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2007年02月27日

(中)政府は「クロ」州は「シロ」

森林を健全に保つための伐採として営林署が許可した伐採の跡。病虫害で幹に穴があいた木は除かれなければならないのに放置され、健康な木は伐採されて運び出された(ロシア沿海地方で)=松田賢一撮影 「ロシアでは、書いてあることと実際は、違う」 東シベリアと極東地域の取材で、通訳として同行したノーボスチ通信記者、コツーバ・セルゲイ(48)はこう言い、小話を披露した。  「米国人、フランス人、ロシ...

2007年02月26日

(上)違法伐採、生きるため

違法伐採の丸太を運び、州特別森林警備隊の臨検を受ける船。ブジャン(中央)は「承諾書」を差し出した(インドネシア領カリマンタンのカプアス川で)=宮坂永史撮影  日本製の船外機がうなりをあげる。ボートはきびすを返し、いかだに組んだ200本近い丸太を引く木造船に横付けされた。  インドネシア領カリマンタン(ボルネオ島)を流れるカプアス川。西カリマンタン州特別森林警備隊の隊員たちが一斉に木造船...

2007年02月22日

日本人移民も土葬されている米ハワイ島の墓地。人は死んだら土に返ると言われてきたが…(小谷みどりさん提供)  関東地方の市立火葬場。火葬中を示す炉の赤ランプが消え、ひつぎの載っていた台を、背広姿の職員が引き出した。灰に交ざった頭骨の内側の一部と、大腿(だいたい)骨の端が、うっすら緑色に染まっている。施設長の男性職員(55)は「全体が濃い緑色をした骨も、時々目にします」と言う。  火葬された骨...

2007年02月20日

(3)漁村部でも地魚 敬遠

今では集落で一人の行商人になってしまった高田二美さん(高知県宿毛市で)  世界規模の魚食ブームとは対照的に、日本では魚離れが止まらない。大日本水産会が一昨年行った調査では、肉料理より魚料理を多く食べる世帯は全体のわずか1割。都市部から始まった魚離れの波は、地魚を上手に調理する食文化を培ってきた漁村部にも押し寄せている。  波静かな内海に面する高知県宿毛市の栄喜地区。午前8時、人口400...

2007年02月17日

(4)自然資産、新たな出発

オギやヨシの穂がパッチワークとなった晩秋の渡良瀬遊水地(秋山哲也撮影)  仙台市から北へ70キロ、宮城、岩手、秋田県境にそびえる栗駒山。その山すその丘陵地帯に、細倉鉱山(宮城県栗原市)がある。1987年に閉山したこの鉱山跡地が、いま元気だ。キーワードは資源リサイクル。  「ヤマが残した施設で利益が出るとは、うれしい限りです」。新たな目標を見据えた細倉金属鉱業常務、沢辺一郎さん(57)は...

2007年02月16日

(3)足尾発、400年後の森作り

回復が進む渡良瀬川上流域では野生のシカの姿も(秋山哲也撮影)  奈良・斑鳩町(いかるがちょう)の法隆寺金堂。1400年前に建てられたその堂内で毎年正月、修正会(しゅしょうえ)と呼ばれる法要が1週間続く。0度近い底冷え。早朝の暗闇の中で声明(しょうみょう)を唱えながら、作家の立松和平さん(58)は、数百年おきに解体、大修理を繰り返しながら、この古い木造建築を支えてきた宮大工の技を思った。 ...

2007年02月15日

(2)暗い過去でも伝えたい

枯れたままの木々が、今でも足尾製錬所跡近くに残る(秋山哲也撮影)  鉱山鉄道に揺られて古いトンネルや鉄橋を抜けると、レンガ造りの丸い鉱山の入り口に着いた。ひんやりとした内部には、江戸時代の採鉱風景や鉱山生活を再現した模型が並ぶ。銅山の歴史を体験できる「観光坑道」は、人気の施設だ。  愛媛県新居浜市の「マイントピア別子」は日本3大銅山の一つ、別子銅山跡地を利用したテーマパークだ。周囲を緑の山...

2007年02月14日

(1)“つめ跡”覆う豊かな湿地

竹製の網「ザンブリ」を使ってコイやフナを取る伝統漁が今でも行われている(秋山哲也撮影)  「ここに広がっているのは、単なる公害のつめ跡ではありません。関東平野の原風景ともいうべき貴重な湿原の生態系なのです」  栃木など4県にまたがる渡良瀬遊水地。イネ科のヨシとオギが3メートル余に成長し、一歩踏み込めば方角すら分からなくなる。その光景を前に、東京大学大学院の...

2007年02月11日

検証7 Wildfire 山火事

 気候の変動で、雷の発生回数が飛躍的に増加しています。これは、世界各地に山火事をもたらす原因になっています。山火事が起きると、二重の弊害があります。貴重な二酸化炭素の吸収源の植物相を一瞬に枯らせてしまいます。100年待たないと森の再生はありません。そして、発火・火災により、二酸化炭素を多量に発生します。  山火事の原因は主に2つに分かれる。1つが自然発火で、雷...