TOP>2008年03月
フードマイレージとは、 食べ物がとれたところから食べるところまで運ばれる距離のことです。 輸送で排出されるCO2量が距離から計算できるので、地産地消、CO2削減、両方の指標となります。 例えば、日本人が食べる食パンの小麦は、99%が外国からの輸入。 一番多いのがアメリカのアイオワ州の小麦で、日本まで運ばれる距離の合計は11277kmです。 この輸送の際に出るCO2は、パン1斤あたり184g。一方、国産の小麦を一番作っている北海道から東京までは、トラックで831km。 このとき出る二酸化炭素はパン1斤あたり34.7g。つまり、意識して国産小麦のパンを買うことは、 輸入小麦のパンを買うよりCO2を減らしたことになるのです。
現在、「できるだけ近くでとれたものを食べよう」というフードマイレージ・キャンペーンの活動が、 国内で広がってきています。
今日のタカエコは、フードマイレージについて考え、日本の食糧自給率のUPの必要性、地産地消(なるだけ、地元の食糧でまかない、フードマイレージを減らす事)を考えます。
まず、ネットの便利ツールを活用して、どの食糧がどの程度の二酸化炭素を加味して日本に来ているかを簡単に計算できるのが「フードマイレージ電卓」です。
もし、サイトにいけない場合、http://www.food-mileage.com/calculator/をご自分のブラウザのアドレスバーにコビペして、GOをクリックしてください。
コメ、ムギ、牛肉など食べ物の重さに、生産地から消費地までの距離をかけ合わせたもの。例えば、2トンの小麦を2キロ・メートル運べば、フードマイレージは4トン・キロ・メートルになる。この数値が大きければ大きいほど、食料を遠くから大量に運んでおり、輸送にそれだけ余分な燃料が必要になり、CO2を多く排出する。たまるほど得する飛行機のマイレージと違い、フードマイレージは少ないほど環境に優しい。これが、ジェット機を使えばさらにCO2を多く使うことになる。
食料自給率の低下は、食料安全保障の問題のほかに、CO2を増やすという環境問題にも発展する。ただ、輸入だけがフードマイレージを増やすのではない。北海道で生産したものを沖縄に運ぶ、埼玉で生産された野菜を高速道路を使用して、東京の青果市場に運ぶなど、国内でも同様のことが起きる。
食糧自給率は、昨年40%を切り、30%の後半を推移している。この辺は、食糧自給率の部屋 http://www.maff.go.jp/j/zyukyu/index.html に書かれているので参考にして欲しい。
ひとつのムーブメントとして、一人でもこの現状を憂い、仲間を増やしていく努力によって、企業も行政も売れないものを売らない、フードマイレージや食糧自給率に関心のある市民が増え、○○産という産地表示にとても敏感な市民が多いことがわかり、早急な施策を講じるだろう。その意味で、この間の冷凍餃子偽装事件は、インパクトがあったと思える。
一人でも多くの人に理解を促すという意味で、環境学習の重要性があげられる。その際、有効な環境学習ツールがあるので、参考にして、オリジナルにしても使えるので、以下のサイトを見て欲しい。(右サイドトップ:今月の緊急にも記載済み)
フードマイレージ教材研究会 買い物ゲーム
地産地消 in 東京都・葛飾区
タカエコの住む東京都葛飾区、都会といえども生産緑地が点在し、「かつしか野菜いきいきステーション」で農家の方が直に生産物を売っています。葛飾区といえば、昔は、金町小かぶが有名でしたが、今では、生産農家はありません。幻の亀戸大根を生産している農家も、今や四件、以前にも紹介した本田消防団元団長の鈴木藤一さんは、その先駆者で、毎年おこぼれに預かっております。枝豆・千住ねぎをはじめ多くの野菜が作られています。
市場と違い、形も千差万別ですが、味は抜群です。残念ながら、完全無農薬ではありません。しかし、特別栽培農産物の指定を受けています。
●都市農業ブランド化事業
葛飾元気野菜のロゴマーク・キャッチフレーズは、葛飾区都市農業ブランド化推進事業により、一般公募で選ばれました。ロゴマークは579点、キャッチフレーズは、4,996点の応募作品の中から選ばれたものです。
ロゴマークは『葛飾産野菜の葉(生産者)をモチーフに、みどりの大地から安全でクリーンな野菜がすくすくと育ち、みずみずしく、いきいきとした葛飾産野菜』をイメージしてデザインされたものです。葛飾産野菜のPRのために、出荷箱や結束テープ、のぼり旗などに活用されています。
地元の佐野さん宅でも、「いきいきステーション」を開いていて、安くお譲りいただいています。佐野さんのばあちゃんは、「今流行の百円ショップ」と言っております。ほとんどが、この価格です。時期になって、枝豆のシーズンは流石に百円とはいきませんが、地元では、「今年は○○が味がいい。」と競争を煽っています。
区役所の玄関広場や地域のイベントで旬の時季にとれたての区内産野菜を販売しています。緊急時の防災面でも供給元となり、一翼を担っています。
タカエコの食卓は、ほとんどが地元野菜です。それに、小松菜を除き、ほとんどが露地栽培で、より環境負荷がかかっていません。季節の野菜を、季節を感じながら食べる、こんなに贅沢な事が都会でできるのは葛飾区と練馬区・足立区、驚くなかれ世田谷区ぐらいでしょう。フードマイレージ0なんです。地産地消は、限りなくフードマイレージを0に近づけるのが狙いで、まさに優等生です。
葛飾区では、小中学校の給食の残りを乾燥して、栃木県の農家に搬送して、その野菜を給食に使用しています。惜しむなくば、地元で実現しほしいのですが、そのような出荷数が無いのです。葛飾区の生産緑地は、年々減っています。高い税金払ってもマンションや駐車場にしたほうが、地代の高い東京では、何十倍・何百倍の収益があがるからです。税制面での更なる優遇措置、後継者の働ける環境基盤を強化しない限り、都会の農業に明日はありません。生産緑地は、温度を下げたり、都会の貴重な生き物の生息環境であることも考慮して欲しいものです。