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「いつも仕事に追われている上司のための部下を動かす教え方」松尾昭仁 日本実業出版社
先月鹿田さん の「読書パーティー」の際、日本実業出版社 の編集者・滝さんより頂きました。
ありがとうございます。
私は「上司」の立場ではありませんが・・・
会社の決算をする上で、現場の方々にいろいろ教えたり、お願いしたりする機会が多いです。
なので、人に「教える」ということは、とても興味深い内容。
教えるのって、とても難しいですよね。
その人がどれくらいのレベルにあるのか。
教えていて、どれくらい理解しているのか。
教えたことは定着しているのか。
他の人に教えるより、自分がやったほうが早い・・・
そう思うのは、著者いわく”失格”だそうです。
教えることに見返りを求めてはダメ。
そして、教わる側のメリットしか考えないのも間違い。
まず、『教えることは最高の「勉強法」』
人に教えるためには、自分でしっかり理解できていて、情報も整理できていないといけません。
100教えるには、200のインプットが必要だと聞いたこともあります。
つまり、自分が完全に理解していることのみ、人に教えられるということです。
著者は、教えることは「知識の棚卸作業」と表現しています。
相手により伝わるために、どういう工夫をしたらよいか。
情報の体系化、表現や言葉の言い換えなど。
これらを通じて、初めて理解することもある。
よって、教える側にもメリットが多いということです!
そして、『著者流の教え方のポイント』
①一度に教えるポイントは3つまで
・ポイントを細分化し、基本をしっかりと教える。
・教えることは、少しずつハードルを上げる。
・相手の経験・レベルに合わせて内容を選ぶ。
②大事なポイントは、くどいくらい繰り返して伝える
・ポイントを絞り、何度も話す。
・言い方、表現に変化をつける。
・文書など、紙の形でフォローする。
③専門用語はできるだけ使わない
・教わる側にとっては非日常言語であることを理解する。
・誰でもわかる噛み砕いた言葉で説明する。
・必要があれば、専門の「用語集」を作成する。
他にもあるのですが、私も3つに絞ってみました。
最後に、『わからない部分が出てきたら、そのままにしない』
教えるという立場に立つと、正直あまり理解していない部分もありますよね。
上手く説明できなかったり、質問に答えられなかったり。
なんとなくその場を取り繕うことはできますが、それでは教える側も教わる側も良くないです。
著者は「わからないことはわからないと認めて、決して知ったかぶりをしないこと」が、
最も気をつけなければならないことだと言います。
大切なのは信頼関係。
わからないことはわからない、と言える勇気が必要。
私のような立場だと「わからないので確認します」というのは恥ずかしくありません。
むしろ、そのほうが信頼されたりします。
でも「上司」の立場だとすると、それは難しいのかもしれません。
上手だな~と思った人がいたんですが、
その人は、自分がわからない点を私にこう言いました。
「自分で調べてみて、俺にも教えてよ!」って。
私も勉強できるし、自分のわからない点もカバーできる。
モチベーションも高めてくれる、良い方法だなって思いました。
既に上司の方も、これから上司になる方も勉強になる本です。
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