視点の変換と気づきって、ビジネスの世界では、特に重要視されます。
自分仕様の常識にとらわれた見方が変われば、新しい発見やアイディアとなって、余裕と意欲がわいてくるって寸法です。
先日は、
視点を変えるきっかけとしての情報(その1)(←クリックで開きます)について記事にしました。
今回は、情報と視点を変えるきっかけについて、書こうと思います。
情報をうまく使うためには、
1.集めようとしていない情報に出会ったときのストック法
2.集めてくる情報の質と量の確保手段
3.集めた情報の分析の、適切性と速さ
がポイントになるでしょう、という内容を前回、書いたかと思います。
でも、すばらしいアイディアや、大きな発明発見には、偶然や失敗がきっかけになったなんて話がつきものですよね。
ノーベル化学賞受賞の野依教授も『研究生活は失敗の連続だった』『大きな発見はほとんど偶然からだ』とおっしゃっておられますし、必要なのは、運と偶然なのか・・はたまた、『ひと』の能力の問題なのか、なんて考えてしまいそうです。
ですが、ちょっと待ってください。
失敗や偶然といった、思いがけないアクシデントは、情報をうまく使うための3ポイントのうち、1.集めようとしていなかった情報の分野に入ります。
これまで、実験や研究や仮説、または、ちょっとした試みによって、得ていた情報は、ひとつの思いと方向性によって、2.集められていたわけです。
既存の情報では切り開けなかったものが、
失敗や偶然によって、方向性の異なる情報が得られたり、視点が変わることで、大きな発見を導くのです。
ですから、視点を変えるきっかけとしての情報は、袋小路を脱出したい『そのこと』や、これまでの経験や情報とは異質の何か〜〜失敗でなくても、全く異分野だったり、日常の何かだったりするわけです。
そしてまた、
気づきをもたらす情報に気づいて、3.分析へ送り込まなければなりません。
新たな視点から、物事を見て考えるという行為には、新しい『情報』が不可欠で、出会った新しい『情報』に気づくことが必要なのです。
つまり、
◆1.日々、目標に向かって、研究調査し経験し、情報を蓄え、分析をして、進む道を決めるという繰り返しがある
◆2.いつも『そのこと』を考え、意識の中にある
◆3.リラックスしたとき過去の経験の中の情報に気づいたり、偶然の出来事や知識など、異質な情報に出会ったりする
◆4.異質な情報を分解し、『そのこと』に通じるエキス(1回目の記事では、これを『タグ』と呼びました)を抽出する
◆5.これまでの経験などから抽出した情報に、異質な情報のエキスを加えて、新しい視点やアイディアを創造する
私は、学者ではないので、学問的な証明はありませんが、こんなところで、ふと、すばらしいアイディアや、大きな発明発見に至るのではと考えています。
カルロス・ゴーン氏の語録のなかに、『失敗は自分の将来に対する投資だ』というものがあります。
失敗でマイナス思考にならないこと、その失敗を視点を変える新情報として取り入れ、新しい何かを作り出すことが肝要なのですね。
ビジネスにしろ、研究にしろ、マンネリや二番煎じの袋小路に入っていそうな方は、『そのこと』を常に意識下に置きながら、日ごろと違う環境や、異業種異質な方々との会話、身の回りの出来事などに、身を置いてみることをオススメします。
そして、全てを”柔軟に”受け入れ、分解して、ストックすることです。
もしかしたら、ずっと以前にストックした情報も、
分解の仕方が適切でなくて、活かせていなかったりするかもしれません。
ときどきは、自分の内なる情報資産を違った視点で、思い返してみることも、役にたつかも知れませんね。
※例えば、ひとつの経験を出来事としてではなく、要素(よかった部分の要素、失敗原因としての要素など)で見直してみるということです。
情報の収集先を『内(自分、自社などの経験・情報)』と『外』に分けて考えるお話も、1回目の記事で触れましたが、私にとっての力強い『外』は、そのときに知りたい事柄について、経験豊富な他業種の方々、学識経験者の方々、そして、全く未経験の方々、異質なところでの匠の方などであったりします。
お宝情報ストックをいただけるので、私は、多方面にわたるいろんな方のお話をお聞きすることが、大好きです。
そのときには、直接役にたたなくても、成したい『そのこと』に出会ったとき、自分の引き出しから引き出せる情報として、蓄積しておくことで、だんだんに、こんな情報ストックが”ドラえもんのポケット”化していくのではないかと思うのです。
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