金儲けノウハウ習得に徹する大学?

金儲けも授業のうち、というわけではないけれども
起業を学生に進める大学が中国に出現したらしい。
大学内に起業センターを作り、
実際に起業した学生には「起業学」の単位を与えるのは
浙江省温州市の温州大学だとか。

もともと中国の大学の実利主義は有名で、
河北省あたりの大学は2000年ころから
IT関係の起業に熱心だったし、
大学内での起業も当たり前のことだったではないか。

ビル・ゲイツが最も尊敬される外国人になるなど、
中国の経済至上主義は大学に限ったことではない。
どんどんやれやれと思うのだけれども。

以下はその実際のヤフーニュースの一部である。

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071123-00000012-rcdc-cn

「金儲けも授業のうち?」
学生起業家に単位与える大学に非難の嵐
―浙江省温州市

11月23日20時19分配信 Record China

古くから商人の町として栄えてきた温州市。
同大学の学生たちも先人の薫陶を受けたのか、
もともと経済活動に熱心で、
現在学内には59の学生起業家グループが存在。
2003年以降、500人以上の学生起業家を輩出し、
累計で200万元(約3200万円)を超える収入を得ている。

大学側も学生の起業意欲を重視し、
11月15日、面積1400平方メートルの
「起業センター」を新たに建設。
学生たちはわずかな家賃でこのセンターに入所できるほか、
実際にビジネスを始めた学生には
「起業学」の単位が与えられることになった。
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これに対して生徒の保護者から
批判が相次いでいるという。
「教育させるために大学に入れたのに」と。

このような教育方針を非難する必要はないと思う。

学生の本分は勉強だと思う親の気持ちはわかるが、
そもそも他の大学と同列に考えることがおかしい。

温州大学は普通の大学であることをやめたのだ。

これは起業家作成のためのビジネススクールであり、
教養や技術、施策力を身につける大学ではない。
それらを身につけたければ他の大学に行くべきだ。

ビジネススクールであるとすれば問題はないのだ。
資本主義社会にはそういうスクールはいくらもあるし、
誰もそこに行くことを非難しない。

ほとんどの資本主義社会よりも拝金主義の中国だ、
今さら何を騒ぐ必要があろうかと思うのだけど。


中国教育界のこの徹底した態度には
現代の日本も見習うべきところは多いと思う。

財務省の企図した中途半端な独立行政法人化で、
日本の地方国公立大学は一斉に路頭に迷い、
崩壊への坂を転げ落ち始めている。

温州大学のようなビジネススクール化に踏み切る、
あるいは特殊な部門に特化しないと
遠からず地方国立大学は破産するだろう。

尻に火がつくどころかすでに燃え盛っているぞ。
気づけよ、九州最南端の大学とか。
やばいぞ。


・・・ちょっと脱線した。(;^^A)
温州大学の話だったね。

国を背負う人材を作るのが大学の役目である。

教養を付けて国や社会を動かしていくべき人材、
つまり政治家や大きな団体(会社含む)の運営者。
金儲けの手段を身につけて
資本主義社会を活性化させていくべき商人。
それぞれ国にとって大事な存在であると思う。

この二つが兼ね備わるのが起業家の理想ではある。

しかし全員にそれを求めても無理というもので、
実際にこの世の中を動かしているのは商人である。
その商人たちを手っ取り早く増やしてやるというのは
資本主義社会でのし上がるためには必要なことだと思う。

実際にそれがあったから戦後の経済発展があったのだ。
もちろん経済に関わる人たちの心は荒んでしまったが、
そうではない、教養や文化を身につける人は
数が少ないながらも別に育て続けることができた、
それは日本と言う国全体が経済的に豊かになったからだ。

食べるものが十分でなくては
本当の心のゆとりは生まれないのだ。
だから政治家は金持がなるべきで・・・

また脱線するからやめよう。


ともかく、温州大学のビジネススクール化、
個人的には多いに応援する。
徹底していて小気味いいではないか。




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