
写真はブッダガヤのホテルで作ってもらったランチボックス。今回の旅でびっくりしたもののひとつだった。次の目的地までひたすら走るということで、日本から同行の添乗員が「お弁当を作ってもらって景色のいい場所でピクニック気分で食べましょう」と言う。それまでの景色から想像してそんな場所があると思えなかったが突然出現するのかも、と思っておいた。旅行会社の役立たずは行く前のやり取りから分かっていたけど、その対応した当人が添乗員だったんだからどうしようもない。浅田次郎の『王妃の館』をずっと思い出していた。成田空港で同一人物と分かった時に「インドはちょくちょく行かれるんですか」と聞いたら「久しぶりです」と言っていた。初めてじゃないかと疑うに足る言動は何度かあった。ピクニック発言もそのひとつだ。
受け取った時の印象は「重たい」である。途中でバスが止まって「お昼にする」と言われた場所は砂埃の渦巻くような場所だった。別のバスの人達が出て行く。ここで?と思っていたら「ハエが多くてダメなのでバスの中で食べます」と言われた。この重たさは何だと思いながらバスの座席で開けたら、大きなじゃがいも丸ごと、みかん、バナナ、リンゴ、ジュース。ゆで卵2つとチキンがひとつとすえた感じで食べる勇気のないサンドイッチ。そしておにぎりだった。タイ米でもおにぎりにするのは新米以外適さないと思ったが、インドの米はもっとパサパサという印象。それにおにぎりの中身は一体何かと思ったら、何も入ってなかった。こういうのってどうなんだろう。日本人だからおにぎりと教えているのは日本人だろうから、きっとインドの人は「ヘンなモン食べるな」とでも思いながらにぎっているのかもしれない。なぜタンドリーチキンとご飯とか、チャパティーにしてくれないんだろうか。そんなことを考えていたら味噌が回って来た。メンバーの1人が日本から持参したもの。おにぎりにつけて食べたけど、1食ソンした気分はぬぐえなかった。タイだったらどんな田舎でも美味しいもんにありつけるよなあ、と思ってしまう卑しい自分であった。


