明けましておめでとうございます。
50年も前の話で恐縮です。わたしが都内の私立中学に合格し、父(養父)からお祝いに「ステレオ」を買ってもらった。そのステレオはビクター製で、幅150cm、高さ100cmぐらいあった。記憶は定かでないが、当時で10万円ぐらいしたと思う。父は町工場を経営していたが、そんなに余裕があるとは思えなかった。もっと安いのでよかった。でも、父は一番いいのにしろ、といって、買ってくれた。申し訳ないと思ったが、とてもいい音がした。低音の響きにしびれた。
ステレオありき、ではなく、もうそのころには既に米国のポップス好きになっていたと思う。FEN(極東米軍放送)ラジオで毎週土曜夜にやっていた「ビルボードトップ20」(不確か)とかいう番組を楽しみにしていた。英語ができたわけではない。毎週トップ20か10の曲名をノートに書き写すうちに自然と英語が分かってきたのかもしれない。当時はプレスリー時代が終わり、ポール・アンカやニール・セダカ、パット・ブーンとかが幅をきかせていた。あの時代から1曲だけ選べ、と言われたら、Cascadesの「悲しき雨音」を挙げたい。時代を超えた名曲だと思う。こういう昔の曲に、時代を飛び越えて簡単にアクセスできるという意味では、いい時代になったものだ。
そうした時代に好きになったのが、R&B歌手の黒人サム・クックだった。なぜか、理由は自分でも分からない。R&Bでありながら、ポップスに近くとっつきやすかったのかもしれない。でも、彼は1964年、33歳の若さで愛人に射殺される。新聞の片隅で死亡記事を見つけた時はショックだった。中3のころだったと思う。とやたら前置きが長くなったが、言いたいのは、そんな50年近く前に亡くなっている人が、「歴史上偉大な歌手100人」の第4位にランクされていることを年末に知ったのだ。
もうクリックした方は、ご存知だが、米の「ローリング・ストーン」誌が2009年3月に選出したものだ。同誌の創設者を含む180人の専門家が選んでいるから、そんなにいい加減なものでもないと思う。1位のアレサ・フランクリンはちょっと意外だが、2位のレイ・チャールズ、3位のエルビス・プレスリーなどは妥当だと思う。というか、わたし的にはプレスリーが1位なのだが。どうだろう。アレサ・フランクリンは「ソウルの女王」と呼ばれ、いわば米国の美空ひばり的存在なのかもしれない。彼女をオバマ大統領が好んでおり、09年1月(投票の最中)に行われたオバマ大統領の就任式典でも、彼女が歌っているから、その印象も投票にかなり影響したのではないかと、わたしは見る。
サム・クックの代表的ヒット曲は「You Send Me」だ。わたしも時々、カラオケで歌う。すると、サム・クックって?と訊かれる。でも、わたしがもっと好きなのは、「Twistin’ Yhe Night Away」かもしれない。夏の林間学校なんかで、こんな歌で、見よう見まねで、はやっていたダンス「ツイスト」らしきものをやったもんだ。とにかく、このサム・クックが4位ということには、ファンと言えるわたしでも?に思う。だって、5位はジョン・レノンであり、ベストテンにはスティービー・ワンダーやボブ・ディランが入っているが、サム・クックより下位なのだ。ちなみにポール・マッカートニーは11位、デヴィッド・ボウイが23位。マイケル・ジャクソンは25位。ホイットニー・ヒューストンは34位。エルトン・ジョン38位。マライア・キャリー79位。ショッキングなのは、わたしが歌のうまさではNO1と確信しているカレン・カーペンターが94位なのだ。
順位には疑問があるとは思う。100位まで見ていくと、へーこの人がこのランクなんだ、などと思ってしまう。マドンナやダイアナ・ロス、ビヨンセなどは100位以内にも入っていない。現役バリバリなのは、ちょうど100位のメアリー・J・ブライジぐらいかもしれない。サム・クックが亡くなったのは、人種差別撤廃を目指す黒人の公民権運動が最高潮に達している時代でもあった。で、彼が亡くなった年に発表したのが、「a Change is Gonna Come(変化が起きようとしている)」という曲だった。1位のアレサ・フランクリンが歌っているバージョンをリンクしておいた。なぜか、この曲はサム自身より、こちらの方がいいとわたしは感じている。でも、この記事を書くに当たって、もう1回聴いたら分からなくなった。やっぱりサムも悪くない。お時間のある方は聴き比べてみてはいかがでしょうか。
わたしが書きたかったのは、もう既にお分かりの通り、ガキのころの自分のテーストがまんざら的外れではなかったのではないか、という自慢だ。いや率直に言って、ここまで評価されると気味が悪いほどだ。それも50年後に「判明」するというのも、不思議な気がする。正月のYOU TUBE散策はそんなわけで、洋楽中心になった。紹介したい曲は多数あるが、ちょっとびっくりしたのはEXILEのAtsusiが、米の偉大な人気グループ、Boys ? Menと共演しているものがあって、Atsusiが堂々と渡り合っていることだった。「End Of The Road」。歌の出来もそこそこ、共演して恥ずかしくないぐらいの仕上がり。これには参った。このビデオには偶然たどり着いたので、わたしは別にEXILEのファンではないのだ。きょうの中心テーマが、R&Bだったと思うので、これを最後に紹介する次第です。
ことしもよろしく。
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50年も前の話で恐縮です。わたしが都内の私立中学に合格し、父(養父)からお祝いに「ステレオ」を買ってもらった。そのステレオはビクター製で、幅150cm、高さ100cmぐらいあった。記憶は定かでないが、当時で10万円ぐらいしたと思う。父は町工場を経営していたが、そんなに余裕があるとは思えなかった。もっと安いのでよかった。でも、父は一番いいのにしろ、といって、買ってくれた。申し訳ないと思ったが、とてもいい音がした。低音の響きにしびれた。
ステレオありき、ではなく、もうそのころには既に米国のポップス好きになっていたと思う。FEN(極東米軍放送)ラジオで毎週土曜夜にやっていた「ビルボードトップ20」(不確か)とかいう番組を楽しみにしていた。英語ができたわけではない。毎週トップ20か10の曲名をノートに書き写すうちに自然と英語が分かってきたのかもしれない。当時はプレスリー時代が終わり、ポール・アンカやニール・セダカ、パット・ブーンとかが幅をきかせていた。あの時代から1曲だけ選べ、と言われたら、Cascadesの「悲しき雨音」を挙げたい。時代を超えた名曲だと思う。こういう昔の曲に、時代を飛び越えて簡単にアクセスできるという意味では、いい時代になったものだ。
そうした時代に好きになったのが、R&B歌手の黒人サム・クックだった。なぜか、理由は自分でも分からない。R&Bでありながら、ポップスに近くとっつきやすかったのかもしれない。でも、彼は1964年、33歳の若さで愛人に射殺される。新聞の片隅で死亡記事を見つけた時はショックだった。中3のころだったと思う。とやたら前置きが長くなったが、言いたいのは、そんな50年近く前に亡くなっている人が、「歴史上偉大な歌手100人」の第4位にランクされていることを年末に知ったのだ。
もうクリックした方は、ご存知だが、米の「ローリング・ストーン」誌が2009年3月に選出したものだ。同誌の創設者を含む180人の専門家が選んでいるから、そんなにいい加減なものでもないと思う。1位のアレサ・フランクリンはちょっと意外だが、2位のレイ・チャールズ、3位のエルビス・プレスリーなどは妥当だと思う。というか、わたし的にはプレスリーが1位なのだが。どうだろう。アレサ・フランクリンは「ソウルの女王」と呼ばれ、いわば米国の美空ひばり的存在なのかもしれない。彼女をオバマ大統領が好んでおり、09年1月(投票の最中)に行われたオバマ大統領の就任式典でも、彼女が歌っているから、その印象も投票にかなり影響したのではないかと、わたしは見る。
サム・クックの代表的ヒット曲は「You Send Me」だ。わたしも時々、カラオケで歌う。すると、サム・クックって?と訊かれる。でも、わたしがもっと好きなのは、「Twistin’ Yhe Night Away」かもしれない。夏の林間学校なんかで、こんな歌で、見よう見まねで、はやっていたダンス「ツイスト」らしきものをやったもんだ。とにかく、このサム・クックが4位ということには、ファンと言えるわたしでも?に思う。だって、5位はジョン・レノンであり、ベストテンにはスティービー・ワンダーやボブ・ディランが入っているが、サム・クックより下位なのだ。ちなみにポール・マッカートニーは11位、デヴィッド・ボウイが23位。マイケル・ジャクソンは25位。ホイットニー・ヒューストンは34位。エルトン・ジョン38位。マライア・キャリー79位。ショッキングなのは、わたしが歌のうまさではNO1と確信しているカレン・カーペンターが94位なのだ。
順位には疑問があるとは思う。100位まで見ていくと、へーこの人がこのランクなんだ、などと思ってしまう。マドンナやダイアナ・ロス、ビヨンセなどは100位以内にも入っていない。現役バリバリなのは、ちょうど100位のメアリー・J・ブライジぐらいかもしれない。サム・クックが亡くなったのは、人種差別撤廃を目指す黒人の公民権運動が最高潮に達している時代でもあった。で、彼が亡くなった年に発表したのが、「a Change is Gonna Come(変化が起きようとしている)」という曲だった。1位のアレサ・フランクリンが歌っているバージョンをリンクしておいた。なぜか、この曲はサム自身より、こちらの方がいいとわたしは感じている。でも、この記事を書くに当たって、もう1回聴いたら分からなくなった。やっぱりサムも悪くない。お時間のある方は聴き比べてみてはいかがでしょうか。
わたしが書きたかったのは、もう既にお分かりの通り、ガキのころの自分のテーストがまんざら的外れではなかったのではないか、という自慢だ。いや率直に言って、ここまで評価されると気味が悪いほどだ。それも50年後に「判明」するというのも、不思議な気がする。正月のYOU TUBE散策はそんなわけで、洋楽中心になった。紹介したい曲は多数あるが、ちょっとびっくりしたのはEXILEのAtsusiが、米の偉大な人気グループ、Boys ? Menと共演しているものがあって、Atsusiが堂々と渡り合っていることだった。「End Of The Road」。歌の出来もそこそこ、共演して恥ずかしくないぐらいの仕上がり。これには参った。このビデオには偶然たどり着いたので、わたしは別にEXILEのファンではないのだ。きょうの中心テーマが、R&Bだったと思うので、これを最後に紹介する次第です。
ことしもよろしく。
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