その昔、東京にいた頃、近所の公園で子猫を拾いました。
生後1ヶ月くらいだったと思います。
だんなに頭を下げて(彼はあんまり動物が好きではない)、うちの子にしてもらいました。
その後すくすくと育ちりっぱな若猫となり、ご近所のおねいちゃん猫をにゃおにゃお言わせるようになりました。
売られたんだか売ったんだかけんかキズも絶えず、獣医になんぼ払ったことか。
医者に「この子のキズは頭だけだから、たぶん勝ってますねぇ」とほめられたものの、
けんかキズがもとで耳がたれてしまいましたっけ。
事情を知らない人は「スコティッシュフォールド?」と大勘違い。
下の娘が生まれてしばらくした頃、香港行きが決まりました。
彼をどうしようかと考えた結果、私の実家に連れて行くことにしました。
香港では高層マンションに住むことになるだろうし、
好き勝手に外に出かけていた彼を家の中に閉じ込めてしまうのはかわいそうだと思ったので。
その年の冬、出かけていったきり戻ってきませんでした。
どこぞで愛人たちに囲まれて余生を送っていてくれたらいいな(生きてたら12歳だわ)。
私はときどきおこる猫欠乏症に悩んでおります。

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