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2008.05.01鑑賞
黄金週間、つまり、ゴールデンウィークは映画用語で、この週間がもっとも儲かるとしている。・・・していた。昔は、この週に合わせて、目玉の映画がたくさん封切られてたように思う。だが、ここ何年も、これぞという目玉がない。目玉を出す必要のない週間になったのだろう。連休が長すぎて、みんな国内、海外旅行にでかけていって、映画どころではないようだ。他の娯楽も多い。とは言え、映画は、多くの人にとって、日常の娯楽でもなくなった。という事で、観客は減るばかりだ。
日本人の貧富の差はひらくばかりだが、みんな、お金持ちになった。というのに、海外旅行のお金は惜しまず、映画料金は、1000円均一の日でも惜しむ。新作ビデオの450円は惜しまない。お金持ちの考えていることは、私のような庶民にはわからない。お金、お金と、お金は大事だが、この先、金より物の価値が優先したら、どうなるのだろう。金で買えない時代がおとずれようとしているらしい。政府も発表したようだが、食糧難は、金では買えない。個人より、人との繋がりが、飢える時代を助ける。
土曜日が休日ではなかった時代、ゴールデンウィークは、飛び石連休となることが多かった。日曜日と祝日以外は、学校も会社も、普通どおりにやっていた。だから、遠出など、できなかった。高度経済成長期も、経済は豊かになったが、庶民の懐は豊かではなかった。だが、今は完全連休となり、大企業は10連休なんてあたり前だ。私には縁がなく、悔しいのを承知で書くけど、懐もとても温かい人が多いようだ。飛び石連休なんて、もう死語になっている。あの頃は、飛び石連休で、遠出できないので、庶民は映画を観に行った。テレビが映画を席巻しても、休日の娯楽はまだ、映画館がどんっと、そこに構えていた。
娯楽として、一番の目玉は、地味に公開されているけれど、本作だと思う。テーマを追求し、考えさせられる単館ものばかり愛でている方は不満だろうし、私のような映画をしこたま観ているような奴は、できすぎだ、都合が良すぎると、いろいろ言いたいことがあるが、映画にスカッと感を求めるなら、これがいい。単純でわかりやすい物語の中、SF、アクション、コメディと、楽しい素材をつめこんで、ごった煮して、大迫力で提供してくれている。予告篇が、先の2分が見えるなんて、これまでに何度も観たような、簡単に想像つきそうな内容で、損をしている。
ニコラス・ケイジという俳優、この頃、娯楽映画づいてて、その上、まったくつまんない映画には出ていないような気がする。B級映画に出ても、なかなかしっかりした構成、脚本モノに出ている。2分という予告や解説を見せるから、それが頭にこびりついてしまうけれど、2分どころか、それをあまりにも正確に把握していて、弾丸も避けてしまうなんて、はじめの発想を飛び越えて面白い。アクションも時を忘れるような大迫力で、CGの使い方もこれまでの娯楽映画とは違って、新鮮に見えた。どんな頭が・・・と思うほど、よく考えられてある。誰でも楽しめる大迫力作。今日がつらかった日なら、これを観て、イヤな気分を忘れよう。エンディングは、心残りがあり、先をもっと観てみたく、私としては、大好きだ。 <85点>
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