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2008年07月31日

足利義満 消された日本国王

足利義満 消された日本国王 (光文社新書)

著者:小島 毅

足利義満 消された日本国王 (光文社新書)

足利義満と言えば室町時代初代将軍足利尊氏と後醍醐天皇によって分断された南北朝の統一や、室町幕府の権力強化、さらには金閣寺建立まで尽力をしたという室町時代の中でもっとも有名な将軍の1人にあげられる。ちなみに表題の「日本国王」だが、これは明国の皇帝から封号が与えられており、実質的な的な日本の支配者に与えられる称号であった。義光は明国と貿易を行うために、数回にもわたって使節を送っていたことからその封号を手にしたという。日本を繁栄させるために行った明との貿易、その中で手に入れた日本国王。しかし歴史の教科書ではこれは名乗ることはない。なぜかというのが本書である。
本書を読んでわかったのだが義光の外交は現在の媚中政治家の中国外交とよく似ている。つまり国の繁栄のために中国を選んだ、しかしそのやり口は単に権力の増強のためという何とも悲しい結末と言うしかなかった。しかも執拗な中国外交により日本の繁栄をほかの将軍に比べるとおろそかところもあったと考えると、日本の媚中派政治家の根幹をつくったといっても過言ではない。

2008年07月30日

動画検索ページを訪問者に作らせるツールだと?

非常に面白いツールが出ていたのでご紹介。


YouTubeなどの動画をサイトに貼ることは
今では当たり前の世の中なのだけれども、
作業自体は難しくはないのだけれどもm

その作業の手間がなかなか時間がかかる。


YouTubeでキーワード検索をして、複数の動画を見て、
いったいどれを載せようか、トリミングはどうしようか

なんてことをあれこれ考えながらやっていると

・・・時間はあっという間に経ってしまう。


また、そうやっていろいろ悩んだ挙句にはった動画が、
訪問者の意図しているものと違った場合は無意味である。

時には逆効果だったりもする。


「こいつ、センスわるい」

「あたしと感覚ずれてるわココ。」

「・・・・このKYブログ」


逆効果ぢゃん。

そうならないためにはどうすればいいのか?

訪問者による検索連動型の
動画サイト自動生成ツール



そう、そういうこと。
サイトに来た人が検索窓にみたい動画キーワードを打ち込めば
あなたのサイトにその検索結果がその場で表示されるツールだ。


おまけにそれが消えないで残る。

あなたのサイトのコンテンツとして残るのである。


訪問者が検索してくれればくれるほど、

サイトのコンテンツが勝手に増えるのである。



いろいろ考えだすもんだなあと、拍手。

ただし、しょせんは自動ツール、

サイトに来て検索してくれる人も基本的には素人さん(笑)、

同じ言葉での検索結果ばかりが増えていくと思われる。


つまり、あちこちに似たようなページが増えていく。

そしてみんながやりだしたらあきられる。

検索もあまりされなくなってしまう。



飽きられるのをかいくぐるためには、

最初にできるだけターゲットを絞り込んだサイトを作って

コンテンツも絞り込んでできるだけ増やしておくこと。


そして何よりも、先に始めること。

というのも、たとえば

「わき腹ダイエット」と言う検索結果のページ、

そのツールを使ったhtmlページはしばらくするとウェブ上にあふれかえるよね。


似たようなコンテンツは時間的に遅い方が排除される。

(バックリンクとかをつければ別だけど)

そうすると、「わき腹ダイエット」の動画のページが

あなたのサイトで最初にできたとすれば、

残るのはあなたのサイトのページだけかもしれない。


訪問者による検索連動型の
動画サイト自動生成ツール



ということで、手に入れてすぐに動くぞと言う人には

ちょっとおもしろいツールだと思う。



レンタルサーバーに設置しなきゃいけないから、

レンタルサーバーを借りたことがない人は

まず借りてみることから始めてみて。



PHPが動くレンタルサーバーってことで、

左のサイドバーのハッスルサーバーや、

さくらレンタルサーバーのスタンダードあたりかな?


詳しくはこのツールのページを読んでみて。

訪問者による検索連動型の
動画サイト自動生成ツール









2008年07月30日

安倍政権論

安倍政権論―新自由主義から新保守主義へ

著者:渡辺 治

安倍政権は1年という短命政権であったが、その中で強行採決でありながらいくつもの重要法案を通したそれだけではなく、従軍慰安婦問題でも「強制性がなかった」という発言、安倍政権というのはKY総理やお友達内閣と言われ、さらには閣僚の不祥事により求心力が急激に低下、参院選でも歴史的大敗により第1党を民主党に奪われてしまうというさんさんたる結果となり、続投するも体調が芳しくなく首相の座を降りてしまった。
私は安倍政権という真の保守政治として非常に画期的なものとなるであろうと考えていた。しかし閣僚の不祥事にやられ、それに呼応するかのように参院選で大敗し世論の風がますます冷たくなったことを考えると安倍前首相は信念は非常によく、かつ実行力に長けており本当の意味で戦後政治を生産を行い、真の日本の政治・憲法になるであろう思った。当然拉致問題も強硬路線により解決を早める圧力もかけてくれることにより、魑魅魍魎ともいわれる北朝鮮の独裁政権の崩壊も見えるのではないかとも思った。しかし閣僚の人選がまずかった。それだけではなく自分で何でも背負い込んでしまう生真面目さも仇となったと思う。本当であれば安倍前首相の後ろ盾となる老練な人を1人でもいたらおそらく安倍前首相の政治はもっと長生きできたはずだし、閣僚の人選ミスも未然に防げたと考える。
でもわたしはあきらめていない。今度はもっと豪胆であり、老獪になり、また再登板する日を。

2008年07月30日

ドキュメント 精神鑑定

ドキュメント 精神鑑定 (新書y)

著者:林 幸司

ドキュメント 精神鑑定 (新書y)

「精神鑑定の何であるかを、私たちにはまだ何も知らない!」
本書の表紙を一つめくった時に出た最初の文である。この時点で衝撃的な本であるなと感じた。精神鑑定とは一体何なのかと言うのはまだまだ私たちにもわからないところがある。本書はケースも交えながら解説している。そもそも精神鑑定は法律に書かれているのかと言うと実はそれ自体は明記されていない。本書の冒頭で書かれているが刑法39条において心神喪失の者は刑は課さず、心神耗弱の者には減刑するという条文である。それを調べる一つの道具としての精神鑑定はある。しかし光市母子殺害事件の差し戻し控訴審において精神鑑定を行った野田正彰氏の精神鑑定について、評論家の宮崎哲弥氏との論争になったというのはあまり知られてはいないものの、ひそかに有名な論争になった。精神鑑定と言うのは身近ではないにしても、来年の裁判員制度ではこの精神鑑定が証拠として挙がってくる可能性はあるということを考えると決して他人事ではなくなる(しかし対象事件を見るとその可能性は結構低い)。
さて第1章ではそんな精神鑑定とは何なのかと言うのを多くの章に分けて結構細かく説明されている。また刑法39条をはじめとした法律に関することも書かれているので知っておいて損は全くないといってもいい。第2章では精神鑑定に関することの中身に入っていく。特に最後の部分は要注目と言ったほうがいい。最近では論文調の精神鑑定書であったり、精神鑑定の結果から「これは無罪だ」と決めつけるような鑑定書まで出てきていることも明らかになった。ちなみに精神鑑定から無罪・有罪を判断するのは裁判官であり、前述のとおり証拠の1つであるので裁判上重要視はある程度されるものの、決定的な証拠となりうる可能性は低いと言っていい。
さて第3章では具体的なケースに入っていく。様々なケースが盛り込まれており、判例にも書かれていない事柄などがあったので、刑法を勉強されている人(特に総論で、しかも39条を研究なさっている方)にはお勧めである。100選(刑法判例100選Ⅰ(有斐閣))では載っていなかったところだらけなので。最終章では精神鑑定の現状について書かれているだけではなく、心に病んでしまうことの多い現状についても書かれている。日本は高度経済成長によりものは豊かな時代となり、今では飽和時代の真っ只中である。その犠牲として渇望されているのは心の豊かさである。それと家族の複雑化と共働きによるコミュニケーションの低下、そして学校や職場の人間関係による人間不信によるものもある。それによっての精神的な病の増加によって犯罪に走ってしまうというケースもある。例えば秋葉原連続通り魔事件がその1例であることも忘れてはならない。

2008年07月29日

笑顔になれるセミナー

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来週、3日間連続のすばらしいスペシャルセミナーがあります。

その名も、「笑顔になれるセミナー」というのです。

この主催者は、幸せな成功プロデューサー中井隆栄先生のマネジャーをもされている私とも知人の瀧澤綾子先生です。

瀧澤先生は、この度、自分の会社「プレシャス・プランニング」を設立されました。

その感謝として、「1000年に1度の宇宙の記念日」と言われる2008年8月8日を含む3日間、スペシャルセミナーを開催することに決めたのです。

2008年8月8日は「888」なので、笑い声の「ハハハ」通じる「スマイル記念日」です。

「ハハハ」と笑うぐらいですから、悩みを解決して、願望を実現する方法をタップリと教えていただけるそうなんです。

テーマは大きく3つで、講師の方は、4名です。

1日目 結婚と成功・・・「結婚生活とビジネスの成功の関係」 講師は、前回より紹介している有名な赤城夫婦先生です。

2日目 精神世界・・・第1部 「動物占いとコミュニケーション」 講師は、前田知則先生

第2部 「月のテンポ」 講師は、片岡慎介先生

3日目 ヒーリングと医療・・・「免疫学とハンドヒーリング」 講師は、今野聖也(としや)先生です。

最初、瀧澤先生より、このセミナーの話を聞いたときには、ビジネステーマでないので、あまり私の得意ではないテーマだなあと、ちょっと思っていたんです。

しかし、その後、一つ一つのテーマを調べていくと、興味あることばかりだったのです。

また、楽しみとして分野が増えちゃって、多少「選択と集中」から遠ざかってしまい、ちょっと困ってしまいます。(笑)

1日目の赤城夫婦先生のテーマは、前回のブログを参照いただければ、と思います。

2日目の、前田先生の「動物占いとコミュニケーション」というのは、なんか興味がわきますね。

私は「動物占い」に関しては、珍しく遅れていて、今回まで、ほとんど知らなかったのです。あらためて、勉強しました。(笑)

そのことと、コミュニケーションをどう結びつけて行くのか楽しみです。

片岡先生は、片岡鶴八(片岡鶴太郎の師匠)の長男さんで、歌手、タレントとして活動後、環境音楽の制作を開始されたそうです。

その後、「ゴルフがうまくなる音楽」を作ったり、ついには、潜在能力の活性化を図る音楽なども発明しました。

「絶対テンポ116」聴くだけで10倍仕事のできるという本を出版されています。私も読んで、びっくりしました。

楽になる音とか能率の上がる音とかがあるなんて、新しいメソッドが増えました。

3日目の今野先生のは、ハンドヒーリングです。これは、一番ハマッテしまいました。

以前に私も「タカツカヒカル先生」が大好きで、数回、映画を見に行ったり、書籍も読んでいたんです。

そのときに、ハンドヒーリングを少しだけ学んでいました。タカツカ先生がTVに出なくなって忘れていました。

なので、今回このテーマを聞いたときは、眠った子を起こしたような感じになりました。

私自身、健康医者オタクということもあって、健康管理士でもあります。

東洋医学、西洋医学、ホリステック、マクロビ、玄米菜食、すべての健康食品、温熱療法、十字式、西式、ヨーガ、クイックマッサージ、治療院、施術院、爪もみ、低周波、高周波、耳つぼ、リフレクソジー・・・。

ほとんどの療法は、一応知っているし、直接先生に施術を受けに行ったものも数多くあります。

でも、慢性病は、なかなか、本人の体質と療法が合わないと、なかなか治りません。私なら、花粉症とか。なので、療法に対する探求継続が大事なのです。

今回のハンドヒーリングは、楽しみです。というのは、最近、私が研究していたのは、安保徹先生と福田稔先生の「自律神経と免疫の法則」のところなんです。

このハンドヒーリングは、この理論も取り入れて、今野先生が作ったものなんです。これで、慢性病を治せればうれしいもんです。

私の今まで学んだ療法に、さらに、アイテムの一つとして、加えられればと思います。

今回の3日間のセミナーは、いつものビジネスセミナーと違いますが、メソッドが増えそうです。

こういったスピリチュアルも三分の一は、必要だと道幸武久先生も言っているので。

ぜひ、どこかの日に、時間があれば、出席してみることをお薦めします。

私は時間がとれれば、3日間出席しようと思っております。こういう機会は滅多にないので。ましてや、うれしい8月ですので。(笑)

みなさんは、スピリチュアル系は、興味ありますか。

清き一票をお願いします。


お知らせコーナー

 「笑顔になれるセミナー」

 プレシャス・プランニングス株式会社
   設立記念スペシャルイベント

開催スケジュール

1日目 8月6日(水) テーマ:結婚とビジネス

14:30〜15:00 開場 受付

15:05〜15:15 主催者挨拶および講師紹介

15:15〜18:00 講演 『結婚生活とビジネスの成功の関係』 講師:赤城夫婦
(公演中に15分間の休憩をはさみます)

18:00〜18:30 ゲスト紹介

18:30〜19:30 交流会および休憩

定員: 90名


2日目 8月7日(木) テーマ:精神世界
  
14:30〜15:00 開場 受付

15:05〜15:15 主催者挨拶および講師紹介

15:15〜18:00 第1部: 講演 『動物占いとコミュニケーション』 

講師:前田知則氏
(公演中に15分間の休憩をはさみます)

18:00〜18:30 ゲスト紹介

18:30〜18:55 交流会および休憩

19:00〜19:10 主催者挨拶および講師紹介

19:10〜20:40 第2部: 講演 『月のリズム』 講師:片岡慎介氏

20:40〜21:00 ゲスト紹介

定員: 90名


最終日 8月8日(金) テーマ:ヒーリング 
   
10:30〜11:00 開場 受付

11:05〜11:15 主催者挨拶および講師紹介

11:15〜12:45 第1部: DVD上演 『私が生まれた理由』

講演 『免疫学とハンドヒーリング』 講師:今野聖也氏

12:45〜13:45 休憩(昼食はご用意しておりません)

13:45〜16:15 第2部: 講演およびハンドヒーリング基本実技

(公演中に15分間の休憩をはさみます)

16:15〜16:45 ゲスト紹介

16:45〜17:45 交流会および休憩

定員: 90名


  開催場所

会場: 文京シビックホール  『スカイホール』

住所: 〒112-0003 東京都文京区春日1-16-21  26階

会場へのアクセス: 会場までのアクセスはこちら

参加コースと参加費  紹介者のところは、栗原敏彰と記入くださいませ

1日のみ参加 各日10,000円/名 

(上記日程のいずれの日でも1日のみ参加の場合)

3日間フリー 20,000円/名

2008年07月29日

自治体破産―再生の鍵は何か

自治体破産―再生の鍵は何か (NHKブックス (1080))

著者:白川 一郎

自治体破産―再生の鍵は何か (NHKブックス (1080))

2006年6月北海道夕張市が財政再建団体の申請を表明した。観光政策等に失敗し、多額の赤字を抱えてしまったという。そして赤字隠しも発覚しその額は数年分にもなる。しかしその赤字予備軍と言うのは全国各地にあり、特に熱海市や大阪府では財政危機宣言を宣言している。宣言していないところでも多額の赤字を抱えており。大阪では5兆円とわれているが、北海道ではそれ以上の赤字を抱えているという。だが知事は財政危機宣言を行っていない。それは財政破綻や危機宣言を行ったら行政に対する信頼が0になってしまうのである。当然財政の健全化と言うのは必須条件ではあるが、それ以上に財政を透明化することは、民はそれによって信頼を失う人もいれば、透明化したことにより行政に対して愛の鞭を打つ民もいる。自治体の財政がひどい状態を隠そうとする首長がいいのか、それとも大阪の橋下知事のように財政を透明化し黒字化を進めようとする首長がいいのか、それを選ぶのは我々国民の選挙である。国のために、地方のためにだれを選ぶべきかと言うのは国民に与えられた選挙の権利の行使である。それを有効に利用しない限り「経済は一流(今は二流)・政治はに隆・国民は三流」と言われ続けるだろう。

2008年07月29日

教科書に書かれなかった戦争

教科書に書かれなかった戦争 PART50 (50)

著者:呉 香淑

教科書に書かれなかった戦争 PART50 (50)

教科書に書かれなかった戦争の最後を飾るのは、「朝鮮近代史を駆け抜けた女性たち32人」となっている。朝鮮近代史なので日本では戦前にあたり、韓国併合によって日本の植民地になっていた時代の朝鮮にいた32人の女傑たちを紹介している1冊である。
まずここで断わっておくが、本書を読んだからと言って自虐史観への転向などは一切しない。日本でも今の韓国に徴兵制の在り方を教え、本来の愛国心を教えたということには変わりはない。しかし韓国の独裁主義と左派主義による洗脳教育によって屈折してしまったことは皮肉である。
さて32人の女傑であるが多くは朝鮮独立運動(三・一独立運動)にかかわった人であったが、様々な角度から男尊女卑社会(朝鮮王朝では「経国大典」が聖典として使われ、その中で男尊女卑の社会が育ったといわれている。しかし、儒教の教えもあり女性の立場と言うのは地位的には不利とはいえど精神的には優位に立っていると私は思う)の流れを断ち切り様々な場で女性の確立を行ってきた者たちもいる。それを考えると単なる朝鮮礼賛というものではなさそうである。
女傑の多くが三・一独立運動にかかわった人と言ったが、ちょっとここで話が外れるが朝鮮半島でも三・一運動など独立運動はいくつか起こっている。しかし日本軍や警察の弾圧によってそれ自体が鎮圧されたということは朝鮮に限ったことではなく、同じく植民地だった台湾でも行われていた。ここでも独立運動での弾圧も行われておりしかも虐殺なども起っていた。中国側は60万人と言っているがこれ自体は真っ赤な嘘である。いくつかの文献には書いてはあるが全部を総合計しても、蒋介石が行った二・二八事件よりもはるかに少ないとされている(ちなみに二・二八事件の犠牲者は約28,000人)。台湾では独立による反乱は起こったものの、しかし現在の日本人が忘れてしまったものを台湾は今でも根強く残っている。これは戦前の日本での厳格な教育の賜物と言える。
話を戻す。本書の短絡的な感想としては、こういうのがなぜ教科書で書かれなかったのかが知りたいと思った。この内容であったら日教組は喜んで飛びつくと思うなぁとつくづく思ってしまうのは私だけであろうか。日教組はこういうのが好きだからおそらくこれを見た後に本書を読むのではないかとも邪推してしまう。

2008年07月28日

いま医療現場で起きていること

いま医療現場で起きていること―医師と患者、相互理解のために

著者:金子 則彦

いま医療現場で起きていること―医師と患者、相互理解のために

ここ最近では医療に関するニュースが流れている。医療事故やタライ回し、尊厳死、医師不足など医療の問題は山積している。知っているかどうかは分からないがそれで犯人扱いされるのが厚生労働省もあるが、現役医師たちにも火の粉が降りかかってきている厳しい現実がある。現場の医師たちはどのような現状であるのか現役医師の立場から悲鳴を上げ、悩み、そして怒りをぶちまけている。
第1章では今現場で起こっていることを挙げている。現行の医療制度がここで語っている。医療事故の根本は医師個人の資質不足である。その原因は現行医療制度の問題であると著者は語っている。現在の医療制度は医療費が安すぎている。しかし日本の医療は結構進んでいる。すなわち少ない料金で最高の医療を行っておりきわめて効率的であるといえる。しかしその医療と言うのは超高齢社会となりつつあるいま医療を受ける人もだんだん増加している。逆に医師の数は減少している。減少した理由は様々であるが、医療ミスによるメディアバッシングの酷さも一つの要因と挙げられる。
第2章では著者が院長であるということなので院長の立場からの病院、病気に関して著者なりの意見を述べている。この章の冒頭に出てくる「患者様」をみると、「医者はサービス業」と言う考えも分かってしまう。と言うのは最近ではモンスターペイシェントについて深刻な問題を抱えている。また家庭医療だけで完璧に済む者なのに患者が病気を大げさに言うだけ言って精密な検査を言うのはいいが、何もなかったらそれまでの代金は払わないという患者までいる。また前に書評をした「ドクターショッピング」のような内容も然り、患者の扱いの窮状も生々しく書かれている。苦しさはそれほど感じられなかったが、探りながら読むとどれだけ苦しいのかと言うのも読めてならない。確かに医療はサービス業の範疇にはいるが、どこにでもある企業にあるような競争原理は若干薄い。しかし今の医療では競争原理にさらされるべきところとそうでない側面がある。さらされるべきところと言うと医療機関が過密化されているところ、簡単にいえば大都市圏は医療機関が多い。その中でどのような医療サービスを施されるか、インフォームドコンセントをいかにすべきかと言うのが問われるため、より医療の質が上がる側面がある。ただしこれについては医療機関を過疎地でももっと増やすべきであり、それに伴って医師の数ももっと増やすしか方法がない。それによって競争原理が成り立つことができれば、地域医療もさらに発展できると推測する。反対に成り立つべきではないというのは医療格差が生まれることである。さらに競争原理がつくことによって、今の医師の数がそのままであれば、過疎地が満足に医療を受けられなくなる危険性もある。そう考えると「医師はサービス業」と言うのはそうだという側面と、そうでない側面をつくらなければいけない。医療と言うのは難しい立場である。
第3章は患者に向けてのことである。医療問題について様々な文献を読んだが、医師から患者へ語っているのは珍しかった。ここは当たり前なところが多かったので特段批評するものがないのでここは割愛させていただく。
第4・5章については医療問題総論・各論、及び医療費について書かれている。たくさん書きたいところはあるが第1・2章で書いたのでここでは特に気になった「医師法21条」について述べさせていただく。
「医師法21条」はこう定められている。
医師は、死体または妊娠四カ月以上の死産児を検案して異状があると認めたときは、二十四時間以内に所轄警察署に届け出なければならない
異状死とは一体何なのか、そして警察への届け出の行い方についての解釈が争点になる。それに対しての解釈のガイドラインについて存在しないというに等しい。解決への具体案も本書に書かれているが、まだまだ詰めるべきところもあるので、今後も期待するしかない。それにしてもガイドラインをやっていない厚労省官僚の神経も疑ってしまうのは私だけであろうか。

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