渓谷はメインの特集が「東北大山脈」、第二特集が「南ア南部の山旅」でこの時期行ってみたいところが大きく採り上げられています。

東北の山々としてはメジャーな山を中心に、温泉ややや渋いコース、かなりマイナーな山まで採り上げられています。ガイドとしても読み物としても楽しめましたし、巻頭にある望月氏の写真が非常に素晴らしかったです。

南ア南部といえばアプローチの便も悪いし、コースもなかなかハードなため、まだ行ったことのないエリアです。いつか歩いてみたいなと思いながらページをめくりました。なかなかまとまった休みがとれないので長い縦走は難しいですが、赤石か悪沢にはぜひ登ってみたいものです。

山岳装備大全では小型ザック採り上げられています。30Lクラスの購入を検討しているので興味深く読みました。ページの制約はあるのでしょうが、もっと各モデルの特徴が比較でいるとよかったと思います。またカリマーやジャックウルフスキンなどメジャーなブランドが抜けているのも少し残念でした。

気になった記事としては「高機能Tシャツ2007」というのがありました。気になる匂いが消える「デオドラント機能」のあるシャツやポリエステルではなくて天然素材を使った高機能シャツなんかには非常に興味があります。これから暑くて、汗をたくさんかく季節なので、これを参考にして購入を検討しています。

あと野花手帖でギンリョウソウが採り上げられていたのが興味深かったです。植物というものは葉緑素があって、光合成するものだと思っていたのですが、これはどちらも該当しないタイプの植物なのですね。たまに登山道で見かけて不思議な花だなと思っていましたが、この記事でいくつか疑問が解けました。

今回の山渓は全体的になかなかおもしろくてよかったと思いました。来月号はちょっと早い気もしますが「秋風 山小屋物語」と「秋の山の博物誌」が特集だそうで楽しみです。あと低山大好きな私としては「小林泰彦と低山の世界」が凄く楽しみです。


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