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関内にある若き江戸前寿司職人の寿司屋。
こじんまりとしたカウンターに向き合って真剣にいただく寿司は、築地で仕入れる新鮮で質の良いネタ、こだわりの仕事で実に美味しい。
住所:横浜市中区太田町2-21-2新関内ビル1F
電話:045-211-2187
定休:GW・お盆
営業:17時~22時(日曜12時~22時)
清楚な面持ちの店構え。白木の格子の扉に藍色の暖簾。
中もカウンターに席が9席とテーブル1卓のみとこぢんまり。寿司屋らしく中も和の気構えが一本通った落ち着きある空間です。朱のカウンターに白木、ネタを入れる窓付きの四角い木のおひつ、藤で編んだ酢飯のおひつ入れなど、このカウンターに座るだけでわくわくします。
聞けば、この店は元々「次郎」という名店。そのまま使っているようです。その当時はすしを食べるなんて余裕はなかったから…。
06年11月14日の来訪。
仕事が終わって伺いました。
飲みはないので、つまみではなく、ガンガン握ってくれとお願いしました。
突き出しは里芋。実にシンプルに里芋らしい甘みとねっとりとした口当たり。
最初はヒラメ。やや厚めに切り、塩を擦り付けて出してくれました。
酢飯はやや酢が勝っているか。カウンターですし、目の前の店主の握りを見ていると、だいぶ手に持って形を整えていましたが、柔らかく握られていますね。
次も実はヒラメ。煮切りを塗って出してくれました。先ほどの塩とは出された場所が若干違うためか、それとも厚みを変えたためか柔らかい食感。
スミイカ。ザクッとした歯切れにネットリした口当たり。良い品を入れています。聞いていると、ご主人が自ら築地で仕入れているのだそうで。ここから遠いのにたいへんです。
鰤。それもたっぷりの刺しが入った大とろのようなブリです。これは今日一番の握りかも。
続いてマグロ3品です。最初は赤味。ヅケにはしていないそうです。
大トロはたっぷり脂がのり、筋も感じさせない。ひたすら美味しい。
光物でこはだ。酢飯に比べると酸味は穏やか。きっちり酢で締めた後に一晩寝かせているのだそうです。
デンと尻尾つきでピンと身が張った車海老。腹側から背綿まで取り除いてあり、頭の方には海老の味噌。プリプリで煮方が良いし、満足いく寿司でした。
ようやくここにきて軍艦巻きで馬糞雲丹をたっぷり。新鮮な雲丹は甘くて雲丹らしい良い風味があるから好きです。
そして、煮蛤にツメを塗った握り。大振りの蛤丸ごとですから贅沢。
赤貝もプリッとしてザクという食感が小気味良い。
貝が続いてミル貝です。包丁で斜めに切るときから見ているわけですが、コリコリの食感は絶妙です。
玉子は厚焼きを半分に切って酢飯をちょいと挟んだ形で。見た目もカステラですが、食べると驚くほどの甘さでまさにカステラを食べているようでした。
最後にお汁。蛤だしの白濁したおすましで、実にシンプルな味わい。具はなしで三つ葉が浮いているのみです。
計16貫とお汁。12000円であれば満足でしょうが、酢飯の量が少ないこともあって、まだまだ足りない。それは対象も心得ているようなので、追加注文を受け付けてくれます。
赤貝の紐。別なお客が食べているのを見てお願いしてみました。紐を巻いて上にのせているという変り種。クニュッとした食感と赤貝の風味は面白い。
平貝。コリッとした固めの貝柱はこの貝ならでは。表面に切れ目を入れて俵にそるように細工されています。
総評は悩みましたが☆☆(二つ星)。☆彡かなとも思いましたが、お客と接するスペースでお客と向き合う姿勢が気に入りました。ここなら人を連れて来れます。
ただ、ぼくの中での寿司の最高峰「小松弥助」
のそれに比べればまだ成熟していない感があります。ネタの良さに負けない実力と仕事を今後も磨いていただきたいと思います。
年中無休でがんばっているみたいで年内は30日まで。12月は23も24日も営業するそうですので、頭が下がりますよね。
「いまむら」の内容に追加をしました。
少し間が開いているのですが、この途中のもそのうち追加修正しておかないと~。
「いまむら 総本店」(☆☆彡)
あえて店名を冠さず、割烹のように時の移り変わりとともにさまざまなラーメンを繰り出す名店。
上大岡の「いまむら」の総本店として04年9月7日に開店しました。
その味は多彩にして新鮮。ただし、店主がいればという条件付ですが(笑)。
住所:横浜市中区相生町2-33梅原ビル1F
電話:045-663-5399
定休:日曜
営業:11時半~14時半/18時~22時
もともとのお店の外観は木で組まれた古い住居風で、入り口横の白木細工の格子が美しい。中も同じようですが、現代アート的な照明だけがミスマッチ…狙っているようです。
入る前からメニューの提示があります。開き戸の扉を入ってすぐ左に券売機がありました。
しかし、しばらくぶりに着てみて驚いたのは店の前がガラス張りに改装されていたこと。店名無なのに、「横濱いまむら」という看板が出ていたこと。店内に入って貼り紙を見ると、「いまむら総本家 無」という店名が書かれていたことなどでしょうか。
券売機は外に置かれるようになっていました。
06年5月のメニューから
18時半過ぎで先客は5人と少しいます。行列店には至らないものの、これだけ飲食店が集中しているところなので健闘しているといったところか。厨房にはいつものお兄さん。
メインの拉麺が鶏白湯になっていたことも驚き。
鶏白湯こってり特製 1000円
切り口が斜めの白く円錐形の丼で供されます。
茶褐色の白濁スープにもやしがたっぷり。中央には茶色の砕片が混ざった白いペースト。丼の縁には赤いペースト。具にとろとろのチャーシュー2枚、いつもの味付け半熟玉子、細切りのメンマ、そして蓋するようにのせられた大きな海苔。
最初は基本のスープを楽しむ。鶏白湯でも臭みはやはりあるのだなぁ。やや豚骨のような臭みあるスープで、醤油ダレを使っているため家系に似た印象を覚える。美味いことは美味い。
麺は太くやや平たく短い麺になっていました。もっつりした感じはいまむらの太麺らしさを感じます。短くしたのは家系のインスパイアかな?
次に大量のもやしの上にのっている白いゼラチンを溶かしてみました。なにやらいろいろ混ざっていたのですが、結晶のような魚介の砕片ですね。ゼラチン自体和風出汁とのことで、スープに混ぜると魚介の味わいが濃くなります。
最後に白い丼のふちについている赤いペーストを溶かしいれる。トムヤムクンのように病み付きになる味と宣伝していますが、ベースは豆板醤のようで、魚醤の香りはかなり控えめ。正直、あまり感じられません。辛くなったスープは味わいが変わってこれもまた変化で楽しめてさらに飲み進められます。
思っていたよりもスープの量が多いのか、最後までは飲み干せませんでした。この丼も案外深いようです。
他のラインナップは和風醤油、和風つけ麺、しゃもあっさり塩、味噌、野菜つけ麺、ネギチャーシュー麺、ワンタン麺です。総本店も落ち着いたみたいに見えます。
「THE BUND QUEEN 上海 横浜赤レンガ店」(☆)
http://www.kiwa-group.co.jp/restaurant/a100030.html
ノスタルジックな味わいを醸し出す巨大中華レストラン。
赤レンガ倉庫2号館3階にあり、幅広い客層を受け入れることができる使い勝手の良い店です。
だいぶ昔の記録ですが写真が出てきたので掲載しておきます。
住所:横浜市中区新港1-1-2横浜赤レンガ倉庫2号館3階
電話:045-650-8772
定休:無休
営業:11時~23時(22時L.O)。
お店は入り口からして凝っているのですが、中はもっと雰囲気の良いデートのための空間です。
ノスタルジックな上海を髣髴させながらも中国中国しておらず、キワ・コーポレーションお得意の空間構成が光ります。そして、メニューの充実度合いも素晴らしい。
ホームページを見ると紅虎餃子房と同系列だったんですね。
記録を取っていない時期のもののため2回入ったようですが写真と記録が一致していないなぁ。
ランチは1200円で本日の点心と本日の麺にデザートという豊富な内容。こちらは家内が頼みました。
点心は海老蒸し餃子2ケともち米のシューマイ。麺はシメジと香菜の載った塩ラーメン。
デザートは具のないシンプルな杏仁豆腐で、クリーミーな逸品です。
鶏塩麺は鶏がらの上湯スープにネギ油。上にはレタスの千切りが撒かれているために澄んだ金色のスープは緑がかって美しく見えます。具は蒸し鶏の切り身のみ。
スープはさっぱりスープで鶏の滋養溢れる美味しいものでした。ネギ油のためかしつこくないのに物足りなさはさほどありません。
麺は四角い断面の細麺。上品な印象で、まさに女性のためのラーメンを意識しているようです。客層的に全面的に女性向なのでしょうか。
以下は写真のみ。宇都宮から来た家内の友人親子を連れて行ったときのもののようです。
はっきり言って、デートに使えるお店です。
このときは平日の昼間11時半だったためかガラガラでした。
クルージングの船の出る元町からつながる港でベイブリッジの夜景を楽しみながら,倉庫を改造した巨大な空間で東南アジア料理に舌鼓を打てる横浜の有名店「タイクーン」。
海風に頬をなでられるオープンなデッキの席を求め、夜になるとデートや合コンなどで若者が集まるこの店。
その2階の「カフェ・タイクーン」が7月2日にレストランとしてリニューアルオープンしたので、星なしの評価ですがご紹介。
住所:横浜市中区新山下3-4-17カリカチュア2F
電話:045-624-3981
定休:無休
営業:18時~早朝4時(土日祝11時~)
雑誌のシュシュで見て知りました。カジュアルな創作フレンチを楽しめるとこのことです。
19時からの予約を18時に電話でする。予約段階で予約の場合はコースオンリーと伝えられ、6000円か8000円のコースの選択を迫られたから安いほうに。
実際は18時半過ぎについてしまう。駐車場は目の前に。案内の人が二人いるところが贅沢。いまだ教育中みたいですが。
白い船をイメージしたかのような階段を上がり、壁に照らされるスタイリッシュな光の看板の奥に黒くシックな入り口。中に入ればデザインが素晴らしい店内。“箱”にはかなりの金をかけてますね。これは見に行くとよいかも。
窓際の席が空いていましたので、そちらに案内されました。先客はデートらしい二人と子供連れの4人組親子の2組。驚いたのは手拭が出ないことです。飲み物が来た後はいきなりアミューズから始まりました。
1)アミューズ
3種類が小さなグラスで臙脂のナプキンをかけた皿の上に出されました。好きなものを取ってよいとのことで、欲張りにも3種類とも選ぶ。
1-A)野菜のピクルス
白いブロッコリと赤いパプリカのピクルスをいただく。味は普通。量は些少。家内のにはキュウリなんかも入っているみたいでした。
1-B)オリーブ
グリーンオリーブとライプオリーブの2種類。やや塩味がきつかったが、緑果塩蔵のグリーンオリーブは「DeKas」のそれを少し思い出させてくれて良かった。
1-C)豚のリエット
バゲットに豚肉のペーストが塗ってありました。味に関しては普通。「AWkitchen」のそれと比べてはいけないと思うが、この後の展開を残念ながら予感させたひと品でした。
2)前菜
真鯛のカルパッチョ。シトラスのソースとビーツのソース。上にはアスパラとラディッシュに葉っぱものにトリュフ。よくない点は2つ。骨が結構な割合ではいっていたことと塩気が少なすぎて美味しくないこと。トリュフものせられているのですが、香りも食感も活きていない。サラダ感覚だけど、不満足に終わります。
金目鯛のソテー、ブイヤベースのソース。ホタテとサザエとムール貝も入ったブイヤベース仕立ての魚料理。金目鯛のソテーは適度。ブイヤベースも最初は魚介の出汁をがっちり感じてよいけど、後半は塩気が逆にきついのとエグみまで出ているので全部は飲めないという悲しさ。
4)肉料理
ホロホロ鳥のロースト。ホロホロ鳥は胸と脚がそれぞれ。ホロホロ鳥はあまり食べないが、臭みが強く家内は早々に放棄…。先日鳩の野趣味あふれる旨さを味わっているだけにぼくもつらい。コリコリしたナッツのようなサマートリュフをのせて。レンズマメをしいてあるが、思い描いていたレンズマメの旨さはなし。ちなみにフィンガーボウルもなし。仕方なく、ナプキンで手を拭いてから、トイレに手を洗いに行きました。
入り口右側にはオールドアメリカンを模したシガレットルームがあり、デザートはそちらで楽しむことが出来ました。
ソファに座って、ゆったり。バニラアイス、マンゴーアイス、洋梨のタルト、木苺のムースのケーキの皿が出されます。
説明はありませんでしたが、デザート一緒に出される紅茶やコーヒーは別会計でしたね。
パンはドライトマト入りの甘みと軽やかな酸味あるざっくりしたもので美味。何度もギャルソンが持ってきてくれます。もう少し種類があるといいけど。こればかりでも…。
最初の説明では、魚と肉の間に口直しが入るとのことでしたが、それもないので驚き。最初に言ったなら説明くらいあっても良いものだけど。
景色に関して言えば、窓まで行けばベイブリッジも見えるけど、普通に見ていると小さな港湾に倉庫街が見えるだけ。海の魚が跳ねているのは面白かったですね。倉庫の向こうにわずかにみなとみらいのビル郡が見えます。やや時代から取り残されている感もあるかな。
そして、トイレウォッチャーですので途中見に行きました。男性トイレは共同っぽく古く汚かったのですが、女性トイレは携帯用モンダミンを置くなどきれいにしていたそうです。
頼んだ飲み物はカナダドライと思われるジンジャーエール600円、濃縮還元のフレッシュグレープフルーツ750円とフレッシュオレンジジュース750円、ダージリンHOTが600円、アイスコーヒー500円。これに料理が二人で12000円、サービス料は10%で1520円。
計16790円となると総評で星はつきません。箱と人件費にお金を使いすぎで、早晩形態を変えねばやっていけないのではないかと思います。とにかく、料理の質を上げ、ギャルソンの教育をすることです。今はまだ形ばっかりで中身がない。
「アルテリーベ 横浜本店(Alte Liebe)」(☆彡)
関内にある歴史的建造物にも指定された時代を感じさせる建物にあるウィーン宮廷料理の店。
夜となればダイニングのシンボルとなる4本の円柱の中央には海外より訪れている演奏者による魅惑的な弦楽三重奏。そして本格的なウィーン料理は一度体験しておかれるとよろしいかと思います。
住所:横浜市中区日本大通り11番地横浜情報文化センター1階
電話:045-222-3346
定休:無休
営業:11時半~16時半/17時半~23時(22時LO)
石造りの格式ある入り口を入ると弦楽三重奏の生演奏が聞こえてきます。
給仕に案内されダイニングに足を踏み入れれば、アールヌーヴォーを現しているという天井まで続く4本の円柱とアーチを中心としたクラシカルな店内が印象的に見えます。
04年10月11日の来訪。
予約したのですんなり。祝日夜でもお客は多くありません。
MENU Degustation 5250円
不思議とキノコはあまり感じられないテリーヌです。上品で美味しい。
南瓜のポタージュスープでした。わずかに浮いている油と向日葵の種がなかせます。
3)ノルウェーサーモンの軽いスモークのポワレ アンディープのブレゼを添えて
柔らかで塩気の薄いサーモンのポワレ。カリカリの皮が帆のように立てられ、、バジルのソースがつく。付け合せは白いブロッコリ。
5)仔羊の鞍下肉のロースト ローズマリー風味 ポテトグラタンを添えて
脂身のない羊肉のロースト。柔らかでバターとクリームベースのソースとあわせて程よい美味しさ。
6)デザート
マンゴシャーベット、バニラアイス、ケーキ、マカロン、ベリー。ソースはチョコレートソース。外がサックリ、中はネットリのマカロンが特に美味しい。
それにウィーンといえばドイツ圏ですのでこのメニューもアラカルトで注文。
ソーセージの盛り合わせザワークラフト添え 2名用チゴイナー 2520円
羊腸詰焼きソーセージのニュルンベルガー、パプリカの香りの効いたスパイシーなチョリソー、香辛料の香りが特徴的なチューリンガー、細引きのボイルドソーセージのフランクフルター、豚腸詰の白いソーセージのヴァイスヴルストの5本。特徴あり、どれも日本人の口に合うと思われます。ザワークラフトも苦手ですが酸味は弱め。
これはパンです。黒いパンは香りが強いですね。
そうそう、生演奏は近くまで来て演奏してくれます。
チップ1000円を忘れずに!!