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2009年04月25日

バーン・アフター・リーディング

JUGEMテーマ:映画



2009年4月24日(金) 公開

★★★*☆☆ コーエン兄弟らしい作品だったと思う 星3っつ半!


美しくなるためにここまでするのね。



ブラピクルーニーにも出演を即決させてしまうほどの魅力があるジョエルイーサンコーエン兄弟作品。


いささかネタばれをご了承ください


まずは"衝撃の結末"が知りたかったんです。

これ完全なコーエン兄弟オリジナル脚本だそうですね!


なんていうのか、どんどんいろんな人が巻き込まれていく感じのクライムサスペンスなんですけど。


とにかく、ここに出てくる"筋肉バカ"のチャドを嬉々として演じてるブラッド・ピットが笑える!


あのブラピがですよ〜ヘン顔の連発!

しかもかっこ悪いんですよ〜。

でも、どこか憎めない"残念な"チャドが可愛い♪



いやいや、そのブラピに負けず劣らず笑えたキャラだったのが、出会い系大好きな財務省職員、ハリーを演じたジョージ・クルーニーだ。

チャドを撃ってしまった後、リンダ(フランシス・マクドーマンド)とチャドが知り合いだと分かった時の動揺の仕方なんてクールな彼からは想像できない"残念さ"だった!


おまけに、アル中のためにCIAをクビになったオズボーン役のジョン・マルコビッチのキレ具合も可笑しかった!


全身整形"命"のリンダを演じてるマクドーマンドの髪型が、『ノーカントリー』のアントン・シガーとちょっとカブってるおかっぱなんだけど・・・。

最近、私も同じような髪型になってて親近感が湧いた。


もね、このリンダが必死なわけ!

全身整形のためになんとしてもお金を・・・ってね。



国家機密情報が入ってると思い込んでたCD−ROMを、リンダがロシア大使館から突っ返された時の開き直りなんてサイコーでしたよねぇ。


離婚調停を有利に進めようと必死なオズボーンの妻ケイティ役にティルダ・スウィントン


途中にハリーの妻サンディ(エリザベス・マーヴェル)が出演した番組の司会者役だったのが、ダーモット・マローニクレア・ディンズだったよ。

ハリーが車から監視してた男を取り押さえたら、なんと「アグリーベティ」の彼氏ウォルターだったから可笑しかった。




結局、チャドをハリーが射殺し。
予告でクローゼットから出ていた足はブラピだったんですね。

リンダに頼まれたスポーツジムの店長テッド(リチャード・ジェンキンス)が、オズボーン宅へ侵入しているところをオズボーンに見つかってしまい彼に殺害される。

さらに、その現場を見ていた捜査官によってオズボーンが射殺されたらしい。


その全てがCIA上官(J・K・シモンズ)の元へと報告され、残ったリンダには口止め料として全身整形費用が上官の命令により支払われた。


最終的にはリンダだけがおいしい思いをしたことになる。


と、まぁ非常にブラックコメディなお話しだったわけです。




オリジナルの脚本というところは大いに評価したいところ。

玄人好みなクライム・エンタテインメントかな。


2008年12月28日

DVD鑑賞作品(08.10月〜12月)

一応今年観た分は、今年中にUPしておかないとね〜って
ことで・・・またまた一言感想です!

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4分間のピアニスト
すごい映画だと思うのですが、自分で自分をコントロールできない
主人公ジェニーの暴力的な行動に、なんか同調できなかったです。
ラスト4分間の演奏は、素晴らしいという前に、ちょっとあっけに
とられてしまいました。
■お気に入り度 ♥♥♥♡

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フィクサー
ジョージ・クルーニーは、いまひとつ好きになれないのよね〜。
最初と最後に出てくる自然の美しい場面が印象的でした。
■お気に入り度 ♥♥♡

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チーム・バチスタの栄光
阿部寛の白鳥は悪くなかったけど、竹内結子の田口は、
正直いまいちでした。続編もあるみたいですけど・・・。
この間までやっていたTV版の方が面白かったです!
■お気に入り度 ♥♥

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Sweet Rain 死神の精度
最近は、死神が流行っているみたいですね〜。
黒犬をつれた金城くんの人間界の時代ごとに変わるファッションは
面白かったです。死神はミュージックがお好きらしいです。
小西真奈美ちゃんも良かったです。
■お気に入り度 ♥♥♥♡

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隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS
たぶん、これはこれで面白いと思うのですが、
やはり黒澤明版を観たあとではなぁ〜。
裏切りごめんの使い方は、なかなかでした。
■お気に入り度 ♥♥♡

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少林少女
久しぶりに超つまんない映画を観たって感じでした。
最後まで観た私はえらい!
■お気に入り度 ♥

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(ルナのひとりごと)
これで2008年のDVD鑑賞は無事終了ってことで・・・(笑)

2008年10月28日

『かけひきは、恋のはじまり』を観たよ。

 観ていたら、東京ディズニー・シーにいるような気分になってきた、なぜか。

『かけひきは、恋のはじまり』
"LEATHERHEADS"

2008年・アメリカ・113分
監督・出演:ジョージ・クルーニー
製作:グラント・ヘスロヴ ケイシー・シルヴァー
製作総指揮:シドニー・ポラック バーバラ・A・ホール 他
脚本:ダンカン・ブラントリー リック・ライリー
撮影:ニュートン・トーマス・サイジェル
編集:スティーヴン・ミリオン
音楽・出演:ランディ・ニューマン
出演:レニー・ゼルウィガー ジョン・クラシンスキー ジョナサン・プライス 他

 1920年代、アメリカ ― アメリカン・フットボールのプロ選手として、「ダルース・ブルドッグス」というチームに所属しているドッジ(ジョージ・クルーニー)。しかし、アメフトの人気は芳しくなく、資金不足で解散するチームがあとを絶たない。集客する手段として、大学のフットボール界で人気のカーター(ジョン・クラシンスキー)を自分のチームにスカウトしようと、ドッジは考える。一方、新聞記者のレクシー(レニー・ゼルウィガー)は、カーターの取材に訪れて……。

『彼が二度愛したS』と同じく、「看板に偽りあり」の邦題と言えるかもしれない。『かけひきは、恋のはじまり』は、「恋愛映画です」と言い切れるほどのラヴ・ストーリィではなかった。ロマンティック・コメディの要素は確かにあるけれど、「喜劇タッチのスポーツ人間ドラマ」という印象。

 テンポがよくて、笑わせどころが効いている。1920年代のアメリカが舞台だから、当然といえば、そうなんだけど、どのシーンを観てもクラシカルで、それがまた、嘘っぽくない。映像に加工がしてあるんだろうなぁ、「セピアがかったカラー映画」のようだった。役者たちの嫌味のない大げさな演技といい、丁々発止の台詞のやり取りといい、アメリカの古典喜劇映画を観ているような手ごたえだったよ。名手ランディ・ニューマンの音楽も、ときに爽快、ときにロマンティックで、なんとも耳に心地よい。

 ストーリィも、人間関係も、至極、単純。クラシック・テイストの雰囲気や、レトロな衣装とセット、役者たちの小気味よい芝居を、深く考えずに楽しめば、それでよい。「心に残る映画」というわけでは、私にとっては全然なかったけれど、エンド・ロールが終わったあとに、「なんか、いい気分」になれる作品ではあった。

試写日:2008年10月28日(火)@TOKYO FMホール

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↓参考↓
かけひきは、恋のはじまり@映画生活
「かけひきは、恋のはじまり」の映画詳細、映画館情報はこちら >>

↓関連商品↓
オリジナル・サウンドトラック「かけひきは、恋のはじまり」

2008年09月15日

フィクサー

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■2008/9/12日DVD発売 ■アメリカ制作 ■120分

■監督 ・トニー・ギルロイ

■出演
ジョージ・クルーニー / トム・ウィルキンソン / ティルダ・スウィントン / シドニー・ポラック

■あらすじ■
NYの大手弁護士事務所に勤めるマイケルの専門は不始末をもみ消すこと。そんな仕事に嫌気が差していた時、大規模集団訴訟を担当中の同僚弁護士アーサーが、依頼人の農薬会社U・ノース社を裏切る行動に出る。マイケルは事態の収拾に乗り出すが、アーサーは訴訟を覆す恐るべき秘密を握っていた。一方、U・ノース社の法務部本部長カレンは追い詰められ非情な手段に出るのだった…。

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■かんそう■
フィクサーって意味が、もみ消し屋だって、初めてしりました。勉強になるなぁ。
トラブル処理係みたいなもんですね。

無理難題を突き付けられる、もみ消し屋は年期の入った切れ者で無いと
渋いし、冷静だし、頭切れるしジョージ・クルーニー適任ですね。

入り、意味深な録音テープから始まるので、緊迫感溢れる
サスペンスが展開されるのでは・・と言う期待に胸ワクワク。

結末間際の出来事に、一気に飛びますが、その後、4日前に巻き戻し
見続けてると、人間ドラマのような展開。
マイケルの個人的事情が綴られ・・・・・・若干中ダルミしてしまいました。

この部分が、金と正義の狭間で迷う・・を表現するのに重要だろうし
マイケルと言う人物を掘り下げ物語に深みは出るものの、長すぎかも

が、同僚アーサーの死後はサスペンス色が濃くなり、一気に息吹き返しました。

敵のカレンも、会社&我が身を守る為、強行手段に打って出ますが
結局彼女も、法務部本部長と言う肩書きの、もみ消し屋ですよね。

ただ、経験不足でマイケルに負けてしまっただけ
登場人物全員が、神経すり減らし戦い続けてるんだと感じました。

最後、マイケルは正義を貫きましたが、もし自らの身に危険が
及ばなかったら、どの道を選択したのか。 長い物には巻かれろでも避難できない。

サスペンスと言うより、人間の良心を問われるような作品で地味だけど重厚感有りました

一言、マイケルは馬に助けられたますが、あの場面分かりますね~。
人間って精神的に疲れると、ふと目にした物に安らぎ求めるもんだと

私の好き度stars-3-5.gif

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2008年04月28日

フロム・ダスク・ティル・ドーン

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デス・プルーフとプラネット・テラーに触発されて 改めて観てしまいました!

タランティーノ脚本 ロドリゲス監督

最強のコンビですね!

ジョージ・クルーニーが若い!

凶悪な銀行強盗のゲッコー兄弟! 凶悪だけど 無益な殺生はしないクールな兄セス・ゲッコー(ジョージ・クルーニー)と 凶暴で妄想癖のあるキレた弟リチャード・ゲッコー(タランティーノ)はメキシコに向かうため 牧師家族を人質に逃亡!

そう 最初は 逃亡劇で 警察VSゲッコー兄弟の話なのですが ゲッコー兄弟が仲間のカルロスと待ち合わせした砂漠にある酒場 ティティ・ツイスターに到着してからは なんとバンパイアVS人間の話に!!!

バカげた話なのですが そんな事は どーでもいいくらい 面白い♪

神に仕えていた牧師ジェイコブ(ハーヴェイ・カイテル)が妻の死をキッカケに 牧師を辞めてしまったけど 牧師を人質にした事が ティティ・ツイスターで物凄く活きて来る!上手い!息子のスコットと娘のケイト(ジュリエット・ルイス)も大活躍!親子愛も描かれてます!

とにかく スピード感あり パワーあり なんでもありのオンパレードで メチャメチャ面白い!!やっぱり娯楽映画はこうでなきゃ!何者にも支配されていない 自由な発想でここまでやりたい放題されたら もう お見事ですよ♪潔くて気持ちいい!だって 役者さん達みんな イキイキしてて楽しそうなんですもん!

ただ・・・日本語訳つけた方は 大変だったろうなー・・・。何しろ最初から最後まで 汚い言葉の羅列で 日本語の字幕の上にカタカナで英語読みが付いていたくらい!笑えました・・・。さて この映画の中で ファックと言う言葉 何回出てきたでしょう?ティティ・ツイスターって酒場の名前 日本語訳が おっぱいグルグル ですからねーーー(笑)

この映画のタイトル フロム・ダスク・ティル・ドーン は 夜から(夜中)から明け方まで そう!この酒場の営業時間なんですねー! 明け方 日の光が差し込むとバンパイアは灰になってしまいますからね・・・。 前半の逃亡劇は この酒場のシーンになるまでの助走?なんとも得した気分です!前半のゲッコー兄弟は いけすかない凶悪犯で加害者なのに 後半は被害者ですからね。

笑えるアクションホラームービー!大好きです♪

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2008年04月12日

フィクサー

JUGEMテーマ:映画



2008年4月12日 公開

そんな時には"汗ワキパット"ですよ!


えぇ〜っ なぁ〜んか「これでおしまい?」って感じだった。

主人公のジョージ・クルーニーが"フィクサー(揉み消し屋)"ってことだったんで、もっと実際に彼がフィクサーとして活動をしているところも観たかったなぁ。

いや、当然そういうところがあるものだとばかり・・・。


お得意様が人身事故との連絡を受けてお宅へ行くというシーンはありましたけど、それにしたって「他の弁護士を紹介します」ということだったし。
これで"掃除屋"というにはピンとこなかったです。
ここで彼の手腕を発揮するものとばかり思っていたのに・・・。


今作で初監督を務めたトニー・ギルロイ
この方です↓

ご存知『ボーンシリーズ』の脚本家
「20年近く脚本家を続けてきて飽きてきた。脚本が台無しになってもいいから自分でケリをつけたかった」らしい。

ギルロイがこの脚本を手がけるきっかけとなったのは
ニューヨークの巨大法律事務所に行った時、来客者の目に触れることのない広い部屋が奥にあり、それが"裏家業"が行われる場所だと知ったからだそうだ。


一昔前に流行ったジョン・グリシャム風の社会派サスペンスになっている。

でもJ・クルーニーは「この映画はあくまでスリラー。"企業腐敗について考えよう"なんてメッセージを含んだつもりはないよ」と。

長い間、製作に至らないままでいたこの脚本を、クルーニーとスティーブン・ソダーバーグとで自分たちの会社でプロデュースしてあげよう」となったらしい。


邦題では『フィクサー』ですが、原題は主人公の名前『Michael Clayton』



元検察官だったマイケル・クレイトン(J・クルーニー)
今ではNY最大の法律事務所の"フィクサー"
私生活では、離婚、副業のバーの経営失敗、多額の借金、ギャンブル中毒・・・
何かと問題を抱え、更に彼は"フィクサー"という仕事にも不満を持っていた。

良いですネェ〜ジョージ・クルーニー♪

大人の男の魅力が満開です♪


当然のことながら彼がスクリーンに映る時間の長い本作では、クルーニーファンはそれだけで大満足でしょう。
ラストではずーっと彼の顔がアップで続きます。


アカデミー助演女優賞を受賞したティルダ・スウィントンは、U・ノース社の法務担当弁護士カレンという役どころ。

正直なところ、この作品で助演女優賞ってちょっと信じられない気がしました。
そんなに際立った演技でもなかったように思ったのですが。
ただ、彼女が映った瞬間に見えた"ワキ汗"は印象的でした。。。。
それとブラジャーの後姿で、ちょっとはみ出した背中のお肉に親近感♪



トム・ウィルキンソンも助演男優賞にノミネートされながらこちらは受賞を逃しましたが、彼の演技のほうがインパクトありました!
イカれているのか、正気なのかの微妙な演技が良かったです!


シドニー・ポラックさん、こういう作品には結構、俳優として出ますよねぇ〜この人。
今作ではマイケルの所属する弁護士事務所の役員として。
偽善的な一面を持ちつつ実はかなりの悪人・・・だったと思ったんですけど。
マイケルは彼に随分と見下されてた。

マイケルの息子ヘンリー(オースティン・ウィリアムズ)がアーサー(T・ウィルキンソン)に薦めていた本「王国と征服」
あの本も、イマイチよく分からなかったんですけど・・・。
アメリカでは有名なのかなぁ。

U・ノース社の農薬被害についても、もう少し掘り下げた描写があってもよかったかなって思いましたね。
あれってちょっとジュリア・ロバーツ『エリンブロコビッチ』を思い起こします。

さて、今作で念願の監督デビューとなったギルロイ氏の第二作が決定したようです!

ポール・ジアマッティ主演で
ジュリア・ロバーツ、クライブ・オーウェン、ビリー・ボブ・ソーントン、トム・ウィルキンソンらが共演する。

ジュリアとオーウェンが恋人同士の産業スパイという設定で
二人は手を組んで両企業に"コンゲーム"(信用詐欺)を仕掛けるというスリラーだそうです。

出演者のメンツを見ただけでも興味沸きますね!


『フィクサー』はクルーニーがお好きな方は是非♪

2008年04月04日

フィクサー・・・・・評価額1600円

「ジェイソン・ボーン三部作」の脚本家として知られるトニー・ギルロイ、50歳での遅咲きの監督デビュー作である。
原題の「Michael Clayton」「フィクサー」に変わったのは、やはりジュラシック・パークの原作者を連想させてしまうからだろうか。
もっとも、「フィクサー」というタイトルも映画を観るとあまりしっくり来ない。
日本ではこの言葉から、国や社会を裏で動かす黒幕的な大物を連想してしまうが、本作の主人公、マイケル・クレイトンは企業や金持ちの不祥事を闇に葬る、ちんまい揉み消し屋だからだ。
まあ、劇中でマイケルが自分の事をフィクサーだと言っているから仕方が無いのだけど。

ニューヨークの大手法律事務所に勤めるマイケル・クレイトン(ジョージ・クルーニー)は不祥事の揉み消しを専門とする弁護士。
法律の裏舞台を歩き続ける仕事に、先の見えない不安感を感じている。
そんな時、同僚の弁護士アーサー・イーデンス(トム・ウィルキンソン)が、クライアントであり、薬害集団訴訟の加害者である農薬会社ユーノース社を裏切り、被害者の市民側につくという前代未聞の行動を起こす。
上司のマーティ(シドニー・ポラック)の命を受けたマイケルは、事態の収拾に乗り出すが、アーサーは訴訟の行方をひっくり返すユー・ノースの裏の秘密を握っていた。
一方、ユーノース社の法務担当者であるカレン・クラウダー(ティルダ・スゥイントン)は、恐るべき手段で自体を解決しようとするのだが・・・・


監督・脚本を兼ねるギルロイにとってはボーン・シリーズでサスペンスはお手の物だろうが、今回は元CIAの凄腕暗殺者ではなくて、企業スキャンダルに巻き込まれた弁護士の話だから、アクションに頼るわけにはいかない。
その分マイケルを始めとする登場キャラクターを丹念に描きこみ、巨大な組織に対抗する小さな個人の戦いというクラッシックかつストレートなスタイル与えている。
その意味で、この作品は社会正義というテーマを描いた王道的なハリウッド映画であり、本国アメリカでは多くの古典的名作、特に社会と個人の対立が露見した70年代の社会派サスペンスの秀作と比較した論評が多かったという。

実際、完成した作品はジョージ・クルーニーティルダ・スゥイントンらの好演もあって、なかなかに重厚かつスリリングな作品となっていて、非常に見ごたえがある。
本年度のオスカーは、ご存知のようにコーエン兄弟の異色作「ノーカントリー」が作品賞を受賞したが、時代の気分が今ほど暗くなかった10年前だったら正統派の「フィクサー」がとっていた気がする。

映画は、いきなりクルーニーが暗殺の危機に晒されるクライマックス部分を見せてしまって、その後で時間を遡り事件の顛末を語り始めるという構成をとっている。
最近では「M.i.?」が似たような処理をしていたが、観客に一度主人公が苦境に陥った状態を見せて、一体なぜ何故主人公がそんな状態に陥るのだろうと言う興味をいだかせる。
サスペンス物の一つの御手本のような展開だ。
その後は法律家として苦悩するマイケルが、彼にとっては降って湧いた様なアーサーとユーノースの戦いに巻き込まれてゆく様が丁寧に描かれている。

マイケル・クレイトンのキャラクターは、仕事や家族の問題など自分自身の現状への不安感、またそれゆえにギャンブルに嵌っていたり、細かい点まで緻密に作りこまれており、一個の人間として説得力がある。
また、明らかな悪を弁護するという良心の呵責から、被害者サイドに寝返るアーサー役のトム・ウィルキンソン、事なかれ主義ないかにもいそうな上司像のマーティを演じるシドニー・ポラックもリアリティ満点の好演。
マイケルやアーサーの、直接的な敵となるカレン・クラウダーを演じるのは、本作でアカデミー助演女優賞を獲得したティルダ・スゥイントンで、登場シーンは意外なほど少ないのだが、巨大な組織の無言の重圧を一人で感じ、次第に道を踏み外してゆく人間の恐ろしさと弱さを上手く表現している。

キャラクターは説得力があり、サスペンスも緻密。
トニー・ギルロイの仕事は初監督とは思えないくらいに円熟を感じさせる。
ただ、あえて言えばマイケルが危機から逃れるくだりは、ある意味でもの凄く御都合主義で、誤魔化されたような気分になるのが少し残念だ。
キャラクターの行動に観念的な流れを作っているので、あまり気にならないのは上手さを感じるが、マイケルがあのタイミングでああいう行動をとるとはいくら何でも偶然に頼り過ぎな気がする。
一体何が、彼をああいう行動に向かわせたのかをもう少し明確にして欲しかった。

「フィクサー」は、良い意味で典型的なハリウッド映画で、決して観客の期待を裏切らない。
黄金時代からの豊かな文化的な蓄積を感じさせる、良く出来た娯楽映画であり、読後感もすっきりとしている。
ただ、この様な勧善懲悪的な物語をリアリズム重視で作ると、残念ながらどこかに嘘臭さを感じてしまうのは、映画の問題というよりは今のこの時代が病んでいるのだろう。
そして、映画の出来栄えとは別に、その時代の空気によりピッタリとしているのは、やはり「フィクサー」よりは「ノーカントリー」だなあと思ってしまうのだ。

今回は、正統派の映画に対して、アメリカの美を合わせよう。
「アメリカン・ビューティー」はその名の通り、味でも目でも楽しめる美しいカクテル。
ブランデーとドライ・ベルモット、グレナデン・シロップ、オレンジジュースを4:3:2:3の割合で、更に適量のペパーミント・ホワイトを加えてシェイク。
グラスに注ぎ、静かになったらスプーン一杯のポートワインをそっとのせる。
二層になったカクテルが、内側に情念を秘めたマイケル・クレイトンの心の様だ。

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2007年10月10日

さらば、ベルリン

Photo  <TOHOシネマズなんば>

 親の親の世代で、私はもちろん、あの頃のフィルム、音声の質をリアルタイムでは観ていない。リバイバルされて観に行ったり、ビデオを借りて観たずっと後の世代である。おやっ?と思ったのは、白黒フィルムが白黒フィルムそのままの発色だったことだ。カラーフィルムを白黒にすると、ほのかに全体的にブルーが重なる。同じ白黒に見えて、昔の白黒フィルムとつなげると、はっきりとわる。それが、本作では60年以上前の実際のフィルムと発色が同じだ。これは、本当に白黒フィルムを使ったのだろうか。デジタル処理か?スティーブン・ソダーバーグ監督はこだわりの人なので、もしかしたら、デジタルを使わず、白黒フィルムを集めさせて、撮影に挑んだのではないかと思う。そうなると、前準備の仕事が大変だ。音声もチリチリとさりげなくアナログを思わせる作業をしている。後の仕事も大変だ。あの時代を徹底して再現しているのは、全編を通してわかるけれど、フェードやカメラワークでつなぐのではなく、ワイプがやたら出てきたり、暗がりの照明にこだわっているなんて・・・ものすごい愛着をもっているのだろうか。暗い場所での照明は、コントラストが強い。観ていて、なんだか、映画の勉強をしている感じがした。「フィルム・ノワール」という言葉が大学時代にかえらせてくれて懐かしい。けれど、これは私の映画の勉強の範囲で、まったく楽しむことをさせてくれない。この衣裳、カット割、照明などを観ていて、カメラの後ろばかりが気になって、ほとんど物語りに集中させてくれなかった。なんたること・・・。

 いろんな映画のある部分を取っているのだろうが、私はラストシーンだけしかわからなかった。一本の裏方映画として観ていた。私だからだろうか、だからどうってことはない作品だと思う。あの時代の名作を今に忠実に再現したからといって、芸術性を褒め称えるわけにもいかない。そういう気も起こらないのだ。ドイツ降伏後の時代が変革を起こすところへサスペンス性をもってきて、ドキドキしそうだけれど、不発弾をばらまかれたように、何もかもが尻すぼみのように思えた。ケイト・ブランシェットが、とんでもない思いの中、とんでもない生活をしているのに、とんでもなく美しい。貴婦人だ。どういう状況になったら、そんな容姿のままいられるのだろうか。主役らしいジョージ・クルーニーが主役らしからぬほど薄い。ロシア出身のラビル・イシアノフの苦渋に満ちた冷酷な顔の方が印象に残った。などと、ボロクソに書いているが、私は特殊で、この世界がわからぬ種類の人間なのかもしれない。身も厚く、深みのありそうな見かけだったが、食べてみると薄っぺらな味がした。

 観たきっかけは、普通料金(レイショーで1.200円)で、プレミアスクリーンだったことだ。21時30分、水曜日のシネコンから、どっと女性がエレベーターになだれこんできた。「HERO」が終わったのである。「さらば、ベルリン」のレイトショーは、プレミアスクリーンであるにもかかわらず、観客は私を含めてわずか5人だった。  <45点>

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2007年08月15日

オーシャンズ13を鑑賞

今回はオーシャンズ13を鑑賞してきましたのでご紹介します。

13_1                                                                                                                                                                                                                                                                                                 

                                          

                                            

                                           

                                          

                                          

                                        

                                                        

オーシャンズ13

監督:スティーブン・ソダーバーグ

キャスト:ジョージ・クルーニー  ブラッド・ピット  マット・デイモン  アンディ・ガルシア  ドン・チードル  バーニー・マック  エレン・バーキン  アル・パチーノ                                                                  

公開:2007年8月11日

STORY

“オーシャンズ”のメンバーの1人、ルーベンが心筋梗塞で倒れた。原因は世界的なホテル王ウィリー・バンクの裏切り。だまされ、切り捨てられたショックで病に伏せたのだ。ルーベンの病床にかけつけたオーシャンやラスティーたちは、仇をとるべく行動を開始。狙う先は、バンクが新たにラスベガスに建設するカジノホテルだ。最新鋭のセキュリティに守られたこの場所で、バンクの全てを奪うための戦いが開始された…!!オーシャンズ13 - goo 映画より

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評価・・・30点満点   25点・・・(銀賞)

ストーリー 7点  キャスト・・・10点 映像・音楽・・・8点  

この映画では「仲間っていいなぁ」と感じさせてくれました。

今回のストーリーはウィリー・バンクにだまされてショックで心筋梗塞になってしまったルーベン(エリオット・グールド)の為に復讐ということで、オーシャンズが再び立ち上がるというものでした。

なんといってもやはり、ダニー(ジョージ・クルーニー)やラスティー(ブラット・ピット)が中心に作戦を立てていく過程や実際に実行していく姿が面白いのがこの作品の魅力かなって感じました。

ただ、前作を見ていない人や、前半はいまいち盛り上がりに欠けるかな?という感じも否めないとおもいましたが、

全体を通して私は1人の仲間の為にあそこまで・・・

「仲間っていいなぁ」とおもいました。

じっさい、あんなにたくさんの仲間が同時に動くことなどないとおもいますがね・・・w

公式サイト・・・http://wwws.warnerbros.co.jp/oceans13/

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2007年06月28日

B2:エデンより彼方に

一流企業の重役である夫のフランクと2人の子どもと暮らす主婦キャシーは、理想的な生活を送っていた。そんなある日、キャシーは夫が男性と抱き合っているのを目撃し不安になる、さらにキャシーは黒人の庭師と親しくなったことで、周囲から眉をひそめられることになり・・・製作総指揮がオーシャンズコンビでもあるスティーヴン・ソダーバーグ監督とジョージ・クルーニーで、ジュリアン・ムーアが主演ということだったので観てみました。同性愛や黒人差別などを描いているものの、観客にその重要性を示すには物語として何か足りないように感じました。もっと同性愛についても黒人差別についても深く踏み込んで描写して欲しかったというのが率直な感想です。もしもっと深く描かれていたら、もっと良い作品になる可能性を秘めているだけに惜しい作品でした。←clickをお願いします。

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