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2008年04月28日

気候政策、争う欧米

 環境問題、とりわけ気候変動対策が国際政治を動かす重要な要素になりつつある。牽引(けんいん)役はこの分野でのリーダーを自任する欧州だが、米国でも大統領選の課題に浮上。「環境政治」の競り合いの帰趨(きすう)に地球の未来がかかる。 昨年12月、インドネシア・バリ島であったCOP13に合わせ、「地球環境国際議員連盟(GLOBE)」のメンバーである欧米の議員らも、ポスト京都について意見を交わした ◇EU、...

2008年02月27日

<序章 大国の思惑>5. 環境外交主導険しい道 日本

 「日本は先端技術を活用して、域内の環境問題解決に積極的に貢献していく。日本は(環境分野で)世界をリードする立場にある」  十一月二十一日、シンガポールで開かれた東アジアサミット。福田康夫首相はこう高らかに宣言し、資金拠出を柱にした東アジア諸国向けの環境支援策を表明した。  すべての国が参加するポスト京都議定書の枠組み決定には、経済成長が著しいアジアの途上国の協力が欠かせない。アジアで存在感を示し...

2008年01月26日

環境問題への対応、日本は世界21位

 【ダボス(スイス東部)=大内佐紀】米エール、コロンビア両大学の環境問題専門家は23日、当地で開催中の世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)で世界149か国の環境問題への対応状況をランキングした報告書を公表した。 最も高く評価されたのはスイスで、これにスウェーデン、ノルウェー、フィンランドと北欧諸国が続いた。  主要国首脳会議の参加国としては、フランスの10位が最高で、カナダ(12位)、ドイツ(...

2008年01月08日

環境省、「エコポイント」の全国共通システム構築へ

 環境省は2008年度から、ごみ減量、省エネなどに配慮した環境にやさしい商品の購入の際に加算されるエコポイントを全国共通で使えるシステム構築に乗り出す。 地域的に実施されている既存のエコポイント制度を取り込む形で、利用できる業種や地域を拡大するのが狙い。環境への貢献と同時に経済効果も視野に入れた永続的な仕組みを目指す。  エコポイントは、環境問題に関心の高い自治体で導入されているケースが多い。環境...

2008年01月07日

6月、札幌でこども環境サミット

 札幌市は4日、国内外の小中学生が地球環境の未来について話し合う「こども環境サミット札幌」を6月27~29日の間、環境省と共催で開催すると発表した。  会議に参加するのは、小学5年から中学3年までの子どもたち。米国やロシア、アジア各国など海外の10か国から40人を招き、国内から60人が参加する。主会場には同市東区のモエレ沼公園を使う。  子どもたちは、市内の公園や動物園などで環境問題の実地学習をし...

2007年11月08日

(1)流木は資源、ビジネスに

再資源化するため、ダムの貯水池から回収された流木の山(新潟県阿賀町で) 鵜林さんが流木から作り上げたアート作品(神戸市で)=いずれも野依英治撮影  「これまでは台風接近のたびにダムや洪水の心配ばかりしていましたが、今は『商品の原料が流れてくるぞ』という感じです」  東北電力が2002年に設立したベンチャー企業「アグリパワー」(福島県会津若松市)の佐藤良治社長(59)は、敷地内に積...

2007年07月19日

(5)農家支援、おむすび屋

田んぼから土を採取し、生き物の調査をする「メダカのがっこう」のメンバーら(新潟県佐渡市で)  新潟、栃木、福島……店内には各地の稲作農家を大写しした写真が飾られ、「春の逸品 ふき味噌おぼろ」「無添加明太子」「無農薬梅干し」と、具材にもこだわったおむすびが並ぶ。  東京・神田神保町に今年2月開店した「おむすび茶屋」。都内の民間活動団体「メダカのがっこう」理事長の中村陽子さん(54)が、私...

2007年07月07日

(2)エコの近道は乗客本位

後払い方式の「ピタパ」を始め、関西の私鉄はサービスで先んじている(大阪市中央区で)=守屋由子撮影  作家の松本清張さん(故人)は、1980年3月16日の日記で、客を見下す旧国鉄駅員に腹を立てている。連載小説の取材の帰り道、急行券を買おうとしたら、出札口の駅員は体を反らせて「急行はない!」と言う。横柄な態度を注意したところ、「急行はありません」と今度は「ことさらに糞叮嚀(くそていねい)にい...

2007年05月31日

東京エコロジー

「ごみは資源」 草の根運動 天ぷら廃油→バイオ燃料 野菜くず→堆肥 ポリタンクに入ったBDFをトラックに給油する有隣運送の社員ら  「この車は使用済(み)の天ぷら油を燃料として動いています」。江戸川区の都営地下鉄船堀駅周辺では、こう記された縦1メートル、横2メートルのステッカーを張り付けて走る保冷トラック(2トン)が時々目に入る。 運送会社「有隣運送」の江戸川営業所(同区宇喜田...

2007年02月20日

(3)漁村部でも地魚 敬遠

今では集落で一人の行商人になってしまった高田二美さん(高知県宿毛市で)  世界規模の魚食ブームとは対照的に、日本では魚離れが止まらない。大日本水産会が一昨年行った調査では、肉料理より魚料理を多く食べる世帯は全体のわずか1割。都市部から始まった魚離れの波は、地魚を上手に調理する食文化を培ってきた漁村部にも押し寄せている。  波静かな内海に面する高知県宿毛市の栄喜地区。午前8時、人口400...