ローカルのおやつって、なかなか面白いのがあるよね。
いろんな種類を食べてみると、おやつのルーツが見えてくる。
西洋文明がもたらしたおやつもいいけど、
バリ・ローカルな現地密着型のおやつも、ぜひ試してもらいたい。
これは中国から、これはインドからと、きっと歴史の流れを感じるから。
クレポンという、なんだか可愛らしい名前のおやつがあります。
ひと口でポイッと口に入れられちゃうような、
ココナツの香りが高く、中から椰子砂糖のシロップがトロ〜リと出てくる、草団子みたいなおやつです。
これなんか、ルーツは絶対日本だよね、って独りで思ってます。
多分、日本人が草もちを食べたくて作ったおかしだと思う。
餅にパンダンの緑色と香りを付けて、
中に餡子の代わりに椰子砂糖をいれ、
最後にココナツを削ってかけて、
日イのコラボレーションが完成して定着したのだろう。
スラバヤの郊外をバリ方向に向かって国道を走らせると、
『KLEPON』 『KLEPON』 の看板だらけの地域があります。
日本でも良くあるでしょ、
街道沿いで特産物を売るお店が固まってあるところが。
ここは、クレポン屋さんがひしめき合っている地域なんです。
バリじゃ、パサールやワルン、道端で良く見かけるけど、
この地域の特産がクレポンなんですね!
こんなに沢山お店があって、売れるのかな?って心配しちゃうほどの、お店の数です。
1軒に寄って、クレポンを5箱買いました。
早速車内で食べてみると、まさしくココナツ掛け草団子!
塩気のある香りの良いお餅の中から、甘いシロップが出てきます。
ひと箱、あっという間に食べちゃいますよ。
翌日のフライトでバリに戻って、オフィースに『ハイ、おみやげ!』ってクレポンを差し出すと、
みんなワッと集まってきて、クレポンを摘みます。
ところが、みんな、食べたばかりのクレポンを手の平に吐き出すではありませんか。
『そういう食べ方をするのが正統派?』って思っているボクに、
『ボス、腐ってる!』と、つれない言葉。
『ボス、ココナツをかけてもらって来ちゃダメだよ、おみやげにするなら。』
聞くと、クレポンは足が速いらしい。ましてココナツは余計に。
買ったときにココナツ削りをかけてもらったのが足を速めた原因のようだ。
せっかく持ってきたおみやげが、役に立たなくなっちゃった。
こんな事を繰り返してゆく内に、バリ島の仕組みが解ってくるんだなって、実感したひとコマでした。
クレポン、ぜひ食べてみてくださいね。
和菓子に通じるところがありますよ。
もし日本に持って帰ろうと思いついたら、ココナツはダメですよ!(笑)
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