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2008年09月30日

国債は買ってはいけない!

国債は買ってはいけない!

著者:武田 邦彦

国債は買ってはいけない!

「環境問題」について懐疑・否定的論者の代表格である武田邦彦氏が国債について書かれていたので思わず手に取った。著者は国債について専門がいなのかなと思ってしまったのだが株式のアドバイザー会社の顧問を務めているという。つまり国債や株については少なからずわかるという。
国債は1965年に発行を開始された。その時はわずか少額であったが、第1次石油ショックにより最初に大規模な発行がされたのは本書で書かれたとおり1975年のことである。それから雪だるま式に国債は増えはじめ2008年現在では発行残高が750兆円を超えている。このままではデフォルト(債務不履行)宣言するのではという経済学者もいるという(現に海外では2000年にアルゼンチンがデフォルト宣言を行った例がある)。
環境問題についてはなかなか的を射たことが書かれていたが国債のこととなると著者の専門に少し外れているせいか、やや説得力に難があった。
確かに日本の国債は雪だるま式に膨れ上がっている。さらにいえば「個人向け国債」が出てき始めたことにより投資目的・預金目的で国債を買うという人も増えている。それによって日本経済には何の価値が返ってくるのだろうかという疑問さえ今の経済状況をみると浮かばざるを得ない。そして最後には株等でお金を増やす方法について書かれていたが結局「勉強し、アドバイザーを見つける」ということ。さらには時代を見る目を養えということ。ある意味丸投げかもしれない。

2008年09月29日

草野球

昨日、同じマンションに住む住民の草野球チームの紅白試合に、入部希望者と云うかたちで参加(プレー)した。

集合時間にグランドに行くと、ユニフォーム姿のチームメート達がいた。私は、以前会社のソフトボール大会があった時に買って、その時一度だけしか着ていない練習用の野球姿で試合に臨んだ。人数はちょうど18人であったので、白組の7番レフトで自動的に先発出場となった。

結果は、3打数1安打3打点(1四球)、1捕球(レフト)であった。

試合の方は、最終回まで紅組が4−2でリードしていたが、この回、白組は同点に追いつき、なおも2死満塁の場面で、それまで2三振と全くタイミングが合っていなかった私に打順が回ってきた。

1ストライク2ボールからの四球目、内角に緩い球が入ってきたので、上から叩きつけると、ボールは前進守備のセンターの頭上を越え、走者一掃の2塁打となった。

たまたまであったとはいえ、後に繋げることが出来て、しかもいい場面でヒットを打つことが出来、チームの勝利(結果は9−4で白組勝利)に貢献出来て良かった。 公式戦ではこの様にはいかないであろうから、日頃から素振りなどして練習しておこうと思う。

又試合後、正式に入部することとなったので、今日をきっかけに早くチームに溶け込みたいとも思っている。

たまにはこうして、起業のことを一旦忘れて、気分転換するのも良いものだと感じた。

2008年09月29日

【25冊目】中谷彰宏名言集/中谷彰宏(ダイヤモンド社)

中谷彰宏 名言集―中谷彰宏の元気の出る言葉

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今日は中谷彰宏本、第三弾。

中谷さんの本は相変わらず読みやすい。

本書は今までの著作から「元気の出る言葉」をセレクトした名言集。

へこんだとき、仕事で行き詰まったとき、嫌なことがあったとき…

さらっとページをめくるだけで、自分にぴったりの言葉が出てくることも少なくありません。

購入したのは1年以上前ですが、今もたびたび開いています。

パワーの源になる1冊です。
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2008年09月29日

残念な「危機回避思考」

┐(´ω`)┌「そんなに世の中甘くない!」
┐(´ω`)┌「そんなのは無理だ、辞めとけ!」

と言う方と

(´ω`)ノ「お!パワーあるね!」
(´ω`)ノ「その気持ちを忘れずに頑張れ!」

と言う方がいます。

前者は、危機回避型思考の心配症
 ▼例:最近の親バカ
 「危ないから辞めなさい!」「大丈夫かしら?」

後者は、快楽追求型思考の応援団
 ▼例:昭和の親父
 「お前もやってみろ!」「心配するな!なんとかなる!」

どちらも必要な思考。

だけど、他人に言って欲しいのは、快楽追求思考
「頑張れ!」「行ける!」という声援。

人は応援されることで、モチベーションがあがる。
人は応援されることで、行動する。
人は応援されることで、夢を実現することができる。

だから、応援してあげよう!

みんなを!

みんなが元気になれば、自分も元気になれる。
自分が元気になれば、みんなも元気になれる。

日本を元気に!


2008年09月29日

F1 シンガポールGP アロンソが奇跡の今シーズン初優勝!! そしてタイトル争いはいかに…

結果は以下の通り(GPUpdate.netより)

Pos.ドライバーコンストラクターズTyresTime
1 F・アロンソ ルノー 1:57:16.304
2 N・ロズベルグ ウィリアムズ + 2.957
3 L・ハミルトン マクラーレン + 5.917
4 T・グロック トヨタ + 8.155
5 S・ヴェッテル トロロッソ + 10.268
6 N・ハイドフェルド BMW + 11.101
7 D・クルサード レッドブル + 16.387
8 中嶋 一貴 ウィリアムズ + 18.489
9 J・バトン ホンダ + 19.885
10 H・コヴァライネン マクラーレン + 26.902
11 R・クビサ BMW + 27.975
12 S・ボーデ トロロッソ + 29.432
13 F・マッサ フェラーリ + 35.170
14 G・フィジケラ フォースインディア + 43.571
Did not finish
15 K・ライコネン フェラーリ + 4 laps
16 J・トゥルーリ トヨタ + 11 laps
17 A・スーティル フォースインディア + 12 laps
18 M・ウェーバー レッドブル + 32 laps
19 R・バリチェロ ホンダ + 46 laps
20 N・ピケ・ジュニア ルノー + 47 laps

まずはアロンソ。今年から古巣ルノーに戻ったのですが、やはりタイヤの扱いが災いしてかなかなか表彰台に立てない戦いが続きました。アロンソは当初せめて1勝はしたいと言っていましたが、マシンのパフォーマンスからか苦しんでいました。そういうことからこの1勝というのは格別の1勝かもしれません。これでルノーは単独4位。次戦は富士なのですがはたしてこの順位を維持できるのか。

2位は中嶋のチームメイトのロズベルグ。自己最高位です。

3位はハミルトン。

そしてベッテルはまたもポイント獲得。なんとトロロッソにいながらランキングは8位と絶好調。この調子で次戦の富士では昨年の借りを返したいというところでしょう。

中嶋もイギリスGP以来のポイント獲得。富士凱旋への手土産の1つとなりました。

トヨタ勢はグロック4位が健闘しました。一方トゥルーリはラップリーダーになりながらも残念ながらリタイア。表彰台も見えてきていたのですが…。

ホンダはバトンが9位。バリチェロがリタイア。あと少しといったところでしたが…。

(9/29 7:30追記)

一方フェラーリは散々な結果でした。ライコネンは運がなかったと言えるのかもしれません。とはいえ4戦連続ノーポイントタイトル争いも絶望的な状況に立たされました。マッサは1回目のピットはあれは今のチームの状況を露呈しているとしか言いようがありません。もし給油リグをしっかりと確認すれば優勝し、ポイントリーダーとなっていたはずでしたから。

さてポイントランキングはハミルトンが84、マッサが77、クビサが64、ライコネンが57、ハイドフェルドが56。ここまでが優勝の可能性があるということです。ハミルトンが頭一つ抜いたといったところでしょう。残り3戦でどうなるかというシミュレーションですが、淡々としたレース運びがずっと続けばハミルトンがチャンピオン。ハミルトンがもし1つでもミスでリタイアがあればマッサの逆転チャンピオンの可能性が非常に強くなります。ライコネンは…絶望的と言うしかありません。上位3人が全戦リタイアし、ライコネンが残りの優勝をすべてかっさらえばありうるのですが。とにもかくにもチャンピオン争いはハミルトンかマッサ、もしかしたらクビサもといったところでしょう。たぶん今年も最終戦までもつれ込むのではないかと。

さて次戦は2週間後、富士スピードウェイですがこの戦いはフリー走行すべてUPいたします。フリー走行2回終わった時点でPP予想を立てますのでよろしくお願いいたします。

2008年09月29日

日本よ、「歴史力」を磨け―「現代史」の呪縛を解く

日本よ、「歴史力」を磨け―「現代史」の呪縛を解く

日本よ、「歴史力」を磨け―「現代史」の呪縛を解く

1945年日本はポツダム宣言を受諾し敗戦した。そのあとGHQによって東京裁判がかけられ、日本国憲法がつくられ歴史は断絶してしまった。それにより自虐史観というものが萌芽してしまい、従軍慰安婦問題、靖国問題に対して政府は弱腰の対応を迫られている。
さらに日本人の間でも自虐史観の教育により、日本という国自体が「悪」なのだということで自分の国を卑下し、さらには日本人ということに誇りを持たなくなった人が増えているとってもいい。
編者であるジャーナリストの櫻井よしこ氏はこういった今の歴史観に対して警鐘を鳴らし、正しい歴史観を持たなければいけないと思い本書を上梓したのだろう。
本書の構成は
第一章「「慰安婦強制連行」の嘘」
第二章「「南京大虐殺」の嘘」
第三章「「日中戦争(「支那事変」とも呼ぶ)」の嘘」
第四章「「第二次世界大戦」の嘘」
第五章「「原爆投下」の嘘」
第六章「「東京裁判」の嘘」
第七章「「朝日新聞」の嘘」
第八章「「冷戦終焉」の嘘」
である。
これは歴史の教科書にて自虐的、かつ肯定的にとらえられているものが多いが、実際は従軍慰安婦は強制はなく、さらに南京大虐殺もない。日中戦争に関しては中国共産党の仕業…。まさにその通りとしか言いようがないくらいであった。少し解説するが日中戦争は中国共産党の仕業と言っているが、実行したのは蒋介石率いる国民党であるが日中戦争を行うように暗に圧力をかけたのは共産党である。蒋介石はものすごい反日かであるとされているが実はそれには大きな共産党の圧力があったからであり、もともと蒋介石は若い時に日本に留学したことがあるほどの親日・知日派であった(私自身もこれについては最近知ったばかりで驚いている)。しかし共産党による圧力により本来自分は日本と有効になろうという所をつけ込まされ、さらに面子をつぶされたくないという思いから反日かに転じたのではないだろうかというのが私自身の見解である。後に蒋介石が支配した台湾の民族性の中で「面子を重んじる」ところはそこから来たことも一因に挙げられるのではないだろうか。とはいえ台湾の人々は蒋介石は憎悪の的になっていることは確かである。二・二八事件や戒厳令下で行われた白色テロによるものが起因とされている。
最後に櫻井氏はある番組にてこう発言されていた。
「フランスのある哲学者は「歴史を学ばない人間は人間ではない」と言っていた。」
歴史はその国の民族の紡がれたアイデンティティである。すなわち日本人なら日本人の、アメリカ人であればアメリカ人としての誇りを学ぶことと同じことである。しかし日本は自虐史観ばかりの歴史の授業で本当に日本人として誇りを持っているのだろうか?むしろそればかり教えられた日本人は日本人を名乗ることを極端に恥ずかしく思うのだろう。ましてや日本人を捨てるのだろう。日本人のことに誇りに思い、日本のために働ける土壌をつくるためにも歴史教育というのはやはり重要であると私は思う。

2008年09月28日

週末起業フォーラム交流会

先日、入会したばかりの『週末起業フォーラム』の定期交流会に初参加してみた。

10人程の出席者で、その内私を含め4人が今月10日の週末起業セミナーの受講者であった。 中には今日このフォーラムのことを知って、この会合に来た、と云う方もいた。 皆結構、積極的に行動していることが窺えた。

交流会では、お互いにどの様なビジネスで週末起業しようとしているのかなどが話し合われた。 韓国料理愛好家やフラメンコの小道具の販売、海外ビジネス促進など多岐にわたるアイデアを聞くことが出来た。

なおこのフォーラムでは週末起業を目指す会員に、名刺を作ることを薦めてられている。 今日集まった方達の多くは既に名刺を持っており、自己紹介の際交換し合っていた。 皆さんなかなか行動的である。 私も早目に週末起業用の肩書きを考え、名刺を作らなければ・・・と感じた。
 



2008年09月28日

【24冊目】頭がいい人、悪い人の仕事術/ブライアン・トレーシー(アスコム)

頭がいい人、悪い人の仕事術

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翻訳ビジネス書ベストセラー『カエルを食べてしまえ!』の著者として知られる、世界の仕事術のカリスマ、ブライアン・トレーシーの著書を紹介します。

ブライアン・トレーシーは、高校を中退後、肉体労働を経てセールスマンに。その後ビジネスの才能を発揮、大企業の重役にまで昇りつめたアメリカでもっとも有名なスピーカー、トレーナー、コンサルタントです。

この本の何がいいかというと、その内容はもちろん、とにかく読みやすいこと!

仕事術が「○つの方法」「○のステップ」というように、シンプルに紹介されており、非常に理解しやすいんです。

1時間半くらいあれば読み終わってしまうので、忙しい方にこそぜひオススメ!

「すぐに始められる」即効性のある一冊です。
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2008年09月28日

それでも改革はやまぬ

それでも改革はやまぬ‐風吹かば吹け、波立てば立て (祥伝社新書125) (祥伝社新書 125)

著者:武部 勤と「新しい風」

それでも改革はやまぬ‐風吹かば吹け、波立てば立て (祥伝社新書125) (祥伝社新書 125)

自民党の元幹事長である武部勤氏が書いた1冊。ちなみにこの「新しい風」には正会員27人、特別会員10人によって編成されている。
さて本書はそういった「新しい風」のことについて紹介かと思ったら最初は著者自身の議員生活の反省について書かれていた。序章「そして、郵政選挙は始まった」と第1章「小泉純一郎と私」である。題名のとおり序章は2005年衆議院解散総選挙の裏側について書かれており、第1章は今年の衆議院解散総選挙で政界引退が決まった小泉純一郎氏との出会いについて書かれている。ここで書かれた背景は私の思っていたよりも最近で小泉氏が首相に指名される1年ほど前のことから書かれていた。そのときは「加藤の乱」とも言われる党内抗争があったが、武部氏はその森降ろしに加担していたが、小泉氏は留任するよう求めた一人であった。しかし小泉氏が首相になるときに武部氏が農水相の使命を打診したときは武部氏自身衝撃を受けたという。武部氏は指名されるとは思ってもいなかったからである。さて武部氏が農水相の時はBSE問題が盛んであった。特に野党などからは隠蔽体質だといって非難を浴び、しまいには辞任しろということも広がった。しかしそれをとどまらせたのも小泉氏であったという。この一言はみごとであった(p.71より)。
「やめたければ、いつでも辞めさせてやる。しかし、問題を解決するのが君の責任の取り方というものだろう。問題を解決したら、すぐにでも辞めさせてやる。」
責任の取り方の本質を確実に突いている。最近では中山国交相の失言問題で辞めろという声もあったが(本日辞任を表明した)、落とし前をつけずに野党の非難を受けて即やめることこそ私自身無責任であると思う。何らかの事件は起こることはしょうがないが、未然の予防とそして起こった時に責任をもって解決させるということがなくては大臣というのはやっていけないと私は思う。結局BSE問題の解決や農業にまつわる改革を全うして辞任した。
そして最後には「北海のヒグマ」という異名で恐れられていた中川昭一財務相の父親中川一郎氏の言葉(p.93より)
「寒門に硬骨あり、温室に大木無し」
厳しい時を乗り越えてこそ初めて本物にある。実際国会議員はこういった寒門を乗り越えた議員は少ないのではないのだろうかと思っている。武部氏はまさに前者を経験した1人に入るだろう。
第2章「国民の叫びを耳にして」であるが、ここでは民主党批判についてが目についた。本書では「民主党は「小沢路線」を捨てられるか」であるが実際かなわなかったといってもいいかもしれない。もしも代表選で対立候補が建てられればこの後の衆議院解散総選挙でも有利に進められたのではないだろうか。
第3章については「新しい風」のことについて議論したものが書かれている。それに関しての政策は非常に面白いのであるがこの新しい風が麻生首相下で実現できるのかというのも見物である。さらに国民に対してはたして納得できるのかということさえも感じた。
これから衆議院解散・総選挙に向けて動き出す。その中でどのようなマニフェストを出すのだろうか。民主党はすでにできているが自民党などの政党はどのような政策を出していくのだろうか。

2008年09月28日

勝間和代の日本を変えよう Lifehacking Japan

勝間和代の日本を変えよう Lifehacking Japan

著者:勝間 和代

勝間和代の日本を変えよう Lifehacking Japan

ビジネス本でも大人気の勝間和代氏が日本の未来の為の提言を残した1冊である。ちなみに私自身も「フレームワーク術」で書いており、かつ右のリンクにも(無断で)勝間氏のものがあるためこれは買うしかないだろうという幹事で本書を購入。
全体的な内容であるが格差やワーキングマザー等が大半を占め、若者の貧困からポスト資本主義にいたるまで書かれていた。
第1章「若い人が暗い国」であるがここでは最近のビジネス本ブームについて、そして日本のビジネスのあり方などについて取り上げられているところが目に付いた。ビジネス本ブームは書評ブログを見てもamazonを見てもランキング上位にあるもののいくつかが勉強法に関する本である。私自身もビ勉強本について書評は行うが、私自身勉強本については完全否定するつもりはないが、確かに効率的にかつ最大限の生産性については行うべきであるが、それ以前に日本人というアイデンティティの観点から見たら自分の幸福だけ求めればいいのかというと疑わしくもなる。ただもう一つ言えるのは高度経済成長からモノの豊かさを求めるため日夜励んで仕事に勤しんだ世代だが、すでにものは飽和状態にあることから今度は心の豊かさを求めて効率的な勉強法を見つけそして勉強し、残業もせずに自分の時間をつくり、仕事では手に入らない心の価値を高めることに勤しむ。これは時代の流れなのでしょうがないが、では効率的な勉強法を学び自分のための時間をつくり、そして自分の幸福を求められればいいのかという疑念が生じてならない。それが今の若者が求めることだろうか。
第2章はワーキングマザー対談で西原理恵子氏との対談であったがこれはなかなか面白かった。ワーキングマザーとしての問題だけではなく、若者の貧困や勉強ブームにまで突っ込んで対談されていた。最後は西原氏の「勝間さんとわたくし」は必見。お見事としか言いようがなかった。
第3章はワーキングマザーなど働く女性の在り方について書かれている。日本は北欧に比べて女性の働き口というのは少ないというのは事実である。さらに日本で働く女性が増えていることも事実である。しかしそれにより既婚率、出生率など低水準にある。さらに女性の立場というのはだんだん良くなっているものの著者のおっしゃるように女性・男性共々家庭を持つべきというのは賛同できる。ところが現実はそのようなことができる時間というのがなくなってきている、もしくは結婚の願望が淡白になっているのではないのかと考える。晩婚化も進んでおり、家庭を持つことによって働く時のリスクを考えると、後ろ向きになってしまう。育児休業など福利厚生については改善されているが、しっかりと行使されているかとみるとそうではない。家庭を持つこともリスクを軽減させるシステムを作り、それを容易に行使できることが求められるのではないだろうか。
第4章では雨宮処凛氏との対談。雨宮氏なので当然テーマは「貧困」である。若者の貧困についてはいくつかの雨宮氏の本で紹介しているので参照されたいが、ここで勝間氏もかということがあった。某TV局に出演したときあまりに杜撰な議論の持って生き方に怒ったという。これについて番組等は違えど同じ被害にあった評論家の副島隆彦氏を思い出した。まさにあの放送局はどうしようもない。とは言っても在京キー局はこんな傾向が多い。こういうTV局の醜態が見えるような場面であった。
第5章は勝間氏自身が肌で感じたNYでのポスト資本主義について書かれている。ここで勝間氏は若者の事情についてこう書いている(p.215より)
「アメリカの若年層の閉塞感は、日本の若者層のそれよりも小さいのです」
アメリカでは自由の国だけありチャンスは残っているという希望がある、本書で書かれているような大規模な階級移動があるという。これはアメリカ・日本双方の歴史から見ていくといいかもしれない。日本は武士の時代でも階級があった。しかし明治維新により階級意識は薄くなった、悪く言えば中途半端になった。アメリカはそういった概念はほぼなかった。そこに起因しているのではないだろうか。
さらに著者自身の試みでChabo! というプログラムがあるという。これについては非常に興味深い。ぜひ内容を見てできたら協力しようと思っている。
最後に勝間氏が日本を変えるための15の提言をしている。その中で気になった箇所をピックアップしていく。
1.1人でも多くの人が投票しましょう
これはまさにそのとおりでこれから来るであろう衆議院解散総選挙は本当に日本の未来を左右する選挙である。1票だけで政権交代があるのかどうかというのが国民に委ねられる。1票によって政治が変わるというのは民主主義体制で国民に与えられた権利である。それと同時に私たちは政治に関して大きな関心を持つ義務がある。
14.もっと予算を使うことで公教育を充実させましょう。
その通りであるが今の文科省や日教組ではこの公教育の充実は図れるのだろうかという疑いはある。しかし大阪府の教育の特別顧問に就任された藤原和博氏の教育方針が成り立てればこれ以上のことはない。
本書を読んでの感想であるが、全体的には賛同半分、反対半分と言ったところである。日本の労働状況を変えるのであれば勝間氏の意見はほぼ賛同である。勉強本ブームも頷けるが、しかし今の労働状況というのは若者に関しても暗い印象でしかない。経営等の上層部の短絡的な効率化によってそれの割を喰らっているのが若者層である。若年層に対して明るい社会を成し遂げるには効率化であると共に、日本に生まれ育ったことに誇りを持つという精神・思想面からの目覚めというのも必要なのではないのかと思う。著者は環境に対しては柔軟に対応するというが果たして環境とはどのような環境なのか。そして実利が伴うというが、その実利というのは形があるものなのかというのも問いたくなる。そして明るい未来というのは何なのか。今の提言でどのように明るくできるのかというのを問いたくもなる。しかしそういう「?」があるからでこそ日本が明るくなるもう一つのカンフル剤ができるのかもしれない。

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