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2011年08月05日

シンパシー・フォー・デリシャス


伝説のhiropoo映画日記

2010・米     ★★★☆☆(3.6)

                       

監督・出演:マーク・ラファロ

出演:クリストファー・ソーントン  ジュリエット・ルイス  ノア・エメリッヒ  ローラ・リニー  オーランド・ブルーム

                      

                                

『キッズ・オールライト』でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされたマーク・ラファロが監督を務め、

サンダンス映画祭で審査員特別賞を受賞した話題作。

                                

人を治癒する力に目覚めた元DJが、かつて成し遂げられなかった音楽での成功を目指そうとする。

                                    

クリストファー・ソーントン演じる主人公が加わるロックバンドのメンバー役で、オーランド・ブルームと

ジュリエット・ルイスが出演。

                             

バンドのボーカルとして弾けた演技を見せるオーランドに注目。(シネマトゥデイより抜粋)

                           

                                   

                                        

ブタ オーリーって、絶対に脇役の方が良いと思う。 もう少し神父の心の葛藤を知りたかったな。

                 

                             

                                    

                                        


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2011年02月11日

クレアモントホテル

まるで時間が止まっているような
ロンドンのクラシックな
小さなホテル。
宿泊客は、お年寄りばかりで
ちょっと贅沢な老人ホームの
ようでした。
でも、ホテルで長期滞在って
結構優雅な老後ですよね〜。

ロンドンの街角にある長期滞在型のホテル「クレアモント」では、
人生の終着点に近づいた人たちが暮らしていた。
そんなホテルにやって来たパルフリー夫人(ジョーン・プロウライト)は、
ある日、街中で転んでしまい、
小説家志望の青年ルード(ルパート・フレンド)に助けられる。
それが縁で親しくなり、なかなか会いに来てくれない孫の変わりに
孫のふりをしてほしいと頼むのだった・・・・。

地味な映画だけど、やさしさが感じられる作品でした。
まあ、ルードがホントに好青年でこんなステキな出会いは
ちょっとおとぎ話ぽいけど、高齢者が家族と疎遠な状況は
今の日本でもよくあることですよね〜。
人生の終盤をどう生きるかを決めるのは、
なかなか難しいものですねー。
イギリスの美しい風景も堪能できます。

映画 | クレアモントホテル | ←公式サイト

■お気に入り度 ♥♥♥♡

(ルナのひとりごと)
ルパート・フレンドって、オーランド・ブルームに
ホント似てるよねぇ〜。

2011年02月07日

休日ブログ  その33。

そう言えば…、ポチッとなをしたDVDが届いていたのだった…!

                  

先程段ボールの箱を開けました叫び

           

6本入っておりましたが(ポチッとなをしたのだから入ってるにきまっている!)

               

未見のモノが2本と既に観て、買っちゃおう~~と思ったのが4本。

                  

で、きっと「えぇぇぇぇぇ~~、まだ見ていないの~~!」と驚かれる作品を今日は。

プライドと偏見 【プレミアム・ベスト・コレクション¥1800】 [DVD]/ドナルド・サザーランド,マシュー・マクファディン,ジュディ・デンチ
                            
何となく、「好きじゃないかも…」等と言う偏見で、観ておりません。
                     
でも、この間「クレアモントホテル」で好演だった「ルパート・フレンド」氏も出ていると言うのを聞いて
                  
買っちゃえ!となった訳で御座います。

伝説のhiropoo映画日記
                                 
ルパート君は、オーリーを華奢にした様な感じだね。

伝説のhiropoo映画日記
                      
オーリーは、どうも好きになれないのだけれど、本作のルパート君はどうでしょか?
                  
早く見なくちゃですわね。
                         
もう1本の方も、機会が有ったらご紹介いたしましょうね。

                      

                      



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2008年05月28日

ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛

JUGEMテーマ:映画



2008年5月21日(水)〜 公開

そちらの"おちいさい方"・・・ルーシー様がお呼びでございます。



前作よりもさらにパワーアップされていて見応え充分でした!

前作のレビューはこちらです→『ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女』


いやぁ〜大きくなってました!

エドマンド役のスキャンダー・ケインズ君!
前作から身長が18cmも伸びたんだそうです。
すっごくお兄ちゃんに見えた!

ルーシー役のジョージー・ヘンリーちゃんも大きくなって、しかも可愛くなってるぅ〜♪
前作も愛らしい子だったけど、今回はと〜ってもチャーミングゥ[:イケテル:]

ピーター役のウィリアム・モーズリー君は逞しく成長してたし

スーザン役のアナ・ポップルウェルちゃんは、今回カスピアン王子とのロマンスもあり〜ので、とっても色っぽくお姉さんらしく成長してた。



で、そのカスピアン王子に大抜擢されたベン・バーンズという方・・・
オーランド・ブルームキアヌ・リーブスを足して割ったようなお顔立ち♪
(私的には好みではないけれど)


今回、4兄妹がカスピアン王子の角笛によって再びナルニア国へ向かうと、すでに1300年もの時間が流れていたことになる。
これは"ナルニア暦"と言って、現実世界との時間が違うため。

これ、全7章からなる原作では年代順に描かれてはいないんですね。

3作目となる次回作は、今作からわずが3年後の2306年
カスピアン王子が世界の果てを目指して大航海へと向かう「朝びらき丸 東の海へ」
撮影は今年の11月からだそうです。



今作はですねぇ、見所はやはりなんと言っても戦闘シーンでしょうか。
圧巻です!

クライマックスの戦闘シーンでは、木の神や川の神がナルニアを征服していたテルマール軍たちに襲い掛かるところです。


また前作以上の多彩なクリーチャーたち

残念ながらタムナスさんやビーバーの夫婦は出てきませんが。

ペベンシー兄妹とカスピアン王子と行動を共にするドワーフのトランプキン。

最初にカスピアン王子の味方となったアナグマのトリュフハンター。

「かわいい」と言われると怒り出す、勇敢なネズミの騎士・リーピチープ。

前作でもケンタウロスと呼ばれる下半身馬の人間が出てきましたが、ここでもグレンストームという勇気あるセントール(半人半馬)が登場。

また、半頭人身のアステリウスは、戦場で身を挺して仲間を守りました。


そして人オオカミと鬼婆によって蘇る魔女(ティルダ・スウィントン)

今回は、前作で心の弱さからこの魔女に操られてしまったエドマンドの手によって一刀両断に打ち砕かれました!


そして、そして、ナルニアの創造主アスラン(リーアム・ニーソン)

他の兄姉たちには見えなかったこのアスランの存在を、いち早く感じ取ったのは末っ子のルーシー。

"大人になると見えなくなるモノがある"ということか。

アスランが言った、「ピーターとスーザンは充分に学んだ」の真意はどういうことだったんだろう。
この二人が学んだこととは。
"大人になった"ということなのだろうか。

前作からエドマンド以外の兄妹はアイテムを持っている。
それぞれがそのアイテムを巧く使ってテルマール軍と戦った。

アイテムを与えられなかったエドマンドも、彼なりに兄のピーターを支えていて成長の跡がみられる。



原作の大ファンというアンドリュー・アダムソンが前作に引き続き監督。

クライマックスでの40mもの橋はスロベニアに2ヶ月かけて作ったものだそう。

6000平方メートルの敷地に建設した6階立ての城などスケールも倍増。


エンドロールでのスタッフ名も横2列になってもの凄い数が上がってきた。


ナルニアを支配したテルマール人とは、明らかに自然破壊を繰り返す人間のこと。

原作者が言いたかったテーマのひとつ"人間と自然との共存"がよくわかった。


ファンタジー苦手な私だけれど、この作品だけは全7話を観続けていきたいと思うのであります。










2008年05月01日

ビッグ・フィッシュ

Photo_2

ファンタジー・・・苦手なんですよ 本当は・・・。

でも ファンタジー レビュー第3弾!

キャストも 豪華です!

ジョニデが好きだから観た チャリチョコ!子供と一緒に楽しめるファンタジーでした!

パンズは 現実逃避の少女が空想する 辛く悲しいダークファンタジー!

そして この映画・・・。ティム・バートン監督ならではのファンタジーですが 子供には理解できないであろう 大人のヒューマン・ファンタジーでした!

父親と息子のリアルな関係性・・・。

父親のブルームは 虚言癖(?)があり 息子のウィルが子供の頃は 父親の話すことに驚き ワクワクドキドキしながら聞いていたのが 大人になっても ブルームの話は子供に話すそれと同じで ウィルは そんなホラ吹きの父親が好きではなかった。

ウィルは現実的で内向的。父親はホラ吹きだけと 社交的でみんなの人気者。

ウィルの結婚式でさえ 息子よりも自分が目立ち自分が主役になって周りを盛り上げる。これをきっかけに 父と息子は親子断絶・・・。

きっかけや内容は違っていても 親子断絶している人は結構いると思う・・・。親子と言っても 全ての人が分かり合えた仲良しではない・・・。

そんな父と息子が 久しぶりに再開した。ブルームの死に際に呼ばれたから・・・。

ベットから起き上がれない 弱りきったブルーム。でも ホラ話だけは健在だった。

ファンタジーは ブルームのホラ話の部分なのです。

ですが このホラ話・・・。完全なホラではなかったんですねー!!!事実をブルームの感性とその時に感じたものを加え 大きい話にしていたんです。だから 嘘ではなかったんですよー・・・。

それが分かったウィルは 父親の最期に 父親が一番喜ぶプレゼントをあげました。これはもう 感動です!!! 

最後の最後に 分かり合えた父親と息子。やっと分かり合えたのに 父親は帰らぬ人に・・・。父親のお葬式に集まった人々。本当に みんなに愛されている人だったんだなーと実感・・・。また ブルームと妻のサンドラの関係が とってもステキで 夫婦の絆も心打たれました!

おおらかで感性豊かな ブルームに乾杯!

悲惨で嘆かわしい事件が多くなってきた世の中ですが ブルームのような 周りの人々の気持ちを温かくしてくれる人がいればなぁ~・・・。

とても良い物語でした♪

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2007年06月02日

今更TAIを聴き始めるオンナここにあり。

ダーマ&グレッグシーズン2が今日届きました!ヤタ!
明日からさっそく見ようと思います〜(^^)
だんだん見たことある話が増えてきたけど。ピートとジェーンが結婚てワロスw


実はマイケミのライブ前からTAIブームが到来しているワタクシ。
ハマらないだろうな〜という当初の予想を裏切りハマっています。(笑
で。
昨日池袋行ったからSANTI買おうと思ったのに売り切れでやんの!
せっかくHMVまで行ったのに〜〜〜〜〜(><)
ちっ!サマソニ特集とかやるから売り切れちゃうんだよーやめてくれよー。
だもんで、いまだにAlmost hereばかり聴いておりますが。
TAIはカッコいいんだか癒されるんだか、ふわっふわした感じがいいですね。
あ、これ一応褒めてますから。(笑



王道(?)だけど、slow downはやっぱり好きです。
これは新しいmusic videoらしく、メンバーが変わっているとかいないとか。
ぶっちゃけ王子以外区別つかないので(あとドラムの人も分かる笑)、誰が抜けて誰が加入したかさっぱりワカランです。つかどうでもいいし〜。(コラ)
珍しくTAIはメンバーに対して何の情熱も沸かないのよねぇ。萌えがない。(笑
王子はオーランドブルームに似てると思う。
そして確実にナルシストだと思う。そして笑顔が邪悪だーね。
悪い男って感じの笑顔ですよね!騙されそう!(笑
ライブはどんななんだろうな〜〜〜??サマソニが楽しみです(^^)
あ、ちなみに。
サマソニ2日通し券ソールドアウトだそうで。早っ!


さてさて。
DVD見たいところを我慢して、明日もバイトなのでそろそろ寝ますv
今週はトゥモローワールドとカポーティを見ました。2つとも面白かった!
内容忘れないうちに感想書かねばね…。(笑
あ、今日親父がなぜかTHE3名様を見ていたのでちょろりと見ましたけども。
何なんだあのゆるい空気〜〜〜〜〜。おもろいな。
無駄な会話の数々は、まるで自分を見ているかのようでした。ぎゃん!

2007年05月30日

パイレーツオブ カリビアン ワールドエンド - 映画を見に行きましょう!!  - 楽天ブログ(Blog)

         

パイレーツオブカリビアン 
           ワールド・エンド



          


     今回は 海の亡霊ジョーンズにとらわれたジャックを救い出し 海賊長を終結させてこの戦いに終止符を打つという物語
  見所は やはりジャックの救出されるところと エリザベスとウィルの恋の行方というところだろう。なぜ ジャックを救出しなければならないのかは 彼が海賊長の一人であること。
  海賊たちは 東インド貿易会社のベケット卿に追われることになる。さらに海賊たちをつぶすことを目的にしていた。また ベケット卿は海底の悪霊と呼ばれる デイヴィ・ジョーンズと組むことになった。かくして 海賊たちと東インド貿易会社との戦いに発展していく。
  海賊長たちを集めて 戦いに終止符が打たれるのだろうか?

 エリザベスは スターウォーズでナタリーポートマンの影武者役で出ていたキーラである。彼女は オーランド・ブルームふんするウィルターナーの恋人役を演じている。

 数々の戦いの中で 二人は信頼関係を強めていくところが作品中にも出ている。

 海賊長たちと東インド貿易会社+ジョーンズとの戦いが始まる。
しかし、軍事力で勝る東インド貿易会社に負けそうな感じになるが エリザベスの強い思いで海賊たちが ひとつにまとまる。

 「ひとつひとつの力が さらにまとまることによって さらなる力が増幅される。」
 こういう女性はなかなかいない とにかく負けず嫌いで芯が強い。そして 男勝りの働きにはびっくりする。自分の気持ちに正直になりきれていないところも作品中にはかなり出ていた。エリザベスが海賊王になって陣頭指揮をとったのもびっくりした。
 

 とても印象に残ったのは エリザベスとウィルが東インド貿易会社と戦っているときに ウィルがエリザベスにプロポーズをする。戦いの最中に「キスしろ!!」とか言うかね?そんなこと言ってるときに 「殺されたらどうすんだ?」とか思いながら映画を見ていた。

 「こんなときに プロポーズなんて・・・」
 確かに ちょっと場所をわきまえないとね。

 エリザベスの素直の気持ちが非常に出ていたところだ。自分の気持ちに正直になるというのは難しいですね。
 10年も待ち続けた エリザベスの根性もものすごい。

 海賊たちと東インド貿易会社の戦いには 手に汗にぎるものがある。

 ベケット卿の最後もあわれなものだった。
 権力者といえども 最後に頼りにならなければどうしようもないと思った。
 壊滅状態になったときに人間は あれほどまでになるのだろうか?

 海賊長たちの団結した力には 勝てなかったのだ。

 「人間団結すると ものすごい力を発揮するものだ。」

 


         「人間欲望に とらわれ過ぎると痛い目にあう。」 

  「欲しいものを手に入れるにはそれなりの犠牲を払わなければならない。」

    今回の作品では かなり感動するシーンがあった。

2007年05月27日

パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド

パイレーツ ワールド・エンド

あっしゅ坊や6

評価:(満点10点) 2007年 170min

監督:ゴア・ヴァービンスキー

出演:ジョニー・デップオーランド・ブルームキーラ・ナイトレイジェフリー・ラッシュジョナサン・プライスビル・ナイ

パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」公式サイト

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2007年05月26日

パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド・・・・・評価額1700円

やりたい放題・・・・

こんな無茶苦茶な、もとい自由なハリウッド大作は久々に観た。
前作「デッドマンズ・チェスト」の記事で、このシリーズは「SW」に近くなってきたと書いたが、撤回する。
展開に「SW」からのいただきと思しき部分は残るものの、これはもう「パイレーツ・オブ・カリビアン」独自の世界としか言いようが無い。
製作のジェリー・ブラッカイマーゴア・ヴァーヴィンスキー監督によるこのシリーズは、一応今回で打ち止めだというが、21世紀初頭に良くも悪くも強烈な印象を残したシリーズとして映画史に記憶されるだろう。

「深海の悪霊」デヴィ・ジョーンズ(ビル・ナイ)の心臓を収めた「デッドマンズ・チェスト」を手にいれた英国海軍のベケット卿(トム・ホランダー)は、ジョーンズとその配下の幽霊船フライング・ダッチマンを支配する事に成功する。
海賊を滅亡させて世界の海を支配することを目論むベケットは、海賊たちを次々に処刑してゆき、いまや自由の海は風前の灯となる。
海賊たちに残された最後の道は伝説の9人の海賊長たちが結集し、力を合わせて戦うこと。
その9人の海賊長の一人であるジャック・スパロー(ジョニー・ディップ)を探すエリザベス(キーラ・ナイトレイ)とウィル(オーランド・ブルーム)は、死者の世界から蘇ったバルボッサ船長(ジェフリー・ラッシュ)と共に、世界の果てが記された海図を持つというシンガポールの海賊長サオ・フェン(チョウ・ユンファ)の元を訪れるのだが、そこにも英国海軍の手は伸びていた・・・


はっきり言ってダメダメな映画である。
特にお話のデタラメさはますます酷くなり、多くの登場人物が裏切りあってあっちに付いたりこっちに付いたり、終いには誰が味方で誰が敵なのか、そもそも裏切ることで何がどうなるのかも判らない有様だ(笑
これは、書いているうちに脚本家自身も判らなくなっちゃってるんじゃないの、などと馬鹿な想像してしまうほど混乱している。
映画の根っこであり、土台となるのは脚本である。
もし映画学校の脚本のクラスで、これを提出したら赤点確実
これだけ酷い脚本を映像化して、普通ならまともな映画になるわけは無い。
いや、確かに「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」は、理屈で評価すれば脚本の通りかなり酷い映画なのだ。

にもかかわらず・・・・なんだこの楽しさは。
このダメダメな映画で、私は実に幸福な時間を過ごしてしまった。
なぜなら、私がこの作品に期待し、予想した物をそのまま、いや予想以上にスケールアップしてみせてくれているからだ。
良く考えると、前作で既に破綻を楽しんでしまった私は、この作品に「映画」というよりも「パイレーツ・オブ・カリビアン」の世界を期待して観に来たのであって、この作品は完璧にそれに答えている。
勿論、それは三部作という時間をかけて、観客の意識の中に作ってきた世界観のイメージがあるからこそ成立するのであって、いきなりこのノリで映画を作られたら白けるだけだろう。
実際、物語的には第一作が一番普通の映画としてまとまっていて、回をおうごとに破綻の度合いが増している。
それでも強烈なキャラクターと世界観の魅力、そしてまさに釣瓶打ちというべき見せ場の連続で見せ切ってしまう。
欠点がモロ判りなのにも拘らず、満足してしまうのだから、やはり映画というのは理屈だけでは量れない物だなあと思わされる。
驚きを伴う派手な見せ場で一気に客の興味を惹きつけ、その余韻が収まらないうちに予想外の次の見せ場を用意して行くというのは、なるほど映画というよりもテーマパークの楽しさに近い。
この映画の楽しさは、物語という流れのある線の上ではなく、シリーズが作り上げた世界観という面の上に散りばめられているのかも知れない。

もっとも物語の整合性という点では劣悪と言ってもいい脚本ながら、実は何にも考えていない訳では決して無い。
それが良く判るのは、この映画の最大の魅力であるキャラクターのバランスで、おそらくシリーズ中で一番キャラ立ちしている。
前作では人気のジャック・スパローに振り過ぎていてバランスが少し崩れていたが、今回は、ジャック、ウィル、エリザベスの三人がほぼ均等に目立つように軌道修正。
さらに二時間五十分という長大な上映時間を生かして、バルボッサ船長や靴ひものビルといったサブキャラクターたちにも十分な活躍の機会を与えている。
見せ場とキャラクターはセットで良く考えられており、このあたりを見ると、物語の破綻はあえて放置したのかもしれないとさえ思えてくる。
ジャックを演じるジョニー・ディップは相変わらずノリノリで、今回は「マルコビッチの穴」状態のシュールなギャグで笑わせ、彼が切望したというキース・リチャーズ(何気に似ている)との競演も楽しい。
キーラ・ナイトレイ演じるエリザベスは、前二作では物語の中に何とか居場所を見つけているという感じで影の薄いキャラクターだったが、今回は堂々の主役と言ってよい。
彼女がクローズアップされた事で、対となるオーランド・ブルーム演じるウィルの存在感も必然的に強まり、大団円に向けてバランスを整えてゆく。
もっともチョウ・ユンファの様に、良く判らないまま終わってしまう割を喰ったキャラクターもいるのだが。
正直言って、テッド・エリオットとテリー・ロッシオの脚本は、丁寧なんだか雑なんだか良く判らない(笑

「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」は、まるで大海を行く海賊の生き様のように、ハチャメチャで自由な作品だ。
あくまでも、三部作の結果としてのみ成立する作品だが、これほどハリウッド映画らしく、同時にハリウッド映画の法則から脱線した映画も珍しい。
決して万人が同じように好意的に受け取るとは思えないが、とりあえずこのシリーズの1より2の方が好きという人にはお勧めだ。
劇場を出る頃には、ハンス・ジマーのテーマ曲を口ずさみ、都会の人海が冒険の大海原に見えてくるだろう。
それと絶対、ディズニーランドに行きたくなる(笑

鑑賞後は今回もラム。
カリブ海のグアドループ産の長期熟成ラム、「ダモワゾーラム」の15年もの。
原料のサトウキビから直接ジュースを搾り取る、アグリコールという製法で作られたお酒は香りは柔らかく、味はまろやか。
南国の陽気な太陽の下で酔っ払ってひっくりかえったら、海賊ならずとも確かに最高だろう。
メジャー大作の仮面の下に、アングラ魂とアナーキーさを隠し持つ「海賊映画」に乾杯!

・・・ところで、エリザベス的には十年に一日で良いのか?(笑

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2007年05月23日

『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』

笑い度[:ラッキー:][:ラッキー:]           2003/08/02公開
娯楽度[:テレビジョン:][:テレビジョン:][:テレビジョン:][:テレビジョン:]
満足度[:星:][:星:][:星:][:星:]

 

【監督】ゴア・ヴァービンスキー
【脚本】テッド・エリオット/テリー・ロッシオ/ジェイ・ウォルパート
【時間】143分
【出演】
ジョニー・デップ/オーランド・ブルーム/キーラ・ナイトレイ/ジェフリー・ラッシュ/ジョナサン・プライス/ジャック・ダヴェンポート/リー・アレンバーグ/ブライ・クーパー/マッケンジー・クルック/デヴィッド・ベイリー/ケヴィン・R・マクナリー


<ストーリー>

海賊たちが大海を牛耳っていた頃、カリブ海の英国植民地の港町。ある日、総督のひとり娘エリザベス(キーラ・ナイトレイ)が極悪非道な海賊バルボッサ(ジェフリー・ラッシュ)一味にさらわれる。どうやら狙いは彼女が幼い頃から隠し持つ黄金のメダルらしい。エリザベスは機転を利かせて海賊に取引を持ちかける。その頃、英国海軍だけでなく、彼女を愛する鍛冶屋のウィル・ターナー(オーランド・ブルーム)も、自らキャプテンと名乗る一匹狼の海賊ジャック・スパロウ(ジョニー・デップ)の助けを借りて救出に乗り出す…。
(goo映画より)

≪予告編≫


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