ゆうべのサロン (前述)では、肥育農家(肉牛を飼っている)のぼぼぼくんと、食育のことや、農業振興や、
その他もろもろについて、ネットでは語りあえない部分を熱く語りあった(あんまり話せなくて残念。今度、
もっと熱く語りあおう!)
食育については、いま、国をあげて取り組むテーマになっている。
私は、農林水産省の委員をさせていただいている関係で、いろいろな省庁の取り組みなども勉強する機会が多いのだが、行政のトレンドははっきりいって
食の安全
である。
安心・安全な国産の食品をどうやって生産して、消費拡大をしていくか。
それをどうやって「行政的に」支援するか、ということがテーマとなっていて、
それはそれはきめこまやかに、
でも、現実の農家さんたちにとってはピントがずれているような施策や支援もないわけでもない。
そのへんを考えたり、提案したりするのが委員の役目のひとつでもある(と思っている)
で、なんで「食の安全」なのか。ということを、ぼぼぼくんと語りあった。
「牛の健康は、クソを見るのが一番なんですよ。オレなんかは毎日クソまみれで仕事しているけれど、
それがいやなら、こんな仕事、できないですよ」
「畑のキャベツを、外側の葉を1枚むいてその場で食べるのなんか、ぜんぜん汚くない」と、ぼぼぼくん。
でも、大量生産するためには、農薬をまかなくちゃ、虫食いばかりになっちゃうという現実もあるので、
農家は「売りものの野菜のほかに、虫食いの自家製野菜を作っていてアタリマエ」という。
私も、子供のころは家に田畑があり、野菜に虫なんかついていてもアタリマエだった。
(学校ではギョウチュウ検査なんかもあったくらいだ)
「ホコリで死んだヤツはいない」と思って生きてきたけれど、どうやら時代が変わってきて、
最近はホコリでも死んじゃう人がいるようになってきたのがなんとも切ない。
「やたら、清潔とか、安全ばっかり言うのはどうかと思う」という点で、ぼぼぼくんと私は意見があった。
そして、ぼぼぼくん
「3Kをなくせとか言うヤツラ、おまえら、働いたことあるのかよ、って思う」
「3Kがイヤだなんていうヤツは、こんな仕事できないですよ」
働く現場にいる人たち自身が、自分たちの仕事を卑下して「3K」なんて言うわけはなく、
そういう言葉遊びは、現場を知らないホワイトカラーによるものではないか、なんていう話にも及んだ。
「これからの時代は、地面に這いつくばって、汚れていきるやつがかっこいい」
そういいきった人がいたけれど、ぼぼぼくんと話していると、「働いている」という実感がある仕事をしているのだなあということがよくわかるのである。
で、食育については、長くなりそうなので、また次の機会に。



