5月25日(木)の午後、(独)中小企業基盤整備機構のセミナー「中小企業のための環境会計〜やさしいマテリアルフローコスト会計〜」を受講した。

会場は虎ノ門の中小機構
講師は(財)社会経済生産性本部コンサルティング部エコ・マネジメント・センターの喜多川 和典氏。

このセミナーのご案内をくださったのはプロコン堅太のコンサル養成塾の堅太さん。
こうして各人の興味分野に合わせてご案内くださることに、本当に心から御礼を申し上げたい。

マテリアルフローコスト会計は、廃棄物という「負の製品」に注目して、これまでは隠れていたコストを環境という切り口で発見するための、原価計算手法だ。私は個人的に経済産業省から「環境管理会計手法ワークブック」が刊行(2002年)されて以来、この手法には注目してきた。

一般的に環境会計と言うといわゆる環境省型の外部公表用フォーマットがすぐに念頭に浮かぶが、これの活用方法はと言われると答えに窮する大企業担当者は多いのではないか。なぜならば、実際に使い道は、外部への情報公開以外にほとんどないからである。
現に例えば、リコー福井事業所では「算出結果をどう生かすか、特に環境経営を目指すからには経営にどのように生かすかについて試行錯誤してきましたが、今までに明確な解答を得る事が出来ませんでした。」として公表を中止している(2005年度リコー福井事業所「環境報告書」)。

これに対してマテリアルフローコスト会計は、活用の目的が明確で、役に立つ環境会計だ。精緻化した原価計算制度との違いがあまりないという点は、理論的には気になるかもしれないが、それは実際に役立つかどうかとは関係がないことだ。

さて、セミナーでは、個人では追いきれていない公表資料の所在と概要を知ることができ、また質疑応答で理解を深めることができた。マテリアルフローコスト会計を普及させることに気持ちが前向きになったのも大きな収穫だ。

特にこの記事をご覧になっている中小企業診断士の方には、マテリアルフローコスト会計を知って頂き、その可能性を感じてほしいと思っている。
■GOOD JOB!
この記事よいネ!クリック!→