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2009年10月25日

エスター・・・・・評価額1600円

ポスターがコワイ・・・。
「エスター」の原題「Orphan」は、孤児を意味する。
裕福なアメリカ人夫婦が孤児院からロシア人の娘を迎え入れるが、やがて「この娘、どこかが変だ」というキャッチコピーの通りに、彼女の狂気によって恐怖のどん底に突き落とされる。
所謂チャイルド・ホラーの変種だが、脚本の出来が良く、予想以上にスリリングな佳作となった。

三番目の子供を流産したケイト・コールマン(ヴェラ・ファーミガ)と夫のジョン(ピーター・サースガード)は、孤児院から子供を迎える事を考える。
ある日訪れた孤児院で、コールマン夫妻はロシア出身で以前の里親の家が火事になり、たった一人生き残ったというエスター(イザベル・ファーマン)という少女と出会う。
歌が上手くいつも絵を描いているという、しっかり者のエスターをすっかり気に入った夫妻は、彼女を養女として迎え入れる事を決める。
夫妻には長男のダニー(ジミー・ベネット)と難聴の障害を持つ妹のマックス(アリアーナ・エンジニア)がいたが、エスターは直ぐに手話を覚えてマックスと仲良くなり、すんなりと一家に溶け込んだように見えた。
だがエスターは天使の様な仮面の下に、恐るべき正体を隠していた・・・


子供が恐怖の対象になる作品と言うと、マコーレ・カルキンとイライジャ・ウッド主演で話題を呼んだ「危険な遊び」やスティーブン・キング原作の「チルドレン・オブ・ザ・コーン」、その原型とも言うべきスペイン映画「ザ・チャイルド」などが思い浮かぶが、この「エスター」はこれらの作品の中から一歩抜けた作品となった。

先ず何よりも、デヴィッド・レスリー・ジョンソンによる脚本の完成度が高い。
悪夢の様な冒頭の病院のシークエンスから、コールマン夫妻とエスターの出会いまでを快調なテンポで展開させると、後はエスターが本性を現し、ジワリ、ジワリと一家を追い込んでゆく恐怖と、エスターの正体を巡る謎という二つの興味で観客を引っ張る。
しかも、伏線が非常に綿密に張り巡らされており、細かな描写や設定の一つ一つが、後々になって意味を持ってくるあたり、非常に芸が細かい。
観客はケイトや子供たち同様に、エスターによって直接的な恐怖を感じるのと同時に、本来家族を守るべきジョンや精神科医が完全にエスターによって丸め込まれてしまい、恐怖の本質になかなか気付かない事にもどかしさと絶望を感じる事になるが、これはもちろん作者の狙い通り。
単に描写のショッキングさで怖がらせるのではなく、不条理な恐怖のロジックによって真綿で絞め殺されるような不快感(褒め言葉である)を味わう映画なのである。
長編劇場用映画の脚本としてはこれがデビュー作となる様だが、どこでこれだけのスキルを身に着けたのかと思ったら、どうやらこの人はフランク・ダラボンの門下生らしい。
なるほど、このロジカルで完成度の高い脚本力は師匠譲りか。

まあ肝心のエスターの正体に関しては、過去に小説や漫画に似た話があるので、それほどショッキングではなかった。
エスターのロシア時代の記録が見つからなかったり、ジョンを誘惑し精神科医を懐柔するあまりにも見事なワルっぷりに、この手の映画が好きな人は途中で彼女の正体に関して、いくつかの可能性を思い浮かべるだろう。
私も、こういう事かなあと三つほど思いついた中の一つが的中だった。
もっとも、オチが見えたとしても、そこからの展開の見せ方の上手さもあり、特に作品の魅力をスポイルする事は無い。
むしろ彼女の正体が明かされる事によって、背負ってきた過酷な運命をも感じさせ、単なる恐怖の対象から切なさを感じさせるキャラクターに印象が変化しており、単純にびっくりさせるためというよりは、しっかりと物語上の必然となっているのは大したものだ。
そのために映画のラストは必ずしもハッピーエンドにはなっておらず、ある種の痛みを感じさせる物だが、個人的にはもっと痛くても良かったと思う。
ラストの展開は当然ながらケイト目線になっているのだが、ここはあえて物語を壊してでも、エスターの心に寄り添い、彼女が辿ってきたエンドレスの喪失感を今以上に強く感じさせることが出来たら、これはホラー映画史に残る傑作となっていたかもしれない。

天使の仮面の下に悪魔の本性を隠し持つ、エスターを演じるイザベル・ファーマンは1992年生まれの12歳。
ハリウッドにまた、素晴らしい演技力を持つ魅力的な子役スターが登場した。
本人はワシントン生まれのアメリカ人だが、微妙なロシア訛も含めて演技はとても繊細で、エキセントリックなキャラクターに強い説得力を与えている。
一見利発で天使の様に可憐だが、内面に恐るべき狂気と恐怖の歴史を秘めたエスターは、彼女なくしては生まれなかっただろう。
またファーマン以上に印象的なのが、聾唖の少女マックスを演じたアリアーナ・エンジニアで、恐怖によってエスターに支配されながらも、家族の身を案じる無垢な瞳は観客の心をかき乱す。
この年齢ではどこまで意識して演技しているのかはわからないが、目力の強さは末恐ろしい。
コールマン夫妻を演じるヴェラ・ファーミガピーター・サースガードら大人の俳優も好演しているが、これはやはり子供たちのパワーが際立つ映画だ。

監督のジャウム・コレット=セラはスペイン出身で、前作の「蝋人形の館」でも、独特のムードのある演出が印象に残った。
もっともあちらは脚本がベタなので、作品としては類型的なB級ホラー以上の物には成っていないが、今回は出来の良い脚本とイザベル・ファーマンという素晴らしい素材を得て、良い仕事をしていると思う。
特にビジュアルに頼るのではなく、子役俳優のナチュラルな演技を最大限に生かす方向で演出しているのは正解だ。
子供を上手く撮る演出家に凡才はいない。
今後の進化が楽しみな人である。

今回は、凍てつく冬の様な心を持つエスターに飲ませたい、「フィンランディア・ワイルドベリー」をチョイス。
北欧フィンランドの代表的なウォッカで、冷えた心と体を芯から暖めてくれる。
フルーツフレーバーのチョイスがあるのが特徴だが、私はこのワイルドベリーのほのかな香りが一番好きだ。
これからの寒い季節に、あえてキンキンに冷してストレートで飲みたい。

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2007年08月19日

ハッピーフィート

思わず踊り出したくなっちゃいそうなマンブルの軽快なステップ。唄がダメでもステップが上手!個性を大事にしなきゃね!

ハッピーフィート

あっしゅ坊や7

評価:(満点10点) 2006年 108min

監督:ジョージ・ミラー

出演:イライジャ・ウッドブリタニー・マーフィヒュー・ジャックマンニコール・キッドマンヒューゴ・ウィーヴィングロビン・ウィリアムズ

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2007年05月09日

このお方はもしかして、、、。

デップとスパロウパパ

デップが97年ローリング・ストーンズの楽屋で撮った一枚の写真、、、

一番右の方はキース・リチャーズってことで、、、。

この頃からデップと仲が良かったんだねぇ〜!

んんんっ!?(((( ;゚д゚)))

右のお方はもしや!(つд⊂)ゴシゴシ

パイレーツ(ティーグ・スパロウ)

ジャック・スパロウの父親・ティーグ・スパロウではないか!?(゚Д゚≡゚д゚)エッ!?

キース・リチャーズは25日公開の「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールドエンド」で共演。何と本当の親子!?なわけないか( ´∀`)つ

もっと驚きの写真!

イライジャ・ウッド

カレって誰!?

おぉぉぉぉぉ〜!もしかして、、、(☆゚∀゚)。

「R.O.T.R」のフロド(イライジャ・ウッド)じゃないですかぁ〜!(TДT)

ってどうしたん!?カレ!?心機一転生まれ変わろうとして遂にボウズ頭になったのか!?

「Day Zero」っていう青春ドラマのNY撮影時のモノらしい、、、。テロ活動に立ち向かうべく徴兵制が復活し、召集令状が届き、30日以内に入隊を迫られる3人の若者が主人公のドラマなんだって!若いんだか、年寄りなんだかわからねぇ〜!こんな若者いないよ、、、きっと!

それにしても笑える!とてもイカツイ顔してるんだけど、イライジャ・ウッドって思っただけで笑えちゃう(゚∀゚)アヒャヒャ

ボク、イライジャ・ウッド大嫌いなんですよ、、、。やっぱり「R.O.T.R」の印象が強すぎて、それ以外の役ってどうもしっくりこない!だから苦手。でも笑えちゃう!プププ。

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2007年04月25日

僕の大事なコレクション



映画のイメージって
タイトルで決まる部分もあるよね!

この作品、タイトルと内容がかけ離れているわけじゃないけれど
「な〜んか、もっと違う邦題があったんじゃない?」と思わせる。

それと↑この画像。。。
道頓堀の「くいだおれ」人形みたいなイライジャ・ウッドのお顔。
これしかないので使いましたが、これもな〜んか「どうにかならなかったんかい?」
と思ってしまった。

ということで
タイトルや画像から受けるイメージとは違いがある
もっと深くて重い内容だったのでした!

2007年04月06日

ディープ・インパクト(1998)

イメージ 1

巨大彗星の衝突によって大破局を迎えた地球の最後の日々の人間模様を描いたパニック大作です。

新進ニュースレポーターのジェニー・ラーナー(ティア・レオーニ)は大統領ベック(モーガン・フリーマ
ン)の元側近アラン(ジェームズ・クロムウェル)の辞任の謎のスクープを追う渦中、なんと大統領その人
と極秘に会見します。
その2日後、大統領は巨大彗星が地球に接近しており、衝突まであと1年しかないという、全世界を震撼
させる記者会見を行なうのでした。
米国政府は百万人を収容する巨大なシェルターを建設します。
一方で、彗星を軌道から逸らすべく、宇宙飛行士チームがメサイア号と命名された宇宙船で出撃します。
指揮官である往年の宇宙飛行士スパージャン・タナー(ロバート・デュヴァル)以下、メンバーの決死の努
力も空しく、彗星はふたつに破壊されただけで、地球に接近を続けます。
地球上で人々は、大破局を迎える運命の時をおのおのが待ち受けます。
彗星の発見者であるリオ(イライジャ・ウッド)は家族とシェルター入りが決まっていたが、恋人のサラ(
リリー・ソビエスキー)の元へ戻るのでした。
世紀のスクープをなしとげたジェニーは、母ロビン(ヴァネッサ・レッドグレイヴ)を捨てて再婚したため
仲違いしていた父ジェイソン(マキシミリアン・シェル)への愛を取り戻し、海辺の生家へ帰り、父と抱擁
を交わすのでした。。。。

'''宇宙の映像や津波のシーンなど、とてもリアルですごかった。'''


'''モーガン・フリーマンが黒人大統領役って言うのが、良いですね〜存在感がありますよね。'''


'''最後のレポーターの選択が、驚きました。父親のもとに、戻るとは・・・'''


'''海でのシーンは、ジーンときます。'''


'''宇宙から、地球にいる家族への最後のメッセージを画面で話すシーンもジーンときます。'''


'''リオがサラの元に戻って最後まで走りきった時、思わず良かった〜と思いました。'''


'''一番大切な人との「絆」が、それぞれ描かれているのでそこに視点を置くと'''


'''より一層楽しめる作品じゃないかな〜と思いました。'''


2006年12月15日

B4:フーリガン

ルームメイトのせいでハーバード大学を退学処分になってしまったマットは、傷ついた心を抱えたまま姉が暮らしているロンドンへと向かう。その地でマットは姉の夫の弟ピートに出会う、ピートはウェストハム・ユナイテッドのフーリガン・ファームのリーダーであった。サッカーに興味など無かったマットだったが・・・「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズでも有名なイライジャ・ウッド主演ということだったので観てみました。素直にカッコいい映画だと思うのですが、暴力的なシーンが結構多いのでこの評価にしました。内容的には、今まで知らなかった世界を覗くことができるという点で良かったと思います。子供が観たいと言った場合は、大人が一緒に観てあげて下さい。←clickをお願いします。

2006年12月11日

「フーリガン」 理解できないだってアタイ女だから!

あらすじ↓ 麻薬売価の濡れ衣を着せられ大学を放校処分されたマット(イライジャ・ウッド)は、姉を頼ってイギリスへ。 そこで彼は義兄の弟ピート(チャーリー・ハナム)に出会う。 彼はサッカー・プレミアリーグの筋金入りのサポーターだった。 ピートと初めてサッカー観戦したマットはすっかりその魅力にはまるが、サポーター同士のケンカにも巻き込まれる。 しかし、そこでいままで味わったことのない興奮を

2006年10月27日

ディープ・インパクトはみんなに等しく訪れる

※馬の話じゃありません。

誰の人生にも岐路はいろんなタイミングで訪れます。
一番最初は高校進学ぐらいでしょうか。どの高校に行くかでその後の人生が微妙に変わるような気がしますね。
その次は大学もしくは就職かなぁ。どういう大学に進学するか、どういった会社に就職するか、はたまた専門学校に行くって選択肢もあります。
その辺でその後の人生の方向性が固まったりもするのかも。

しかし最近はその後でも転職という選択肢も多くなりましたね。僕の会社でも相当数の人達が転職してしまいました。(単に仕事を辞めて未だに定職についていない人もいますが)

それぞれの人生で迷ったり悩んだりした結果とタイミングで転職という道を選択したんでしょうから、その後の人生がHappyである事を願いたいもんです。

大事な局面で選択をしなければならない場面というのはいつか誰にでも訪れると思うんですよ。
そこで選んだ方向が正しいのか間違っているのかは誰にも解りません。
どの道を選択しようとも本人が幸せだったりやりがいがある道であればいいのかも知れません。但し人に迷惑をかけない範囲でね。現実は人に迷惑をかけないという部分や義理人情の部分が難しいんですけど。

今の仕事のままその道で精進する方向もあれば、新たなチャレンジを目指して未知の分野や会社に飛び込むのもあり。
しかしそういう場面で何を最重要視して決めるべきかはとても悩みます。
過去転職して行った彼等は何を重要視して、何を捨てて決めたのかなぁ。
望む物・望む事が全て手に入れられないのは自明の理ですから、何かを得るためには捨てるものもあるはず。
最終的に何を望んで進む方向を決めたのか教えて欲しい。

映画「ディープ・インパクト」ではそのへんの描き方が妙に心に響きました。

超人的な活躍をするヒーローがいるわけでもなく、どうしようも無い自然災害が間近に迫った時、普通の人達がそれぞれどんな道を選択するか。そんな情景を自然に描いていて好感が持てました。

特にニュースキャスターの女性(名前忘れちゃいました)が最後に選択した「父親と一緒に最後の時を迎える」シーンは考えさせられますね。
これをクールに

・死んだらおしまいじゃん
・仲が悪かった父親なんだからほっとけばいいじゃん

というふうに言ってしまう事もできると思うんですよ。
最後までどうにか生き延びる方法を考えて高地へ逃げるなりなんなりする選択もあるでしょう。

でも「だから不正解」とも言えませんよね。
彼女と父親は海辺で大津波にのまれてしまいますが、その直前の親子一緒の時間は間違いなく幸せだったはず。父親を見捨てて生き延びる選択よりもその瞬間を選択した彼女は間違っていないと思います。

また、イライジャ・ウッドはシェルターに入れるのにその選択を捨てて、ガールフレンドを助けに行きます。
これもまた勇気ある選択。
合理的思考であれば間違いなくシェルターに入るのが正解ですが、彼の行動も不正解とは言えないでしょう。

巨大隕石が地球に激突する程のインパクトではなくても、誰の人生にも思わぬ力や偶然が働いて岐路に立たされる事があると思います。
その時に何を求めるか。
答えは自分自身で出すしかありません。

ボコボコ相談室にでも相談したらスッキリするかも(笑)


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収録時間:121分
レンタル開始日:2001-12-21

Story
巨大隕石の地球直撃によって巻き起こるパニックを通し、人間の本質をドラマティックに描く群像劇。ホワイトハウスのスキャンダルを追っていたジェニーだが、1年後に未知の巨大隕石が地球へ直撃することを知る。政府(詳細こちら

2006年10月13日

フーリガン3

e3a97922.jpgハーバード大の秀才が
姉を頼って訪れたロンドンで
フーリガンの洗礼を受けて、喧嘩の極意を学び取る。

『ロード・オブ・ザ・リング』の“フロド”後の
イライジャ・ウッドの方向性を示すと同時に、
新星チャーリー・ハナムの本格登場♪を祝う一作として、
決して無視できない注目作!!

STORY:友人の仕掛けた罠により、
ハーバード大学を退学処分となった
ジャーナリスト志望のアメリカ人青年マット(イライジャ・ウッド)は、
傷心のまま結婚した姉の住むロンドンへ渡る。
そこで姉の夫の弟で、イギリス人のピート(チャーリー・ハナム)と出会う。
彼はプレミアムリーグの古豪ウェストハム・ユナイテッドの
フーリガン・ファーム(コア・サポーター)、
GSE“Green Street Elite”のカリスマ的リーダーとして君臨していた。
サッカーなど全く関心のなかったマットだったが、ピートに導かれるままに、
いつしか危険かつ陶酔的な暴力の世界へと身を投じていく。
そして彼は、それまで眠っていた自分の内にある闘争本能に目覚め、
ピートたちと強烈な連帯感の中に“真の男としての誇り”を見出すようになる。
守るべきもののために戦う・・・それがピートたちの生き様だ。
そんなある日、GSEと因縁の関係にあるファーム“ミルウォール”との間に、
一触即発の事件が起こり・・・。

Green Street Hooligans 2

サッカー会場の内外でしばしば暴徒化しては問題を引き起こす
若者の集団“フーリガン”の実態に迫ったバイオレンス青春群像!である。
単なる“若さの暴走”と片付けられない、フーリガンの真実の姿とは?

Green Street Hooligans-charlie_hunnam1

この作品を観て、今まで自分が抱いていたフーリガンへ対する印象が、
随分と変わったような気がする。
ただ、コトあるごとに喧嘩でケリをつけようとする彼らには、
「暴力反対!」の私としては共感できない、
というか共感しろというのがむしろ無理難題。(だってマジ怖!)
あ、でも、本作の監督、レクシー・アレキサンダーって女性なのよね。
容赦ない暴力シーンは、
観てる私もビビってしまうくらいの迫力!(滝汗)だっただけに、
これが女性監督作?と驚き!だったなぁ〜。

Green Street Hooligans 4

「サッカーじゃねぇ!フットボールだ!」

彼らが何故“SOCCER”を嫌い、“FOOTBAll”に固執するのか。
語呂合わせの好きな彼らのこと、
やっぱり“SUCKER”とちょっと似てるのもあるけど、
このあたりに彼らの真髄があると思った。
一緒にすんじゃねぇ〜!という彼らのこだわり、なんとなくわかる気がした。
これから私も“サッカー”ではなく、“フットボール”と呼ぶことにする!
ちなみに“SUCKER”って「吸い付くもの」という意味もあるけど、
スラングでは「未熟者」という意味もあって、
汚い言葉ではあるものの“FUCK”などよりは軽い表現?な気が。
「Suck!」と言えば、「このガキぁ〜!」っていうニュアンスなんでしょうかね。

Green Street Hooligans 3

濡れ衣で大学を退学処分になっても、
反論すらできない屁タレのマットに対し、
地元チームのためなら命を差し出すことも厭わないフーリガンのリーダー、
ピートの心意気と覚悟が何とも潔い!

Green Street Hooligans-charlie_hunnam2

彼らの団結力と同胞意識の強さを目の当たりにすると、
「スタジアムの中だけで応援するなんてヤワだぜ!」
といった過激な論理も、ついつい受け入れたくなってくる。

Green Street Hooligans 7

とにかくピート役のチャーリーのパーフェクトな筋肉質ボディに、
フレッド・ペリーやポール・スミスのジャージを羽織った姿が、
文句ナシにカッコ良すぎっ!(坊主頭もナイス♪)

フーリガンって例外なく、実はお洒落なのよね〜!
彼らにとって服は男であることを証明するための、
そしてスタジアムという戦場に打って出るための絶対的なツール!
人より高価なコートや毛皮を羽織ってライバルを威嚇し、
グループ内で力を誇示するってワケだ。
実際、本作に出てくる有名どころのブランドが凄い!
サッカー小僧御用達♪のアディダスにプーマ、ストーンアイランド、
ポール・スミス、バーバリー、ジョニー・シューズ、ティンバーランドetc・・・。
これらすべて、リアルなフーリガンたちのファッションスタイルなんだもの!

Green Street Hooligans 9

こうなってくると、フーリガンってどうやって生計を立てているの?
という素朴な疑問が湧いてくるが、
実際、フーリガンの構成員のほとんどが、
いわゆるワーキング・クラス(本作のピートも学校で歴史と体育を教えていた)!
なんでも一部には弁護士や銀行員等のエグゼクティブ・クラスがいて、
日頃の仕事で蓄積したストレスの発散が目的、という人もいたりするらしいので、
その“二面性”は意外というよりも、むしろ“謎”だな〜!
以前、ピート役のチャーリー・ハナムが、
雑誌のインタビューでも、こんなことを語っていた。
「俺の故郷、ニューキャッスルにも当然フーリガンがいるんだけど、
みんな貧乏なのに試合に駆けつける時は、何故か全員プラダを着て来るんだよ。
だから、相手チームのフーリガンが野次るワケさ。
“や〜い、ニューキャッスル!金もねぇくせにプラダだってよぉ!”ってね。(笑)」
傍から見れば見栄っ張りなだけのプライドに思えるが、
彼らにしてみれば譲れない信念みたいなものなんだろうなぁ。
まあ、暴力行為も含めて、やっぱりあたしにゃ理解できんけど。

Green Street Hooligans 8

報復に対する報復からは悲劇しか生まれないという結末の後、
傷つきながらもその中から“真の男道”を学び取ったマットが、
再び自分のあるべき道を歩み出す姿がやけに爽やかで、
“一服の清涼剤”のような役割を果たしていたと思う。
じゃないと、あまりにも悲惨で悲惨で・・・。

「フロド=イライジャ」というイメージから脱却するのって大変だし、
なんせイライジャってむちゃくちゃ童顔なので、
役者として今後も苦労しそうだなーと思っていた矢先、
こんなヘビーな作品に出るとは!
こりゃ、なかなか肝っ玉が据わっている!と見た。
『シン・シティ』の無慈悲な殺戮メガネ男ケヴィン役もインパクト大!だったが、
イライジャ、これからも頑張れよ!


『フーリガン』オフィシャルサイト

◎今回の映画の査定(一般料金1,800円を基準)は・・・1,300円也♪

ところで、1980年生まれの英国出身のニューカマー、
チャーリー・ハナムが何者かご存知だろうか?
これまで目ぼしい出演作といえば、
ケイティ・ホームズと共演した『ケイティ』や、
『コールドマウンテン』のラスト近くで登場する
プラチナ・ブロンドの義勇軍役くらいで、
あまりにも露出が少なかったのが不思議なくらいの美形クン♪
そのキュートな容姿に加え、マットに喧嘩の極意を叩き込む骨太の演技で、
実に新鮮&魅力ド開眼!!
もう、婦女子たちのハートをワシ掴み!
今後、ブレイク必至!なのである。

greenstreethooligansposterbig

ちなみにチャーリー、実はすでにバツイチ!(驚)
お相手はTV『ドーソン・クリーク』のオーディションで出会ったという脚本家、
ロバート・タウンの愛娘で、3年間の結婚生活だったそうな。
ハリウッド・デビュー直後に結婚&離婚・・・とくれば、
あら?これって、まるでコリン・ファレル!?
今後、お騒がせバッドボーイとならず、
クリーンに映画界を賑わしていって欲しいものだ!


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2005年12月20日

ロードオブザリングに見る甲斐性

もうね、最近とてつもなく仕事が忙しいんですよ。
年末のこの時期というのもあるし、人手不足ってのもあるし。
時々ふっと「今やってる仕事全部放棄して3日間ぐらい仮病で休もうかな」
なんて事も考えちゃいます。

しかし出世や会社での立場を考えるとそうもできずに(笑)今日もどうにか仕事をこなしてる訳で。

こんな時はやはりあの男を思い出します。
それは映画「 ロードオブザリング 王の帰還 」のサム!

そりゃぁレゴラスなんかは超カッコよかったですよ。
でも少なくとも王の帰還編では、フロドでも他の誰でもなく主役は
サムだ!と思ってます。

その訳はこの名台詞↓

目的地を目前にして倒れこんだ満身創痍のフロドを見て、

「あなたの(指輪の)重荷を代わりに背負う事はできませんが、
 あなたを背負って行く事はできます」


と言ってフロドを担いで山を登り始めるサム!
(当然サムも満身創痍なんですけど)

ああなんと甲斐性のある男でしょうか。
本当の主役であり指輪運搬担当者であるフロドがぶっ倒れて職務不履行しそうな場面ですよ。
普通の人ならフロドに水でもぶっかけて「起きてくれ〜」ぐらいしか言わないでしょ。
しかしサムは「それならば俺ができる事をやり尽くす」という姿勢。

自分にはできない事も沢山あるけれど、その時自分にできる最善を尽くそうとするその姿はまさに主人公と呼ぶにふさわしくないですか?

イライジャウッドの方が顔がいいとか言っては駄目です。
男たるものやはりサムのように諦めず最善を尽くす人でありたいですね。


Story
アカデミー賞で史上最多の全11部門を獲得した大ヒットファンタジー3部作の完結編。“指輪”の魔力に蝕まれながらも旅を続けるフロドと、彼を支える従者・サム。一方アラゴルンらは闇の勢力の目を彼らから背けるべく...(詳細こちら

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