内部統制、特にIT統制を進めていくにあたり既存のシステムや業務を見直す機会は重要である。この見直しによって、将来業務や業績がどう左右されるかというターニングポイントになりやすい。
 
 中堅・中小企業では、大企業に比べTOPダウンの統制が強い傾向がある。この傾向が、業務の見直しによって極端に変わってしまうことは、良いことも悪いことでもあるかもしれない。TOPダウンの統制自体が、強められることも弱められることも考えられる。どちらが正しいということはない。その効果が、望んでいるものかどうかが重要なのだ。
 
 その中で、業務の見直しで、ERPパッケージを導入検討するケースが増えてきています。業務の効率化、統制強化・透明化などが目的でしょう。しかし、その検討のものさしの中で、大企業の取引先と合わせる、グループ企業の親企業と合わせるなど社外の要因でERPパッケージを本来必要規模以上の予算や工数で導入を検討、もしくは導入しているケースを良く見かけます。
 
 企業活動は、単独で成立しないことですので、いたしかたというない見方もありますが、その一方でその企業の文化や特徴が失われてしまうという見方もできるでしょう。
 
 一見、オーバースペックと思われる統制やERPパッケージが最近は見受けられるのです。
 
 問題なのは、統制やパッケージに振り回されない経営陣、従業員の体制が整えられるかどうかだと思うのですが、その具体的な方法が手探りであるのが現状なのです。
 
 振り回された結果、業務効率が下がり、利益が減り、人員整理という流れが見える一方で、きちんと統制をコントロールし、企業価値を高められるとなれば大きな企業戦略となります。
 
 中堅・中小企業が、大企業の歯車の部品化にならないためにも、この内部統制の再構築には検討に検討を重ねて欲しいと思うのです。








■GOOD JOB!
この記事よいネ!クリック!→