2009・伊 ★★★☆☆(3.9)
監督:ジョルジョ・ディリッティ
出演:アルバ・ロルヴァケル マヤ・サンサ クウディオ・カサディオ グレタ・ズッケーリ・モンタナーリ
第2次世界大戦末期に、実際にイタリアのボローニャ郊外の山村で起きた、ナチスによる村人の大量虐殺を
テーマにした衝撃のドラマ。
8歳の少女の目を通して、つつましく暮らす村人達がやがてたどる悲劇の結末を映し出す。
監督は、イタリア国内で高い評価を受けるジョルジョ・ディリッティ。
出演者も『輝ける青春』のマヤ・サンサらプロの俳優と共に地元の人々を起用。
真実に基づく悲劇を、徹底的に静かに見据えた監督の手腕にうなる。(シネマトゥデイより抜粋)
下手なホラーよりも、余程恐ろしい作品。
それ程豊では無いイタリア北部の小さな村。
初めは、ドイツ軍もパルチザンを一掃する為に村人には食料やワインを分けてくれと来るぐらいであったが
森の中だけにドイツ軍もパルチザンに手を焼き始める。
だがパルチザンの方も、今まで見た作品に出て来る様な人達では無く、有志の寄せ集め程度。
本来なら、村人を守らねばならないのに、何かと村人に頼ったりと…。
本作は、そんなパルチザンの抵抗に手を焼くドイツ軍が、村の多くの子供や女性を含む多数の
非戦闘民間人を処刑した「マルザボットの虐殺」を8歳の少女の目を通して描く作品。
この少女が8歳とは思えないほどの美人。
本作の事はポスターしか知らなかった私は、まさか彼女が8歳の少女とは思わずに作品を見て
本当に驚いた。
設定では、生まれたての弟が少女の腕の中で死んでしまい、そのショックで口がきけなくなるというのだが。
其処の所が、簡単に誰かの説明台詞だけで終わっている為に、「人間の生と死」について
彼女なりにどれだけ把握しているのかが分かり辛くて、その辺が後々出てくるシーンに繋がるのに
少々勿体ないし、ラストももう一つ生きて来ない気がした。
それにしても…、である。
日本軍も変わらなかったと言われればそれまでだが、「ドイツ軍」の残忍さは「本当に君らは人間か?」
「同じ赤い血が流れているのか?」と思わず問いかけたくなる程であった。
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