トラトリアが積極的に営業展開を図っているようです。
カルフール内のフードコートに出店したり、
ジャカルタに店舗を設けたり、
ジンバランカフェにも新しくオープンしたと聞き、新しい物好きのボクは飛んでいきました。

ジンバランでも、ジェンガラ本店の前を真っ直ぐに行ったところにお店はあった。
ジンバランカフェに出来たと聞いていたのでちょっと面を食らった。
海岸より大分上の位置に離れている。

高台の山の斜面をうまく利用して段々に作ってあり、三階建てのスペースにテーブルを配してある。
見晴らしのよいのは3階席だが、それでも林と電線が視界の妨げになり、
少しの海と滑走路と対岸のチャングー辺りまで見渡すに留まっている。

出来て間もないせいか、管理が行き届いていないのか、バリらしいのか、
テーブルのガラス板にはマジックで書かれた工事のメモ描きが残っているし、
従業員もメニューを把握していないし、
慌しい開店だった事が窺い知れる。

雲に阻まれて出番のない夕日が沈み、対岸の明かりがハッキリと確認できるようになってくると、
やっとこの店の本番の時を迎えたようだ。
遠く点滅をさせながら、糸で引張っているように一直線に音も立てずに、飛行機が着陸してゆく。
キャンドルのゆらめきがワイングラスに映りこんで、
闇の中に真紅のワインを浮かび上がらせている。

オーナーはこの辺を狙ったに違いない。
オベロイの本店の賑やかで喧騒に包まれた空間とは打って変わって、
風光と静寂と安らぎ、
これがテーマの店なのかもしれない。







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