伝説のhiropoo映画日記 伝説のhiropoo映画日記

                         

2007・香港     ★★★☆☆(3.3)

                   

監督:ヤウ・ナイホイ

出演:レオン・カーフェイ  サイモン・ヤム  ケイト・ツイ  マギー・シュー  ラム・シュー  ン・ティンイップ

                            

                                 

香港の雑踏…。

                                               

まだあどけなさの残る若い女性が、中年男の後をつけている。


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男は路面電車に乗り、人混みを抜けて喫茶店へ。

                                                   

後から入った女性は男に気づかれぬ様、少し離れた位置に席を取る。

ところがやおら男は立ち上がり、女性の前へと動き「なぜ俺の後をつける? 君は誰だ?」

                                        

問い詰められた女性は答えに窮してしまう…。

じっと見ていた男は、天を仰いで言う。 「それじゃあ、だめだ…」。


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男の名はウォン(ヤム)、香港警察刑事情報課・監視班のベテラン捜査員・コードネーム「狗頭」だった。

女性は新人捜査員のホー(ツイ)、狗頭に付けられたコードネームは「仔豚」。


仔豚は何とか、採用試験に合格して、狗頭の指導のもと監視班へ…。

凶悪犯罪の容疑者達の監視と追跡を専門に行い、逮捕に必要な証拠を集める。


香港警察刑事情報課「監視班」・通称「狗仔隊」。

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仔豚は監視員として独り立ちすべく、狗頭の元で厳しい訓練を受けていた。

                                                       

同じ時期、香港では正体不明の犯罪組織による宝石店強盗が多発していた。

やがて捜査班は、強盗団の1人「ファットマン(シュー)」の居場所を確認する。


さらに捜査線上に容疑者7人が浮上するのだが…。


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一味が新たな強盗を仕掛けた時、一網打尽を試みるが、あと一歩で取り逃がしてしまう。


実行犯は手下だと読む狗頭。

的確に警察の動きを監視している「影の男」がいる筈だ…。

                     

一体誰だ? 


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その男こそ、凶悪強盗団のリーダーであるチャン(カーフェイ)だった。

切れ者のリーダー、チャンに指揮される強盗団は、なかなか尻尾を掴ませてくれない…。


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それでも、僅かな手掛かりから彼らに迫っていく、仔豚だったが…。


「監視するとはどういうことか。“天上の眼(アイ・イン・ザ・スカイ)”になる事だ…」

仔豚も、「天上の眼」を持てる日が、やって来るのだろうか?

                  

                     

                          

                            

                               

《***》

「ザ・ミッション 非情の掟」「エレクション」等、ジョニー・トー監督作で脚本を手掛けてきた「ヤウ・ナイホイ」が、

そのトーのプロデュースの下、記念すべき監督デビューを飾った刑事サスペンス作品。

                                

普通の香港作品とは、かなり感じが違う。

と、言うのも描かれている香港警察刑事情報課「監視班」と言うのは、タダひたすらに犯人を割り出す為に

尾行、監視を徹底的に行う。

                    

もしもの場合の為に、拳銃は携帯しているモノの、彼らが「ドンパチ」する事はまず無い。

                                

目の前に犯人を見つけ、確認をすれば、どんなに手が届きそうな場面でも、速やかにその場から撤退して

捜査班やスワット隊に引き継ぐのだ。

                                     

                                

その代わり、犯人達を見つけ出すまでは、リーダーの狗頭の指揮のもと、ドンドン監視班の彼らは持ち場を

交代しながら、何時間でも張り込み続ける。

              

尾行も同じく、通り過ぎる者、向かって歩かせる者、一般ピープルに紛れてドンドンと人員を換えながら尾行を

続ける。


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其処に配属され、狗頭に認められるホー、何だか気に入らないコードネームを付けられるが「仔豚」。

この仔豚役のケイト・ツイは、これが映画デューの新星だそうだ。

                

結構可愛い角度もあるのだが、う~~ん、凄く綺麗とは言い難い。

だが、見て分かる通り「かなり若い」と言う感じだが、実際には30歳。(この撮影時は28歳ぐらい) 

2004年には、ミス香港にも選ばれたとか…。

                 

なので、わりと印象に残りがちなんじゃないかなぁ~と思うけれども。

                         

                         

きっと、本作では制作に回っている「ジョニー・トー監督」の声が掛かっているのだろうが、出演者はそれぞれが

香港映画では馴染みの方々。

                

特に、わりとこの風貌で刑事の役が多い、「ラムー・シュー」が強盗団のいやしんぼう男・ファットマンを

演じているのだが、エレベーター等での芝居は良かったなぁ~。

                   

ラムー・シューもサイモン・ヤムも役作りか、どうなのか?本当に物凄い腹をしておりました。

(何が入っているねん状態なのよ) 

                             

                        

現場では、尾行の鮮やかさか等を…。 司令部では、その時々に指示される事を即座に割り出す凄さ等は

感心するのだが、もう一つドキドキ・ハラハラ感をあまり感じない。

                   

その場に張り付く時間が長くなると、狗頭が皆に面白い話を披露するのだが、その話も「今一つ笑えない」

                               

                              

彼らの完璧な仕事ぶりとは裏腹に、新人の仔豚が遂命令以外の事をしてしまう…と言うエピソードがあるのだが

皆凄く暖かいんだよね~。 (新人だからと言ってしまえば、それまでだけど)

                      

其処でも、何かあると面白かったのになぁ~。

と言うのも、目茶目茶正確に動く彼らなので、人間味を感じないと言うか、熱いモノを感じないんだよね。

                   

こう言う地味な仕事だけれど、「ドンパチ」専門の熱い刑事や捜査官に負けない、熱い所を感じたかったな。

そうすると、その辺が少しは「ドキドキ・ハラハラ」へに繋がって行くのでは?

                              

同じ設定でも、配属されるのが捜査課のやり手刑事とかだったら、かなり面白いものになったかも。

今までは、自分の手で犯人に手錠掛けて来たが、監視班に訳有って配属なり、手を伸ばせば捕まえられるのに

無情にも、「撤退命令」が下される。

            

彼にとっては、屈辱だし、ストレス溜まりまくり…。  そう言うのも面白いと思うのだけれどもあせる

                      

まぁ、新人監督なら…、及第点は充分あげられるでしょうが。

でもさぁ~、この作品大阪では、1月9日から上映されたのだけれど、一等最初に日本で上映されたのは

去年の1月なのよ!  こんなに遅く上映される事って、有るんだね。

(但し、まだDVDにはなっていない様で御座います)



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