TOP>ニコラス・ケイジ

2009年07月16日

37歳。こんな人生、最初からわかっていれば… 『ノウイング』

今から50年前の話。アメリカのとある小学校で“タイムカプセル”を校庭に埋めるという記念行事が行われた。カプセルには子供たちが描いたそれぞれの“未来予想図”が入れられ、50年後にその学校の在校生たちが、過去からのお便りとしてそれらを受け取るという寸法だ。で、生徒の中に1人だけ先生の言いつけを無視して、まるで何かに取り憑かれたかのように、絵ではなく奇妙な数字の羅列を画用紙イッパイ書いた女の子がおり、50年後、カプセルを開封する記念式典で、ニコラス・ケイジ演じる主人公の息子が...

2009年07月11日

ノウイング・・・・・評価額1350円

ニコラス・ケイジ主演のSF映画というだけで、なんとなくラジー賞の香りを嗅ぎ取ってしまうのは、良くない先入観と言うべきか。
もっとも、予告編の印象から大味なディザスターSFかと思っていると、色々な意味で裏切られる。
「ダークシティ」「アイ、ロボット」の、アレックス・プロヤス監督が作り上げた「ノウィング」は、どちらかというとM・ナイト・シャマラン風のミステリSFで、意外と言っては失礼ながら、細やかに計算され、しっかりと作られている。
ただ、この作品の持つ独特の世界観は、人によって好き嫌いがはっきりと別れそうだ。

MITで宇宙物理学の教鞭をとるジョン(ニコラス・ケイジ)は、小学生の息子ケイレブ(チャンドラー・カンタベリー)と二人暮らし。
ある日、ジョンはケイレブの鞄の中に、奇妙な数列が羅列された紙を見つける。
それはケイレブの通う小学校の創立50周年記念のイベントで、半世紀前に埋められたタイムカプセルから取り出された物だった。
数列にある規則性を見出したジョンは、そこに記載されているのが1959年以降に起こった事故や大災害の発生日時と犠牲者数である事を発見する。
しかもそこには、未だ起こっていない3件の悲劇が「予言」されていた・・・


冒頭、1959年に少女ルシンダが「啓示」を受け取るシークエンスから、謎が謎を呼ぶ形で展開する。
50年間封印されていた暗号、子供にだけ聞こえるささやき声、ケイレブに迫る謎の男たち、そして街を襲う異様な熱波。
SFやミステリ好きならは、思わず身を乗り出してしまう上手い展開だ。
実際映画が始まってから1時間あたりまでの謎解きは一つの謎を解明しかかると、次の謎が浮かび上がるように構成され、飽きさせない。
この作品は、バジェットが1億ドルを超えるような超大作ではないので、ビジュアル的な見せ場はやや控えめながらも、飛行機の墜落や地下鉄事故などのVFXも迫力があり、次々と的中する「予言」に直面する主人公の戸惑いと恐怖を伝えると言う役割は、十二分に果していると言って良いだろう。

常にワンパターンの演技しか出来ないニコラス・ケイジも、監督が彼のキャラクターを心得ている事もあり、上手く生かされている。
大学教授のくせに状況説明が下手すぎるのはハリウッド映画のお約束だが、自分の手に負える範疇を遥かに超える事態に直面し、葛藤する等身大の悩める父親象は、いつものヒーローキャラ以上に説得力があった。

もっとも、映画を観終わって感じる物は、正直なところ何も無かった。
その理由は、この映画の断定的な結論の印象によるもので、恐らくは神学的な世界観に原因がある。
世界の全ては既に決定されているのか、それとも偶然の連続によって瞬間瞬間に生み出されて行くのか。
映画が始まって間もなく示される、この決定論と非決定論という、世界の認識に対する根源的な問いこそ、この作品の実質的な核である。
映画は、最初この決定論をロジックに使った謎解きミステリと思わせながら、やがて予想外の方向に進んで行くのだ。
いや、正確にいえば物語の展開そのものにそれほど意外性は無い。
数列に隠された予言の謎が解ければ、次はその予言は何処から来たのかという謎に繋がるのは必然であり、ケイレブに付きまとう謎の男たちの正体も、この手のSFを観慣れた人には容易に想像がつくだろう。
予想外なのは、物語の結末がそのまま宗教的な世界に落とし込まれてゆく事である。

終末の時、選ばれし者たちが、神に使わされた天使に導かれ、生命の樹が風になびく新たなるエデンの園へ導かれるラストは、まるっきり宗教画の世界だ。
まあ厳密には天使とは言ってないのだけど、クライマックスの昇天シーンなどでは明らかにビジュアルで天使をイメージさせており、意図は明らかだろう。
要するにこれは「星を継ぐもの」の物語であり、ある意味でプロヤス版の「2001年宇宙の旅」であり、「新世紀エヴァンゲリオン」なのだろうが、そこにいたるまでのプロセスが、極めて宗教的な決定論に基づいているのである。
何しろ、ニコラス・ケイジが何を悩もうと、何を探し出そうと、この映画の結末は全てはじめから神の御心のままに決まっていた訳で、ぶっちゃけ登場人物の行動は全部ムダというのがこの映画の結論なのだ。
同時に、これはSF的な解釈による旧約聖書の映像化でもある。
本作で引用されているエゼキエル書の、堕落したイスラエル人を嘆く神の「乗り物」の描写は昔からUFOだという説があり、この映画もそのあたりにインスパイアされていると思われる。
エゼキエル書では、預言者を拒否し神を軽視するイスラエルは滅び、ユダヤの王国はゼロからリセットされる事になるのだ。

「ノウイング」は入り口はミステリSFだが、出口は宗教映画であった。
たぶん、この映画は終末論者、特に救いの時には神が人間を選別するという予定説などを信じている人たちには、ある程度の説得力を持つ物語なのだと思う。
だが、決定論者でも運命論者でもない私としては、事実上の神を持ち出して、人間は結局その掌の上という結論は、人間存在を自己否定するようなニュアンスを受けてしまった。
もちろん例外もあろうが、基本的にドラマツルギーと言うのは人間の自由意志を前提に、行動し、葛藤し、運命を切り開いて行く事で成り立っていると思う。
その意味で、この映画の結論はドラマツルギーの否定でもある。
まあこの作品の場合、最後に訪れた家族の和解という事だけは、ジョンの自由意志による変化と言えなくもないが、全体で観ればこれも決定論の結果として導き出された行動なので、印象としては弱い。
実際のところ、この世界が既に決定されているのか、そうでないのかは、私にはわからない。
ただ、超越的な存在に全てが決定されていて、人間はそれを受け入れるだけの物語に、私は積極的に意味を見出すことは出来なかった。
キリスト教国であるアメリカでもコケたのは、やはりこの世界観に違和感を持った人が多かったのではないかなあと思うのだが。
ただ、ミステリSFとしては良く出来ているし、日本ではまず出てこない類の映画であることは間違いない。
この映画を観て、果たして自分はどう感じるのか、試してみる価値はあるかもしれない。

今回は、もしも明日世界が滅ぶとしたら飲みたい酒。
日本酒の最高峰「十四代龍月 純米大吟醸斗瓶取り 」をチョイス。
これは値段が高すぎて、未だ飲んだことが無い酒だけど、明日死ぬと判れば後先考えずに買っちゃうかもしれない。

ランキングバナー 
記事が気に入ったらクリックしてね

こちらもお願い




2009年06月17日

レスラー・・・・・評価額1600円

「レスラー」は優れた人間ドラマであると同時に、ある種のドキュメンタリーの様でもある。
それは自然光の下で手持ちカメラを多様した映像のスタイル以上に、主人公であるランディに彼を演じるミッキー・ロークのリアルな人生がかぶって見えるためだ。
80年代に一世を風靡したスターレスラーと、80年代にセクシー系俳優として絶大な人気を誇ったものの、いつしか過去の人になっていたローク。
ダーレン・アロノフスキー監督は、ニコラス・ケイジ主演を主張するスタジオと対決してまで、ミッキー・ロークにこだわり、結果的にハリウッド映画らしからぬ低予算作品となったという。
だが、完成した映画を観ると、監督がなぜそれほどまでにロークに固執したのかが良くわかる。
この作品は正に彼のために書かれた物語であり、ミッキー・ローク以外の俳優がこの役を演じるのは今となっては想像すら出来ない。

プロレスの世界で数々の名勝負を繰り広げたスーパースター、ランディ・”ザ・ラム”・ロビンソン(ミッキー・ローク)は、50代になった今もリングに立ち続けている。
だが、栄光の時代は遠い過去へ去り、嘗ての仲間の殆どは引退。
今では、スーパーでアルバイトをしながら週末だけ細々とレスラーとして活動し、自分の子供ほどの世代の若手と戦う日々を送っている。
ある時、ランディは試合後に、常用している薬物の副作用から心臓発作を起こして意識を失ってしまう。
目を覚ましたランディに、医師はもう二度とプロレスは出来ないと告げる。
喪失感に苛まれたランディは、密かに心を寄せる馴染みのストリッパー、パム(マリサ・トメイ)に心の内を打ち明けるが、彼女は疎遠になっている一人娘のステファニー(エヴァン・レイチェル・ウッド)と連絡を取るべきだとランディを諭すのだが・・・


物語は非常にシンプルで、メインとなる登場人物もたった3人。
人生の危機に直面した落ち目の中年レスラーのランディが、思いを寄せるストリッパーのパム、疎遠な娘のステファニーとの葛藤を経て、自分自身の居場所を再確認する、ただそれだけの話である。
ぶっちゃけ物語に新鮮味は無く、プロットだけ見れば、ミドルエイジクライシスを描いたありふれたファイト・ムービーに過ぎない。
こりゃ確かに、客が呼べるであろうスター俳優でもぶち込まなければ、商業的成功はあり得ないとスタジオが考えるのももっともだ。
だが、そうしたビジネス的な誘惑に背を向けて、あくまでもミッキー・ローク主演に拘ったダーレン・アロノフスキーには確実に勝算があったと思う。
奇を衒った部分の無い、シンプルでストレートな物語だからこそ、主人公には圧倒的なリアリティが必要で、それは良くも悪くも現役スター俳優であるニコラス・ケイジでは出せなかっただろうし、もしケイジ主演なら作品そのものが陳腐化してしまっただろう。
逆に、主人公のキャラクターに説得力を持たせる事が出来れば、ありきたりな物語だからこそ、人生の悲哀を知る多くの観客の支持を集める事が出来る。

ミッキー・ロークの一般的な印象と言えば、日本でもアメリカでもあの失笑ものの猫パンチボクシング
突然のプロボクサー転身のインパクトが強すぎて、それ以前の彼の活躍も悪い意味で霞んでしまった。
まあ、「シン・シティ」などで往年の輝きの一部を取り戻しつつあったものの、主演俳優としてはもう長い事観た記憶が無い。
故に、本作の落ち目のレスラー役は、現実の彼の人生とかぶり生々しいインパクトがある。
画面に映し出されるロークの顔は、顎が弛み、ボクシングの影響なのか若干パーツも崩れているように見え、とても嘗てセックスシンボルと言われた男には見えない。
だが、まるで実際のレスラーの様に肉体改造をして挑んだロークの演技は、間違いなく一世一代の名演と言って良いと思う。
レスラーの肉体を再現した俳優と言えば、 「力道山」でタイトルロールを演じた韓国のカメレオンアクター、ソル・ギョングが素晴らしかったが、この作品のロークも完全にレスラーに見える。
もちろん、見た目だけではなく、レスラー家業の悲哀や家族への複雑な思いを表現する細やかな演技も実に巧みで、初のオスカー主演男優賞ノミネートをはじめ、世界中の演技賞を総なめにしたのも納得だ。
個人的にはオスカーも彼にとって欲しかった。

ランディに絡む、対照的な二人の女性も素晴らしい。
ストリッパーのパムを演じるマリサ・トメイは、ロークとは違った意味で体を張った役だ。
既に評価を確立したアカデミー賞女優でもある彼女が、この役を受ける事自体がかなりリスキーだったと思うが、ランディの心の支えであると同時に、合わせ鏡としての役割も持つ、重要な役を見事に演じきった。
刹那的な生き方をする父との、愛憎入り混じる葛藤を抱えるステファニーを演じる若手のエヴァン・レイチェル・ウッドも出番は多くないが、ベテラン二人に伍して存在感を発揮する。
彼女の登場シーンは、特にランディの心情をダイレクトに反映する部分が多かった事もあり、強く印象に残る。

もちろん、監督のダーレン・アロノフスキーにとっても、これは新境地。
おそらく、名前を伏せて観たら彼の映画とは思わなかったかもしれない。
どちらかというと構造的にも映像的にも凝った作品の印象があったので、これほどシンプルな物語を成立させられる事に驚いた。
ディテールを丹念に描くことで、主人公の生きてきたプロレスという世界に説得力を持たせると同時に、トリビア的な興味で間を持たせるあたりも上手い。
昔からプロレスはスポーツなのかショーなのかという議論はあったが、今回の場合はプロレスのビハインド・ザ・シーンがアッケラカンと描写される事に驚かされる。
対戦相手と乱闘用小道具をスーパーに買いに行くあたりは笑ってしまった。
また、プロレスを題材とした事には象徴的な意味もあるのではないかと思う。
何処までも厳しい現実世界に対して、貧乏ながらも和気あいあいとして、いつでもランディを包み込んでくれる家族的なプロレス界は、全てが演出された虚構の世界でもある。
映画という虚構と、キャストの現実の相乗効果を狙ったアロノフスキーは、プロレス界と映画界の共通点も当然計算済みだろう。
それに、あくまでも一攫千金狙いの真剣勝負であるボクシングや総合格闘技とは違って、プロレスは長年の継続が前提となり、この作品に描かれる様に、中高年の選手も珍しくない。
彼らは必ずしも、金のためにやっている訳でもないのだろう。
ボロボロ、ヨレヨレになりながらもレスラーがリングに立ち続ける理由
それこそが「レスラー」に描かれているテーマである。

物語を通して、ランディは何も失わないし、何も得る物も無い。
単に自分自身が何者で、何処にいるべきなのかを確認するだけである。
ただそれだけの事なのに、エンドクレジットでは涙がとまらない
たとえ報われなくても、一人ぼっちだとしても、自分自身が輝ける場所にたどり着ける人間、その場所を見つけられた人間は幸せだ。
その事実を知る多くの観客は、不器用ながら気高く切ないランディの生き様に、自分自身の夢を観るのかも知れない。
何でも、主題歌を担当したブルース・スプリングスティーンはミッキー・ローク自身からの依頼の手紙に心動かされ、低予算のプロジェクトに対して無償で主題歌を提供したという。
なるほど、この映画の筋書きはありふれていて新しい物は何も無いし、画面からもチープさが伝わってくる様に、決して恵まれた環境で作られた作品ではないのかもしれないが、物作りに一番大切な作り手たちの真摯な情熱は溢れ出るほど詰まっている。
泣ける、映画である。

今回は、ピリリと辛口の「オーレ・テキラー」をチョイス。
メキシコ産をニューオーリンズでボトリングしたホワイトテキーラで、「オーレ」とはもちろん闘牛の掛け声。
本作のランディは「the ram」つまり雄羊だが、角を突き立てて突進する様は雄牛同様。
この男の熱い生き様は、闘牛士の様にヒラリとは避け切れない。

ランキングバナー 
記事が気に入ったらクリックしてね

こちらもお願い




2009年05月13日

バンコック・デンジャラス

JUGEMテーマ:映画



2009年5月9日 公開

★★*☆☆☆ いやはやなんとも中途半端な感じが 星2つ半


象の絵を飾る時は、鼻を上に向けてね!


しかし、あの絵、逆さまにしたらなんの絵か分からなくなりますね。


うぅ〜ん、なんでしょ、この不完全燃焼な感じは。
足を伸ばして梅田ブルク7さんで観てまいりましたが。


ストーリー:プロの暗殺者ジョー(ニコラス・ケイジ)は世界を股にかけて暗躍し、自身で決めたルールを遵守しつつ100パーセントの成功率を誇っていた。プラハでひと仕事を終えた彼はその本能で引退の時期を悟り、最後の仕事場所としてタイの首都バンコクを選ぶ。4件の暗殺を成功させるため、彼は現地のアシスタントにコン(シャクリット・ヤムナーム)を選ぶ。
(シネマトゥデイさんからの引用)


今か今かと面白くなるのを待ってたら終わってしまったというような。

ニコっちは前作『NEXT』も、私はイマイチだったんですよね。

好きな俳優さんではあるのに、ここのところの不作でこのままでは私の中でウィル・スミルとニコっちは"不作俳優"ベスト1位と2位を争いそうです。


なんかね、全てにおいてチュートハンパ感が否めなかったんです。


相変わらずニコっちのヘアスタイルが、ごそっといきそうでいなかいチュートハンパさ。

観てて思ったんだけど、あの髪型で長く伸ばしていけば先日観た『ウォーロード』ジェット・リーがしてたような髪型になるなって。


助手のコンを演じたシャクリット・ヤムナームが、タイの大型新人なのだそうですが男前なのかそうでもないのか微妙なチュートハンパさだった。

そもそも、ジョーは今までのアシスタントを容赦なく殺してきたのに、なぜ彼だけは"弟子"にしようとまで思ったのか。

しかも、ジョーから戦いの伝授を受けたのにコンは充分に活用する場面も無く・・・。


同じく、薬局で働いていたフォンという聾唖の女性を演じたチャーリー・ヤンも、綺麗なのかそうでもないのかチュートハンパ。


そして、引退しようとしたジョーが最後に選んだ仕事の標的たちが、どのくらい悪党なのかよく分からないチュートハンパさ。

おまけに、その仕事を依頼したあの男も、どれだけの権力があるのかよく分からないチュートハンパ。
側近の男がロンブーの亮みたいだった。


序盤は良かったんですよね。
ストイックな暗殺者ジョーの孤独感が出ていて。

タイのバンコクを舞台に繰り広げられる孤高の暗殺者の戦い。



彼は自らに4つのルールを課していた。
・質問はするな
・堅気とはかかわるな
・痕跡を残すな
・引き際を知れ


あとね、人の顔は変えられるけど、目だけは変えることができないから、まず目を覚えておくことというのがジョーの中の教訓だったんですよね。


痕跡は残さないポリシーから、標的の写真は記憶してその場で焼いてしまう徹底ぶり。


その割にはフォンみたいに堅気の女性に一目惚れしちゃう無防備な一面もある暗殺者だったりする。

ま、でも、彼女といる時のジョーは唯一リラックスしていて"人間"として生きていられたひと時だったのかもしれない。


ニコっち、すごくカラダ鍛えてますね。
あの上腕二頭筋スゴかったし!


監督は"アジアのコーエン兄弟"って呼ばれているらしいダニー・バン&オキサイド・バン兄弟

『the EYE』未見です。

本作は彼らの『レイン』という作品のセルフリメイクだそうです。
耳の聴こえない凄腕の殺し屋が主人公だそうですね。

だから本作では薬局店のフォンが聾唖者だったのかな。
ハリウッド用に書き換えたらしいですが、むしろジョーは原作のままの設定のほうが面白くなったかもしれない。

なんでも彼らがニコラス・ケイジのファンだったとかで。



で、ラストのあの結末ですよね。


ん〜、でも一番驚いたのは始まって間もなく後ろからイビキが聞こえてきたことでした!

ウチの夫がいるのかと思っちゃいましたよ。






2008年11月20日

映画「ワールドトレードセンター」を観て考える

「ジャーヘッド」「ユナイテッド93」に続く
”THINK WAR 2006シリーズ第3弾”
ニコラスケイジ主演の
「ワールドトレードセンター」

この作品も
「ユナイテッド93」同様に
コメントの表現が難しいです。

あの9・11の実話なので。

「勇気しして生還」
「ユナイテッド93」と
対照的なので〜

決して感動ドラマに
仕上げるために
フィクションにしていないところが
「真実を伝える」に
徹していて共感します。

「ユナイテッド93」でも
最終場面を表現せず
この「ワールドトレードセンター」も
事故の瞬間などを
省略したことにより
「儲け主義」の意図がなく
製作されたのが伺えます。

「感動した」とか
「良かった」とかの
コメントがふさわしいかどうかわかりませんが
この作品も「考える」作品だと
感じました。

いろんな側面があるので
このシリーズは
3本とも鑑賞すべきだと
提言します!

ジャーヘッド プレミアム・エディション

ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン

このアイテムの詳細を見る







2008年10月05日

NEXT-ネクスト-

next1.jpg

■2008/10/3日DVD発売 ■アメリカ制作 ■95分

■監督 ・リー・タマホリ

■出演
ニコラス・ケイジ / ジュリアン・ムーア / ジェシカ・ビール  / ピーター・フォーク

■あらすじ■
「2分先の未来」が見える予知能力を持っている男クリスだが、その能力を隠し、ラスベガスで二流のマジシャンとして目立たないように暮らしていた。そんな彼の能力に気づいたFBI捜査官カリーは、テロリストによるロサンゼルス核攻撃を阻止するため、クリスの協力を得ようと考える。一方、クリスはいつもダイナーで見かける女性リズに密かに恋心を抱き、声をかける機会を狙っていた。自分の「能力」を使い、リズと知り合ったクリスだが、そのことが彼女を事件に巻き込むことになる。

next2.jpg
next4.jpg
next8.jpg

■かんそう■
ニコちゃん髪増えてましたが、額の広さは健在で安心しました。

退屈する事もなく、ラストまで楽しませてくれたものの・・・・。
見終わると、解せない事ばかりで、消化不良の胃もたれ気分になっちゃって

カリー捜査官に協力要請された時、自分関連の2分先しか見えないって言えば
巻き込まれる事なかったんじゃないの? 何も自から率先して巻き込まれなくても
強引な話なんだけど・・そんな所突っ込むと、映画にならないしね

その後は、サスペンス有り、ラブ有り、アクション有りで
娯楽作としては、一通りのツボはシッカリ押さえた作り。

で、あの分身の術は・・・・2分を重ね、数時間先に戻ると言うの聞いてたので
意味分かりましたが、映像としてはどうでしょうか? 

ラスト、「間違えた!」の直後、核爆発で、おぉぉ~! 見てる私もドキドキしちゃって。
その時々で、2分前は変わる。その意味はカスカニにですが、理解できました。

がですよ。何で、又戻る訳?2分先は常に変わる、に関連して戻るのでしょうが
私には意味が分からなくて。この辺が、消化不良の原因だと思われます。

鑑賞後に、疑問がモコモコ膨らんで来るのですが
見てる間は、それほど変だな~とも思わず見たんで、良いやね、それで

一言、コロンボ~! お元気そうで、相変わらず味わい有る、良い顔&良い雰囲気。

私の好き度stars-3-5.gif

★よろしかったら1クリお願いします。

ブログランキング 人気blogランキング

2008年06月05日

ナショナル・トレジャー2/リンカーン暗殺の日記

naso1.jpg

■2008/6/4日DVD発売 ■アメリカ制作 ■124分

■監督 ・ジョン・タートルトーブ

■出演
・ニコラス・ケイジ(ベン)
・ジョン・ヴォイト(パトリック)
・ダイアン・クルーガー(アビゲイル)
・ジャスティン・バーサ(ライリー)
・ヘレン・ミレン(エミリー)
・エド・ハリス(ウィルキンソン)

■あらすじ■
歴史上最も謎に満ちたリンカーン暗殺事件。その暗殺者ジョン・ウィルクス・ブースの日記から失われた18ページ…恐るべき陰謀が秘められたその一部が発見された。だが、そこにはゲイツの祖先が、暗殺者の属する秘密結社ゴールデン・サークル騎士団の一員として名を連ねていたーー。何者かによって故意に汚されたゲイツ家の名誉を守るために、リンカーン暗殺者の日記をめぐり、ビルとその仲間たちが再び動き出す。

naso3.jpg

naso2.jpg

■かんそう■
1作目は、ながら見だったせいか、あまりハラハラしなかったような気が・・。
ちゃんと見なきゃいかんですねぇ。

人物関連は、1をシッカリ見ねば分かりませんが、内容的には、2だけでも面白い。
スピード感ある展開で、謎が徐々に解き明かされて行きます。
カーチェイスも、迫力有るし、目が離せなかった・・ニコケイのヒタイも素敵(笑)

父母の、やり取りもコント見てるようで、笑わしてくれます。
必死で、黄金郷さがしてる息子に対して、お気楽な所がホッとする

ハイテク駆使しても、最後は体力と勇気・・そして、探求心が物を言う。
バランス石板?からハシゴに飛び移る番目&水地獄脱出ではハラハラ
ただ、DVD鑑賞の為、CG映像を堪能出来なかった・・劇場では迫力あったのだろうなぁ。

で、黄金郷発見した事で、どう祖先の汚名は晴らせたのですかね?
その辺、曖昧だったのですが・・・ま、良いか楽しかったし。

敵役のエドさんも根からの悪人では無い所がディズニーらしいし
彼を発見者の1人に加えるのも義理堅い

不可能など無い彼ら、普通じゃないですが、冒険娯楽作としては
家族みんなで、楽しめる映画だと思います。

一言、大統領の本・・・・・読みたい

好き度 ★★★★

★よろしかったら1クリお願いします。

ブログランキング 人気blogランキング

2008年05月18日

NEXT ネクスト

Next  <小倉シネプレックス>

 2008.05.01鑑賞

 黄金週間、つまり、ゴールデンウィークは映画用語で、この週間がもっとも儲かるとしている。・・・していた。昔は、この週に合わせて、目玉の映画がたくさん封切られてたように思う。だが、ここ何年も、これぞという目玉がない。目玉を出す必要のない週間になったのだろう。連休が長すぎて、みんな国内、海外旅行にでかけていって、映画どころではないようだ。他の娯楽も多い。とは言え、映画は、多くの人にとって、日常の娯楽でもなくなった。という事で、観客は減るばかりだ。

 日本人の貧富の差はひらくばかりだが、みんな、お金持ちになった。というのに、海外旅行のお金は惜しまず、映画料金は、1000円均一の日でも惜しむ。新作ビデオの450円は惜しまない。お金持ちの考えていることは、私のような庶民にはわからない。お金、お金と、お金は大事だが、この先、金より物の価値が優先したら、どうなるのだろう。金で買えない時代がおとずれようとしているらしい。政府も発表したようだが、食糧難は、金では買えない。個人より、人との繋がりが、飢える時代を助ける。

 土曜日が休日ではなかった時代、ゴールデンウィークは、飛び石連休となることが多かった。日曜日と祝日以外は、学校も会社も、普通どおりにやっていた。だから、遠出など、できなかった。高度経済成長期も、経済は豊かになったが、庶民の懐は豊かではなかった。だが、今は完全連休となり、大企業は10連休なんてあたり前だ。私には縁がなく、悔しいのを承知で書くけど、懐もとても温かい人が多いようだ。飛び石連休なんて、もう死語になっている。あの頃は、飛び石連休で、遠出できないので、庶民は映画を観に行った。テレビが映画を席巻しても、休日の娯楽はまだ、映画館がどんっと、そこに構えていた。

 娯楽として、一番の目玉は、地味に公開されているけれど、本作だと思う。テーマを追求し、考えさせられる単館ものばかり愛でている方は不満だろうし、私のような映画をしこたま観ているような奴は、できすぎだ、都合が良すぎると、いろいろ言いたいことがあるが、映画にスカッと感を求めるなら、これがいい。単純でわかりやすい物語の中、SF、アクション、コメディと、楽しい素材をつめこんで、ごった煮して、大迫力で提供してくれている。予告篇が、先の2分が見えるなんて、これまでに何度も観たような、簡単に想像つきそうな内容で、損をしている。

 ニコラス・ケイジという俳優、この頃、娯楽映画づいてて、その上、まったくつまんない映画には出ていないような気がする。B級映画に出ても、なかなかしっかりした構成、脚本モノに出ている。2分という予告や解説を見せるから、それが頭にこびりついてしまうけれど、2分どころか、それをあまりにも正確に把握していて、弾丸も避けてしまうなんて、はじめの発想を飛び越えて面白い。アクションも時を忘れるような大迫力で、CGの使い方もこれまでの娯楽映画とは違って、新鮮に見えた。どんな頭が・・・と思うほど、よく考えられてある。誰でも楽しめる大迫力作。今日がつらかった日なら、これを観て、イヤな気分を忘れよう。エンディングは、心残りがあり、先をもっと観てみたく、私としては、大好きだ。  <85点>

 

★ランキング★  参加しています

2008年05月07日

ディック原作「NEXT−ネクストー」ニコラスちゃん主演作ですから〜

SF長編作家
フィリップ・キンドレッド・ディック原作の
映画化「NEXT-ネクストー」

予知能力を持つ男は、
自分に関わる2分先の未来が見える。

その力で、核兵器の保管場所を
探そうとするFBI
それを防止する核テロリズム。
三つ巴の追跡劇が
SFチックに描かれる。

冒頭はマジックショーで
昨年公開されたギャガの
「プレステージ」的な始まり。

でもすぐに話は本筋へ・・・

2分先が見える事も
語りで簡単に済まされるのには
びっくりするが
上映10分後に登場する
「刑事コロンボ」のピーターフォーク登場に
場違いな驚きが!
少ないシーンでも健在感ばっちりでした!

さらにジュリアン・ムーアは
十八番のFBI捜査官、
この人は走査専門家?
今回は押さえ気味な演技かな?


そしてニコラス・ケイジ演ずる
クリスが出会う女性に
ジェシカ・ビール。
悪趣味ですが
「テキサスチェンソー」「ブレイド3」同様に
頬に血が着いたときの表情が好きです。(変態や〜)



2分先しか見えないと言うのがキーワードであり
2分先が見えると言うこともキーワード。

ラストはそこに繋がるか・・・
と思うけど、仕方ないでしょ!
2分先X倍数と考えれば納得。

ジュリアン・ムーアの「フォーガットン」よりは
大丈夫でしょう!

深読みせず、単純に
成り行きを見守れば
それなりに楽しめる作品です。

突っ込みたくても
突っ込まれない程度で
流しているのが幸い!

でも「ブレードランナー」
「トータルリコール」「マイノリティ・リポート」
「ペイチェック・消された記憶」的な
臭いプンプンですわー。

記憶が予知に変わった〜



ディレクターズカット ブレードランナー 最終版

ワーナー・ホーム・ビデオ

このアイテムの詳細を見る


トータル・リコール

ジェネオン エンタテインメント

このアイテムの詳細を見る


マイノリティ・リポート

20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

このアイテムの詳細を見る


ペイチェック 消された記憶

角川エンタテインメント

このアイテムの詳細を見る



2008年04月29日

NEXT−ネクスト−

JUGEMテーマ:映画



2008年4月26日 公開

もし私に、予知能力があったなら・・・・・この映画は観なかったぁぁあぁぁあ〜〜〜〜〜!!!


これはないなぁ。。。

ゴールデンウィーク真っ只中、私はカレンダー通りの勤務なので今日は大切なお休み♪
さっそく何から観ようかと考えましたが、まずは上映開始時間がちょうどよかったのでコチラからと。

これはないわぁ。。。(pA`q*)。゜


『トータル・リコール』『マイノリティ・リポート』などでも知られるSF作家フィリップ・K・ディックの短編小説「ゴールデン・マン」の映画化。

たった2分だけ先の未来が見えるという予知能力を持つ男クリス(ニコラス・ケイジ)。

L.A.に潜入したテロリストグループの仕掛けた核爆弾を見つけ出すために、FBIのカリー(ジュリアン・ムーア)はクリスの予知能力に目をつけた。

FBIの要請を嫌がったクリスだったが、恋人のリズ(ジェシカ・ビール)がテロリストに捕らわれたことから彼はこの爆弾テロに立ち向かうことになる。


最初は、まぁまぁ良かったんですよ。
2分先が分かるということが、どういうことなのかというのが冒頭で描かれていてツカミとしてはまずまずでした。

特に、気になる存在だった"運命の人"リズとの出会いのシーン。
2分先が分かるクリスは、彼女にどのように声をかけようかと何度もシュミレーションするんです。

ちょっと先の事が見えるってけっこう便利ねぇ〜みたいに思えてくるんですよね。


ところがそれが段々と終盤に進むに連れて崩れてきてましたね。

銃弾をよけるシーンなんか『マトリックス』似だったり・・・
しまいには敵が仕掛けた爆弾を見つけ出すのにニコっちが何人もに分かれるという"分身の術"まで飛び出したり・・・。


クリスは彼の能力に目をつけたFBIと、FBIの動向からクリスを見つけ出したテロ組織が彼の予知能力で計画を邪魔されては大変とばかりに彼に殺し屋を差し向ける。

お陰でクリスはFBIだけでなく敵のテロ組織からも追われる身に。

それはそぉと、このニコっちって『ナショトレ』の時に着ていたジャケットと同じような物を着ていたりするので、あれとカブるんですよねぇ〜。

・・・あ!"カブる"と言えば、ニコっちのあのヘアースタイル・・・どぉでしょ。
『ナショトレ』でも気になりつつ、特にコメカミ辺りの生え際が。。。



主演のニコラス・ケイジはプロデューサーも兼ねている。
主人公のクリスが、ラスベガスで"フランク=キャデラック"という芸名のB級マジシャンという設定も彼のアイデアらしい。

ニコっちは『ゴーストライダー』の撮影中にこの脚本を読み、この映画の撮影するまでの間に『ワールド・トレード・センター』を撮影。
その間に脚本は大きく変っていたらしい。



監督のリー・タマホリはラブストーリーはいらないと言ったらしいが、ニコっちが入れたほうがいいと熱望し、相手役もスカヨハ、ジェシカ・アルバと並ぶセクシー女優ジェシカ・ビールに決まったのだそうです。



更に、『コロンボ』の大ファンというニコっちは、共演したかったピーター・フォークをプロデューサーの立場を利用して出演させたという(笑)

P・フォーク、御歳80歳になるそうです。



FBI捜査官カリー役には『ハンニバル』以来、捜査官役も板に付いてきたジュリアン・ムーアが好演。



ちなみに↑このシーンで出てきた韓国人の女性客ニコラス・ケイジの本当の奥さん
カメオ出演だそうですが、女優になるつもりはないみたい。


いつか実写の『鉄腕アトム』を映画にしてみたいと言うニコっち。
自分はアトムのパパ役で出たいとか。


もし自分に予知能力があったら?という問いには・・・・
「どれがいい映画になる脚本かわかる能力があればいいね」と。

結末は私の一番キライな落とし方だったのでガックリでした。


下から上がってくるという逆回転のエンドロールを最後にお楽しみください♪

【広告】

サイト内検索

メンバー紹介

このサイトに自分のブログを載せたい!
(ブログの登録は無料です。)


カテゴリー

アーカイブ

姉妹サイト

アマゾン

ブログパーツ

最新の情報をお届け!


rss