今日は朝から素敵な贈り物が届く。

 義母の姉(つまり伯母です)が結婚祝いとして3冊も!本を送ってくれました。
 まず左2冊は憧れのオーボンヴュータン河田シェフのお菓子の専門書、「ベーシックは美味しい」「プティ・フールとコンフィズリー」。私が本屋さんに行く度、幾度と無く手にとっていた夢の本。
 「ベーシック~」の方は表紙のモンブランを始めとする生菓子をベースに、あらゆる基本の生地(焼き物からクリームまで)から、焼き菓子、揚げ菓子、ジャム、キャラメル、ギモーヴ(マシュマロ)、アイスクリーム、チョコレートまでありとあらゆるお菓子のとっても丁寧なレシピに加えて河田さんのお菓子に対する哲学なども書かれている本。
「プティ・フール~」の方は先の本と同じ構成のプティ・フール(生地、食感、飾りなどあらゆる要素で構成された小さなお菓子)とコンフィズリー(糖菓)編。
 シュー、シュクレ、ヌガー、飴、フォンダン、サブレ、フィナンシェ、パイ、メレンゲ・・・とにかく沢山のお菓子が載っている。
 2冊とも写真がすこぶる美しく、それを眺めているだけでもうっとりするのだけれど、レシピ中にある河田さんの説明やお菓子への哲学がまた良いのです。お菓子を愛して、お菓子をずっと見つめ続けている人が書いた本。すてき。

 一番右の本は伯母が私の趣味を考えておまけに付けてくれた本で、「つる壽語りづくし 旬の味、だしの味」という本。関西割烹「つる壽」(つるじゅ)のご主人の語りを聞き取って書かれた文章が中心で、椀物、煮物、焼き物などの写真も簡単な説明付きで紹介されている。
 「日本の色ってうつくしいなぁ」、と思える控えめでやさしい彩りのおかずがたくさん載っていて、文章もまだ少し読んだだけだけれどやわらかい表現で読み心地が良さそう。読むのがすごく楽しみ!


 結婚してから新しく私の親戚になってくれた人たちはとても素敵な人ばかりで、なんと言っても私の趣味をとても良く理解してくれて、同じような哲学を持っている(義母も手紙に「あなたの考えが亡くなったおばあちゃんととっても似ている」と書いてくれたくらい)、ということが本当に嬉しいと思う。
 我が家と同じで文系である王子家(?)の人々は(と言ってもあちらはもはや「文学者」なのだけれど)、私や母によく本を贈ってくれる。それは身内が書いた本だったり、私の趣味のものをわざわざ選んでくれるのだれど、それがどれも良いのである。


 これは上の本を贈ってくれた伯母が少し前に送ってくれたドイツ菓子の本。もう売っていない大切な本なので、一通り見たあと一先ずお返しし、王子がアマゾンで古本を探してくれて手に入れた。
 いかにも「昭和の料理本」、という感じの写真がまたかわいいのだけれど内容はかなり詳しく、生地の作り方やクリームの絞り方、マジパン細工まで丁寧に書いてある。お菓子の種類も本当にたくさんで、いろんな種類のクーヘンやトルテ、クッキーなど多彩な内容。
 

 これはシュヴァルツヴェルダー・キルシュ・トルテ。「黒い森のさくらんぼケーキ」という意味。もちろん、有名なシュトレンのレシピもあります。


 日焼けやシミ、メモ書きがたくさんあるのは古本ならでは。何度もケーキを焼いたんだな、と予想される使い込んだあとがあって逆に嬉しいのです。前はどんな人が持っていたんだろう。
 王子のうちでは祖母の名前を付けた「えんねパン」というケーキがずっと焼かれていて、王子ももちろん小さい頃から食べていたケーキなんだけれど、この王様のクーヘンがそれだと思われる。ものすごく大きなリング型で焼かれた、やさしい味わいのケーキ。

これがその写真。王子のお誕生日に義母が焼いてくれたえんねパン。直径が30センチくらいあったかな。