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2010年03月13日

そうだ





「岸田さとしは、何八先生だっけ?」


地元岡山出身なのに、金八先生シリーズの


続編でしていた役の名前を覚えていない


ミズコウアキヒコですこんにちは!!



さと八先生?(ちげーよ!)



仙台出身のシンガーソングライターで


青葉城恋歌の人は「仙八先生」だったと


記憶しておりますが、、、、、。



でも、やはり見事に金八先生しか


残っておりませんねぇ。



その金八先生を演じるにあたって


とある番組で武田鉄矢さんが


お話になっていた事が、物凄く


人間心理を理解されているのに


感心したことがありました。



それは、芝居の中でもっとも大事な


セリフを言う時の極意でした。



さて、アナタはどんな極意か判りますか?



LET`S シンキングターイム♪



チッ



チッ




チッ




チッ




チッ




え?長い??





じゃあチーン♪




武田鉄矢さんのセリフ回しの極意



それは「最後を少し噛む」んだそうです。





「ええ?それじゃダメなんじゃないの?」



と思われるでしょうか?




でも、これは非常に人の心を惹きつける



セリフの言い方なんですね。





まず噛む事って、普通は良く無い事です。





でも、気持ちが高揚した時に言う事って



人間は頭に血が上り「噛み」ます。




つまり、非常にリアルな演技になる。




そして、噛む事で内容が理解しづらい。




これも「注意を引きつける」



と言う事に繋がるのです。





つまり「心に響くセリフ」になります。





これと同じように、日頃から目にする



CMのセリフやキャッチコピーにも



そんな「心に響く」「心に残る」



工夫がそこかしこに存在します。





勉強の足りないコピーライターや



マーケティングコンサルタントは



良くそんなコピーやセリフを



酷評しているのを目にします。





長年そのターゲットになっており



しかも現在でも使い続けられている



あるキャッチコピーがあります。





それは、、、、、、




「そうだ京都へ行こう」





JR西日本が長年使い続けている



このキャッチコピーは、昔から



「金持ち企業のするイメージ広告だ」



と方々で批判されてきたコピーです。





でも、それは大きな大きな間違い。





このコピーのもたらす利益を



その方々はご存じ無いのです。





いつからかは覚えて無いくらい



長年使われているので



みなさんも、一度は見たコト



聞いたことがあると思います。





そして、家族やお友達と



国内旅行に行く事になったとして



旅行代理店などに行き



パンフレットを物色している際



どんなセリフが心の中に



浮かんでくるでしょう?





「あ、京都のパンフがある、、、、、」



と思ったその瞬間



「そうだ京都へ行こう」



と言う言葉が浮かんできたりします。





人が商品やパンフレットを手に取る際に



判断する時間は僅か1秒より少ない短時間。





このコピーのおかげで、どれほどの人が



京都旅行のパンフを手に取り



そして他の候補地を排除して



京都へ旅行に行ったでしょうか?





それでJR西日本が損をしたか、、、、、





成約率の一定の確率を鑑みると



巨額の利益をもたらしているのは



もう自明の理と言えます。





その瞬間に想起される「言葉」って



シンプルかつ抵抗の無い言葉で



ある必要があります。





「秋は京都に行って下さい」



では、なんでお前の言うこと聞く必要が?



そんな心理的抵抗が起きます。





「京都は今が一番イイ季節」



では、あぁ、そーなんだねぇ、、、、、、



とあまり心に残りません。





このコピーの一番の目的は



旅行先の候補に挙がる事です。





その行動の最初の一歩は



旅行代理店のパンフレットを



手に取る事であったり、ネットで



検索をする事に他なりません。





その行動を喚起する言葉は



「自分で言ったかのようなセリフ」





なので「そうだ京都へ行こう」は



長年かつ大規模にキャンペーンを



している【秀逸なコピー】と言えます。





もちろん、それが出来るのは



JRと言う交通インフラを持つ会社で



経費も掛けられると言う前提ではあります。





だから、世の中の勉強不足の方たちには



「購買行動を起こさせないイメージ広告」



にしか見えないのです。





また同様にコンビニに置いてある



化粧品でも、同様に秀逸なコピーが



あるのをご存じですか?





「やっぱりDHCだね♪」





これも、コンビニで化粧品を買う際に



DHCと、その他の商品の棚って



大体が隣合わせになってます。





パッケージや、イメージも大切です。



でも、一番大切なのは「言葉」です。





目的の商品カテゴリーに



近づいて来た時に、両方の商品が



目の中に入ってきます。




そして両方の商品のロゴが見えてきます。



その時に思う浮かんで来る「言葉」は、、、、、





言葉って、人間の思考や行動を



一瞬で変える力があります。





だから大事に、大切に扱わないと



とんでも無い事態になったりします。





「そうだ、今日も酒を飲もう」



アル中になったりします(オマエだ)






さて、いよいよ明日は



次男坊の所属する岡山東工業高校の



ハンドボール部のメンタル強化の



父兄も参加のボランティアセミナー。





他の競合チームに負けない為の



「心構え」と「使う言葉」をみんなと



一緒に考えるワークをします。





「全国で通用する最強のチームに

なる為の魔法の質問ライブ」





今からワクワクしておりますー!



キレイなお母さんとかいるかなぁ?(コラー)






では全力で質問しにまいります♪








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では、今日はこの辺で♪









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2010年03月12日

ツイッターノミクス。もう広告はいらない!のキャッチコピーで新聞広告を打ってる件

こんな書籍広告が、今朝の朝日新聞の朝刊に出ていた。(画像あり)

ツイタノミクス


















引用開始***
新しい経済が始まる!

これはツイッターについての本ではない。
ツイッターに代表されるweb2.0で花開いた数々のツール、
ブログ、Podcast、SNS、ウィキなどで、
世界のルールが革命的にどう変わったかを教える本だ!

広告はもういらない!


引用終了***

何度読み返しても、この広告文の意味するところがわからない。。。

いや、ぼくは何となくわかるよ。けっこう勉強してるから。

たぶん、ふつうの人にはさっぱりわからないと思う。

ツイッターなぞやってないビジネスマン、商店主、奥さんたちには。

どんな新しい経済が始まるの?

だいたい、、
>世界のルールが革命的にどう変わったか
って文章、どう見てもオカシイでしょう?

世界のルールをどう変えたのか?
でいいんじゃないの?

・・・・

ああ、わかった。

この広告を作った人たちが意図していることは、
「こんな広告を見ても中身がわからないようなことが大事」なことなんだから
「だから、広告はもういらない!」っていうキャッチコピーなんだね?
広告はいらない!というあなたがたが
書籍広告を出した意味がやっとわかりましたよ。
それにしても1650円は高い!!


広告をなめんなよ!!
と、毒づくぼく。

あ、もちろん、著者のタラ・ハントさんや
解説の津田大介さんには関わりのないことだと思うけれど。

2010年03月08日

ソーシャルメディアも良いけど、マスメディアもええで

最近、ネット、モバイル、ソーシャルメディアの勢いがすご過ぎて、
またぞろ勘違いびとが増えてきている気もする。

ちょいと昔から
「ネットがあれば、マスコミなんて不要」とか言い続けてる
知識人はほんと多くて、ぼくは
なぜ自分から情報ツールを放棄しちゃうんだろう?
必要に応じて最適なのを使えばいいだけなのに?
とか思っていて、意固地で可哀相だなあと思っていたけれど。

大新聞社の記者クラブ制の弊害とかを指摘しているのなら、
そうじゃない新聞社の出現を期待したり、自分で作ったりすればいいのに。

話を戻すと。
そこに、こんどは
とくにソーシャルメディア専門会社のマーケターの人たちの中に、
ソーシャルメディアしか視野に入らない人たちが加わってきた。

日本の場合、ネット広告関連で起業は、
ペイパーポストならそれだけとか、
CGMならそれだけとか、
ソーシャルならそれだけ、という専門化が進み過ぎている。

まあ、特化しないとスタートアップできないというのはあるけれど。
もうちょっとミドルプレイヤーというか
ジェネラルなディレクターハウス的な会社が出てきて欲しいと思う。

で、そのマーケターたちの極端な傾向は、こう。
「ソーシャルはリスニング機能がすごくて、
そこに今までのメディアにはない価値があるんであるから、
アナウンス機能は二の次にして良い」というスタンス。

確かに、ソーシャルメディアは
ソーシャル(巷の人)の声を聞くには
物凄い力を発揮するのだけれど、
それだけに凝り固まっちゃってるのは勿体ないと思うんだよね。

「なにかを云う」「発信するチカラ」だって相当なものだ。
1:nでどかんと放射するマスメディアとは性格が違うだけで、
n:nでじわじわとにしても「伝わる」という点では、同じ。

これを使わない手は無いし、
そもそも相手の言うことを聞いてるだけじゃダメだよね。
「こちらから話をどんどんしなくちゃ、相手は飽きて他へ行ってしまうぞ」。

前のエントリでソーシャルメディアを音楽に例えたけど、
こちらからだって刺激的な音を出さなきゃ、
周りの人の興味を引かないし、感動して聴いてもらえないよね。

ソーシャルメディアにおいて
何を言うか。どう言うか。いかなるタイミングで言うか。
これは「いかに聞くか」と同じくらい大事ってこと。

ここに懐疑的な人、つまり「言う」ことに拒否感を持つマーケターには、
きっとこんな理由があるんだろう、とぼくは推測する。

「わたしはマスメディアやオールドメディアの中の人とは違います」的な
スタンスを守りたいんだね、きっと。
自分の姿勢としてそこを打ち出したいんだと思う。

でもさ、
「ソーシャルメディアでは聞くことがいちばん大事」と
いうことにこだわりすぎると、たぶんマーケ戦略そのものを間違うよ。

どう間違うかって?

それはかつてオールドメディアの人たちが
マス広告の使い方をある時期から間違ったのと同じ。(理由は後述するけど)
歴史は繰り返すってことなんだ。ぼくはそう予言する。


長かったけどここまでが前段

***

で、ここから、
ぼくの「広告擁護・異説」に入る。

現状は、さっきも書いたようにソーシャルメディアマーケが元気で、
マスマーケはかなり旗色が悪いよね。

マスのメディアバイイングをしている担当者なんかは
広告会社の中でも肩身が狭いんじゃないだろうか?

でも、
「広告は時代遅れ、悪モノ、もう不要」という考え方が定着するのには
チョイト待ったと云いたい。

結論から言うと、広告(マス広告も含め)は悪くない。
広告が悪いわけじゃなく、使う人間たちが長年の広告の使い過ぎで、
中毒症状(あっぱっぱ状態)になっちゃっただけなんだ。

広告創世記の頃は元気があったんだよね。マスもSMMと同様。。。
それが、いつのまにか麻痺してきた。高度成長やバブル経済を背景に。

ある時期、広告がすごくリーチする力があって、それは事実で、
それに当時の広告マンやマーケターがおぼれた。

で、広告の使い方を間違いはじめた。いい加減に使ってきた。
過去慣習の延長線上で、仕事が惰性になっていた、と。
それがいまの状況。ネット広告関係者から殴られっぱなし。。。

いざ、立ち上がれ。泥にまみれた身体を洗い流して、
オールドマスメディア。

大不況のいまが広告リストラのチャンスなんだから、
ちゃんとマーケティングの原点に戻って、
きっちりオールドメディアとデジタルメディアと
その他諸々の先進ツールとを組み合せていけばいいじゃん。

間違いの元は、
売れない商品も広告をどんどんやれば売れる。という
大バカな勘違いを常態化させてしまったこと。
そうさせた悪者もいるんだけど。それが人間というもの。

マスメディアマンと同じ過ちをソーシャルメディアマンだって、
繰り返すよ、油断していると。他山の石に学ばないと。

原点回帰。
マーケ(広告含め)は商品販売にドライブを駆けるものではなく、
「欲しい人、有用な人にちゃんと商品が届く」仕組みをつくる
ソリューションなんだってことを、もう一度見つめ直すべきだ。

つくったものを売るなら、 基本的に、
ここに良い商品がありますよって云わなきゃ
誰にも気づかれないんだから。
云わなきゃダメでしょ?いくらソーシャルメディアだって。

広告だけがプッシュを受け持って、
ソーシャルメディアはプルだけ受け持つって、
そんな勿体ない使い方ないでしょう?

それぞれプルプッシュの良いところを持っているんだから
組み合せてフルに活用しなくちゃね。

***

で、ちなみに、話はそれるけど。
そのとき、肝心なのは、くどいようだけど、
コンテンツ、中身です。

bigなコンセプトと
コピーとビジュアル。音と映像ね。
あと、ネットでは特にテクノロジーとプログラミング。

これを幹にせずに、はじめから枝葉末節に依存しちゃダメ。
マス広告の大物タレント、ソーシャルのエヴァンジェリスト。
これは刹那的なお祭りを盛り上げるだけ。
その瞬間だけトラフィックやコンバージョンは急上昇するかもだけど、
たとえばエヴァンジェリストがその場を離れたら
巨大なフォロワーもパッといなくなるからね。

そのうち半分くらいの客は残ってくれるだろうなんて
甘い考えは捨てた方が良い。
せいぜい10ぶんの1だね。
客寄せパンダに大金投じた揚げ句に。。。
こんなバカらしいことはない。

さらに脱線してマス広告に物言い。

いま有名タレントをバルクで使って
物量作戦でテレビCMを空爆してくる大企業がいくつかあるけれど、
数年後に「かつて大企業であった最後の証」にならなきゃ良いとぼくは憂えている。
そういう企業は、まったく変化への適応、発想の転換が出来ていないからね。

というか、もっと厳密に云えば、
たとえば宣伝で大きくなった企業は、宣伝部門の力が強大になり過ぎて、
経営陣すら押さえつけてしまう「困ったちゃん」に成り果てていることに、
自ら気付かないことが多いんだ。

技術で大きくなった会社も同類だね。
技術のヒトが上から目線になって「技術のすごさに目を奪われて、
お客さまがどう思うかって視点がすっ飛んじゃっている」ことが多い。

その姿は傍からみると、
戦時中の大本営のよう。。。
あ、さすがにぼくは大本営はリアルタイムでは見てないけど(微笑)

ずいぶん話が脱線しちゃった。戻すと、
マスメディアだろうが、ソーシャルだろうが、
コミュニケーションは、とにかく、中身で勝負。

「感動」しか、人を動かせない。

これだけが真実。

商品企画から開発、生産、販売、サポート・・・
すべてのプロセスに「感動という価値」を生む魂を貫くこと。

マーケティングとは、
それをスムーズに生むためのお産婆さんだと思えばいい。

であるからして、マーケティングや広告で売上をかさ上げする
という思い上がりは捨てたほうがいい。

人と人を結びつけて、みんなを笑顔にすることが本業。

甘言や恐怖では、人はその刹那集まっても、
結局はそこには住んでくれない。

これは神代の昔から変わらない真理なんだよね。

2010年03月06日

ぺいぱーくりっく


いや、林家じゃねーわ。



こんにちは!


ミズコウアキヒコです。



昨日と今日は、新しいネットショップ


プロモーションの為に四苦八苦。



ペイパークリック広告略してPPC広告の


出稿するキーワード選択やら設置やら。



これは行ける!的なキーワードを見つけて


早速出稿するべく設置。



その結果は、、、、、、、





グーグル曰く「品質スコアが低すぎる」(号泣)


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この数日間、グーグルの画面ばかり見た(涙)


もうイヤ、、、、、、




でも、売上上げる為には


もう少し研究せねば、、、、、、




誰か助けてー(声ちっちゃ)






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2010年03月04日

Twitterが、今まで聞けてなかった客の声を見える化したかも

いま、企業は「いちばん大事なのは、お客さまの声を聞くこと」だと叫んでいる。
これは間違ってない。

お客さまに近づく。お客さまに寄り添う。お客さまになりきる。
まあ、異口同音、ほぼみんな同じ思考。

なぜそうなってきたのか?
世界同時不況になって、とにかくモノが売れなくなってきたからだよね。

激安だけじゃ売れないこともわかってきた。
今元気なのは、価格以上の価値を売っている企業ばかり。

それは今まで無かった機能かもしれないし、
驚異の品揃えかもしれないし、
痒いところに手の届くデリバリーの巧みさかもしれないし。。。

ひるがえって、
高度成長期にはモノは作れば売れたし、
ちょいと売れなくなっても広告をばんばん投下すれば、売上は上がった。
店頭アンケートとかグルインとかやってミセスの声を吸い上げてれば
企画開発も何とか回った。考えてみりゃ、これが異常な時代。

いまがふつう。前述のように、頭を使いきってる企業は儲かっているから!

電話サポートを活用して、クレームを吸い上げ、
新製品の企画開発や既存商品の改善に活かしきってる「小林製薬」の例もあるね。

ここの社長の言葉「クレームを云ってくれるお客さまは大得意さまなんですよ。
だから、とても大事!」
「だって、ふつうは何も言わずに他社商品に逃げてしまいますから」という
ナイスな言葉は忘れられない。

とにかく、今になって、猫も杓子も、
「お客さまの声を聞いて聞いて聞きまくれ」の大号令のもと、
日本中の社員たちは「ご用聞き」に走り回っているわけだが、、、

ぜんぶがぜんぶ、聞けてるわけではなかったんだねー。
なにがって、お客さまの声が。

それがTwitterの登場で、ぼくは気づいた。 ←いつもながら大げさ(微笑)

商品を使ったり、噂を聞いたりして、感激したことや嬉しかったこと、
逆にクレームや直して欲しいことなどの声は
営業やカスタマーサポートに届きやすいけれど、
客自身が直接企業に云うまでもないかな、と思うような、
ぼやきや、ふと思ったこと、気付き。。これは、届かない。

じゃ、どこに行くかというと、せいぜい家族、友だち、知りあいに喋って終わり。
あるいは、Twitter(いやTwitterだけじゃないけど)でつぶやいて、
あとはクラウドの彼方へ。

ぼくも、けっこう、オーケーウェイブで質問してたなあ。。。

話を戻して。
以前のエントリで、ぼくは「人はサポートに電話する前に、
必ずネットでつぶやいている」と書いたけど、
実は、サポートに電話しないことも、つぶやいてるんだよね。

この、クラウドの彼方へシャボン玉のように消えていきそうな、つぶやきを
スピーチバルーンをぜんぶすくってみようという殊勝な企業はいませんか?

それとも、ネット広告会社がそういうクラウドシステムを開発して、
目のあるクライアントと包括的提携を結んだりしませんか?

けっこう、いいつぶやきが、企画開発やサービス改善につながりそうな、
磨けば光る宝物のようなつぶやきが、沢山あると思うんだけどなあ。

うん。
ここに気付いて、
Twitterを(いやソーシャルメディアなら何でも良いんだけど)
本気で活用できるようになった企業は
なにかとんでもないイノベーションを起せそうな、

あるいは逆に、まったくの骨折り損に終わりそうな、
そんな両極端なことになりそうな気がする。

ってな、愚にも付かない妄想でした。さいきん、妄想が多いな、ぼく。


付録1)
「お客さまの声」のプロセス

1.体験する:商品を使う

2.思いになる:使い勝手、効果などを考える

3.誰かに言う:あるいはネットに書き込む

4.(A)行動する:サポートに電話する
(B)行動しない:電話しないで終わる(忘れる)



付録2)

BlogPaint
(水色)企業に届いてた声


(無色)企業に届かなかった声
(クラウドの彼方に消える声)







2010年02月21日

トヨタは「お客様二の次主義」なのだ

トヨタのリコール問題と豊田あきお新社長の対応が話題になっている。

まあ、しばらくぶりの豊田宗家の、しかも直系子孫が指揮をとるのだから

これは世界中のメディアがその一挙一動に目を凝らしているだろう。

何かちょっとでも変なことをすれば餌食になるのは当然だろう。

まあ、アメリカでのtoyotaへの風当たりはすごいものがある。

日本のメディアも同じようなものだ。

トヨタの今までの巨大な広告出稿があればこそ、

逆に報道部門は燃える。少しでも手を抜けば、
広告欲しさにペンを鈍らせていると勘ぐられかねない。

読売はかなりネガティブキャンペーンを張っているようだが、
それでも、朝日と日経は、当たりはやわらかのように感じる。

対応が遅い。社長が出て来ない。
メディアや米政府が
そんなくだらないことでトヨタをバッシングしているのは
トヨタビジネスの本質(正体)を見抜けていないからだ。

***

で、本題はココから。

ぼくがトヨタがおかしいと思ったのは、
もう3年以上くらい前かなあ。

まだその頃はbig3は瀕死の状況ではなかった。
でもトヨタやホンダの攻勢にさらされてヤバイ状態の感じ。
米政府も支援策を盛んにbig3に実行していた。


そこで、トヨタは何をやったか?

自社のクルマを値上げしたのだ。

GMやフォードより高品質・低価格という魅力で
アメリカ国民の信頼を勝ち得ていたのに、

値上げをしたのだ。

なぜか? 

GMがこれ以上ヤバくなると、勝ちっ放しのトヨタに
国民感情からくる批判の矢が集中することを恐れたのだ。
敵を生かす戦略をとったのだ。で、、、

ぼくは、この値上げに、ものすごい違和感を覚えた。

えっ、
アメリカのお客様は、どうなるの?


お客様が、どう感じるか、トヨタは考えてないの???????

お客様第一主義。なんてのは嘘も方便くらいにしか考えていない。

上杉謙信が武田信玄に塩を送ったという古事とは
まったく意味が違う。

謙信は信玄を心の底から尊敬していた。
その切磋琢磨すべき相手をつまらない理由で失いたくない。
その心根とは、トヨタは全く違う。

じぶんたちがつつがなく世界一になるために、
GMを潰したと思われたくない、
アメリカの敵になりたくない一心だったのだ。


その頃からトヨタは世界ナンバーワンが射程圏内に入っていたと思うけど、
ぼくは「ああ、これでトヨタは終わったな」と思った。

案の定、その後、世界売上1位をとった途端から、
悲劇の大転落(泣きっ面に蜂)が始まったのは、衆知の通り。


で、実は、その「奇妙な値上げ」問題のもっと以前にも
大きな違和感を持った一件があった。

ぼくはその頃、トヨタ(関連企業)の仕事をしていた。
トヨタ(関連企業)のブランドビジョンを構築するお手伝いだ。

そこで、トヨタ側から見せられた資料に書いてあったこと。
トヨタが考えるブランド価値を明示する一文。
それが衝撃だった。

ブランド価値の威力を示す何カ条かの内の一つ。
それは、こういう主旨の文章だった。


競合他社と同じ品質・機能の商品であれば、
価格が多少高くても
消費者はブランド価値の高い企業の商品を買う。

(それは最大手の広告会社が吹き込んだ理論でもあった)

トヨタはそれを目指そうというわけだ。
そのためのブランディング。

わが社(トヨタ)なら、
同じ品質・機能の商品が、より高い値段で売れる????????????

ぼくのあたまはこんらんした。

トヨタのマーケ担当は、
当たり前のように口に出して何度も繰り返していた。
ブランド価値の威力に、まるで熱にでも浮かれているように。

傲り昂ぶりの極地。

ぼくは、こういうマーケティングだけは絶対にしないぞと
そのあとで心に誓った。

***

トヨタの経営は、カイゼン、効率経営、人切りをしない
そんなふうに一本筋が通っているように世間から見られている一方、
実はその時々でブレまくっている。
それがトヨタだ。

なぜか? お客様第一主義じゃないからだ。

その時々の状況で「自分たちが助かるため」に必死で行動する。

それがこんどのリコール対応にそのまま現れている。

顧客は、二の次に大切にすればいいと思っている。

これは、
豊田あきお新社長やその取り巻き(お殿様大事)とかの問題ではなくて、
トヨタという企業が、あの地獄を見た昔から連綿と続く体質なのだ。

あの地獄とは、今から数十年前、あのトヨタが倒産しかけた時のこと。
どの銀行も助けてくれなかった。誰にも頼れない。。。
その強烈なトラウマが今に至るまで企業の骨の髄まで染み渡っている。
いや、その危機感がここまでの世界企業にトヨタを押し上げた。

クレームへの対応の遅れや事故原因の言い逃れ、
お詫びテレビCMの遅れなど、どうでもよいこと。
そんなことを問題にしているから、
評論家やメディアには本質が見えないのだ。

トヨタは何があっても自社を守り抜く、
社員を守り抜くために、経営をしている。

トヨタの言う「顧客第一主義」とは、何か?
自社を守り抜くための、ご都合主義だ。

これは、アキオ新社長が米公聴会に出て説明して陳謝するくらいで
治るものではない。トヨタの宿痾だといえる。

トヨタはいかに再び、立ち上がるのだろうか。

今回の経験を乗り越えて、
さらに心に秘めた危機感のマグマを大きくして
成長した、未来のトヨタが、少しコワイ。

***

2010年02月18日

ソーシャルメディアを汚す手

ソーシャルメディアにおける伝達力というものは、
まさに「バイラル」なのだけれど、

ではどうすればバイラル力が生まれるかというと、
これには二つの要素があると思う。

一つは、その情報自体に「そうか!」「へえー!」と
人をしてピンと来させる気付きが含まれていること。

もう一つは、その情報を出す人の影響力。
いわゆるエヴァンジェリストってやつですね。

で、エージェンシーはそれでは仕事が増えないから、
情報にお小遣いをつけたり、不特定多数にばらまこうとしたりする。
その作業に対する対価をクライアントに請求するわけだ。

情報にお小遣いをつけるペイパーポストやサンプル提供エントリ、
ブロガーを集めての商品発表イベント開催のほか、
不特定多数へのプッシュメールキャンペーンをすれば、
その分、トラフィックは上がる。そりゃ、当然だ。

その対価くらいのトラフィックが上がらなきゃ、そりゃ「詐欺」だ。

で、それを成功事例としてまた他のクライアントのところへ営業に行く。
これは、ほんとうに、不毛なビジネスだと思う。

いや、従来の広告メディアを使ったものならいいよ。
お金でメディア、コミュニケーションの場を買うんだから。
(ちゃんとしたコール(call)ガールを買うんだから。)

でも、ソーシャルメディアの場合は、素人娘を騙して、
ブツを運ばせて、アメ玉渡して笑ってるのに似ている。ちと言い過ぎか。ごめん。

ソーシャルメディアにおける価値ある会話を育てる、
あるいはソーシャルメディアを楽しい公園にするということに
まったく寄与しない行為だからだ。

そうした提灯情報に「これはヤラセです」と表記する
条件を付けさせるならまだしも、
さも普通のエントリのような顔をして、しゃあしゃあとアップさせる。

ソーシャルダンスだって、ルールがあるよね(?)。

人の声を「よーく聞く」。話しかけられたら「楽しんで答えを返す」。
またその会話を他の誰かが聞いていて「僕はこう思うよ」なんて、、
(ぼくは「シェア」って英語は好きじゃないので)
自分が良いな!と思ったことは「共有」したいという欲求になって、
そうやってバイラルが広がっていく。

この自然の摂理にかなったものだけが
ソーシャルリレーションなんだといいたい。

くだんのUCC事件のような見当違いキャンペーンは、きっとまた繰り返される。
「マスメディア脳」「広告脳」のまんまで慣習を引きずって仕事をしてる
エージェンシーや広告人が生き残っている限りは。

UCCのときだって、botが「コーヒー」って言葉に反応して
そこめがけてプッシュメール(ツイート)を自動配信するように
プログラムされていたという。

考えてもご覧よ。
「朝、コーヒー飲むと、必ず電車の中でお腹が痛くなるから、
嫌いなんだよネ、コーヒー・・」ってつぶやいた人にも
能天気なキャンペーンメールが行っちゃうことを、想像できないような、
そんなワンウェイな思考回路は元から断ち切らないと、ダメだよ。

炎上しかかった時の謝罪対応スキルだけ磨いたってしょうがないでしょう。

***

マーケティングは想像力なんだ。
人のことを思いやる、という意味の、ね。

ソーシャルメディアでビジネスをするなら、
絶対に肝に銘じておかなければならないこと。

それはつぶやきでもポストでもコメントでもトラックバックでも
すべては「よーく聞く」ことをはじめの一歩に据えなきゃいけないって事。

そして、バイラルの力になるのは、しくみじゃなくて、
ふと触れた人が、あ、そうか!それだ!って、
誰かと共有したくなる、そういう自発エンジンを刺激するコンテンツの力。

それと、影響力のある人の力。

あるいは、その組み合わせ。

ソーシャルメディアマーケターたるもの、
無理やりに化学肥料をやって花を咲かせようとしたり、
火の無いところに煙を立てようとしたり、
しちゃいけません。

それをやりそうになったら、
「マス脳」「広告脳」に戻っている自分に気付くべき。

あくまでもソーシャルメディアという土壌を気持ちよい環境に整える
そういうグランドキーパーになったつもりでいて欲しい。

気持ちの良い公園にはみんな集まるし、
そこに集まった気持ちよい人たちとなら、
豊かな会話を楽しめるし、
ときには集まったみんなで特別な価値をつくり出すプロジェクトなんかも
できるかもしれないでしょ?

***

それができないなら、今まで通り、
お金でメディアを買って広告商売してください。
街で毒々しい色のウォーターを押し付ける
サンプリングキャンペーンをやってください。

1回か2回成功したキャンペーンの他社例を
すぐに真似して、他の会社に売り込まないでください。
そのキャンペーンは、その1回だから、成功したのかもしれないのだから。

キャンペーンを効率化するプログラムを作ってラクしようと思わないでください。
それって、ぜんぶ、マス脳、広告脳オヤジの思考回路です。

くれぐれも、
ソーシャルメディアを汚い手で、いじらないでください。

あー、ま、べつに、汚しても良いけど。

こんな無限の宇宙のように広大なソーシャルメディア。

くだらないエージェンシーが汚れた手で少しくらいかき回しても
すぐに浄化されて、何もなかったように水は流れていくから。

そーゆーことですよ、と。くどいけど。

2010年02月08日

UCCのTwitter炎上について。みんな考え過ぎ(ぼくも)

先日、UCCのTwitter炎上が話題になってました。

で、その謝罪文が素早く出たって事で、転載。
UCCのHPにはPDFとHTMLテキストのサイトの2つが掲載されてましたね。
大体、他の例では謝罪文は画像にされることが多いので、珍しいですね。

***引用開始***
Twitterでのキャンペーン告知に関するお詫び| UCC上島珈琲
2010年2月5日 お客様各位 UCC上島珈琲株式会社  平素はUCC製品に格別のご愛顧を賜り厚くお礼申し上げます。
この度、「UCC Good Coffee Smileキャンペーン:コーヒーストーリー(エッセイ)コーヒーアート作品募集!」の開始にあたり、Twitterを使用したPR活動を実施したとこ ろ、多くのTwitterユーザー様に弊社から同キャンペーンの告知が大量に送付されていることが判明致しました。ご迷惑をおかけしました皆様に深くお詫 び申し上げます。
弊社といたしましては、今後二度とこのような事態が生じないよう情報発信には細心の注意を払い、再発防止に万全を期す所存でございます。 記
1. 概要 : コーヒーをテーマにしたエッセイ・アートを募集する「第11回 UCC“Good Coffee Smile”キャンペーン(コーヒーストーリー大賞・コーヒーアート大賞)」の告知として、本日2月5日の午前10:00から、Twitterを使用した宣伝活動※を実施したところ、了承を得ていないユーザー様に対して、自動的に宣伝メッセージを送信し、多大なるご迷惑をおかけする事態が発生いたしました。

※本宣伝活動の内容
「コーヒー」「懸賞」などのキーワードが入ったツイート(つぶやき)を機械により判定し、自動的にbotと呼ばれるプログラムにより 「@username」に向けて「コーヒーにまつわるエッセイとアートを募集中!エッセイで賞金200万円!アートで賞金100万円!締切間近!!」とい うメッセージを送る。

2. 問題点 :
・ 了承を得ていないユーザー様に対して、自動的に宣伝メッセージを送付したこと。
・ botが複数あることによって、同一文面を送り続けるというTwitterの規約に違反したこと。

3. 対応策 : 本宣伝活動は、2010年2月5日AM10時に開始しましたが、問題発覚が判明した同日正午には中止致しました。
弊社では、今回の事態を深刻に受け止め、今後、社内管理体制並びに情報管理体制の徹底を図り、このような事態を起こさぬよう再発防止に全力を尽くして参る所存でございます。
***引用終了***

これを読んで、すごくロジカルな文章なので驚きました。

こんな論理的な文章を書ける人がいる部署なのに、
スパムバラマキ行為を行ってしまったのがどうも解せない気がします。

きっと部の若手が任されて、あまり上司の監視・縛りを受けずに
エージェンシーの提案に安易に乗っかってやっちゃったんでしょうね。

若手くん。失敗にくじけず、今回の事件に学んで、
どんどんchallengeしてください。
(って、かんぜんに推測ですけど)

ま、それはともかく、この謝罪文は、ここ最近ではピカイチ。
例文集から丸写ししたものでは、全然、ない。
「謝罪文大賞」ってのがあったらあげたいと思いました(笑)。いや、ほんと。

さらに、UCCさんがTwitterでフォローするには、
今社内で反省が行われており、
「週明けにも何らか具体的な対応策が表明する」そうですので
注視したいと思います。

(うやむやにしたら、また炎上するぞ)

さて、、悪乗りはそれくらいにして、
今回のUCC事件は、単なるビジネス音痴・無知な社員のマナー破りです。
痛い思いをすれば2度とやらないでしょう。
いわゆる軽犯罪です。

で、例によって、
この事件をネタにマーケティング業界関係者がいろいろな意見を述べているのですが、その中で気になったのが評論家の湯川さんのエントリの下記の部分。

UCC の Twitter 騒動に思うマーケティングの本質的変化

***引用開始***
実はこれを指摘する人はそう多くないようだが、僕が最も強く感じたのは、マーケティングの本質が大きく変化しつつあるのではないかということだ。

これまでのマーケティングの目的は、企業側のメッセージを消費者に伝える、ということだった。それはマスメディア全盛時代もそうだったし、インターネット 時代になってオンライン広告、オンラインマーケティングの利用が広がってきた今日でもだいたい同じじゃないかと思う。

マーケッターの多くは、自分たちの メッセージをどうすれば効率的に伝えられるか、ばかりを考えているように見受けられる。

しかしソーシャルメディアの時代に移行しようとする中で、マーケティングの目的は、メッセージを伝えることから、消費者の声を聞くこと、消費者との関係を強化することに変わりつつあるのではないかと思う。

今回UCCが迅速に対応したことで批判の矛先がUCCにそれほど向いていないのも、UCCがユーザーの声に耳を傾けたと多くのユーザーが感じたからではないだろうか。
***引用終了***

この意見は、はっきりいって見当違いも甚だしい。

まず、UCCが素早く対応したから炎上が比較的に早期に収まったわけではなくて
単にネットサービスの範疇だったから、ということ。
もし、これが食品偽装や商品の欠陥だったら、そう簡単には許しませんね。

また、湯川さんの意見は、そもそもUCCの騒動に対する雑文から、
マーケティング本質論へ飛躍していて、なんだかなあという気がしますが、
マーケティング畑の若い人たちが勘違いするといけないので
物言いをつけておきます。

マーケティングの本質は、変化してないです。

ええ。
本質というものがそうそう変化してたまるものですか。

そもそもマーケティングの生い立ちは「市場の声を聞くこと」だったんですから。
マーケティングの本質は市場(生活者、消費者と昔はいった)の声を聴いて商品を企画し、生産し、販売しようとするために生まれたのです。
はい。それまでは単に工場で大量生産していた工業化時代だったわけです。

そのMKGの誕生時から、マスメディアが発達し、ここ10数年インターネットが台頭して、急激にマーケティングの手段が変化(技術的に高度化・多様化)して、たくさんの一般人の声を(聞こうと思えば)聞きやすくなったわけです。

1:Nのマスメディア時代から、
N:Nのソーシャルメディア時代への進展ですね。
でも、マスメディアは不要になりませんし、無くなりません。

この辺をいつも湯川さんはエキセントリックに
マスは崩壊した、これからはネットだ、ロングテールだ、ソーシャルだと
わめきたてるので、純粋な若者は信じてしまうのです。

みんな、自分の考えを持って、冷静に思索しようね。

インターネットと「つながるための技術」の進化によって、
企業(大企業から零細企業、NPOなど)も人(社長さんも平社員も。有名人も無名人も)も、すべてがフラットな世界(関係)になることが可能になった。

情報リテラシーのある人は
マスメディアもソーシャルメディアもモバイルメディアも
クチコミも対人関係も、必要に応じて活用して、
自分の知識や経験を価値に変えて、さらにはマネタイズしています。

情報のネットワークがとんでもなく発達して毛細血管のように緻密になった今、
情報の受発信がとんでもなく容易になった。

単に情報を共有するのではなく、人(企業も)にとっていちばん価値のある「感動」を創造・共有・シェアできるようになる(人それぞれの自律性次第ですが)。

その意味では本当にテクノロジーやメディアを理解して
「自分から何かをやりたいと思い、行動する人にとっては、
こういう環境ってのはワクワクするでしょうし、
その意味では良い時代になりつつある」と思いますね。

2010年01月27日

人間一度しか死ぬことはできない。

1990年。今から20年前。日本経済のバブルが崩壊した時、僕は「チャンスが来た!」と思った。

昨年の夏が過ぎた頃から、時間ができたせいもあり、ドラッガーやマクロ経済関連の書籍を好んで読むようになったが、僕が読んだ経済関連の書籍(著者)は異口同音に、「バブル経済の崩壊はとんでもない出来事であり、みんなが狼狽し、悲嘆に暮れていた」と言っている。

たしかに、マクロ的にはそうだっだのだろう。

でも、僕にとっては「千載一遇のチャンス!」であり、「イス取りゲーム」をひっくり返せる!!と思った。

それは、当時の僕が「持たざる者」だったからである。

僕はその当時、J.W.Thompson という、よく言えば老舗の世界的な広告代理店、悪く言えば「金属疲労」を起こして著しく生産性が衰退していた広告代理店に所属していた。

年齢は27才。年収は、約450万円前後だった(と記憶している)。

当時は(今も同じか?)「年収の5倍」程度が普通のサラリーマンが購入できる住宅の限度だったが、つまり、450万円の5倍は「2,250万円」、600万円になったとしても「3,000万円」で、当時の「物価水準」で言うと、都心まで1時間以内で通える家族で住めるマンションを買うには「最低5,000万円」は必要であり、両親共に他界していた僕は「頭金」を援助してもらえるわけもなく、「こりゃ、どう考えても、一生、家すらも買えない・・・」という状況だった。

以前のエントリーにも書いたが、事実として、僕の友人達は結婚と共に、ある夫婦は「5,000万円」、ある夫婦は「7,000万円」の新築マンションに転居していった。

バブルが崩壊したと聞いて、僕は「持たざる者」でも「住宅が買えるかもしれない!!」と、半ばシラケていた心に「スイッチ」が入ったのを今でもよく憶えている。

ところで、このところ、「正規社員 V.S. 非正規社員」や「終身雇用と年功序列型賃金制度の是非」に関する論争や、だいぶ熱は冷めたとは言うものの「会社は誰の者か?」という議論等があるが、僕は、今後の日本社会は確実に、「unbundling(アンバンドリング)」されていく、つまり、「組織で働くことの意味」が変わってくると思っている。

ドラッガーが提唱した「知識労働者」という存在が社会を動かすようになり、その総和としての社会が「知識社会」になると、自らの「知識とスキル」が「生産材(産業資本)」となり「ポータブル」となることから、自分という「資本効率」を最大化できる組織を求めるようになり、人材の流動性が増すことになるだろう。

もちろん、正規雇用(正社員)の「解雇規制」が異常に強く、企業年金はポータブルではないことや、幸いにして自分が所属している会社に「経済合理性以上の何か」を感じている人もたくさんいるのは事実であり、そう簡単に米国のような雇用の流動性の高い社会になるとは考え難いが、でも、その流れは不可逆的と思われる。

別の観点で見ると、マーケティングの世界では20年以上も前から叫ばれている「価値観の多様化」なるものが、ここへ来て、疑いようのない現実となっており、それだけ多様化した人々を、ひとつの組織に、それも一生涯に渡って留めておくことは、社会の変革スピードを考えると、現実的とは思えない。

僕は「豊かな社会とはどんな社会か?」と問われたなら、「選択肢の多い社会」と答える。

資本主義には様々な問題があることは事実だが、経済発展と社会の成熟は、確実に「選択肢の幅」を広げてくれる。

だからこそ、僕のような人間でも、なんとか生きていける世の中になるのである。

しかし、今日の日本には未だに古いイデオロギーが色濃く残っており、「労働者は資本家に搾取される弱者であり、政府が救済しなければならない」と考えられているのかもしれないが、「知識・スキル」がポータブルであることを考えれば分かる通り、資本家が知識労働者を搾取しようとすれば、より良い条件の組織に逃げられるだけである。

さらに言えば、今日の社会において「資本家」とは誰を指すのか?

未公開尚かつオーナー経営者の企業(オーナーの出資比率が過半数の企業)であれば、経営者=資本家だが、筆頭株主でも10%もないような上場企業においては、資本家は元を質せば「個人の集合」ということになる。

つまり、資本家=経営者だった時代とは前提条件が異なるのである。

1999年(だったと思う)、BCGの内田和成氏が「デ・コンストラクション経営革命」という本の中で、バリューチェーンが「unbundling(アンバンドリング)」され、新しい秩序に基づき「re-bundling(リ・バンドリング)」されるということを書いたが、これからは「働き方のデ・コンストラクション」が起こると思う。

これは「既に起こった未来」であり、これからは「組織を離れて組織と働く人」が増えるだろう。

いや、僕がフォローしている「つぶやきの達人」たちの中には、既にそういう「生き方」をしている人がたくさんいる。

「農本主義」時代は「地域」という地理的な集合が「コミュニティ」を形成していたが、工業化に伴い、日本では「大企業」がその機能を代替するようになった。

しかし、産業の高度化およびI.T.化と規制緩和によるグローバリズムの進展により「職場」というコミュニティが崩壊し、精神的な「絆」の「unbundling(アンバンドリング)」が起こったと同時に、「価値観」や「生き方」により自分が属するコミュニティを決めその発展を願うという「re-bundling(リ・バンドリング)」が起きている。

先日のエントリーで書いた「マズローの6段階欲求説」のとおりである。

それが、TwitterやSNSが支持される要因であり、Web2.0時代の本質である。

そして、既存のルールが制度疲労を起こし、時代に合わなくなった今日という時代は、既得権益に果敢に挑戦し、新たな構造を創れる可能性のある、とても大きなチャンスでもある。

ところで、僕はここ数日の出来事を通じて、「人間は自分のために生き、自分の責任を全うすることで、結果として全体に貢献し、より良い社会を創ることになる」ということを再認識させられた。

僕が「人間は自分のために生きる」というのは、他人に優しくすることも、私利私欲を抑えて社会のために良いと思うことするのも、はたまたおカネがすべてと思い、より多くのおカネを稼ぐことに没頭することも、いずれも「自分の価値基準」に忠実に生きるということであり、他人に優しくすることで、私利私欲を抑えて社会に奉仕することで、他でもない「自分の満足」を追求している、という意味である。

シェークスピアが言うように「人間一度しか死ぬことはできない」のであれば、他人の批判を恐れて無難に生きて無難に死ぬよりも、自分の価値観を信じて、それを貫く「生き方」をし、その「生き方」に相応しい「死」を迎えたい。

まだまだ、そこまで達観はできておりませんが・・・・。

2010年01月03日

広告脳からコミュニケーション脳へ

紙の年賀状を作るのをやめ、
e-mailで年賀状を出すようになって、2年目。

カミさんは「味気ないんじゃない」と批判的だが、
まあ、良いこともある。

紙の年賀状だと、
手書きで添えるひと言メッセージがワンパターンになりがちだけど、
e-mailだと、これがけっこう、ワントゥワンメッセージになる。

スペースの制約もないしね。

で、考え考え書くからなのか、
一つ、良い言葉が浮かんだ。

広告脳からコミュニケーション脳へ。

「なんとか脳」って言葉が流行っているので、
仕事では使わないよう自戒するけれど。。。

ま、それはおいといて。
広告脳という「1:n」的なメッセージ伝達の発想は
なかなか捨て去れないんだなあ。
ぼくら、広告どっぷり浸かってきた人間には。。

インパクトのある短いキャッチコピーをつくって
それをメディアミックスで一気に投下する。っていう考え方。

キーワードがあると、安心するんだね。送り手側は。。

一つの切り口を見せて不特定多数の人と
コミュニケーションできる時代は終わった。

とは、キャッチコピーで一世を風靡した天才・糸井さんの名言。

ぼくらコンテンツ屋が、
この時代にフィットするコミュニケーションのコンテンツを生むには、
垢にまみれた「広告脳」を洗い清めて、
自然体の脳、フラットな発想に立ち戻る必要がある。

てなことで、これからは、
1:nじゃなく、n:nの中で、企業もその1である。

ということは、突き詰めると、
n:nとは、すなわち1:1なのかもね。
1:1で、伝えたくてしょうがないことを伝える。
聴く耳を持ちながら。

という考え方で、
マーケティングなりソリューションなりを
考えていきたいなあ。。。と漠然と考える、年の初めなのであった。


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