ただ 立っているつもりだった  知らずに広げていた両手に  次々にのせられていく重みに気がつかずにいた  次第にふらついていく自身に違和感をおぼえ  ただ立っていたわけじゃないことに やっと気付いた  バランスをとるために見つめたその手のひらには  こちらを向いて泣いている 悲しみや 苦しみが いた  反対側の手のひらで笑っているそれらと同じくらい  彼らは救いようが無いくらい 泣いていた  心...
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