第4日(最終日)
サスティナブルな=持続可能な
という単語を何度耳にしただろう。
学生時代の英語の授業が途切れなく続くようなハードさで環境用の英単語もだいぶ聞き慣れてきた。環境用語は日本で使われているカタカナと共通することが多く比較的聞きとりやすい。
4日目の午前中の訪問先は、通訳のヨーコさんのご推薦で州政府が運営する
エコトラストビルを訪問。1906年に建設され101年の歴史を刻む下記のビルは、Green Building と呼ばれる環境に配慮した改築された建物。具体的には、当時の壁や床材をそのまま活用し、現代風に環境配慮を行いながらリフォームしている。
建物玄関には、誇らしげにLEEDの紋章が壁に掲げられている。レンガ造りとツタの葉と紋章が美しい。

2階にある受付。ロフト風のオフィスで、環境保護の取り組み、
サーモンについての運動など様々な取組みを行っている。ここはビル全体が環境関連の様々な企業やオフィスやテナントが入っている。
1階のピザショップ。素材は全てLocal & Organic ということで、地元の有機栽培されたものだけで作られたピザ。有機栽培の定義は、日本との違いが若干あるような気がするが、アメリカでは無農薬、化学肥料を全く使用しないことで低農薬は一切含まれないらしい。是非日本の有機JASと比べてみたい。飲み物は残念ながらビールでなく、地元産ブルーベリーソーダ。

ポートランドは、自転車がかなり普及している。多くの市民が利用し、駐輪場も自転車の形をしたものがあったりしている。市民はヘルメット着用が義務付けられており、利用者は皆ツールド○○のような井出達をしている。
写真は、人力車ならぬ自転車用の貨物オプション。直接荷物が詰めないため、牽引車を利用。
意味はあまりよく分からなかったが、自動車についてのサイン。
午後からは、森林保護についてのコンベンションを行っているクライアント側の企業
metaforeを取材。昨日のコンベンション運営会社であるmeeting stragedy に運営を委託し、クライアントと運営会社の先進的な取組みで数々の表彰を得ている。取材時にオフィスの写真を撮影するのをすっかり忘れてしまったので、お見せできるものが何もないのが残念です。

そして、今回の最終視察先である
オレゴン州ポートランド コンベンションセンターに訪問。札幌とポートランドは姉妹都市で、この建物が完成したときに札幌市が釣鐘をプレゼント。(写真)
そのお陰なのか、人間的にとても素晴らしいdirector & marketing担当のMattさんはとても良くしてくれた。その場で2日後の突然の視察アポイントをお願いにもかかわらず快諾してくれた。
この日は、約束の14時を15分遅刻して到着。オレゴン・コンベンションセンターは、環境に配慮した数少ないコンベンション施設だ。建物の環境配慮の基準であるLEEDの認証を得ることはなかなか容易ではないらしい。
全米に数百とあるコンベンション施設の中でも、まだピッツバーグとここポートランドの2箇所しかとれていないそうだ。その施設で最も自慢げに案内してくれたのが天井の雨水回収システム。
訪問中に、スコールのような土砂降りの雨。最後の最後に雨でついていない!と悔しかったが、今思うとこれがまた絶妙の演出だったのかもしれない。自慢の「天井の雨水回収システム」が実演で見ることができた。写真中央は、まさに排水溝から大量の水が出水している様子。
写真の小川は、ローカルな(地元の)植物ばかりを植え、岩や石などを配し、雨水が自然の力で浄化され、川に戻されるそうだ。そのことにより環境負荷が低減される仕組み。
<一般的な雨水のLCA>
・下水道に回収される → ×下水道施設で大量のエネルギーを使いリサイクル。
・地元の川に回収される → ○エネルギーを全く消費せず、自然に帰る
以上で視察が終わり、報告書にまとめるのが大変そうだが充実した視察となった。
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