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2007年11月30日

インディオの野犬に食い物を食われた登山隊

マチュピチュホルクローレ

南米ボリビア・アンデスの山「コンドリリ峰5850m」に遠征した登山隊に、ベースキャンプで、なんと食料を野犬に食われてしまうと言うお粗末なことがおきた

ボリビアは私の第二の故郷です。アマゾン開拓団の日本人移住地で「日本語の先生」をすること2年、アマゾン川をイカダで下り、寄生虫をもらっていまだに飼っているし、カヌーで下ったときには4名の隊員とともに、アマゾンに住む「大きな心を持った人々」の歓迎を受けて、隊員たちはその後、1名は新聞記者となり外国の支局長となり、1名は大学教授になり、1名は社長になって、私は冒険家になりました。

さてボリビアの首都「ラパス」はいきなり標高4000mのアンデス山脈の中にあります。ですから、」空港に酸素ボンベが置いてあったり、市内のホテルにも同じように「高山病で倒れた人用に酸素」が設置されています。富士山より高いところにあるわけですから、飛行機で来た人は酸素不足で倒れるようです。

私達は「アンデス山脈のコンドリリ5850m」に挑むためにやってきました、登山期間は25日間、このうち飛行機に乗っている時間が4日間ありますから、正味20日間です。ラパスに着くなり「激しいい頭痛と食欲減退、さらに酸素不足からくる、食べたものを消化できずに下痢、と3日間ベットに横たわりました。4日目から登山の準備を開始、まずは食料調達「肉に野菜、小麦粉、お菓子、ドライフルーツ」などインディオの露天市場で買い求めました。こうした現地調達は結構楽しいものです。登山装備に、食料を運ぶワゴン車も、友人の紹介で日本商社所有の車を手配完了、しました。

標高4000mのアルティプラノ(アンデス高原)を車で走ると「リャマを放牧しているインカ時代の末裔のインディをヲ見かけます」、アンデスのリャマはラクダ科の動物です、食用、毛糸を取ってセーターを編んだりしています。もちろん荷物の運搬にも使います。ラパスから10時間車を飛ばすと「コンドリリ峰の氷河から流れ出る水でできた「氷河湖」に出ます。今回はここからリャマに荷物を積んでさらに2日歩いて、湖の湖畔が私達のベースキャンプとなりました、

到着後はじめての夜、隊員たちは標高4500mの高地でもんだ酒に良いが周って、早くも9時過ぎにはテントでダウン、ところがその夜に、インディオの飼っている「犬」(狼みたいにでっかいし、獰猛・日本のかわいいペットと同じ犬とは信じられない〕が3頭やってきて、私達の食料テントにあった「肉と野菜」しっかり持っていってしまったのです。

翌日、朝は悲惨でした、食料テントはずたずたにされ、残されと食料は、小麦粉と塩と砂糖に米が少々だけです。さて、こうした状況で登山を続けるべきか、出直すか、「隊長!"どうする」

1.もう一度ラパスに戻り、出直す。

2.もうやめる。

3.残った食料で、一気に登頂を「頂上にアタックをかける」

さて貴方ならどういう決断をしますか。ベースキャンプから頂上まで、標高差は約1200m、

私達は、残された「小麦粉でケーキを30枚焼いて」それをリックサックに入れて4日間で頂上を攻撃してきました。

大事なことは「隊員たちにマイナスを忘れさせて、将来のプラスを考えさせることです。戻ったらそのまま帰りたい人が出てきます。


2007年11月10日

インド ラージャスタンの砂漠で

ラージャスタンラージャスタンの砂漠(タール砂漠)でであった、放浪の民「ラージプート族」の首領はこういった「君は仲間だ、このオピュームを飲み、幻想にひたるのだ」(オピュームとはアヘンのこと)さあ、君はこの申し出をどうする。

砂漠には「掟がある」誘われたら決して断ってはいけないのだ。!

 インドのデリーから「特急電車に乗ること1日」、やっとラージャスタン州(隣はパキスタン・でも昔はインドでした)の西の果てジャイサルメールに到着した。ここは、私達が最もイメージするインド人の住む場所、そう・「ターバンを巻いて、口ひげをつけて、おいしそうにカレーを食べるインド人です」 でも彼らは本来のインド人ではありません。では彼らはいったい何者だ?ここラージャスタンに多く住んでるのは、アーリア系(ペルシャ・今のイランあたり)の人々で、砂漠を横断して物資を運ぶ駱駝の隊商から通行料を巻き上げて「巨額の富を作った ラージャ(王様)が住んでいるんだ。ここを通過する荷物の多くは、金などの貴重な鉱物資源、またアフガニスタンあたりから流れてくる「オピューム(アヘン)」などです。だからここには砂漠の中に突然でっかいお城がデーントあったりする、なんともおかしな風景が延々と続いている。年1回プシュカールで開催される「駱駝市」にはなんと数十万頭の駱駝が砂漠をおおいつくし、駱駝の市(つまり駱駝を買ったり、売ったりする)が1週間にわたり開催される。

さて私達は、ジャイサルメールから「キャメルサファリ」(駱駝トレッキング)でこのタール砂漠を2週間にわたり旅をした。このタール砂漠に住む「放浪の民は・ラージプート族」女は派手な衣装に金銀を身にまとっている。なぜかって。いつでも全財産をもって逃げられるようにだ。彼らは独自の言語を話している、ヨーロッパに多く放浪している「ジプシー」の言語とおなじ、つまりからこそが、「ジプシー」のルーツなのだ。だから音楽と芝居(人形)、踊りにたけて、「砂漠の芸術家」とも言われている。

駱駝で移動すること10日目、そろそろ砂漠の砂の上の「ごろね」から解放されたいころ、ある小さな井戸の集落で、結婚式に出くわした、新郎は15歳 新婦は12歳 このあたりではこうして親同士が決めて、持参金つきで女性を買ってもらう、女性を買ってもらう?どうなっている、こういうわけ、あまり裕福でない家庭の女性いたちは「生きていくために、早めに12歳前後、牛や駱駝をつけて男性のいる家に嫁ぐ、そうすれば彼女は多少苦労しても生涯その男性の下で食べていける、つまり生きていける」日本の「別に1人でいいや」、と言っている男性や女性諸君とは生きる「生命の維持」と意味が違うのだ、でもこうした人たちが地球の全人口の60%以上であることは知ってほしい。

前置きはともかく、この家で、そこの家父は「君は優秀な日本人か、では仲間の証に、このオピュームを飲んで踊るのだ」このとき私はこの小さな黒い豆粒ほどのものが何であるか知らなかった。3日後、帰国してから、想像を絶する「下痢+嘔吐」のため救急車で病院へ、しっかり「入院する羽目になった」 病症:極度の下痢1週間 幻覚3日 おまけに警察の取調べ1日(悪気は無かったので、しっかり怒られて釈放)などとんでもない目にあいました。

さて君はこうしたときどうしますか?

1.ともかく現地主義だから、何でも試してみる。

2.どうもおかしなものなので断る。

3.飲んだふりをして日本にもって帰る。

さあ!日本の法律ではアヘンの服用をすればどうなるか知っているはず、下手すれば「新聞沙汰」です。決断を!

もちろんこの回答「決断」は「断る」以外ないですよね。興味だけで行動しては現地でいい様に扱われて、ポイと砂漠に捨てられます人間の命なんて「軽い」、イラクやアフガニスタンを見れば判りますよね。


2007年10月26日

高山病の怖さ

asia map2

パキスタン ススト

■ 中国(ウイグル自治区)カシュガルから4WDで標高5000mの峠を越えるとそこはイスラムの世界

70歳の老人の脈拍は150/分・意識混 濁、君はこの人をどうするか。20人の旅行団を戻すか、そのまま突き進むか。隊長!決断を!(リスクを背負って行動するか。リスクを切り離すか)

北京から飛行機を乗り継いで「北京〜ウルムチ〜カシュガル」やっとの思いで、隣は「アフガニスタン」と言う、中国でもっとも西の都市に来ました。ここに住んでいる民族は「ウイグル族・カザフ族・キルギス族・タジク族+漢人」です。昔むかし「玄蔵三蔵法師・実在していました」が天軸にお経を取りに行く物語「西遊記」を知っている方は、「ああこのあたりの話」のところね。と言うわけでわれは、中央アジアのど真ん中をカラコルム山脈(ナンガパルパット8125m・チョゴリ:K2 8611mを有するヒマラヤ山脈の西にある)を超えてバスでインド洋まで走破しようと言うのである。

カシュガルからは4輪駆動車に分乗してタシュクルガンを経由し、標高4943mの中国とパキスタンの国境「クンジュラブ峠」をこえようというのです。さてここで問題発生、隊員の中で最高年齢の(72歳)男性が高山病で嘔吐・脈拍150・問いかけに反応せず(意識混濁)に陥ってしまいました。キャンプ地の標高は4500m、明日このまま進んで標高5000m近くの峠を越えられるのか、さてどうしましょう。隊の構成は日本人18名(男性9名+女性9名 年齢は30台〜70台)+中国人連絡官1+通訳1 車は6台です、

※高山病:標高2000mを越えたあたりから発生する「酸素不足」が原因の病症、はきけ、頭痛、食欲減退、顔のむくみ、などが出ます。さらに悪化すると急性肺水腫を起こし重大なことになります。人間の体はうまくできていて、酸素が少なくなると?心臓が早くなる?それでも間に合わないと、体内の水分から酸素をとり出すようになり、細胞に水分がじゃんじゃん送り込まれて顔などがむくみます。?最後は肺に水分が送り込まれて、肺に水がたまって「急性肺水腫」となり肺の機能が停止します。ですから高地ではまず水分を十分に取り(7000mでは1日に5リットル以上)おかしな咳が出始めたら、すぐ高度を下げるしかありません。高所では、太っているとか、タバコをすっているとか、性別など関係なく、発病します。

ここで隊長は

?高山病の男性をここから別便でおろす。隊から離団させる。

?後1日で峠を越えられるので、越えればあっと言う間に標高は下がる、一緒に連れて行く。

?安全が最優先 皆一緒なので全員ここから帰る。

つまり お荷物になった「リスク 男性」を切り離すか。リスクを背負って先に進むか。今回はこれ以上先に進まず、戻るか、の決断を今しなくてはいけないのです。

私の行動・この男性を夜中に車に乗せ、一番近い病院に夜中はこびました。それ以降は、中国の旅行社に北京までの手配を頼んで、私と通訳は早朝またキャンプ地に戻ったのです。もしかするとこの男性は後一日がんばればパキスタン側に行き「フンザ」で回復したかも知れません。リスクは切り離す、これが原則だと思います。

※写真:パキスタンの入国検査(イミグレーション)のあるススト 高峰の山はカラコルム山脈7000mの山々、向こう側は中国 (c)masujima (無断使用禁止)


2007年10月16日

あわない奴ほどよく笑う

パミールゴビ1

「笑う」と「笑顔」は違う。いやな奴・あわない奴ほどよく笑う。

君が・貴方が遠征隊・登山隊・探検隊のリーダーのとき、仲間には必ず「貴方と⇔あう奴・あわない奴」がいます。こんなときリーダーはどうやって彼・彼女と付き合いますか。

全員が常に「ひとつの目標に向かっている」・例えば「あの山に登ろう」「あそこまで馬で行こう」なんて言う具合にうまくいっている、最初のうちは、皆わきわいわいと楽しい毎日が続きます。

ここは中国の3000mの奥地です。隣はアフガニスタンと言う「パミール高原」に駱駝と馬を乗り継いで2週間、約500kmをテントを駱駝に乗せ、あるときは言うことを聞かない荒馬に乗せやってきました。ここに住んでいるのは「タジク族」「カザフ族」などの中央アジアの高原の遊牧民たちです。カザフ族は私達と同じ顔をしていますが、タジク族は「アーリア系」の民族です。いってみれば「イラン」(昔のペルシャ)あたりのホリの深い顔立ちの民族なのです。(こうしたアーリア系の人たちはインドの西部・ラージャスタン地方に多く住んでいます。ターバンを巻いたインド人は彼らです)  中国の西域は、隣にカザフスタン・タジキスタン・アフガニスタン・キルギスタン・ウズベキスタンなど(日本にはなじみが無い国ですが戦略上地理学・豊富な地下資源などでは極めて重要)があります。このあたりの国を地図できちんと書けたら、貴方は「旅行のプロか、地理の先生」でしょうか。ところが、さすが中国はしっかりこれらの国の資源を確保するために「上海5カ国機構」なるものを作って、とっくに100年先の石油やウランを確保しています。なにしろ中国の北京〜西域から、今・きな臭い「ペルシャ湾に」つながる、戦車を走らせる道路(カラコルムハイウエー)を完成させ、またウイグル自治区(中国)ウルムチから隣のカザフスタンまで鉄道(延ばせば、石油がいっぱいある黒海までつながる)を通そうとせっせと鉄路を作っています。いや〜日本に生まれてよかった、何しろ日本の周りは海ですから、こんな鉄道だ道路だと考えないですみますよね、

そういえばペルシャ(今のイランあたり)は昔昔の「シンドバットの大冒険」で有名ですよね。結構日本人にとってもなじみが深いんです。

さて話です、騎馬隊3週間目から始まります。このころになると隊員の中で「馬が合う人・あわない人」がかなりはっきりしてきます。つまり隊の中に「派閥」が形成されてくるのです。こんなとき、貴方(リーダー)は「馬の合わない奴・彼女」とどう接しますか。

1.ほっておく!別にリーダーの指揮に従わないわけでは無いので、最後までついてきてくれればそれでいい。

2.論争を仕掛けて追い出す。一緒にいても疲れるだけなので、帰ってもらう。

3.いやな派閥の長と話をする。全員のモチベーションを維持するには隊の風通しをよくしないといけない。

さて貴方は 何番を選びましたか。

?を選んだ人 これも手かもしれませんね、いつかこのミッションは終わりますから、それまで無事に過ぎればOK, でも帰国後にあうことは無いでしょう。一度関係の壊れた人間関係の修復は極めてむ難しいと思います。夫婦の離婚を思えば納得ですね。

?を選んだ人・これはよく欧米人隊では起こります、彼らは絶対自分の意見に対しての妥協は無いですから、 ただ、この場合「隊結成時に隊長を決めているので、隊長は他の隊員に対して最後までミッションを完結させる責任を負っています。無形の契約が存在しますので、もし追い出す時には必ず「同意書」を取っておいたほうがいいと思います。帰りに彼らが事故などにあった場合の責任までとらされる可能性があります。

?を選んだ人・リーダーとしては最善でしょう。しかし、馬の合わない相手と話をするのはすごいストレスです。こうしたときのコツは「相手の手を握る・肩に手を置く」などして必ずスキンシップをしながら話すことです。こうすると相手は、貴方が真剣であると肌を通じて感じると思います。ご苦労さまです。ここまでして貴方のい言うことを聞かなければ、追い出したほうがすっきりします。断固たる決断が他の隊員の喝采を浴びます。

隊の中に馬のあわない奴が出てきたとき、彼・彼女はリーダーに対して「声を立ててよく笑う」のです。しかし、その「笑い声の中に 貴方に対しての毒が入っていることをきずかなければなりません」 あなたにはその毒を中和できるかが問われているのです。

笑顔笑うことは違うのです。いやな奴ほどよく笑うのです。

※写真 1.中国西域パミール高原 2.モンゴル南ゴビ砂漠 (C)masujima (無断転用・データ移動禁止)

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